リュックというと荷物が入ればよいと思われるかもしれませんが、自転車を乗るうえでは一般的なリュックだと不快な思いをすることになるでしょう。
そこで、自転車用のリュックが必要になります。
ドイターは自転車用のリュックを製造しており、世界的に人気があります。
ロードワンなど軽量モデルからたくさんの荷物が運べるものまで、さまざまなモデルを取り扱っています。
今回の記事では、インプレを交えてドイターのロードワンやバイクワンなどの自転車用リュックをご紹介します。
ドイターのリュックは悪いインプレをあまり聞かない
ドイツでは老舗のリュックブランドしての地位を確立しているドイター。
日本では、自転車好きの人や登山をする人でなければあまり知らないかもしれません。
最近では海外からの旅行客も増えているので、もしかしたら外国人旅行者が背負っているのを見たことがあるかもしれませんね。
ドイターは、ドイツだけでなく世界的にもとても人気があるからです。
ドイターの作り出すリュックは、自転車用、登山用、トレッキング用など、さまざまなハードな場面でストレスなく荷物を背負えるような設計になっています。
特にすぐれているのは通気性とフィット性です。
スポーツをしながらリュックを背負っていると、最も気になるのは背中の蒸れではないでしょうか。
ドイターでは背面に独自のエアストライプシステムやエアコンフォートフレックスライトシステムなどを採用し、背中の通気性を高めています。
また、自転車を漕ぐとき、走るとき、クライミングをするとき、背中の荷物が動いてしまうと重心がぶれて動きに集中できません。
リュックは背中へのフィット性がとても大切なのです。
ドイターでは、自転車用、ハイキング用、トレッキング用などさまざまなバリエーションのリュックを出していますが、それぞれ形状が異なります。
フィット感を高めるために、そのスポーツに合った形状に設計されているのです。
特に、ドイターは世界初の自転車専用リュックを発売したとして有名です。
インプレでも評価の高いロードワンやバイクワンなどは、自転車乗りであれば知っておきたいアイテムのひとつです。
ロードワンやバイクワンに装備されている自転車ならではの機能
自転車に乗るとき、いちばん良いのはリュックを背負わないことです。
負荷や空気抵抗を最小限に抑えることができますし、背中も軽くてラクです。
しかし、実際のところそうはいきませんよね。
よほどの単距離でない限り、着替えや身の回りの最低限のものを携行する必要があります。
リュックを背負わなければならないのであれば、やはり専用のものが良いですよね。
そして、自転車乗りには独自に必要な荷物があります。
ハイドレーションシステムです。
ハイドレーションシステムとは、アウトドアでの行動中に水筒を取り出さずに水分補給ができるシステムのことです。
チューブの付いたウォーターパックをリュックなどに装着し、チューブを外に出して固定しておくことですぐに水分補給ができるようになっています。
ドイターの自転車用リュックはロードワン・バイクワンをはじめほとんどにハイドレーションシステムが装備されています。
まさに自転車のために作られたリュックなのです。
悪いインプレはほとんど見ることのないドイターですが、その製品には多くのバリエーションがあるため選ぶ時に迷ってしまうかもしれません。
次項では、ドイターのリュックの選び方についてお話しします。
ドイターの選び方!迷ったらインプレを参考にしてもOK
自転車に乗るようになると、まずはパーツにこだわるという人は多いです。
はじめから背負うリュックにまでこだわる人は少ないかもしれません。
しかし、すぐにリュックも大切なパーツであると気づくはずです。
そこで、ドイターのリュックをおすすめするのですが、種類が多いためどのように選べば良いのかを考えてみましょう。
★サイズ
どのような場面で自転車に乗るのか考えましょう。
大きすぎても小さすぎても良くありません。
自転車用リュックに関しては、大は小を兼ねるとはなりません。
ロードワンは特に軽量性を重視したモデルなので小さくて軽いです。
短距離には向いていますが、長距離は厳しいかもしれません。
短距離なのか、長距離なのかで荷物の量は変わりますし、通勤ランをしているのであれば着替えなども必要です。
いつも携行している荷物がどれくらいの容量になるのか、一度量ってみると良いかもしれません。
★機能
ドイターの背面システムは2つあります。
エアストライプシステムやエアコンフォートフレックスライトシステムです。
