モンベルの傘をひとつおすすめするならロングテイル!

最終更新日:2019/06/29

アウトドアで雨が降ると、両手が使えるレインウェアの方が重宝され、傘はあまり使わないイメージの方が強いかもしれません。

しかし、モンベルの傘はひとつバックパックに入れておくと役に立ちます。

軽量で撥水性も抜群なため、日常使いにもおすすめです。

特に、ロングテイルは変わった形状をしていて、バックパックのときにピッタリなんですよ。

モンベルの傘は個性派が勢ぞろい!

モンベルはアウトドアブランドですから、モンベルの傘はアウトドアで使われることを前提に作られています。

そのため、普通の傘は取り扱っておらず、モンベルの傘はすべて折りたたみ式の傘です。

7種類もの傘を取り揃えており、目的によって軽量性や被視認性、擬態性に特徴があります。

「トレッキングアンブレラ」

軽量性と強度を兼ね備えたオールマイティーな傘です。

「U.L.トレッキングアンブレラ」

10デニールの生地を使用した超軽量モデルです。

「トラベルアンブレラ」

7デニールの生地、6本骨でコンパクト性を重視したつくりになっています。

持っていることさえ忘れる小ささと重さです。

「ロングテイル トレッキングアンブレラ」

傘の背中側の生地が長くなっているため、バックパックが濡れにくい特徴があります。

「リフレック トレッキングアンブレラ」

リフレックインクが生地にプリントされており、高い視認性を持ちます。

「カモワッチアンブレラ」

バードウォッチングなどに適したカモフラージュ柄の傘です。

「サンブロックアンブレラ」

UVカット率99.7%の、晴雨兼用の傘です。

トレッキングやロングテイルなどアウトドア向け4タイプを比較

「リフレック トレッキングアンブレラ」「カモワッチアンブレラ」「サンブロックアンブレラ」は特殊なシーンで使うことが想定されますので、アウトドアに携行する傘として、それ以外の4種類のモンベルの傘を見比べてみましょう。

「トレッキングアンブレラ」

(本体重量)150g

(直径)使用時98cm

(骨長)55cm

(骨本数)8

(傘袋収納寸)27cm

「U.L.トレッキングアンブレラ」

(本体重量)128g

(直径)使用時88cm

(骨長)50cm

(骨本数)8

(傘袋収納寸)26cm

「トラベルアンブレラ」

(本体重量)86g

(直径)使用時88cm

(骨長)50cm

(骨本数)6

(傘袋収納寸)26cm

「ロングテイル トレッキングアンブレラ」

(本体重量)145g

(直径)使用時92cm

(骨長)前50cm、後58cm

(骨本数)8

(傘袋収納寸)29cm

軽量で選ぶなら「トラベルアンブレラ」、広げたときのカバー力で選ぶなら「トレッキングアンブレラ」ですね。

トラベルアンブレラは86gと圧倒的に軽いです。

ただ、軽いということは骨組みが華奢ということです。

強風時に使えるかどうかは疑問です。

ただ持ち運びを考えればベストでしょう。

「トレッキングアンブレラ」と「U.L.トレッキングアンブレラ」の違いは、わずかな価格差、重量差、大きさ、生地です。

あまり大きな違いはないため、カラーで選んでも良いかもしれません。

ロングテイルの持つ革新的な形状

「ロングテイル トレッキングアンブレラ」は、何よりもその形が特徴的です。

「ロングテイル=長い尻尾」というその名前の通り、後ろ側の尻尾に当たる生地が少し長くなっているのです。

なぜこのような形になったのかといいますと、トレッキングの際に背負うバックパックが、普通の傘だと濡れてしまうからです。

ロングテイルであれば、バックパックまでカバーしてくれるため、荷物を濡らさずに済みます。

ありそうでなかった、革新的なデザインの傘ですね。

このロングテイル、アウトドアやトレッキングだけでなく日常使いにもおすすめです。

最近では、スーツにバックパックを背負っている男性も増えました。

突然の雨に、パックパックが濡れてしまうと困りますよね。

このロングテイルを1本忍ばせておけば、書類などが入ったバックパックを濡らさずに済みますよ。

そしてモンベルの傘ですから、軽量性はお墨付きです。

145gはおにぎり1つくらいの重さですから、隙間に入れておいても気になりませんよね。

さらに登山では、荷物を軽くすることがとても大切な要素です。

生地はモンベル独自のバリスティック®エアライトナイロンを使用しているため、撥水性も文句なしです。

このような特徴から、モンベルの傘でどれかひとつ選ぶのであれば、ロングテイルをおすすめします。

ロングテイルに欠点はある?

