寒い時期に温かい飲みものは必需品ですよね。
しかし、時期が時期だけに温かい飲みものはすぐに冷めてしまいます。
そんなときに役に立つのが、サーモスのステンレスポットです。
温かい飲みものだけでなく、冷たい飲みものも温度を維持します。
しかし、その気密性から分解するのが少し面倒です。
今回は、そんなサーモスステンレスポットの魅力や分解洗浄方法についてご説明します。
サーモス製品の魅力をご紹介!
サーモス製のポットは、他のポットと違い非常に魅力の高い製品となっています。
その魅力となるポイントをご紹介します。
まず1つ目のポイントはその保温性です。
サーモス製のポットは他のステンレスポットとは違い、とても保温性に優れています。
そのため、朝に一度お茶を沸かして入れておくと、夜まで熱々の状態で保存できます。
冷めた飲みものをその都度沸かす手間が省けるでしょう。
もちろん、ガスや電気代も節約にも繋がり、お財布にもとても優しいです。
2つ目の魅力は、安全性です。
ステンレスポットの中に熱々のお茶が入っていても、熱が外に伝わることはほとんどありません。
ヤカンや急須などと違い、触ってしまっても火傷の心配はいりません。
また、うっかり落としてしまった場合でも、相当な衝撃でない限り破損することはないでしょう。
小さい子供が、手を触れたとしても安心です。
3つ目の魅力はデザイン性です。
丸みのあるボディのデザインは女性に人気で、様々なカラーバリエーションで発売されてる点も嬉しいポイントです。
片手で、飲み口を開閉できるシンプルな構造の製品もあり、非常に支持されています。
デザインと機能性も兼ねそろえたポットとなっています。
デメリットとしては分解するのが少し複雑です。
細かい部品などもありますので、丁寧にゆっくりと分解してみましょう。
サーモスステンレスポット分解方法は?
サーモス製のポットは非常に使い勝手がよく、非常に人気の商品となっています。
しかし、難点なのがポットの構造です。
汚れを綺麗に落とすために分解すると、部品が多く意外と手間を取ります。
それでは、ここでサーモスステンレスポットを例に分解洗浄方法をご紹介していきます。
まず、ポットの分解洗浄が必要な部分のことをシャフトといいます。
普段のお手入れでは、シャフトのまわりとポットを洗うだけで充分です。
ポットの中は入り口部分が小さく手が入らないので、専用のスポンジを購入するといいでしょう。
洗剤も普通の中性洗剤を使っていただいて問題ありません。
それでは、分解洗浄が必要なシャフト部分についてご説明していきます。
シャフト部分には、5つの部品があります。
・キャップ
・シャフトカバー
・バネ
・中せん本体
・シャフト
これらの部品を分解したら、なくさないように気を付けてください。
次に、具体的な分解方法についてです。
初めに、ポット上部にあるレバーを押してください。
レバーを押した状態で、中せん本体とキャップの隙間に指を入れて、キャップを引き上げて、取り外してください。
シャフト下部のパッキンを指で押さえながら、シャフトカバーを下まで押すと、ロックが外れてシャフトカバーが外れます。
シャフトカバーが外れたら、バネをはずします。
そして、シャフトを下に引いてはずします。
これで、分解は完了です。
サーモスステンレスポット分解後のお手入れ方法をご紹介!
前項の説明を見ながら、サーモスステンレスポットを分解できましたでしょうか。
ここからは、分解した部品の洗い方をご説明します。
基本的には、普通の食器などと同様、食器用の中性洗剤を使用してください。
できれば、水よりもぬるま湯を使ったほうが汚れが落ちやすいでしょう。
しかし、使い込んでいるうちに、普通の洗剤では汚れが落ちなくなってきます。
そういったときは、台所用漂白剤を使用するといいでしょう。
しかし、中には漂白剤の使用に関して注意する部品もあります。
それでは、各部品についてご説明します。
中せんに関しては、酸素系漂白剤は使用可能ですが、塩素系の漂白剤は使用しないでください。
部品の劣化の原因となります。
次に、パッキンについては、漂白剤は使用可能です。
目安として、30分程度つけ置きしておけば、汚れが自然と取れるでしょう。
30分経ったら、しっかりと洗剤で漂白剤を洗い流し乾燥させてください。
最後に本体についてですが、本体の内側は、酸素系漂白剤は使用可能で、塩素系漂白剤は使用しないでください。
また、注意点として、酸素系漂白剤を使用する際は、本体を中せんで密封しないでください。
本体の内圧が上がり、中せんが飛び出す危険性があります。
こちらもパッキン同様、30分程度つけ置きしてから、内部をしっかりと洗いましょう。
内部を洗うときは、ボトル用の専用スポンジを使うといいでしょう。
そして、本体の外側は漂白剤を使用しないでください。
メッキが剥がれてしまい、劣化の早まる原因となります。
やってはいけない分解洗浄方法とは?
