ブラックダイヤモンドヘッドライトが点かない!これは故障?

最終更新日:2019/01/15

登山やクライミングなど、様々なアウトドアでヘッドライトも重要なギアの一つとされています。

そのなかでも、ブラックダイヤモンド製のものが高い評価を得ています。

ここでは、そのヘッドライトの特徴とオススメ製品をご紹介していきます。

また、よく「買ったばかりなのに電池を変えても点かない」などの声を聞くのですが、これは本当に故障なのかについてもお話しします。

他とは違う?ブラックダイヤモンドのヘッドライトの特徴

ブラックダイヤモンドとは、クライミング用のギアを扱うブランドです。

信頼できる道具を作ることをポリシーとし、世界中のクライマーから支持されている会社です。

評価されている理由として、「洗練されたようなシンプルなデザインが素敵」という意見もあります。

そして、ブラックダイヤモンドの代表的アイテムとして、ヘッドライトが挙げられます。

このヘッドライトも高評価を得ているのですが、どのような特徴があるのでしょうか。

1番に挙げられる特徴としましては、選択肢が多いという点です。

光量やサイズ、重量などの幅が広いため、登山など用途に合ったヘッドライトを選択することができるのです。

また、独自の機能が備わっているのも特徴とされています。

例えば、ディミングという調光できる機能であったり、誤った点灯を防ぐロック機能などがあります。

さらに、ヘッドライトに付けるバンドが古くなってきたら付け替えすることもできるので、故障などでヘッドライトの本体が使えなくなるまで重宝することのできるものでもあります。

登山で重要なヘッドライトの機能とは?

ブラックダイヤモンドのヘッドライトの特徴には、選択肢が多い点を挙げましたね。

用途に合ったヘッドライトを選ぶことができるのですが、登山で求められるヘッドライトの機能にはどんなものがあるのかをここでご説明します。

登山において求められる機能は以下の3つです。

●軽量性

登山ギアのほとんどは、軽量であることが求められますよね。

ヘッドライトも同様で、特に最優先させてほしい機能でもあります。

登山の場合、装備自体に結構な重量がありますので、ヘッドライトであっても軽量であることは大切です。

●防水性

「山の天気は変わりやすい」と、よく聞きませんか。

登りはじめは晴天でも、中腹辺りからいきなり雨が降ってくるなんてことは珍しくありません。

悪天のほうがトラブルが多いともいわれていますので、雨に濡れても故障しない防水性のあるヘッドライトが良いですね。

●スポットビームの照度

これは照度距離のことをいい、足元からどこまでの距離が照らされるかを表したものです。

暗い登山道を歩く場合も、自分が歩く道が安全なのか把握することに活躍します。

行く先が崖の場合、スポットビームの照度によってもっと手前で確認することができます。

しかし、足元付近しか照らせないヘッドライトのときは、ギリギリのところまで行かないと気づけないですよね。

こういった危険が山にはありますから、スポットビームも重要な機能となるのです。

ブラックダイヤモンドのヘッドライト!オススメをご紹介

それではここで、登山にオススメのブラックライトのヘッドライトをご紹介していきます。

先ほどの機能も踏まえたうえでみていきましょう。

【ブラックダイヤモンド アイコン】

IP67の防水防塵機能が搭載されていて、水だけでなく粉塵も中に入らない設計となっています。

重さは電池を入れても230gで、スポットビームは110m先まで照らすことが可能です。

登山でも特に雪山などにオススメのヘッドライトですね。

【ブラックダイヤモンド リボルト】

最高級の防水機能が搭載されたライトです。

また、ヒートシンクという機能も搭載されています。

これは、低温時になると性能が低くなってしまう電池の特性を防ぐ機能のことをいいます。

登山では低温のなか長時間ヘッドライトを使う場合もありますので、この機能がついていると心強いものです。

スポットビームは68~80m先まで照らせます。

重量も電池込みで約100gと比較的軽量で、夏から冬まで活躍できるヘッドライトでしょう。

【ブラックダイヤモンド スポット】

重量が電池込みで90gとかなり軽量で、スポットビームは80m先まで照らせるヘッドライトです。

ブラックダイヤモンドのなかでもベストセラーモデルともいわれていて、防水レベルもIPX8という最高水準のものとなっています。

こちらもヒートシンクが搭載されていますから、泊まり込みの登山でもオススメです。

以上3つのブラックダイヤモンド製のヘッドライトをご紹介しましたが、「購入したばかりなのにライトが点かない」ということがよくささやかれています。

これは故障しているということなのかを、つぎからご説明していきます。

ブラックダイヤモンドのヘッドライトが故障?点かない原因は何?