前項では「ロングテイル トレッキングアンブレラ」をおすすめしましたが、ロングテイルに欠点はあるのでしょうか。

しいて言うのであれば、2点あります。

●価格が高め

ロングテイルは、モンベルの傘の中でいちばん高い価格になっています。

高いといっても、ほかの傘との価格差は数百円程度ですので、大きな欠点とはいえないでしょう。

特殊な形状をしているため、その分価格に反映されているのかもしれませんね。

●折りたたみ時が少し長い

ロングテイルになっている分、折りたたんだ時少し長くなります。

トラベルアンブレラが収納時26cmで、ロングテイルは29cmです。

3cmの差は登山やトレッキングでは大きな差になるかもしれません。

いつものカバンに入れておくのにも、少し気になる長さです。

ただ、欠点はこの2点くらいで、ほかには見当たりません。

そのため、利点の方が上回るといって良いでしょう。

モンベルの傘の素晴らしい工夫

ロングテイルだけでなく、モンベルのすべての傘に共通した特筆すべき工夫があります。

それは折りたたみのしやすさと、石づきに付いたストラップです。

石づきとは、傘を差したときにてっぺんになる部分です。

まず、折りたたみのしやすさですが、一般的に折りたたみ傘は収納袋に収納するとき、きれいに畳んだりベルトを巻いたりしなければ収納袋に入れられません。

これが面倒なので、折りたたみ傘を敬遠しているという人もいるでしょう。

しかし、モンベルの傘はその面倒なたたむという行為をせずに収納できます。

使ったあと、骨や中棒を折りたたみます。

そして、たたまずにそのまま、取っ手側から収納袋に突っ込みます。

一般的な傘と反対側ですが、大丈夫です。

そのまま袋に詰めていき、袋を閉じて完了です。

石づきにストラップがあるため、次に取り出すときもストレスなく取り出せます。

また、このストラップを使えばぶら下げることができるため、素早く水分を切ることも可能です。

折りたたみ傘をたたむのが面倒、と感じているズボラさんやせっかちさんは、ぜひモンベルの傘を使ってみてください。

修理やスペアで長く使えるモンベルの傘

ビニール傘が数百円で手に入る時代ですが、モンベルの傘はおよそ4600円~5500円程度となっているため、高いと感じる人もいるかもしれません。

しかし、モンベルの傘は一度買えば長く使えます。

折りたたみ傘というと、強風などで壊れたり破れたりする可能性もありますが、モンベルの傘であれば大丈夫です。

モンベルの折りたたみ傘は修理が可能なのです。

骨が折れた、生地が破れたという場合は、モンベルストアやカスタマーセンターに相談してみましょう。

ただ、状態によっては修理ができないこともあるので、まずは相談してみることをおすすめします。

ロングテイルなどは、傘と考えてみれば高い買い物です。

修理をしながら、長く使っていきたいですね。

モンベルでは、スペアのグリップや石づき、収納袋も販売していますので、なくしたり劣化してしてしまっても使い続けることができます。

メンテナンスの面でも、モンベルの製品であれば安心感がありますね。

雨の日の背中を守るロングテイル

アウトドアブランドであるモンベルの傘は、どれを選んでも素晴らしい品質であることに間違いはありません。

しかし、携行する傘はひとつですから、ひとつ選ぶのであればロングテイルはおすすめです。

雨の日にリュックやバックパックが濡れるのが気になっているという人は多いと思います。

そのような人は、ぜひモンベルのお店に行ってロングテイルを試してみてください。