旅行や出張などで外出する時、トイレの問題で気になるのが、ウォシュレットの有無ではないでしょうか。
日本ではウォシュレットの普及率が非常に高く、自宅トイレのウォシュレット普及率は80パーセントを超えるともいわれています。
しかしながら、外出先では公衆トイレのウォシュレットの衛生状態が気になることもあるでしょう。
また、キャンプ場などは、トイレにウォシュレットがついていないことも多いです。
そんな時に活躍してくれるのが、携帯ウォシュレットです。
携帯ウォシュレットは最近人気が出てきて、様々なタイプのものが売られています。
今回は、そんな携帯ウォシュレットの選び方をまとめました。
外出先で役に立つ!携帯ウォシュレットの必要性
ウォシュレットを日頃から愛用している方であれば、携帯ウォシュレットは必需品となるでしょう。
また、痔になっている人にとっても、なくてはならないものです。
海外へ行くのであれば、トイレにはほぼウォシュレットはありません。
また、ウォシュレットの普及率が高い日本国内でさえ、公衆トイレにはウォシュレットがついていないことも多々あります。
そんな時、我慢をしてトイレットペーパーで拭いていると、ウォシュレットに慣れてしまっている敏感な肌は、傷ついてしまいます。
さらに痔になっている場合は、トイレットペーパーを使うことは避けたいほどでしょう。
また、公衆トイレともなると、不特定多数の人が利用しているので、いくら日本クオリティーで掃除が行き届いているといわれても、衛生面での不安は拭えません。
そうなると、ウォシュレットを毎日使用している人にとっては、携帯ウォシュレットの必要性は非常に高いです。
使い心地は自宅トイレのウォシュレット!電池式タイプがおすすめ!
携帯ウォシュレットには、手動式と電池式があります。
手動式については後ほどご説明しますが、電池式の携帯ウォシュレットは自宅トイレのウォシュレットと同じくらいの水圧を出すことができます。
そのため、その使い心地は、他の携帯ウォシュレットの中でも群を抜いています。
また、スイッチを押すだけで使用できるので、誰でも簡単に使うことができます。
ゆえに、使い心地と使いやすさを求めるのであれば、電池式がいいでしょう。
ノズル部分も使用時にのみ出し入れできるようになっているので、外出時にカバンに入れて持ち歩いても邪魔にはなりません。
しかし、電池式は、そのほとんどの重さが250g前後と重たいため、持ち運びにはあまり適していません。
さらに、電池式のものは値段が5000円以上はしますし、電池代も別途かかるので、お手頃価格では手に入らないというデメリットもあります。
それでも、使い心地と使いやすさは他の携帯ウォシュレットと比べて優れているので、愛用者は多いです。
外出先のトイレで電池がなくても慌てない!加圧式やバネ式ウォシュレット!
電池式は便利なのですが、電池を購入するのに少し手間がかかります。
また、外出先のトイレで使おうと思った時に電池が切れてしまったら、ものすごく慌ててしまいますよね。
そんな電池の心配がなく、水圧を重視する人にピッタリなのが加圧式やバネ式のウォシュレットです。
電池がないので、手動になりますが、圧力の力を利用して水を出すので、水圧は電池式に劣りません。
値段も電池式よりリーズナブルで、2000円から4000円で購入できます。
電池式とは異なり、内部に電子機器があるわけではないので、丸洗いできるのもまたメリットです。
重さも150g程度なので、電池式に比べれば軽くなります。
加圧式の携帯ウォシュレットは、ウォシュレットの後部についているポンプで加圧して、ボタンを押すだけで、水が勢いよく噴射します。
バネ式の携帯ウォシュレットは、ウォシュレットの後部にあるポンプダイヤルを回してバネを圧縮し、ボタンを押すと、バネが戻り、水が勢いよく出る仕組みになっています。
また、加圧式もバネ式も、電池式と同様に、ノズルの出し入れが可能なので、気軽に持ち運ぶことができます。
外出中も持ち運びが楽ちん!コンパクトなサイズの手動式が便利!