実際に使用している方からも高評価を得ているブラックダイヤモンドのヘッドライトですが、よく「買ったばかりなのに点かない」という声を耳にします。

この場合、多くの方が「もう故障した!」と思うでしょうが、これは本当に故障なのでしょうか。

買ったばかりの場合、付属されている電池を使っている方もいるでしょう。

付属の電池は、動作確認をするため用のものですので、長時間の使用はできなくなっています。

ですから、ヘッドライトを買ったあと登山などに使う場合は、付属の電池から新品の電池に替えなくてはなりません。

また、新品の電池に替えたのに長持ちしないという声もあります。

電池は性質上、気温が低いと性能が低下してしまいます。

そのため、5℃前後でも正常に動作しないこともあるのです。

ですから、ヘッドライトが故障したというわけではなく、電池の性質上の問題になります。

この場合は、予備の新品の電池に替えると点くようですので、登山などでは予備の電池を持って行くことを忘れずにしてください。

前の項でご紹介しましたが、電池の性能を低くすることを防ぐヒートシンクという機能を搭載しているヘッドライトもありますので、気になる方はこちらを購入することを考えた方が良いですね。

故障の疑いを感じたら!お店に問い合わせよう

ブラックダイヤモンドのヘッドライトが、買ったばかりなのに点かなかったり長持ちしない場合は、ヘッドライトの故障というより電池に問題があります。

しかし、なかには新品の電池に替えて30分ほどしか使っていないのに、1週間後にはもう点かないなんてこともあったそうです。

いくら待機電力で消費したとしても、30分ほどしか使用していないのに1週間後にはもう使えないのは疑問に感じますよね。

こういった場合はヘッドライト本体に故障の疑いがありますので、お店などで問い合わせてみると良いでしょう。

購入日から3年以内であれば、品質保証されています。

さらに、修理に出したら新品のものが送られてきたなんて人もいます。

あきらかな故意的な故障の場合は保証されないようですが、買ったばかりであれば本体に異常があることが多いですので、お店のスタッフの方などに相談してみるようにしましょう。

故障させないために!使用後はメンテナンスを!

ブラックダイヤモンドのヘッドライトが点かない原因の一つには、電池の性質に関係することをお話ししてきました。

こういった場合は、新しい電池に交換することしか対策がありませんが、使用後に電池を抜き取っておくことも大切になってきます。

入れっぱなしにしておくだけで、待機電力として消費してしまいますから、帰宅したあとにはヘッドライトから抜くようにしてください。

そして、雨の日に登山などをした場合は特に、使用後のメンテナンスも重要になります。

電池を消費しただけならまだそこまでコストはかかりませんが、ヘッドライトのどこかの部品が濡れたことで故障してしまったら修理費などでもっとお金がかかってしまうことも否定できません。

ですから、ほかのギアと一緒に、ヘッドライトもメンテナンスを行わなければならないのです。

メンテナンス方法はそんなに難しくありません。

基本は、よく乾燥させることです。

使用後にはヘッドライトから電池やバッテリーを取り外しておき、乾燥させましょう。

これだけで、接点などにサビができにくくなりますので、故障に発展することを抑制することが可能になります。

雨でなくても何かのはずみでヘッドライトが濡れてしまうこともありますから、晴天の登山のあともメンテナンスをするようにしましょう。

ヘッドライトを登山で活躍させるために!

登山でヘッドライトを使うのであれば、防水や軽量などを気にして選ぶことが大切でしたね。

目的に合ったヘッドライトを選択することで、安全に登山などを行うことができるでしょう。

しかし、日頃のメンテナンス次第では本体の故障につながる恐れもあります。

登山でずっと活躍させるために、ヘッドライトも使用後はメンテナンスを忘れずに行いましょうね。

こちらも合わせてご覧ください。