キャンプ料理というと、バーベキューや焼肉など、炭火や焚き火で作る豪快な料理が思い浮かびます。
キャンプの楽しい夜は長く、お腹いっぱいお肉を食べても、甘いものが欲しくなるものですよね。
そんな長いキャンプの夜に、デザートはいかがでしょう。
デザートがあると、ファミリーキャンプなら子どもも喜びますよ。
バーベキューのグリルをそのまま使って作れるデザートで、バーベキューのあとにもうひと盛り上がりしましょう。
キャンプのデザートといえばマシュマロ!
キャンプのバーベキュー後の定番デザートといえば、マシュマロですよね。
火であぶった焼きマシュマロはとろけるようにおいしくて、バーベキュー料理でお腹がいっぱいでもついつい食べ過ぎてしまいます。
まずはシンプルに、マシュマロ焼きにしてみましょう。
金串か長めの竹串にマシュマロを刺します。
熾火になった炭火で、くるくる串を回しながら焼きます。
お好みの焼き加減になったら出来上がりです。
おすすめはきつね色になったくらいの焼き加減です。
焚き火でも焼きマシュマロはできますが、火加減の調整が難しく焦げやすいので、注意しながら焼いてください。
この焼きマシュマロにさらに一工夫加えたのが、スモアです。
焼きマシュマロをチョコレートとビスケットなどでサンドしたものがスモアです。
ビスケットの部分を全粒粉クラッカーや塩気の効いたクラッカーにすると、甘みが引き立ってまた違ったおいしさを楽しむことができます。
さらに、マシュマロを溶かしてアレンジしてみましょう。
マシュマロを使ってキャラメルポップコーンを作ります。
用意するのは、マシュマロ、バター、ポップコーンです。
鍋やフライパンでバターとマシュマロを溶かし、ポップコーンを絡めます。
これだけで出来立てのキャラメルポップコーンが楽しめますよ。
バーベキュー料理をするなら焼きフルーツはいかが?
キャンプ料理は、手軽であることも大切です。
自宅のキッチンとは違い、道具や設備が充実しているわけではないからです。
シンプルな材料だけで作れるデザートとして、焼きフルーツはいかがでしょう。
「キャンプ中のデザート作りは大変そう」という人でも、焼きフルーツであれば簡単で作りやすいですよ。
◎焼きバナナ
【材料】
・バナナ 適量
・アルミホイル 適量
(お好みで)
・シナモン
・砂糖
・バニラアイス
【作り方】
①皮が付いたままのバナナを、アルミホイルで包みます。
②バーベキューグリルの網に載せて焼きます。
火力が強すぎると焼けすぎてしまうので、熾火で火力が弱めの方が良いです。
③10分くらいで一度ひっくり返して、もう片面も10分ほど焼きます。
皮が真っ黒になりますが、大丈夫です。
皮からジワリと汁があふれてきたら出来上がりです。
④お好みでシナモンや砂糖、バニラアイスを載せていただきます。
◎焼きりんご
【材料】
・りんご 1個
・バター 10g
・砂糖 適量
・シナモン 適量
・アルミホイル 適量
(お好みで)
・バニラアイス
【作り方】
①りんごは皮付きのまま、芯をくりぬきます。
半分に切って、芯を取り除いてもOKです。
くりぬいた部分に、バターと砂糖、シナモンを詰めます。
②アルミホイルに包みます。
③バーベキューグリルの網に載せて焼きます。
熾火の状態で火力は弱めにしてください。
④りんごが柔らかくなっていれば出来上がりです。
フォンデュ料理はキャンプで盛り上がれる
ファミリーキャンプやグループキャンプで盛り上がる料理のひとつに「フォンデュ」があります。
準備や片付けが面倒そうなイメージがありますが、アルミ皿を使えば準備も片付けもとってもラクチンです。
これを利用して、デザートにチョコフォンデュをやってみましょう。
きっとキャンプの雰囲気も盛り上がります。
女性が多いキャンプであればおすすめです。
先ほど出てきたマシュマロやいちごなどのフルーツ、パンやカステラ、ビスケットなど、何を付けても甘くておいしいのがチョコフォンデュです。
用意するチョコレートは、チョコフォンデュ用のものでなくても大丈夫です。
板チョコを何枚か用意し、小さく割ってアルミ皿に入れます。
グリルの弱火の部分にアルミ皿を載せて、かき混ぜながらチョコレートを溶かします。
様子を見ながら、牛乳を大さじ2ほど入れましょう。
牛乳の量は、チョコレートの様子を見ながら調整してください。
これを応用して、チョコフォンデュだけでなくチーズフォンデュもできますよ。
バーベキュー料理に飽きたら、ぜひやってみてください。
ダッチオーブン+パイシートがデザート作りに使える!