エアストライプシステムは、背面の両サイドに縦長のパッドが入っており、真ん中を背中から浮かせることで通気性を確保しています。
エアコンフォートフレックスライトシステムは、背面全体がメッシュのパネルになっており、熱がこもらない構造になっています。
汗のかき具合などを考えて選びましょう。
また、ポケットの位置も大切です。
自転車に乗りながら荷物が取り出せるというのもポイントです。
乗りながらでは荷物を取り出せないというインプレもありましたので、背負った時のポケットの位置がどのようになるのか確認しておきましょう。
★ファッション
ドイターのリュックは、ファッション性にもすぐれています。
デザインや色で選んだり、自転車の色と合わせたりして楽しみながら選ぶと良いですよ。
容量は悩むところですが、自転車ブログなどのインプレを参考にするのもひとつの手です。
バイクワンはバイク乗りからのインプレも良し
ドイターのリュックは容量だけでもさまざまなものがあります。
自転車に乗る距離や時間によって必要な容量は変わってきますが、日帰りのサイクリングをするとなると、必要なのはおおよそ15L程度と考えておきましょう。
このようなとき、ロードワンでは少し容量が足りないので、バイクワンがおすすめです。
★ドイター バイクワン14
バイクワンには3つのサイズ展開がありますが、「バイクワン14」はいちばん小さいサイズです。
容量は14Lなので、日帰りできる中長距離のサイクリングに最適です。
世界初の自転車用リュックとして発売されたモデルを改良したオーソドックスなモデルです。
フラッグシップモデルとしてさまざまな必須スペックが装備されていますので、自転車用リュックとして最小限かつ最高のモデルといっても良いかもしれません。
「バイクワン20」は容量が20Lと少し大きめのモデルなのですが、自転車だけでなくバイクにも最適というインプレもありました。
また、荷物が多めに入るため通勤用としてもおすすめです。
背負うと空気のようだというインプレ!短距離走行に軽量なロードワン
短距離のリュックとして軽量性の高いロードワンは、短距離の走行におすすめです。
★ドイター ロードワン
ロードワンの重量は390g、容量は5Lです。
本当に小さくて薄く、荷物が入るのか不安になるほどです。
5Lは、必要最低限の携行品を入れるだけの容量といえます。
携帯電話・財布・鍵・ジャケット・携行食糧・リペアツールなど小さめの荷物を入れるだけと考えておきましょう。
もし、カメラなど大きめの荷物を持っていきたいというのであればあまりおすすめはしません。
機能やサイズを吟味し、軽量化にこだわっているのです。
背負ってみると、まるで何も背負っておらず空気のようだというインプレもありました。
そのくらい軽いです。
しかし、ドイターならではの機能は十分です。
通気性、フィット感、ハイドレーションシステムなど、機能についてもしっかりしています。
ロードワン以外のドイター軽量リュック
ドイターでは、ロードワン以外にも軽量性にこだわったモデルをリリースしています。
★ドイター ウルトラライド6
小物やジャケットのみを携行したいという人のためのシンプルな軽量モデルです。
重量は380g、容量は6Lです。
エアストライプシステムやチェストストラップなどの機能は付いており、フィット感には優れています。
軽量性にこだわっているため、ヘルメットホルダーやレインカバー、ハイドレーションシステムは付いていません。
しかし、サイドポケットがあることで使いやすさも十分にあります。
インプレでは、基本的な機能は十分なうえ、価格も手ごろなのが魅力的とありました。
こちらも短距離向けのリュックとしておすすめできます。
★ドイター コンパクト6
重量は640g、容量は6Lです。
容量だけであればウルトラライド6と同じですが、コンパクト6はハイドレーションシステムやオーガナイザーポケット、ヘルメットホルダー、レインカバーなどが装備されています。
ウルトラライドよりもう少し機能が欲しい、という人はコンパクト6がおすすめです。
どんなシーンでも活躍してくれるドイターのリュック
ドイターのリュックは自転車乗りのことを考えて作られています。
軽量性にこだわっているだけでなく、多めの荷物を持っていきたいときにも快適性を損なわないように工夫されています。
自転車だけでなくそれ以外のスポーツに使えるのもうれしいですね。
容量やシーンに合わせて、2つもっていても損はないリュックですよ。