スノーピークから販売されている「ギガパワーストーブ 地」は、コンパクトながらも大火力が得られるシングルストーブとして有名で、多くのキャンパーに使用されています。
そんなギガパワーストーブの長所や欠点は、一体どこにあるのでしょうか。
この記事では、ギガパワーストーブ 地の特徴や使う上での注意点に加えて、一緒に使いたいアウトドア用品をご紹介します。
シングルバーナーは何を使う?スノーピークがおすすめ!
キャンプなどでの熱源として使われるのが、一般的にストーブやバーナーと呼ばれている、シングルバーナーです。
シングルバーナーには様々な特色を持った製品があります。
例えば、性能面を挙げればコンパクトであったり大火力であることをウリにしている製品があります。
また、燃料の面から言えば、ガスを使うものやガソリンを使うもの、灯油を使うものなど、こちらも様々な特色があります。
ここでおすすめしたいのが、スノーピークから販売されている「ギガパワーストーブ 地」です。
ギガパワーストーブは、折りたためばポケットに入るようなコンパクトさが特徴で、アウトドア用ガスカートリッジを燃料としています。
以上の特性は、荷物をコンパクトにまとめることができて、操作も簡単であることに繋がっていますから、ハードにアウトドアを楽しむ方からアウトドア初心者まで、誰にでもおすすめできる製品だと言えます。
この記事では、スノーピークの「ギガパワーストーブ 地」について、その長所と欠点についてまとめてご紹介していきます。
小ささがウリの「ギガパワーストーブ 地」!長所と欠点をご紹介!
ギガパワーストーブ 地の長所は、なんといってもコンパクトであることです。
スノーピークによって「胸のポケットに入る小さなストーブ」というコンセプトで開発されただけあって、折りたたんだ状態はコンパクトです。
コンパクトなストーブと聞いて、操作がしにくかったり、安定性が悪いのではないかとお思いになる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ギガパワーストーブはきちんと実用性を保ちながらコンパクトに仕上がっています。
ゴトクはコンパクトなストーブでポピュラーな3本ではなく4本で、火にかけた鍋をしっかりと安定して支えてくれます。
また、ゴトクの折りたたみ機構もシンプルで、故障しにくい造りとなっています。
加えて、火力を調整するツマミも操作しやすい大きさになっているので、とっさに火力を調整したいときにも失敗してしまうような事はないでしょう。
ただし、欠点として風に弱い点が挙げられることがあります。
次の項からは、以上の長所と欠点について詳しく取り上げていきます。
スノーピーク「ギガパワーストーブ 地」の歴史が物語る信頼性!
ここからは、「ギガパワーストーブ 地」の長所についてお伝えしていきます。
まず、一つ目の長所として信頼性が挙げられるでしょう。
スノーピークのギガパワーストーブがはじめて市場に出たのは、1998年のことでした。
そしてそれ以来、今日までほとんど形が変わっていないまま生産が続けられているのです。
設計変更が不要なほど堅実な、信頼できる設計がされている証拠と言えますね。
使いにくければすぐに廃盤になってしまいがちなアウトドア製品の中で、これは異例なことなのです。
具体的には、コンパクトながら頑丈さや実用性がきちんと確保されている点が支持されています。
例えば、ゴトクの安定性は素晴らしいポイントです。
「ゴトクが安定しているのはバーナーとして当然だ」と思われるかもしれませんが、メーカーによっては携帯性を重視しすぎた結果、安定性がおざなりになってしまっている製品もあるのです。
そのうえ、ゴトクが太めのワイヤーでできていることも重要と言えるでしょう。
薄い金属板では横からの衝撃で変形してしまいやすいという欠点を生んでしまいますし、折り畳み式の場合、変形によって折りたたみ機構が損なわれる恐れすらあります。
一方、ワイヤーは丸棒ですから全方向からの荷重に強い耐性を持ちますし、折りたたみ機構も最低限のシンプルなものなので、故障とは無縁でしょう。
スノーピーク「ギガパワーストーブ 地」をコンパクトに持ち歩く!
