憧れの鉄フライパンで最高のキャンプを!おすすめのメーカー5選

最終更新日:2021/12/02

キャンプの荷物はとにかく軽くてコンパクトにしたい。
多くのキャンパーがキャンプの準備をしている時に誰もが思うことでしょう。
しかし、少し重さはあるけれど、キャンプ飯を作っている姿がベテランのキャンパーの様に見えるアイテムがあったら、いかがでしょうか?
こなれたキャンパーに見せるアイテム、それは鉄フライパンです。
「フライパンを育てる」
このような言葉が生まれるほど、現在多くのキャンパーが鉄フライパンに熱い視線を送っています。
見た目だけではない鉄フライパンの魅力、そして使い方のコツ、各メーカーで人気の鉄フライパンなどを隅々までご紹介します。

鉄製フライパンはキャンプの憧れ!その魅力と特徴

オールシーズンを通して人気のアウトドアと言えば、キャンプです。
ファミリーや友人同士が集まってにぎやかなキャンプ、もしくは気軽に自然との対話を楽しむソロキャンプ、楽しみ方は人それぞれです。
その楽しみの1つと言えば何と言ってもキャンプ料理(キャンプ飯)です。
多くのキャンプ用のサイトや動画ではキャンプで楽しめる料理のレシピや、調理法などが紹介されていて、それを活用してキャンプ料理を楽しむ方も多いと思います。
そして、何度かキャンプ料理を経験すると気になるのが使われている調理器具です。
多くのキャンプ用の調理器具の中でも使っているだけでキャンプ料理のプロの様な雰囲気を感じさせる鉄製のフライパンは、ベテランキャンパーの間でも特に人気があります。

鉄製のフライパンと聞いて思い浮かべることと言えば
・重たい
・焦げる
・手入れが大変
・サビる
このような面倒なイメージが多いかと思います。
しかし、ちょっとした手間をかけて使い続けることにより、鉄製フライパンはこれからのキャンプライフでなくてはならないものになる可能性が大です。

それではなぜ、鉄製のフライパンが多くのキャンパーの支持を得ているのか、その魅力と特徴をお伝えします。

とにかくタフな耐久性

まず、鉄製のフライパンは鉄をたたいて成形するため、焚き火やガスなどの強い熱にも強く、表面にコーティングなどがされていないため劣化することがほとんとなく耐久性に優れています。

鉄製のフライパンを使っている方の間で良く耳にする言葉「鉄のフライパンを育てる」は、このような使い続けられる耐久性の良さが理由の1つとも言えます。
後ほど鉄製のフライパンのお手入れ方法などをご紹介しますが、鉄のフライパンは手をかけて大切て育てることで、まさに「一生もの」として使えます。

保温性・熱伝導率が高い

鉄製のフライパンは、熱伝導率が高く、保温性も抜群です。
そのため、お肉などを焼くと肉のうまみを閉じ込め、外はカリッと中はフワッと柔らかく焼き上げることができます。

雰囲気の出る見た目

鉄製のフライパンは使えば使うほど油がなじんで黒光りしていきます。
オーソドックスでシンプルなデザイン、そしてしっかりとした重み、さらに使い続けた証とも言える黒光りは、まさにベテランキャンパーのキャンプ飯という雰囲気を感じさせます。

取っ手が取れる便利な鉄のフライパンも

取っ手が取れるタイプのフライパンは、フッ素加工のイメージが強い方もいると思いますが、鉄のフライパンにも取っ手が取れるタイプはあります。
取っ手が取れるタイプの鉄のフライパンは、取っ手が取れることにより収納がしやすく、お皿として使うこともできるので、荷物や洗い物を減らせます。
取っ手が取れる鉄のフライパンは、大きさや種類を選ぶことでオーブン料理などにも使えるので、キャンプ用品を自宅でも使いたい方にはぴったりです。

また、取っ手をキャンプ場で現地調達して使う少し変り種の鉄のフライパンもあります。
落ちている木の枝を加工して取っ手にするフライパンなのですが、木が落ちていない時は大変のようです。

鉄フライパンで注意したいメンテナンス方法

それでは、鉄のフライパンを長く、快適に使うためのメンテナンス方法をご紹介します。

初めて使う際の事前お手入れ

  • 初めて鉄のフライパンを使う前には必ずシーズニングを

シーズニングとは、「油ならし」のことで、これを行うことで、鉄のフライパンの表面に膜を作り、食材が焦げにくくなります。
【シーズニングの方法】

    1. フライパンを中火2~3分程加熱して火を止める
    2. フライパンに油を0.5~1カップ入れ、弱火で約3分間加熱する
    3. 火を止めて油をオイルポットなどに入れる
    4. フライパンに残った油をキッチンペーパーなどですり込む様に拭く
    5. 最後に野菜のくずをフライパンで炒めてフライパンの鉄のニオイを取ります

シーズニングは焦げが付いてしまったフライパンを再び使うためにも必要になる方法です。
また、お使いのフライパンによっては、シーズニングの前に洗剤で洗う必要のあるものや、コーティング剤が施されていてシーズニングが不要なものなどがあります。
必ずシーズニングを行う前に洗い方、コーティングの有無などを取扱説明書で確認をしておきましょう。

