登山を始めよう!初心者が揃えておきたい装備のおすすめは?

最終更新日:2019/07/24

これから登山を始める方は、まずはどの装備から揃えるべきか悩んでしまうかもしれません。

そこで、当記事では、登山を始めるために最低限必要な装備から、あると便利なおすすめの装備までご紹介します。

また、極力コストを抑えたい方に必見の情報もお伝えしていきます。

ぜひ参考にしてください。

まずこれだけは揃えよう!登山に必須なもの

登山はオートキャンプと違って、できる限り選別した装備だけを、自分で背負ったザックに詰め込んで山頂を目指すものです。

山頂に辿り着くまで、悪天候や悪路に遭遇するかもしれません。

そのため、軽量化や機能性に優れた装備を必要とします。

そこで、登山を始めるにあたって、まずは必要最低限、揃える装備をご紹介します。

・登山靴

足首まで守られているゴアテックス素材のタイプであれば、標高の高い山での登山にも対応できます。

・雨具

上下セパレートタイプになった、ゴアテックス素材の透湿性に優れたタイプがおすすめです。

・ザック

ショルダーハーネスや、ヒップベルトのある登山用のザックを選びましょう。

容量の大きさも選ぶ際に需要なポイントになります。

・防寒具

軽量化ダウンや、マウンテンシェルパーカーなど、風除けと保温性に富んだものをおすすめします。

これらは、どのような山でも必要になる装備なので、しっかり準備しましょう。

どのような登山を目指したい?テント泊スタイルでおすすめの装備

登山には、日帰り登山やテント泊登山、また山小屋泊登山といったように、さまざまなスタイルがあります。

日帰り登山であれば、前章でご紹介した装備を準備すれば問題ないでしょう。

しかし、テント泊や山小屋泊登山となると、他にも揃えておくべき装備があります。

まず、テント泊登山からご紹介します。

登山の場合のテント泊は、キャンプと違ってテントの素材にもこだわる必要があります。

そこで、山岳テントという登山専用テントの購入を考える必要があります。

他にも、テント泊の場合は食事が持参になるため、調理道具も揃えなくてはなりません。

あとは、寝具である寝袋です。

これだけの装備を背負って行くには、ザックの容量も50L程度の縦走用を用意することになるでしょう。

そのため、費用もかかりますが、余裕をもって準備しておきましょう。

テント泊スタイルの装備のおすすめをご紹介します。

<山岳テント>

◎モンベル~ムーンライト1型~(1~2人用)

軽量性と耐久性に富み、手軽な設営と良心的な価格といった面で人気の高いテントです。

◎ダンロップ~VS-20~(2人用)

冬山にも対応できる防水性や耐風性で、生地の厚みもしっかりしており、耐久性が高いという点での安心感が人気を呼んでいるテントです。

◎エスパース~Maxime Nano~(1~2人用)

エスパースの山岳テントは、他メーカーによくあるファスナー式入口の凍結トラブル防止のために設計された吹き流し式の入口など、快適化に特化した冬山対応の山岳テントです。

<寝袋>

◎ナンガ~ナンガ×山渓 オーロラ280DXオールブラック~840g

ナンガと山渓がコラボした寝袋です。

単色と大量生産により製造コストを抑え、ナンガ社のオーロラテックス製品の機能を使用したコスパの高い寝袋です。

◎イスカ~エア 300SL~570g

身体にフィットした、狭すぎず広すぎない3D構造は、睡眠中の保温性低下の原因になりやすい無駄なスペースをカットした寝心地の良い寝袋です。

◎モンベル~ダウンハガー800♯5~427g

生地にストレッチが効いているので、寝ていて窮屈さがなく、保温性と軽量化を極めた寝袋です。

山小屋泊の登山装備!忘れてはいけない肝心のザックは?

前章では、山岳テントや寝袋のご紹介をしました。

これらを背負って山頂を目指すのが、本格的な登山と言われるものになります。

そこでもう一つ、本格的な登山に忘れてはいけないのが、ザックの存在です。

ザックは、全ての装備を入れる必要があるので、自分の持つ装備の量を把握しておく必要があります。

登山の日数にもよりますが、一泊二日のテント泊でも、最低50L以上の容量のザックがあった方が便利でしょう。

以下、おすすめをご紹介します。

◎グレゴリー~バルトロ65~

調節幅のあるウェストベルトや、荷重を分散させる構造と蒸れにくい背面パッドが、長時間の登山の負担を和らげてくれます。

身体に対してのフィット感もちょうど良く、縦走に最適なザックです。

◎オスプレー~イーサーAG 60~

背負っているのを忘れてしまうほど肩への負担が少ないこちらのモデルは、身体へのフィット感も好評で、ショルダーハーネスやヒップベルトの設計に拘っています。

◎ドイター~エアコンタクト65+10~

背面パッドが蒸れにくく、快適な設計が特徴のザックです。

2000mmの厚手素材が耐水性を物語り、悪天候でも安心して背負うことができます。

テント泊となると、上記のような大容量のザックを用意する必要があるので覚えておいてください。

また、この容量のザックを一つ持っておくと、海外旅行などでも重宝しますので便利です。

身軽な山小屋泊の魅力とは?装備についても知りたい!