外出時、「どうしてもカバンの中が荷物でいっぱいになってしまう」という方は、コンパクトなサイズと軽さがメリットの、手動式携帯ウォシュレットを使ってみましょう。
大きさも手のひらサイズで、重さも20gから30gととても軽いです。
まさに、携帯に適した携帯ウォシュレットです。
ただし、トイレで使用する際、ウォシュレットの容器を自分で押して水を噴射させないといけないので、他のタイプに比べると、水圧が劣ってしまいます。
しかしながら、値段も非常にリーズナブルで、900円から2000円程で買えてしまいます。
低価格で、持ち運びが便利な携帯ウォシュレットを求めるのであれば、こちらがよさそうです。
ときには使い捨てとして利用されることも多いです。
また、ノズル部分も自由に伸び縮みさせることができるので、とてもコンパクトです。
さらに、加圧式、バネ式同様に、内部に機械が入っていないので、そのまま丸洗いすることができます。
ただ、容器部分を自分で押すので、容器が固いと、押すときに強い力が必要になり、手が疲れてしまいます。
そのため、自分が押しやすい柔らかいタイプの容器を選ぶようにするといいでしょう。
どういう場面で携帯ウォシュレットを利用するのかを考えよう!
電池式や加圧式、バネ式に手動式など、携帯ウォシュレットには様々なタイプがあります。
その中から選ぶ時に考えなければならないのが、どういう場面で携帯ウォシュレットを利用するのかということです。
例えば、出張先であったり、海外旅行先であったり、キャンプなどのアウトドア先であったりです。
引っ越し先のトイレにウォシュレットがなく、トイレを交換することが難しい場合にも使えます。
それぞれの場面で、値段が高くても使いやすさを重要視したいのか、多少機能が劣ってもとりあえず使用できればよくて、値段の安さを重要視したいのかを考えてください。
例えば、長期の海外旅行用に、使いやすさを重要視するのであれば、電池式を選ぶべきでしょう。
しかし、「衛生面を考慮して丸洗いもしたい」ということであれば、加圧式やバネ式がいいかと思います。
もし、「2、3日の出張で、とりあえず使用できれば問題ない」ということであれば、手動式の携帯ウォシュレットで十分でしょう。
これらの選択肢の他に、水圧と洗浄の時間も大事なポイントになってきます。
一般的に、電池式、加圧式とバネ式、手動式の順に水圧は低くなり、洗浄できる時間も短くなります。
しかし、水の容器部分がペットボトルになっている手動式の携帯ウォシュレットもあります。
水圧の強さは特に気にならず、とにかく水をたっぷり使いたいのであれば、そちらのほうがよさそうですね。
このように、携帯ウォシュレットを使用する状況と、使いやすさ、価格、水圧、洗浄時間をポイントにして選んでいくといいでしょう。
外出先のトイレ以外にも!携帯ウォシュレットはこんなに役立つ!
携帯ウォシュレットの定番の使い方は、外出先のトイレでの使用です。
しかし、携帯ウォシュレットは、外出先でのトイレ以外にも、様々な場面で役立っています。
例えば、介護でお年寄りがトイレを使用する場合です。
介護をする際、トイレのお世話をするのは、介護をするほうも、されるほうも、とても気を使いますし、大変な作業です。
寝たきりのお年寄りの場合だと、なかなかいい体勢がとれず、トイレットペーパーで拭ききれないことも多いです。
そんな時にウォシュレットがあれば、トイレ後も簡単に肌を清潔に保つことができます。
ただ、使いやすさを重視して、電池式にすると、モーター音にびっくりして、逆に怖がられてしまうこともあるので、携帯ウォシュレットの選択には注意が必要です。
それから、赤ちゃんのおむつを替える場合にも使用されています。
赤ちゃんの肌はとても敏感なので、ティッシュやおしりふきなどでこすると、おむつかぶれになってしまうこともあります。
また、便が柔らかいので、拭きとるのも難しいです。
そのような場合に、携帯ウォシュレットがあると、赤ちゃんのデリケートな肌を傷つけることなく、楽におむつ交換ができます。
なお、水圧が強すぎると驚いてしまうので、一般には水圧が弱めな手動式が選ばれています。
ニーズに合わせて最適な携帯ウォシュレットを選ぼう!
自分にはどの携帯ウォシュレットがいいのか、イメージできたでしょうか。
携帯ウォシュレットには本当に様々なタイプがあります。
電池式、加圧式、バネ式、手動式のどの携帯ウォシュレットがいいのかは、利用する場面に応じて、使いやすさ、価格、水圧、洗浄時間をポイントに考えてみてください。
自分のニーズに合った最適な携帯ウォシュレットを選んで、快適に外出しましょう。