ここまで、サーモスステンレスポットの分解、洗浄方法についてご説明してきました。
しかし、メーカーが注意喚起している、やってはいけない洗浄の仕方があります。
普段の洗浄の仕方が、サーモスのステンレスポットに適していない場合があります。
いくつかの点に注意しながら、正しいお手入れの仕方をしていきましょう。
まず絶対にしてはいけないの「煮沸」です。
煮沸には消毒効果があり、ウイルスなどの雑菌を死滅させる作用があります。
しかし、ポットを煮沸してしまうと、部品が変形してしまう恐れがあります。
部品が変形すると、中の液体が漏れて火傷などの原因となってしまいます。
また、食器洗浄機・食器乾燥機は使用しないでください。
これも、先ほどの煮沸と同様、熱によって部品が変形してしまうの絶対にしないでください。
次に、気をつけて欲しいことは、ポット本体を水中に放置しすぎないことです。
普段の食器洗いなどでは、水に浸しておくと後で食器を洗うのが楽になりますが、ポットではそれをしてはいけません。
さびの原因となってしまいますので注意してください。
これらに加えて、洗浄する際は、シンナーやベンジン、金属タワシ、クレンザーなどは決して使用しないでください。
これらを使用すると、さびや傷の原因となります。
上記の点に十分注意しながら、洗浄を行ってください。
サーモスのステンレスポット以外のおすすめ商品をご紹介!
サーモスのステンレスポットについて、ご説明してきましたが、サーモスはポット以外に様々な商品が販売されております。
ポット以外のおすすめ商品はサーモスの「マグカップ」です。
非常に使い勝手がよく、非常に人気の商品です。
まず1つ目の魅力がその保温・保冷力です。
外ビンと内ビンの間が、真空状態となっており熱を外に逃がしません。
上部にしっかりと蓋をしておけば、半日以上温度をキープすることができます。
2つ目の魅力として、結露しにくい点が挙げられます。
サーモスのマグカップなら熱を外に伝えないので、水滴がつく心配がありません。
冷たいものでも、安心してデスクなどで使用することができます。
3つ目の魅力として、食器洗浄に対応できるという点です。
サーモスの商品は分解して洗浄しなければならない商品もあるのですが、こちらのマグカップは、陶器製のマグカップのようなつくりをしているため、いたってシンプルな構造です。
食洗器でも使用可能なので、常に清潔な状態を保つことができます。
デメリットとしては、カップが金属製なのでそのまま電子レンジで使用できない点です。
飲みものを温めようとうっかり電子レンジに入れてしまうと、火事の原因となりますので気を付けましょう。
サーモスのマグカップ、ぜひ一度、使用してみてはいかがでしょうか。
まだまだある!サーモスのおすすめ商品をご紹介!
前項では、サーモスのマグカップについて、魅力をご紹介しました。
しかし、サーモスにはポットやマグカップ以外にまだまだおすすめの商品があります。
まず、おすすめするのが「スープジャー」です。
スープジャーとは、汁物専用のお弁当箱のようなものです。
みそ汁などの汁物を入れることが可能ですが、サーモスがおすすめしているのが、生の野菜などの食材と調味料を入れ、そこにお湯を注ぎ調理をするという方法です。
この方法で朝仕込んでおけば、ランチときには食材がちょうどいい具合の柔らかさになっており、放置しておくだけでスープが完成しています。
以前は、お弁当とともに熱々の汁物を飲むことはなかなか難しいことでしたが、サーモスのスープジャーがあれば、お出掛け先で美味しいスープやみそ汁を手軽に召し上がれます。
構造もシンプルなので、分解して洗浄するのも簡単です。
最後に、サーモスの「シャトルシェフ」という鍋をご紹介します。
これは特殊な鍋で、真空保温で調理することができる鍋です。
カレーや煮物などを作る際は、普通でしたらしばらく火にかけて、しばらく煮込む必要があります。
しかしこの鍋なら、食材を入れた鍋を一度温めて、そのまま鍋ごと保温容器に入れると、その熱をキープしたまま煮込み続けることができます。
熱が上がりすぎることがないので、鍋の底が焦げたりする心配もありません。
家庭でもアウトドアでも使用できる、非常に便利な鍋です。
ぜひ一度、使ってみてはいかがでしょうか。
サーモスは便利な商品が目白押し!
サーモスは非常に便利な商品を、たくさん取り揃えています。
冒頭でご紹介したサーモスステンレスポットは最も人気のある商品の1つです。
丁寧に取り扱えば、長く愛用できるので、ぜひ分解して綺麗な状態を保ちましょう。
面倒な分解も、手順をしっかり追って行えば問題ありません。