自宅で料理をするとき、いちばん活躍してくれる調理道具といえばフライパンが挙がるでしょう。
同じように、アウトドアでもフライパンが活躍してくれるんですよ。
ユニフレームの山フライパン深型は、ひとつでいろいろな料理ができるため、ソロキャンプやソロツーリングではとても重宝します。
今回の記事では、深型フライパンに焦点を当ててご紹介しますが、なぜ深型をおすすめするのか、この記事を読めばわかると思います。
アウトドア調理の必需品はフライパン!
キャンプめしと聞けばバーべーキューが連想されますが、キャンプめしは何もバーベキューだけではありません。
キャンプを張れば、朝ご飯もお昼ご飯もキャンプサイトで準備しなければなりません。
毎食バーベキューはできませんよね。
そこで、キャンプでも調理道具が必要になってきます。
アウトドアで使う調理用品で最も活躍してくれるのは、実はフライパンです。
自宅での調理でもフライパンが大活躍しているように、アウトドアでもフライパンは必須アイテムなのです。
そんなフライパンですが、調理系のギアには定評のあるユニフレームの山フライパンが人気を呼んでいます。
ユニフレームの山フライパンは直径17cmで、深さが4cmの浅型と6.5cmの深型と2種類あります。
登山に特化した「山シリーズ」のギアなだけあって、軽量性と携帯性には優れています。
もちろん、登山だけでなくキャンプやひとりめしのときにも大活躍してくれますよ。
ユニフレームの山フライパン深型があれば炊飯も!
ユニフレームの山フライパンは、特にソロキャンプやソロ登山、ソロツーリングで重宝されています。
その理由は、この山フライパンひとつでほかの調理器具が必要ないからです。
ほとんどの調理がひとつでまかなえます。
「焼く・炒める」はもちろん、深さがあるため「煮る・煮込む」もできます。
また、意外なのは深型であれば炊飯もできることです。
わざわざライスクッカーを別に持っていく必要がなくなります。
炊飯だけでなく、鍋代わりに麺を茹でることもできますし、底に網を置けば蒸し器としても使えます。
まさに万能の調理器具です。
そして、山シリーズですから、コンパクトで持ち運びがしやすいのも荷物を少なくしたい登山やツーリングに向いています。
取っ手は折りたたみ式で、使うときは2本の取っ手がクロスすることによって安定します。
しかし、本当にコンパクトなので中にバーナーなどは入りません。
スタッキング性には期待できないので注意しましょう。
内面はフッ素加工が施されているため、料理がくっつかず、洗うのも簡単です。
山の上など水が使えない場面では、ウェットティッシュで拭くだけでもきれいになります。
少量の水でも洗えるというのもうれしいポイントです。
ユニフレームの山フライパンは浅型と深型の2種類
先ほどもお話しした通り、ユニフレームの山フライパンには2種類あります。
●山フライパン 17cm
(サイズ)約Φ170×40mm
(容量)約800ml
(重量)約170g
(付属品)収納ケース
●山フライパン 17cm 深型
(サイズ)約Φ170×65mm
(容量)約1.3L
(重量)約205g
(付属品)収納ケース
蓋は別売りになっています。
●山リッドSUS
アウトドア用の小さなフライパンは蓋がないものもありますので、専用の蓋があるのはうれしいですね。
蓋があるおかげで、炊飯が可能になります。
また、蓋があると熱伝導率が上がるため、お湯が沸かしやすくなったり食材に火が通りやすくなります。
ぜひ、フライパンに合わせて持っておきたいギアです。
山フライパンの特徴としては前項でお話しした通りですが、山フライパンの利点でもあるフッ素加工については別の意見もあるようです。
フッ素加工があることによってこびりつきなく洗いやすいというメリットがある一方、アウトドアならではの豪快な使い方には適していないというデメリットも持ち合わせることになります。
焚き火や直火などではコーティングが剥がれてしまうことから使えず、アウトドアではかえって使い勝手が悪いという人もいるようです。