前章では、テント泊登山の装備についてご紹介しましたが、山小屋スタイルの装備はどうでしょうか。

山小屋では、食事も布団も用意されているので、基本的には日帰り登山に着替えをプラスする位の装備になります。

そのため、ザックの容量も40L~50L程度の大きさが適当でしょう。

まだ体力に自信のない方は、最初のうちは山小屋泊の登山をおすすめします。

ただ、知らない人達と同じ部屋で過ごすため、プライバシーがないという点はあらかじめ理解しておきましょう。

混雑している時期では、布団一枚分が自分のスペースということもあります。

しかし、料金は変わりません。

おおよそ、一泊二日の食事付きで9,000円位~から利用することができます。

少々、値段が高いように感じるかもしれませんが、山頂ではトイレの水や手洗いする水にも制限があり、食材などはヘリコプターを使って調達していることを思えば、妥当な金額と言えます。

そして、山小屋には暖房室というものがあり、その部屋では雨で濡れた雨具などを乾かすための部屋も用意されています。

また、急な体調不良や高山病を発症してしまった登山客のための医務室が用意されている山小屋もあります。

このようなサービスを利用できるのは非常にありがたいですよね。

さらに、カフェが併設された山小屋や売店もあります。

こちらは、テント泊の登山者も利用することができ、非常食や翌日の朝食などを購入することができます。

このように、登山客にとって山小屋は命綱ともなるとても大切な存在です。

上手に利用しながら、自分に合った登山を楽しみましょう。

登山装備のレンタルもおすすめ

昨今、アウトドアブームに合わせて、登山装備のレンタルサービスもあります。

登山用品も一から全て揃えるとなると、かなりの費用がかかってしまいます。

そこで、アウトドアギアレンタル「そらのした」では、登山に限らず、スキーやスノボーのセットからキャンプ用品まで、インターネットでの申込みだけで簡単にレンタルすることができます。

初めての登山者向けのレンタルセットを一例に挙げてみましょう。

~セット内容~

①ザック&ザックカバー

②レインウェア(ゴアテックス)

③トレッキングシューズ

④トレッキングポール

⑤スパッツ

⑥防寒着(ダウンジャケット)

これら計7点が入って、14,980円+送料1,000円でレンタルすることができます。

また、レンタル時には保証金制度か保険制度を選べるようになっているので、万が一破損したり汚してしまった場合は、その制度を利用して保障されます。

最初から全て揃えるとなると、トレッキングシューズだけでも1万円以上はするため、かなりお得なプランと言えるでしょう。

登山を始めたばかりで、どれほど自分が登山にのめりこむかわからない場合は、このようなサービスを利用することもおすすめです。

低価格でおすすめ!コスパを抑える話題のブランド

どうしても、登山アイテムとなると機能性を重視していることもあり、高額なイメージが強い傾向があります。

そのために、前章ではレンタルサービスをご紹介しましたが、実は低価格で登山装備を揃えることのできるおすすめのブランドがあります。

それは、「ワークマン」です。

ワークマンと言えば、作業着や安全靴で有名ですが、キャンプやアウトドアウェアにも力を注いでいて、注目のブランドです。

そこで、ワークマンで揃う登山ウェアを全身コーディネートしてみましょう。

1.ベースレイヤーシャツ:肌サラ長袖ハーフジップ(1,500円)

速乾性と吸収性に優れており、汗の臭いもさほど気にならないため、肌の上に直接着る下着として最適です。

2.トレッキングパンツ:エアライトSTRETCHクライミングパンツ(1,900円)

伸縮性抜群で脚の上げ下げがしやすく、速乾性が登山に適しておりシルエットもかっこよく作られています。

3.レインウェア:透湿レインスーツSTRETCH(4,900円)

動きやすいストレッチがきいた設計の防水ウェアですが、透湿性は5000g/m2/24hというレベルなので、強い雨になると、裏地がじっとりしてしまう難点があります。

しかし、多少の雨ならば活躍できることを考えると費用対効果は高く、決して無駄な買い物にはならないはずです。

4.登山用靴下:安全靴用靴下2足組(1,280円)

化繊と綿の混紡で、つま先や踵にはしっかりとクッションがついています。

そのため疲れにくく、通気性にも配慮した設計がされているので登山に向いている靴下です。

これらを揃えても、総額9,580円というコストパフォーマンスの高さです。

レンタルと違い手元に残り、他のシーンで活躍することも考えられるため、お得かもしれません。

ぜひ、話題のワークマンをチェックしてみてはいかがでしょうか。

登山用品は無理ない範囲で少しずつ揃えていこう

登山用品について、揃えるべき装備がわかりました。

まずは、無理のない範囲で日帰り登山に必要な物だけ揃えてみるのもいいかもしれません。

あとは必要に応じて、レンタルサービスを利用したり、山小屋泊を利用して本当に必要なものをじっくりと吟味してから購入することをおすすめします。

安全に登山を楽しむためにも、装備はしっかりとしたうえで臨みましょう。

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