シーズニング後の使い方

鉄のフライパンを上手に使うコツは、使う前に十分に熱することです。
フッ素加工のフライパンなどでは、「ゼロ火調理」を言われる火をつける前に油を入れて調理をする方法がありますが、鉄のフライパンでは焦げ付きなどの原因になる場合があります。
そのため、鉄のフライパンで調理をする時は空焼きがとても重要です。
中火、もしくは強火で空焼きをした後は弱火、または火を止めて少し温度を下げてから油を入れます。
こうすることでフライパンに油がなじみ、焦げ付きを防ぎます。

使用後のお手入れ

鉄のフライパンを使った後に1番重要なポイントは、調理後はすぐに食材を取り出すことです。
食材をそのまま放置するとサビの原因になりやすくなります。
それでは、3ステップでできる鉄のフライパンのお手入れ方法を見ていきましょう。

  1. フライパンが熱いうちにたわしを使いお湯で洗います(洗剤はNG)
  2. フライパンを火にかけ水分を飛ばします
  3. キッチンペーパーなどを使いフライパンの内側に油を塗ります

この3つのステップで、鉄のフライパンの焦げ付き、サビを防ぐことができます。
お手入れ後は通気性の良い場所に保管をしましょう。

キャンプ用に選びたいおすすめの鉄フライパン

キャンプ用の鉄のフライパンをお探しなら、amazonなどのショッピングサイトで人気のメーカーなどの人気商品を参考に選ばれてはいかがでしょうか。

ターク

鉄フライパンの代名詞とも言われることもあるドイツのメーカー「Turk(ターク)」は、多くのキャンパーから愛されています。
特に職人が丹念に打ち出した「クラシックフライパン」は本体とハンドルにつなぎ目がなく、「100年使えるフライパン」として高い人気を誇ります。
タークは、クラシックフライパンの他、機械のプレス加工で量産された「プレスパン」、両手鍋の「クラシックグリルパン」などがあります。
また、サイズのバリエーションも豊富なので、ファミリー用、ソロキャンプ用など使い方に合わせた選び方ができます。

ユニフレーム

ソロキャンプにおすすめのユニフレームの「ちびパン」は、鍋の大きさが(鍋径)16.3cmで深さが3cmのその名の通り小さな鉄フライパンです。
サビを防止する効果のある黒皮鉄板素材で作られているところも人気の1つです。
目玉焼き、オムレツ、アヒージョなどの料理に活躍します。

ロッジ

スキレットなどで人気の「LODGE(ロッジ)」は、熱伝導性の高いカーボンスチールを使った、軽くて丈夫な「シーズンスチールスキレット」が人気です。
その性能で料理を短時間で仕上げることができ、持ち手が長いことで焚き火料理などの時に重宝します。
サイズは8インチ、10インチ、12インチの3種類あり、IH調理器にも対応しています。
またアメリカンスタイルのシーズニング済みです。

ビタクラフト

シルバーのハンドルがスタイリッシュな見た目で人気のビタクラフトの「スーパー鉄 フライパン」は、ビタクラフト独自の「窒化4層加工」によって、サビにくく、焼きいれや油引きの手間がないので、初めて鉄フライパンを使う方におすすめのフライパンです。
サイズは20~26までの3展開、深さのある「スーパー鉄 ウォックパン」が22~33cmまでの6展開です。
また、卵焼きなどに便利な四角い形の「スーバー鉄 エッグパン」なども人気があります。

無印

シンプルなデザインが人気の「無印」の鉄フライパンは、お店のイメージ通りのシンプルなつくりとデザインで、直火の他、IH調理器やオーブンに対応しています。
比較的軽いので女性の方でも使いやすいと評判です。
サイズは22cmと26cmの2展開で、同じ素材で角型のフライパンもあります。

鋳鉄でできたおしゃれなスキレットも人気

作った後そのままテーブルの上に出せるスキレットは、鉄のフライパンと同じく鉄から作られています。
同じ鉄から作られていても、名前が異なっているのには製造方法の違いが大きな理由です。
一般的に鉄のフライパンは鉄をたたいて(鍛造)作ります。
一方、スキレットは溶かした鉄を型に入れて(鋳造)作ります。
そのため、スキレットは鉄のフライパンに比べると表面がデコボコしていて油がなじみやすくなっています。
また、スキレットは鉄のフライパンよりも少し厚みがあります。

スキレットの最大の魅力は、その厚みと重みで食材のおいしさを引き出してくれるところです。
また、比較的サイズが小さく、見た目がおしゃれなデザインが多いので、簡単なキャンプ料理でもいつもよりワンランクアップした料理に見えます。
トマトやチーズ、ブロッコリーなどを塩コショウで焼いただけでも、テーブルの上を彩るおしゃれな料理が出来上がります。

初めてスキレットを買うのならば、ワンコインで購入できるニトリのスキレットがおすすめです。
ファンの間では「ニトスキ」とも呼ばれ、使い勝手、性能が抜群でコストパーフォーマンスが高いと大人気の商品です。
木の鍋敷きなどの上に置いておしゃれなキャンプの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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