日本百名山を登ろう!初心者向け難易度おすすめランキング

最終更新日:2019/01/15

山登りはレジャーとして昔から人気があります。

適度な運動をしながら、綺麗な山の景色を眺めると気持ちがよくストレス発散になります。

しかし、いざ行きたいとなっても、どの山に行っていいかわからないですよね。

行ってみたら上級者向けの山だったり、思っていたのと違うということもあり得ます。

そんなとき、便利なのが百名山です。

百名山には、初心者から上級者までが楽しむことのできる様々な山が存在します。

今回はそんな百名山の中から、初心者向け難易度のおすすめの山をランキング形式でご紹介していきます。

百名山とは

日本百名山ってよく言いますが、皆さんご存知ですか?

登山協会か何かが、それぞれ選別した山か何かって思っている方が多いのではないでしょうか。

実はそうではありません。

百名山とは、小説家の深田久弥さんが書かれた山岳随筆の日本百名山という本の中に紹介されている「100の山」のことを言います。

深田久弥さんという方は、作家でもありながら登山家でもあり、実際に登頂した日本各地の山から自身の定めた基準から100の山を選んだそうです。

その基準というのが、「品格・歴史・個性」という観点から選ばれています。

1つ目の品格とは、山にも人と同様に品格があるとし、誰が見ても立派な山だなと感嘆する山ということを第一の基準としています。

2つ目に歴史とは、昔から人間とかかわりがあり、崇拝されているているという山の歴史を尊重し、それを第二の基準としています。

3つ目の個性とは、芸術作品のように、山容・現象・伝統など他には無いような他にはない個性を持っていることを第三の基準としています。

こういった、様々な観点からランキングされた著書は、今でも重宝されています。

難易度についても自身の言葉で述べられています。

登山にふだんあまり興味がない方でも、読み応えのある本ではないでしょうか。

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第5位:八幡平

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第5位は、「八幡平(はちまんたい)」です。

八幡平は、奥羽山脈北部の山々のことを指します。

標高は1614mで、岩手県と秋田県に広がります。

緩やかな地形が多く湿原が広がっており、高山植物や湿原植物が多く見られます。

それでは、見どころポイントをいくつかご紹介します。

まずご紹介するのが、安比高原です。

安比高原は、初心者でも楽しめる気軽なトレッキングコースが人気です。

四季折々に咲く高原植物や、天然野芝が自生している珍しいスポットです。

散歩感覚で気持ちよく歩くことができます。

次にご紹介するのが、アスピーテラインというドライブウェイです。

山じゃなくてドライブウェイですが、見どころは冬です。

この道は冬の間、雪のため通行禁止となっており、4月下旬に解除されます。

そのとき、道路の両側に数メートルの雪が残る雪の回廊を通ることができます。

雪国の出身でない方は、圧倒的な光景に興奮すること間違いありません。

最後の見どころは、八幡平三大展望地です。

畚岳、源太森、茶臼岳の3つが有名です。

どれも八幡平を一望できます。

また、四季によって風景が変わるので1年を通して楽しむことができます。

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第4位:大台ケ原山

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第4位は、「大台ケ原山(おおだいがはらやま)」です。

奈良県と三重県の県境にある山で、標高は1695メートルとなります。

大台ケ原は、主要な展望ポイントのある東大台と、原生的な森林が広がる西大台の2つに大別されています。

大台ケ原一帯は日本一の多雨地帯となっており、世界的に見て断トツの降雨量です。

その雨の量が、原生林の源となっているようです。

それでは、大台ケ原山の見どころをいくつかご紹介します。

1つ目は、正木峠です。

広い丘に立ち枯れの樹木や倒木が広がっています。

非常に眺めがよく、静けさのある不思議な光景が見られます。

2つ目は、大蛇嵓です。

ひと際そびえ立つその岩肌は、まるで大蛇のような出で立ちをしています。

その上から眺める絶景は、大峯山系を一望できます。

雲海が見えるときもあるようで、一層幻想的な風景が広がります。

しかし、非常に険しい岩肌の上に展望地があり、地面が濡れていると滑り落ちてしまう可能性があるので十分注意しましょう。

最後に、シオカラ谷をご紹介します。

つり橋がかかっており、美しい渓谷を見ながら橋を渡ることができます。