山フライパン自体は大変使いやすいと高く評価されているのですが、焚き火や直火でガンガン使いたいという人は鉄製フライパンの方が適しているかもしれません。
ひとつ選ぶなら深型がおすすめ
2種類ある山フライパンのうち、どちらかひとつだけをおすすめするのであれば、「深型タイプ」をおすすめします。
アウトドア用のフライパンではよくあることですが、径が小さいため炒め物の際に具材が飛び出してしまうということが起こります。
対策としては、注意しながら炒めるか、静かに炒めるか、少量ずつ炒めるかになります。
アウトドア用フライパンは携帯性も重要視されるため、径が小さいのは仕方がないこととあきらめるしかないのが現状です。
しかし、ユニフレームの深型山フライパンは、そのデメリットを改善してくれます。
6.5cmの深さがあるため、炒め物をしても具材が飛び出しにくいのです。
まったく飛び出さなくなるというわけではありませんが、通常の山フライパンよりも大幅に飛び出しにくくなっています。
深型の方が炒め物がしやすいというのは盲点ですが、炒め物が料理のメインという人こそ深型をおすすめします。
深型であれば鍋としても使えますので、料理のレパートリーも広がります。
焼きそばからカレーまでカバーできる万能さを持つのが深型の山フライパンなのです。
フライパンと一緒に蓋も揃えておこう
山フライパンには浅型・深型ともに蓋が付属していないため、別売りのユニフレームの蓋を買うか、蓋を使わないで調理をするかになります。
しかし、お湯の沸かしやすさや火の通りやすさなどの熱伝導率を考えると、やはり蓋は欲しいところです。
ユニフレームの純正の蓋がベストですが、値段が気になるという人もいます。
そこでもうひとつ、別のメーカーの径が同じ蓋を使うという手があります。
●アルミ D型 親子鍋蓋 18cm
メーカー:EBM
よく見る親子丼用鍋の蓋です。
これがユニフレームの山フライパンにピッタリハマるのです。
黒いツマミが付いているのですが、ネジで固定されているだけなので、ネジをゆるめれば取り外すことができます。
そうすると、フライパンの中に入れて持っていけるためスタッキング性もあります。
アルミ製なので軽く、荷物としても邪魔になりません。
ただ、外したネジをなくさないようにする工夫が必要です。
小袋に入れてマスキングテープで貼り付けておくなどすると良いかもしれません。
●アルパインクッカー16
メーカー:モンベル
クッカーに付属している蓋です。
蓋だけで販売されていないため、こちらのアイテムを持っているという人であれば山フライパンに流用しても良いでしょう。
ただ、蒸気口があるため炊飯には使えません。
軽量でスタッキング性は高いので、持っていれば活躍してくれそうです。
ユニフレームのクッカーセットのフライパンも使える
ユニフレームの取り扱っているフライパンは、山フライパン以外にはクッカーセット「fan5 DX」「fan5 duo」に付属しているフライパンがあります。
「fan5 DX」は4~5人分、「fan5 duo」は2~3人分の調理がまかなえるクッカーセットです。
こちらのフライパンもフッ素加工されており、こげつきにくくて使いやすいです。
「fan5 DX」のフライパンは約Φ225×50mm、「fan5 duo」は約Φ210×52mmです。
「fan5 duo」の方が小さめの径ですが、少し深型になっています。
fan5シリーズのフライパンは、木製の取っ手が外せるようになっているため、スタッキング性にも優れています。
フライパン自体が、クッカーセットをスタッキング収納する際の蓋になるのです。
このクッカーセットはソロには少し大きすぎるのですが、ファミリーやデュオであればおすすめです。
しかし、ソロで使うときは単品でキャンプに持っていっても良いかもしれませんね。
料理の楽しさが広がる
アウトドアで使う調理道具は、ひとりで何役もこなせることが求められます。
その点、ユニフレームの山フライパンは、炒めから煮込み、炊飯、すき焼き鍋にもなってくれます。
身軽にこのフライパンをひとつだけ担いで、山を登ったり釣りに行ったりすることもできます。
ひとりでも料理の幅が広がり、楽しみも広がりますよ。