モンベルの「登山靴」修理やメンテナンスは万全にしよう!

最終更新日:2019/01/15

登山やトレッキングに出かける時、登山靴の点検はとても大切です。

登山靴が万全であれば、滑りやすさや歩きにくさが軽減し、足をしっかりと固定してくれますから、ねん挫などを起こすことなく不測の事故や危険を避けられます。

モンベルの登山靴を履く予定が決まったら、滑りやすさや靴底の劣化を確認して、早めに修理に出しておきたいですね。

モンベルの登山靴と修理の必要性!

モンベルの登山靴は、「靴底の減り具合が早い気がする」という登山好きの人の話を耳にします。

それは、人それぞれ歩き方に癖があり、靴に負担をかけるような歩行をしているのかもしれませんから、モンベルの登山靴の問題ではないのかもしれません。

しかし登山靴は、普段の生活で履く靴とは違って、整備されていない自然の中で履く靴です。

そのため、靴底の減り具合が少しであっても見逃してはいけません。

また、「靴底のどの位置が減りやすいのか」ということや、「自らの歩く時の癖」との関連も把握しておくべきでしょう。

登山やトレッキングはスポーツですから、実行する前の準備は万全でなければならないのです。

モンベルの登山靴の靴底は、ミッドソールとアウトソールから成っています。

ミッドソールは、かかとの真下に当たる部分ですし、アウトソールは一番外側の靴底です。

この2つの部分の経年劣化や減り具合は、使用回数に比例しない上に、お手入れしないといっそう劣化が進んでしまうようです。

修理の必要性は、登山靴の機能や部位の劣化について知ることで明らかになります。

各部位の特徴について、詳しく見ていきましょう。

モンベルの登山靴修理のために部位の劣化をチェック!

モンベルの登山靴の部位別に、素材の特徴と劣化の関係を整理してみましょう。

●タン

・内側のウレタンは劣化しやすく、軟化してしまう

・汚れがたまりやすい部位

●アッパー

・生地がほころんだり、皮が乾いてひび割れる

・湿気でカビてくる

・内側のウレタン部分が劣化から軟化して、足を固定できなくなる

●靴ひも

・すり切れたり、伸縮しにくくなる

・靴ひもの網目に砂や汚れがたまると、劣化しやすい

●金具

・錆付き

・破損

●ミッドソール

・ひび割れの発生

・ポリウレタン樹脂は、使用頻度にかかわらず経年劣化するため、突然はがれたり破損することがある

・劣化の原因は湿気や水と汚れ

●アウトソール

・つま先、かかとのすり減り

・すり減りによって、ストッパーが効かなくなる

●ランドラバー

・ひび割れ発生

・ゴムのはがれ

●アッパーとソールの間の接合部分

・ゴムのはがれ

・原因は湿気や水と汚れ

このようにどの部位の劣化も、メンテナンス不足からきているようです。

登山靴の部位の劣化を防ぐためには、素材の特徴を知って定期的なメンテナンスを行い、必要に応じて修理をしておくことが大切です。

使用する前の準備と、使用した後のお手入れ、そして定期的なメンテナンスと修理など手間はかかりますが、自然の中で危険にさらされないためには、どれも欠かせないですね。

モンベルの登山靴の修理にかかる日数は?

モンベルの登山靴の使用日が決まったら、靴底の減り具合やウレタン部分の軟化、そしてどの程度の修理が必要かを調べて、修理にどのくらいの日数を充てられるかを考えましょう。

モンベルでは、修理の受け付けは電話やメールでは受けていないようです。

登山靴の具合を直接見てみないと、修理できるかどうか、要望に応えられるかどうか、適切な判断や見積もりができないからだそうです。

そのため、修理の見積もりを取るにしても、一度現物の登山靴をモンベルに送るか、モンベルストアや取扱店に持って行かなくてはなりません。

だからこそ、修理にかけられる日数の計算が大切なのです。

モンベルでは、ソール交換なら、だいたい修理に2週間くらいかかるようです。

もし修理から戻ってきた登山靴に何か不具合が見つかったら、再度修理が必要になり、出発の予定に狂いが生じるかもしれません。

予定通りに出発できるよう、準備は幾分早めに始めておきたいですね。

モンベルの登山靴を修理するのに費用はどのくらいかかる?