川の流れる音は、ヒーリング効果があり心を穏やかにしてくれます。

関西にお住まいの方は、比較的アクセスしやすいと思うので一度訪れてみましょう。

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第3位:乗鞍岳

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第3位は、「乗鞍岳(のりくらだけ)」です。

北アルプスの南端に位置し、長野県と岐阜県にまたがる山々のことを指します。

その連なった山々の姿が馬の鞍の形に似ているのが、名前の由来となっています。

四季を通じて様々な景色を楽しむことができます。

初心者でも、気軽に登れる3000メートル級の高山が大きな魅力ではないでしょうか。

車で1500メートルまで登ることができ、さらに最も高い3026メートルの剣ヶ峰まで約1時間半で登ることができます。

乗鞍岳山頂からの展望は、遮るものが一切ない景色が広がります。、

北には槍・穂高連峰をはじめとする北アルプスの山々や御岳・白山などの大パノラマが一望することができます。

しかし、いくらお手軽だからと言っても注意が必要です。

高山病になる可能性もありますし、装備が軽装だと怪我をする可能性だってあります。

事前準備はしっかりしましょう。

2つ目の魅力は、高山植物です。

3000メートル級ということで、地上では見ることのできない珍しい植物を見ることができます。

ぜひ、図鑑などを片手に、登山道を散策してみるの楽しみ方の1つでしょう。

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第2位:筑波山

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第2位は、「筑波山(つくばさん)」です。

関東地方東部の茨城県北部にある標高887メートルの山です。

富士山と対比して「西に富士、東に筑波」と称されており、標高こそ低いもののその眺望は非常に美しいです。

それでは、筑波山の見どころをご紹介します。

1つ目は、筑波山梅林です。

筑波山の中腹部に位置しており、4ヘクタールもの広さを誇る梅林が広がります。

白梅、紅梅、縁がく梅など様々な種類の梅が植えられており、楽しむことできます。

2月ごろから早咲きの花が咲くそうなので、桜の咲く前に梅の花を堪能するのもいいかもしれませんね。

2つ目は、弁慶七戻りです。

筑波山には様々な奇岩があるのですが、これは特に摩訶不思議な岩ではないでしょうか。

岩と岩の狭い隙間に、すっぽりと岩が挟まって通り道ができているのです。

その様子は今にも落ちそうな絶妙なバランスを保っています。

かの弁慶が恐怖のあまり、通ろうとしたけど7度も引き返したと言われているのが名前の由来となっています。

筑波山はケーブルカーやロープウェイなど山頂へのアクセスもしやすいので、登山初心者でも手軽に登れる山としておすすめです。

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第1位:鷹取山

百名山初心者向け難易度おすすめランキング第1位は、「鷹取山(たかとりやま)」です。

鷹取山は、神奈川県横須賀市北部の逗子市との境にある海抜139メートルの非常に小さな山です。

その周りには、ハイキングコースが整備されており、親子での軽いハイキングにはもってこいのコースとなっています。

139メートルの山頂には展望台も設置されており、非常に見晴らしがよい景観となっています。

また、この山の一番の魅力は、手軽にロッククライミングを楽しめるところです。

この鷹取山はかつて石切場として栄えており、多くの石材を搬出していました。

しかし、石切場が閉鎖となると、若者がロッククライミングの練習場として利用し始めたのがきっかけで今に至ると言われています。

今では、鷹取山安全登山協議会指導員の指導のもと、ロッククライミングを楽しむことができます。

普通の山登りとは違って、非常にスリリングで全身を使うスポーツとなっています。

自分の力で頂上まで登りきると、また違った達成感を味わうことができるでしょう。

これもまた、登山の楽しみ方の1つではないでしょうか。

登山を手軽に楽しもう

今回は、日本百名山の中でも初心者におすすめの山をお伝えしてきました。

しかし、百名山以外にも、魅力的な山はたくさんあります。

登山は確かに体力を使い、事前の準備などを考えると面倒なことも多々あります。

しかし、普段では見ることのない景色や登り切ったときの達成感などは他では味わえないでしょう。

気分のリフレッシュもかねて、手軽に登山を楽しんでみてください。

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