キャンプ料理というと、バーベキューグリルだけでなくダッチオーブンも活躍してくれますよね。
ダッチオーブンはデザート作りにも使うことができます。
前の項でご紹介した焼きりんごは、ダッチオーブンでも作れますよ。
ダッチオーブンで作るとりんごの甘みがさらに増し、とろとろになって極上のデザートになります。
りんごは紅玉のような酸味が強めの品種を使うと、お肉を食べた後の口をさっぱりとさせてくれてピッタリです。
そして、ダッチオーブンを使ったデザートとしておすすめなのは、冷凍パイシートを使ったデザートです。
用意するのは、冷凍パイシートと卵、あとはお好みの具材です。
パイ型に冷凍パイシートを敷き詰め、フォークで穴を開けて、中に具材を載せます。
手軽にチョコレートやジャムなどでも良いですし、マシュマロも良いですね。
薄くカットしたフルーツに砂糖をかけるだけ、というのもおいしそうです。
パイであればどのような具材でもおいしいデザートに仕上がるので、失敗も少なそうです。
具材を詰めたら、細く切ったパイシートを格子状に載せて、溶いた卵を塗ります。
ダッチオーブンに入れてこんがり焼き色が付くまで焼きましょう。
焼き時間は、火力や具材によって変わるので、焼き色などを見ながら調節してください。
パイシートはスイーツだけでなく、ソーセージとチーズを載せて焼くとちょっとしたおつまみにもなります。
アレンジ自在ですので、おいしいレシピを見つけてみてくださいね。
キャンプ料理のお助け食材!ホットケーキ
キャンプのデザートだけでなく、朝食や軽食としても活躍してくれるのがホットケーキです。
スキレットがあればダッチベイビー風にも作れて、SNSにも映えます。
ホットケーキミックス粉であれば、粉の分量を計る必要もなくて、キャンプでも簡単に料理できます。
ホイップクリームやフルーツでデコレーションすれば子どもも喜ぶデザートになります。
目玉焼きやベーコンを載せれば、朝食にもピッタリですね。
牛乳と卵で作るのが普通のホットケーキですが、裏ワザとして牛乳の代わりにヨーグルトを使って作ってみてください。
牛乳で作るより軽い食感に仕上がって、ひと味変わったホットケーキが作れますよ。
牛乳や卵がない場合は、クレープ風にしてみましょう。
ホットケーキミックス粉を水で薄めに溶きます。
これを薄く伸ばして焼くだけで、クレープのように焼けますよ。
水の量は、粉の1.5~2倍ほどが目安です。
ホットケーキミックス粉があるだけで、いろいろなデザートが簡単に作れますね。
料理を超簡単に済ませたいときのデザート
これまで、簡単に作れるキャンプのデザートをご紹介してきました。
しかし、やはりデザート作りを面倒に感じるズボラさんもいるかと思います。
そんなズボラさんには、本当にとっても簡単に作れるデザートをご紹介します。
用意するのは、フルーツ缶詰と炭酸水です。
これを混ぜるだけで、お手軽フルーツポンチの完成です。
甘みが足りない場合は、缶詰のシロップを足してあげると子どもも喜びます。
炭酸水ではなく、オレンジジュースなどで作っても良いですね。
これを透明なプラカップに入れれば、それだけでおしゃれなフルーツポンチになります。
料理といえないほど簡単ですが、意外とSNS映えするのでおすすめですよ。
洗い物も片付けも不要なので、忙しいときのデザートにもピッタリですね。
作る過程も楽しいのがキャンプ料理
今回の記事では、キャンプでも比較的簡単に作れるデザートをご紹介しました。
ベテランキャンパーの中には、パンをパン生地から作ったり本格的なチーズケーキを焼いたり、しっかりデザート作りを楽しんでいる人もいるようです。
しかし、そこまで手が込んだデザートを作るのは難しいですよね。
みんなで火を囲んで作るだけでも楽しいのがキャンプ料理です。
作る過程も含めて、キャンプのデザートを楽しんでください。