よくある修理は、アウトソールの張り替えです。

相場は8千円以上で、登山靴の種類や場合によっては、その2倍は費用がかかります。

モンベルの登山靴の修理は、自社製品しか受け付けていないのは残念ですが、そのかわり他社の修理費用と比較すると安価なようです。

その点は、自社製品に対するアフターケアが行き届いていると評価できます。

また、アウトソール以外の修理費用は、トゥガードやラバーラウンドの交換、かかと滑り取り付けが3千円くらいからで、ほつれの縫製やD環・フック交換は各千円程度のようです。

ここで一応、モンベルの登山靴の修理を他者に依頼できるかどうかも知りたいですよね。

実際、靴の修理を受けているスポーツ店などに聞いてみないと分かりませんが、老舗のスポーツ店では、色々なメーカーの登山靴の修理を受け付けているようです。

モンベルの登山靴の修理は、できればモンベルに依頼したいでしょうが、修理にはかなり日数を要します。

早めに修理などをしておきたいですが、タイミングが合わずに使用することが続いてしまうこともあるでしょう。

そんな時は、あらゆるメーカーの登山靴の修理を受けている、老舗スポーツ店に依頼してみるのも手です。

モンベルが登山靴の自社製品を修理するよりは、若干高めの費用になるかもしれませんが、そんなに大きく差はないようです。

モンベルの登山靴をメンテナンスで長寿に!

靴は、どんな靴でも2足以上を取り換えながら履いた方が長持ちすると聞きます。

モンベルの登山靴も丈夫ですが、ソールが減れば修理しなくてはならないので、やはり2足以上は用意しておいた方が良いようです。

このように2足を用意しておけば、立て続けに使用するような時も休ませている方の登山靴を修理に出すこともできます。

また、メンテナンスもしやすいでしょう。

ここでは、登山靴のメンテナンスで気を付けるべき点をお伝えします。

●泥や汚れを落とす

タンや金具、アウトソールの泥やアッパーの汚れを落としたりしますが、靴ひもの網目に入り込んだ泥も、できるだけ落としておきます。

そして、なるべく乾いてからブラシでお手入れしましょう。

濡れている時に泥や汚れを落とそうとすると、余計に広がったりシミになったりします。

●中敷きを出して、靴も中敷きもよく乾燥させる

ただし、日干しにすると固くなってしまうので、必ず陰干しにしておきましょう。

普段、履いている革靴などでもそうですが、日干ししてしまうと固くなってそのうちにはひび割れてきたりしますよね。

中敷きは新しいものに取り換えたり、専用洗剤とブラシで軽く洗っておくと、さっぱりします。

専用洗剤なら、皮革の油分を保って、汚れだけを落とせます。

いずれにしても、汗の臭いが染みつかないようにしたいですよね。

●手入れした後は、撥水スプレーや靴クリームを塗る

保革剤入り撥水剤をスプレーしておけば、靴クリームを塗るのと撥水が両方一度にできるので手間が省けますし、ムラができなくて良いのではないでしょうか。

ちなみに、登山靴を使用する前には、防水スプレーをかけることも忘れないようにしましょう。

●保管は風通しの良いところに

靴箱に入れておいても構いませんが、箱や収納庫に保管するのは良くないようです。

カビが発生したり、ウレタン部分が劣化する原因にもなります。

もし靴箱に湿気がこもりやすいようなら、乾燥剤を入れておきましょう。

このように、使用の前後にメンテナンスをして、お気に入りの登山靴を長く愛用したいですね。

モンベルの登山靴の買い替え時期は?

モンベルの登山靴を修理して、メンテナンスを怠らなくても、やはり登山靴にも寿命はあります。

履き方は人それぞれなので、同じ期間にはならないでしょうが、だいたい5年が買い替え時期のようです。

買い替えないのなら、ソールの取り換えだけでなく、アッパーとソールの接合部を張り替えるなど、全体的な修理や点検をおすすめします。

購入してから3年を過ぎると、固定されていた接着剤も劣化して、はがれやすくなっているかと思います。

そこでモンベルの登山靴をモンベルに修理依頼をすると、アウトソールの張り替え時にミッドソールも交換してくれます。

さらに、希望すればランドラバーの交換もしてもらえるようです。

そうでなくても、内部のウレタンは劣化して剛性を失い、足を固定しにくくなるでしょうし、修理で完全な状態に戻すのは限界があるかもしれません。

登山靴は安心できる状態にして、登山やトレッキングに出かけたいですね。

ですから、登山靴を修理して使うか、または新しく購入するのか、使う目的や日程を念頭に検討してみましょう。

モンベルの登山靴は修理と購入のタイミングを知ろう!

登山靴のコンデションを保つには、普段のメンテナンスが必要です。

モンベルでは、普段から適度に登山靴を履くことで、修理や購入が必要な状態を知っておくことを勧めています。

モンベルの登山靴は、モンベルに修理を依頼すれば、全体的に劣化している部分を張り替えてくれます。

しかし、アウトドアで安全に登山靴を使用するためにも、履き心地や劣化の具合などを考慮しながら、修理と買い替えのどちらが適しているか検討しましょう。

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