キャンプといっても、最近では、宿泊施設を利用するスタイルが増えています。
宿泊施設には、「ロッジ」や「バンガロー」「コテージ」などの名称がありますが、それぞれの違いは一体なんなのでしょうか。
詳しく解説してきます。
コテージやロッジなどの利用者が増えている
キャンプといったら、「テントを張って宿泊する」と思われる方もいるかもしれませんが、実は、テントで宿泊することだけがキャンプではありません。
最近では、キャンプを手軽に、そして便利に楽しめるように、ロッジやコテージなどの宿泊施設を充実させているところも増えてきました。
宿泊施設があれば、テントの用意や片付けも不要で、さらに雨や風の心配もありません。
そして、なによりも快適に過ごすことができます。
昼間だけは、しっかりアウトドアを楽しみ、夜の宿泊はこういった施設で過ごすという方も少なくありません。
しかし、コテージやロッジといっても、何が違うのか分からない方も多いのではないでしょうか。
これらの具体的な違いが分かっていないと、予約する際にも、実際宿泊する際にも不具合が生じてしまいます。
しっかりと、理解した上で、利用しましょう。
ロッジやコテージの違いって?
まずはこれらの宿泊施設の、詳しい違いについて解説していきましょう。
・コテージ
コテージは、簡単にご説明しますと、一軒家を貸し切るタイプの宿泊施設です。
また、占有面積も広く、部屋も複数あることから、複数人でも宿泊が可能となります。
さらに、キッチンや食器、寝具、トイレや浴槽など、生活する上で必要なものが設備されていますので、食材さえ持ち込めば、手軽にキャンプを楽しむことができます。
二世帯でキャンプを楽しんだり、たくさんの友人と一緒に楽しむ方や、さらに、キャンプ生活を味わってみたいという方にもおすすめの宿泊施設となります。
最近では、屋外の専用デッキなどでBBQを楽しむことができる施設もあり、人気も高くなっています。
・ロッジ
ロッジを英語で訳すと、「山小屋」「山にある簡易宿泊所」といったことを指します。
ロッジはスキー場で宿泊施設として利用されたりすることが多く、キャンプ場でロッジという名称が使われることは少ないですが、オーナーの好みで使用されるケースもあります。
基本的に、冷房、ベッド、トイレなどの設備が揃っています。
ただ、何軒も繋がっている構造であったり、共同浴場となる場合もあります。
さらに、コテージに比べると施設の大きさも狭く、大人数での宿泊は難しくなるでしょう。
コテージとロッジの他にバンガローの違いは?
宿泊施設の中では、コテージとロッジの他に、バンガローと呼ばれる施設があります。
このバンガローは、ロッジとコテージとどのような違いがあるのでしょうか。
・バンガロー
先ほどご紹介した、コテージやロッジと違う点は、ほとんどが設備が整っていないことです。
キッチンや、浴槽、トイレや寝具などが基本的になく、ただ眠る場所として存在している施設になります。
ですので、材料や、寝具などは持参する必要がありますし、トイレや浴槽は、外部施設を利用しなければなりません。
バンガローの多くは、BBQができるテラスがあり、室内は一部屋フローリングだけというのがポピュラーとなっています。
一部屋の面積は6畳から10畳ほどになっており、多くても4~5人程度が宿泊できる広さとなっています。
「設備は必要ないけれど、宿泊する場所だけは、建物に泊まりたい」という方におすすめです。
コテージやロッジ、バンガローの料金の違い
それぞれの大まかな違いが分かったところで、次は料金の違いについて見ていきましょう。
・コテージ
やはり、いちばん高価なイメージがあるのがコテージですね。
一軒家を貸し切り、さらに必要な設備が整っているわけですから、最も高額になると思っていいでしょう。
参考金額の目安となりますが、12,000円~程度です。
・ロッジ
コテージよりも少しグレードが低い宿泊施設といったイメージでしょうか。
ただ、設備が整っている点はコテージとさほど変わりません。
値段も、コテージとあまり差がないこともあります。
参考金額の目安となりますが、10,000円~程度です。
・バンガロー
簡易的な宿泊施設であるバンガローはこの3つの中では最も安い宿泊施設です。
電源は通っているものの、浴槽やトイレなどの設備はほとんどありません。
とにかく安く済ませたいという方におすすめです。
参考金額の目安となりますが、6,000円~程度です。
コテージ、ロッジ、バンガローどれを選ぶ?
目的によって、変わると思いますが、キャンプを楽しむメンバーが快適性を求めているのであれば、コテージかロッジを選んでおけば間違いありません。
コテージであれば、宿に宿泊するのとさほど変わりありませんし、外に出れば大自然を楽しむことができます。
キャンプに慣れていない方を連れて行くときも、最初は設備が整っている施設に宿泊することをおすすめします。
コテージに泊まるといっても、大自然の中で行うBBQや、外で行うレジャースポーツを楽しむことができれば、キャンプの楽しさをそれなりに味わうことができるでしょう。
しかし、キャンプの醍醐味を味わいたい方や、コストを抑えたい方、慣れている方であれば、最低限眠れる場所を確保できる、バンガローでもいいと思います。
バンガローは、コテージやロッジと違い、ただ単に寝るだけの場所といったイメージですが、外で楽しむ時間が長ければさほど気になることではありません。
どれを選ぶにせよ、宿泊施設の設備や料金はその場所によって変わってくると思いますので、事前にしっかりと確認をしておきましょう。
コテージやロッジを利用する際の注意点
最後になりますが、コテージやロッジに宿泊する際の注意点についてまとめましたので参考にしてみましょう。
・最低限の持ち物
コテージやロッジは、設備が整っている宿泊施設ですが、やはり最低限の持ち物は持参しなければなりません。
以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
・歯ブラシ
・タオル
・食品
・洗面具
・シャンプーやリンス
人は、使い慣れていないものに戸惑ったり、時間がかかったりするものです。
自分の使いやすいキッチン用品やキャンプ用品があれば、もって行くことをおすすめします。
・時間厳守
キャンプ場はホテルなどの宿泊施設とは違います。
場所によっては、消灯時間が決められている場所もあります。
消灯時間が過ぎても、大きな物音や音楽、エンジンなどはつけないように注意しましょう。
マナーを守ることもキャンプでは大切なことです。
・ペットはOKか禁止かどうか
「愛犬を一緒に連れてキャンプを楽しもう」そう思われる方もいるかと思いますが、実際、キャンプ場で犬を受け入れてくれるところは少ないのです。
中には犬が苦手という方もいるので、トラブルを防ぐ意味で、キャンセルをされることもあります。
手っ取り早いのは、宿泊施設に電話で問い合わせてみることですね。
愛犬を一緒に連れて行きたいのなら、ペットOKかどうか事前に確認をしておきましょう。
宿泊施設を利用してキャンプを楽しむ
いかかでしたか?
コテージやロッジといっても、それぞれ異なることが分かりましたね。
どこに泊まるのかは、自分の目的に合わせて選んでみましょう。
詳しいことは、一度宿泊施設に問い合わせてみるといいでしょう。