皆さん、今流行しているトレイルランをご存知でしょうか。
マラソンに登山の要素を組み合わせた、最近注目されているスポーツです。
大自然を疾走する爽快感は、他の競技では味わえないでしょう。
このトレイルランは、日本各地、様々な特徴を持った大会が開催されています。
今回はそんなトレイルランの大会で、特に大自然を満喫できる九州の大会をご紹介します。
トレイルランとは
トレイルランとは、舗装されていない主に山などの自然の中を走るアウトドアスポーツのことを指します。
普通のマラソンと違って、未舗装の道を走るわけですから非常にハードなスポーツとなります。
そのため、当然のように障害物もありますし、高低差も非常に激しいです。
そんな過酷なスポーツですが、最近人気が高まりつつあり、日本各地で多くの大会が開催されています。
では、トレイルランにはいったいどのような魅力があるのでしょうか?
早速、ご紹介していきましょう。
1つ目に挙げられるのが、疾走感です。
舗装されてない道を、かき分けるように走るトレイルランは、普段味わうことのできないスピード感、爽快感を得ることができます。
2つ目に、大自然を堪能しながら走れることです。
大会によっては、その地にしか見られない植物や景色、また標高が高く雲の上を走ることができるコースもあります。
3つ目は、その達成感です。
先にご説明したとおり、非常に過酷なスポーツです。
普通のマラソンとは違って、事故や怪我のリスクも当然高まります。
そんな競技だからこそ、完走したときの達成感は他では味わうことができないでしょう。
非常に魅力のあるスポーツ、トレイルラン。
今回は九州に絞って、より大自然を満喫できるおすすめの大会をご紹介します。
大自然を楽しめるトレイルラン大会in九州①『OSJ奄美ジャングルトレイルラン』
まず、1つ目にご紹介するのは、九州で行われるトレイルラン大会『OSJ奄美ジャングルトレイルラン』です。
それでは大会概要をご説明します。
【大会概要】
・開催場所 鹿児島県(奄美大島)
・開催日 2月中旬
・距離 50㎞、20㎞
・募集定員 約300名
・参加費 50㎞:一般8,000円/高校生5,000円、20㎞:一般4,000円/高校生3,000円
・制限時間 50㎞:9時間、20㎞:4時間30分
以上となります。
この大会の特徴は、奄美大島ならではの原生林の中を走るコースです。
太古を思わせる大型のシダやヒカゲヘゴなどは、本土ではなかなか見ることができないでしょう。
動植物の宝庫で思いっきり、トレイルランを楽しむことができます。
また、開催時期が2月なのですが、南国ということもあり気温もちょうど走りやすい温度となっています。
さらに、エイドステーションでは地元のスタッフが地元の特産品を味わうことができます。
海と山を楽しむことができるトレイルラン大会in九州②『屋久島ビーチ&トレイルラン』
2つ目にご紹介する、九州で行われるトレイルラン大会は『屋久島ビーチ&トレイルラン』です。
それでは大会概要をご説明します。
【大会概要】
・開催場所 鹿児島県(屋久島)
・開催日 4月下旬
・距離 38㎞、32㎞、15㎞
・募集定員 250名
・参加費 38㎞:10,500円、32㎞:9,500円、15㎞:4,500円
・制限時間 8時間
以上となります。
この大会の特徴は、屋久島の大自然の海と山両方を満喫できるところにあります。
南国の屋久島は、独特の植生で、苔むした森がつづく自然の美しさが魅力的な島です。
スタートした後の最初の難関の番屋峰を登りきると、綺麗な屋久島の海を見ることができます。
その後、海沿いを走り、吉田岳に向かいます。
その途中、うっそうした屋久島の大自然を堪能できます。
しかし、かなり急な登りなので両手を使う必要があります。
必ず手袋を持っておきましょう。
下る際は、苔でよく足を滑らすランナーがいるようなので、注意が必要です。
美しい火山湖が魅力的!トレイルラン大会in九州③『霧島・えびの高原エクストリームトレイル』
3つ目にご紹介する九州で行われるトレイルラン大会は『霧島・えびの高原エクストリームトレイル』です。
それでは大会概要をご説明します。
【大会概要】
・開催場所 宮崎県えびの市、鹿児島県霧島市
・開催日 7月下旬
・距離 63㎞、37㎞
・募集定員 850名
・参加費 63㎞:14,000円、37㎞:8,000円
・制限時間 63㎞…14時間、37㎞…8時間
以上となります。
国立公園として認定された「霧島錦江湾国立公園」がフィールドとなります。
コースの前半は比較的平坦なコースとなっていますが、後半は激しいアップダウンが続くので、後半に向けて体力を温存しておく必要があります。
また、この大会の魅力として、「不動池」、「六観音御池」、「白紫池」など火山湖を見ることができます。
特に「六観音御池」は霧島の火山湖の中で最も美しいと言われ、また酸性湖であるため湖面はコバルトブルーに光り輝きます。
直径は400mもあり、ミズナラ・カエデ・などの広葉樹やモミやアカマツなどの針葉樹など様々な木々が群生しています。
湖と森の織り成す雄大な光景は、見ごたえがあります。
歴史あるトレイルラン大会in九州④『霧島登山マラソン』
4つ目にご紹介する九州で行われるトレイルラン大会は『霧島登山マラソン』です。
【大会概要】
・開催場所 宮崎県西諸県郡高原町
・開催日 10月上旬
・距離 9㎞
・募集定員 300名
・参加費 3,000円
・制限時間 2時間30分
以上となります。
九州で大会の開催回数がトップクラスに多い、歴史のある大会です。
距離こそ9㎞と他の大会に比べて短めなのですが、標高差が1,200mもあります。
また、スタート地点からひたすら上りの続く、厳しいコースとなっています。
登りの不得意な方にとっては、かなりの苦行を強いられるでしょう。
しかし、登り切ったゴール地点の高千穂峰からの展望は、最高の景色となっています。
高千穂峰は、霧島火山群の東端にあって、非常に美しく気高い山容と表現されます。
そこからの景色を見れば、今までの辛かった登りの疲れは吹っ飛んでしまうことでしょう。
雲の上を走れる!トレイルラン大会in九州⑤『西米良スカイランニングクエスト』
5つ目にご紹介する九州で行われるトレイルラン大会は『西米良スカイランニングクエスト』です。
【大会概要】
・開催場所 宮崎県児湯郡西米良村
・開催日 10月下旬
・距離 38㎞、4㎞
・募集定員 300名
・参加費 38㎞:8,000円、4㎞:2,000円
・制限時間 9時間
以上です。
この大会の魅力は、豊かな大自然を楽しめるところです。
大会が開催される西米良村は、人口約1000人の小さな村です。
大自然が残っており、村全体で大会を盛り上げてくれます。
スカイランニングというだけあって、コースは標高が高めで、最も高いところで1721mもあります。
そのため、天気の状態にもよりますが、空の上を走っているような感覚になります。
しかし、注意しないといけないのが距離です。
かなり長めのコースなので、後半までしっかりと体力を温存しながら走るのがポイントです。
また、前夜祭では西米良村の美味しい料理も楽しみの1つです。
先にも述べたように村全体を挙げての大会なので、村民の温かいもてなしを受けることもできます。
人と人との交流ができるのも、この大会の魅力です。
九州には魅力的な大会がたくさん!
九州には魅力的なトレイルランの大会がたくさんあります。
特に、南部の離島で行われる大会は非常に魅力的です。
本州では見ることのできない植物や海などの景色は、走っていて非常の気持ちがよく、普段味わうことのできない大自然を満喫できること間違いありません。
是非一度、九州の大会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。