アウトドアは、春夏秋冬四季を問わず楽しめるものです。
しかし、冬のアウトドアでは、きちんとした寒さ対策が必要です。
せっかく楽しみにしていたアウトドアを、寒さで台無しにはしたくないですよね。
そこでおすすめしたいのが、ジオラインとスーパーメリノウールの重ね着です。
なぜ、寒さ対策にこの2つの組み合わせが良いのか、これからお話をしていきます。
ジオラインやスーパーメリノウールを扱っているブランドは?
ここでは、まずジオラインやスーパーメリノウールを扱っているブランドについて、お話ししていきます。
そのブランドは、「モンベル」といいます。
創業は1975年、辰野勇氏によって作られた日本のアウトドアブランドです。
本社や関連会社を大阪市に構え、海外では、アメリカとスイスに店舗があります。
取り扱う商品は、アウトドア全般で、年齢も赤ちゃんから大人まで幅広い層が使えるものを揃えています。
アウトドア用の服、キャンプに必要なテント・クックウェア、登山に使えるバックパック、カヌーや自転車など、あらゆるアウトドアシーンに対応した商品ラインナップになっています。
また、アウトドア商品を取り扱うだけでなく、他にも色々な分野で活動を広げています。
たとえば、自然保護活動や子供たちが生きる力をつける手助けをしたり、健康長寿を目指した取り組みなどがあります。
他にも、アウトドア用品が災害時にも役立つことに注目し、支援活動を行っています。
こう見ていくと、単純なアウトドアブランドというよりも、より自然に心を近づけた、自然にも人間にも優しいブランドといえます。
モンベルでは、「ジオラインとスーパーメリノウールの重ね着が寒さ対策にいい」と評判です。
次項からは、その2つの商品についてご紹介していきます。
暑い時期にも快適!ジオラインの特徴
ジオラインとスーパーメリノウールの重ね着の前に、ここではジオラインの特徴をご説明していきます。
まず、ジオラインは、ポリエステル100%のアンダーウェアです。
アウトドアに適応したアンダーウェアとして有名ですが、その快適さから普段使いにされている方も多いといいます。
以下が、ジオラインの特徴です。
〇速乾性
ジオラインの特徴として挙げられる速乾性、その機能は、水分を生地にため込まないことです。
ですから、汗が服に浸み込んで、ベトベトになることもなく、常に快適な状態でいられるのです。
このことから汗冷えがしにくい、といえます。
〇防臭機能
生地に銀イオンを練りこんで作られていることから、バクテリアを減らす効果が期待できます。
〇生地の収縮
アンダーウェアが体の中でもたついたりしないよう、生地が収縮して体にフィットします。
極細繊維を用いることによって、生地を薄くすることに成功しました。
〇静電気が起きづらい
生地の糸にカーボン繊維を使用することにより、冬場になると起きやすい静電気を起きづらくさせます。
〇保温力
基本は薄手なジオラインですが、厚手のタイプなら3層構造になっているため、温かさが保てます。
寒さ対策にはこれ!スーパーメリノウールの特徴
ここでは、ジオラインとの重ね着で使うスーパーメリノウールの特徴をお伝えしていきます。
スーパーメリノウールは、生地成分がほぼ毛でできているアンダーウェアです。
ウールでできていることから、着ると非常に温かいです。
以下がスーパーメリノウールの特徴です。
〇保温力
ウールでできていることによる温かさはもちろんですが、生地の表と裏に空気を作る2層構造になっているため温かさを逃がしません。
また、内側の肌に当たる部分は、でこぼこの加工になっており、そこにも温かい空気が溜まる構造になっています。
〇着心地の良さ
生地がゴワゴワせず柔らかい肌当たりです。
〇収縮性
ジオライン同様、生地は収縮するので、よく伸びます。
ジオラインとスーパーメリノウールを重ね着!効果は?
ジオラインとスーパーメリノウール、それぞれの特徴をお話ししてきました。
それでは、この2つを組み合わせることによる効果をお伝えしていきましょう。
まず、ジオラインとスーパーメリノウールを重ね着する場合、どちらを先に着るべきでしょうか?
それは、ジオラインを先に着ることになります。
ジオラインは、発汗性の良さが一番の特徴であります。
ですから、ジオラインを着ることによって、たとえ汗をかいてもすぐ乾いてくれる状態にできます。
しかし、ジオラインは速乾性を重視しているため、温かさは物足りません。
人によっては、汗をかくどころでなく、かえって冷えてしまうこともあるかもしれませんね。
そのような場合に、併せて使うといいのが、スーパーメリノウールなのです。
スーパーメリノウールは、ウール特有の温かさが売りです。
ジオライン・スーパーメリノウールは、生地の厚さが共に3種あり、薄手・中厚手・厚手とあります。
それぞれの生地の厚さは、好みによると思いますが、重ね着することから、ジオラインは薄手、スーパーメリノウールは、寒さに応じて使い分けることがおすすめです。
寒いアウトドアでも、汗冷えを防ぐジオラインと、温かさ重視のスーパーメリノウールの組み合わせがあれば、安心ですね。
重ね着しない使い方!ジオラインとスーパーメリノウール
ジオラインとスーパーメリノウールの重ね着の効果をお話ししてきました。
ここでは、ジオラインとスーパーメリノウールそれぞれ単体での使い方をご紹介していきます。
まず、それぞれ生地の厚さが3種ありますので、その使い分け方をご説明します。
〇ジオライン
・薄手 メッシュ状に編み上げられ、通気性・速乾性が抜群なため、夏場の使用がおすすめです。
・中厚手 程よい保湿感があり、素肌を乾いた状態に保つ、オールシーズンタイプ。
・厚手 寒い地域での着用に適し、3種構造により保温性が優れています。
〇スーパーメリノウール
・薄手 保温力があり薄手なのでオールシーズン使え、重ね着もしやすいです。
・中厚手 薄手よりも保温力があり、冬場のアウトドアにおすすめ。
・厚手 一番の保温力があり、体を芯から温めることから、厳しい寒さに対応できます。
完璧な防寒のために!アウターの重ね着の仕方
寒いときのインナーの重ね着の組み合わせは、ジオラインとスーパーメリノウールでしたね。
ここからは、アウターも合わせた重ね着の仕方をお伝えしていきます。
いくら寒いからといって着ぶくれしてしまっては動きづらいですから、全体のバランスをみて合わせていくことが大事です。
重ね着の基本は、ベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウターレイヤーに分かれます。
〇ベースレイヤー
まず、ベースレイヤーは、先ほどからお話ししているジオラインとスーパーメリノウールです。
それでも寒さを感じる方は、この上にタートルネックなどの長袖を着てもちょうどいいでしょう。
〇ミドルレイヤー
つぎに、ミドルレイヤーですが、フリース素材のものを着ます。
それでも物足りない場合は、ダウンベストを着ると、体の中心の温かさが逃げません。
薄手のものを選ぶと良いでしょう。
〇アウターレイヤー
一番外側に着るアウターですので、雨や風・雪などをしっかり防げるタイプのジャンパーを選ぶ必要があります。
防水性だけでなく、防風性にも優れているものを選びましょう。
ジオラインとスーパーメリノウールは重ね着でも単体でも!
モンベルのジオラインとスーパーメリノウールは、アウトドアに適したインナーウェアであります。
特に寒い場合は、重ね着することで寒さ対応できます。
また、ジオラインとスーパーメリノウールそれぞれ単体で使っても非常に使い勝手の良いです。
ですから、どちらも持っていれば、季節に合わせてオールシーズン使えることになります。