続いて、「ギガパワーストーブ 地」の二つ目の長所をお伝えしていきます。
それは、やはりコンパクトさでしょう。
ギガパワーストーブは通常状態であってもポケットに入るほどコンパクトですから、荷物として邪魔に感じるようなことはほとんどないと思います。
しかし、スノーピークから販売されているコッヘルと組み合わせることで、よりコンパクトに持ち運びすることができるのです。
対応している商品は、トレックシリーズのコッヘルです。
これらのコッヘルはストーブの燃料であるガスカートリッジが収納できるサイズであるため、コッヘルの中にバーナー関連のものをすべて収納した状態で持ち運びすることができるのです。
荷物がより小さくなるのは、登山やツーリングにも便利ですよね。
トレックシリーズにはアルミ製のものとチタン製のものの2種類があり、それぞれに900mlモデルと1400mlモデルがあります。
900mlモデル自体も1400mlモデルに収納できるので、最大で鍋二つとギガパワーストーブ、ガスカートリッジを一度に持ち運ぶことができますよ。
もしギガパワーストーブを購入されるのであれば、一緒にトレックも手に入れたいですね。
以上、ギガパワーストーブの長所についてお伝えしてきました。
続いては、唯一の欠点である『風に弱い』という点についてお話をしていきます。
横から出る火は欠点じゃない!風に弱い点を補う方法
この項では、「ギガパワーストーブ 地」の欠点についてお話をします。
その唯一の欠点とは、『風に弱い』という点です。
ギガパワーストーブのバーナーヘッドは特殊な形をしており、真上ではなくて側面に向かって炎が出る造りになっています。
これは、火にかけた鍋底の一点だけを集中して加熱すると鍋が焦げ付く恐れがあるため、鍋底をまんべんなく温められるように考案された構造です。
しかし、側面に炎が出る構造は横風をまともに受けてしまうことに繋がり、風に弱いという欠点になってしまったのです。
このことに関しては、どうしても利点と欠点がトレードオフになってしまう問題なので、ユーザー側で対策を行ってみましょう。
スノーピークから販売されているウインドスクリーンを併用することで、少しの風であれば問題なく安定して使えるようになります。
ウインドスクリーンが初めから付属していないのは、商品コンセプトがコンパクトさにあるため、荷物を減らしたいというニーズに答えた結果かもしれませんね。
ストーブと一緒に使いたいおすすめグッズ!欠点も補える!
最後に、スノーピークの「ギガパワーストーブ 地」と併せて使いたいアウトドア用品をご紹介します。
■スノーピーク:トレックコンボ
先ほどご紹介した900mlと1400mlのコッヘルがセットになった商品です。
ぜひギガパワーストーブと組み合わせてお使いください。
■EPI:カートリッジスタビライザー2
ガスカートリッジに取り付けることで、安定性を増すための部品です。
こちらのスタビライザーは高さ調整が可能な造りになっているため、多少の不整地でも安定して火を使うことができますよ。
折りたためるのも嬉しいです。
■スノーピーク:ウインドスクリーン
ゴトクの上に乗せるタイプの小型のウインドスクリーンです。
純正なので、ぴたりとはまりますよ。
■ユニフレーム:ウインドスクリーンL
折りたたみ式の大型ウインドスクリーンです。
風を遮断できるので、ギガパワーストーブの欠点をしっかりと補えます。
自立する造りなので、テーブルの上などの硬い地面でも使えます。
信頼できる「ギガパワーストーブ 地」!スクリーン併用で安定運用
以上、スノーピークの「ギガパワーストーブ 地」についてご紹介してきました。
多くのメリットがあり、欠点も裏返せば調理のしやすさを考慮したものだとお分かりいただけたと思います。
ロングセラーの信頼できるストーブですから、ぜひご購入していただいてお試しください。
その際には、ウインドスクリーンも併せてご購入いただくと安定して使用できますよ。