ハイキングのリュック選び!日帰りにはどんなものがいい?

最終更新日:2019/08/31

暖かくなってくると、ハイキングをしてみたいという方も多いのではないでしょうか。

そんなときに、まず購入するのがリュックですよね。

しかし、初心者の場合、どんなものを選べばいいかわからないという方も少なくありません。

そこで今回は、初心者向けの日帰りハイキングのリュックの選び方をご紹介します。

日帰りハイキングなら普通のリュックでもいい?

日帰りのハイキングに行く際でも、リュック選びが重要ということをご存知でしょうか。

たかがリュックと思っている方も多いかもしれませんが、リュック選びを失敗してしまうと、肩に負担が掛かってしまったり、その結果無駄な体力を消耗してしまうことが考えられます。

また、体力を消耗することで、集中力が低下し事故に繋がってしまうこともあるのです。

数時間の軽いハイキングの場合は、普段使用しているリュックでも構いませんが、日帰りのハイキングや本格的な登山などに挑むという際には慎重に選ぶことが大切です。

その点を考えると、登山用のリュックは登山に適した設計になっています。

まず、普通のリュックと違い、背中にフィットしやすくなっているので、長時間の移動でも重たい荷物を背負うことができます。

また、素材にも差があります。

特に、背中が面している部分は、普通のリュックでは通気性が悪い場合が多くなっていますが登山用のリュックは通気性に優れているのです。

その他にも、枝や岩などに触れてしまっても破れにくいなど、タフさにも差が大きくあります。

日帰りハイキングでもしっかりと!リュック選びのポイント

●容量

初めてのリュック選びとなると、一番最初に悩むのが「容量」ではないでしょうか。

基本的に、日帰りハイキングの場合は20リットルから30リットルの容量がおすすめです。

大きい分には構わないと思う方も多いかもしれませんね。

しかし、日帰りハイキングは、本格的な登山などと比べると持っていく荷物の量が違います。

そのため、大きいリュックに少ない荷物を入れるということになりますね。

このような状態では、リュックの性能を十分に活かしきれません。

それだけでなく、身体へ無駄な負担を掛けてしまう可能性もあるのです。

リュックを購入する際は、しっかりと日数や荷物の量などを考慮した上で選びましょう。

●トルソー

うつむいた状態で首の骨を触ってみると、突起した骨が出ているはずです。

その部分から、腰骨の末端までをトルソーと呼びます。

この、トルソーの長さが、リュック選びには重要となってきます。

●ウェストハーネス

登山用のリュックは、腰回りにベルトがついています。

そのベルトを、ウェストハーネスと呼びます。

このウェストハーネスをぴったりと締めることで、肩への負担を腰にも分散させることができます。

もちろん、自分に合ったものを選ばないと、しっかりと役目を果たしてくれないので注意が必要です。

ハイキングは体力勝負!無駄な負担が掛からないリュック選びを

●フィット感

身体のフィット感も大切になります。

特に意識していただきたいのが、背面部分と肩の部分です。

隙間ができてしまうものは、やめておくべきでしょう。

少しでも隙間や違和感があると、無駄な負担が掛かったり擦れてしまうことがあるので注意が必要です。

これは、ネットなどで口コミを見たりしても、なかなかわからない点でもあります。

そのため、実際に店舗などに行ってフィッティングしてみましょう。

いくら評判の良いリュックでも、実際に自分がフィッティングしてみたら合わなかったということも少なくないからです。

●機能性

日帰りハイキングでも、機能性は重要なものとなってきます。

すぐに水筒などを取り出せるようなサイドポケットなどがあると便利ですね。

その他、リッドと呼ばれる荷物などを中で安定させてくれる役目だけでなく、荷物を雨などで濡れることを防ぐものもあります。

日帰りハイキングの場合でも急な天候の変化は考えられるので、ぜひついていてほしい機能です。

日帰りハイキングへ行こう!リュックの中身は?

ハイキング用のリュックを選んだら、中身を揃えましょう。

日帰りハイキングでは、どのようなものが必要か、基本的なものをご紹介していきます。

●水筒

日帰りのハイキングでも、水筒は必ず持参しましょう。

最近では、保冷性・保温性に優れていながらも、軽量なものがたくさん取り揃えられています。

また、コップ付きのタイプや直接口をつけて飲むものなど、さまざまあるのでそれぞれの特性を加味しつつ選びましょう。

●地図・コンパス

ハイキングに必須なのが、コースの載っている地図です。

現在地などを把握するためにも、必ず持っておきましょう。

コンパスも、原始的なものと思われがちですが、万が一道を見失ってしまった場合にはとても役に立ちます。

●レインウェア

レインウェアも、必ず持っていくべきものです。

折り畳み傘でもいいのでは、と思っている方もいるかもしれませんが、レインウェアは傘と違い両手が自由に使えるので断然レインウェアがおすすめです。

●軽食

日帰りのハイキングでも、いつでも栄養補給をできる軽食を持っておきましょう。

飴玉など、小さくてもカロリーを摂取することができるものがおすすめです。

●ビニール袋

自分で出したゴミを持ち帰るためのビニール袋も、しっかりと持参しておきましょう。

日帰りハイキング!リュックに入ってると便利なものは?

先ほどは、日帰りハイキングの基本的なリュックの中身についてお話をしました。

ここでは、プラスアルファでリュックに入っていると便利なものをご紹介します。

●日焼け止め

ハイキングをする際は、日焼け止めを塗っておくことをおすすめします。

紫外線を直接浴びることで、無駄な体力を消耗してしまうからです。

ハイキングを始める前に塗っておくことももちろん、汗などで流れ落ちてしまったときなどのために、リュックに入れておくといいですね。

●サングラス

日焼け止めと同じく、目からの紫外線を防ぐサングラスもあると便利です。

特に、標高の高い山に登る場合は必須ともいえるアイテムでしょう。

●モバイルバッテリー

最近では、ハイキングや登山などに役立つアプリなどがあります。

せっかくアプリをインストールしていても、充電切れでスマホを操作できないということも考えられます。

そのようなときのために、モバイルバッテリーを持っていると便利でしょう。

ハイキングの基本は重ね着!

ここまで、日帰りハイキングのリュックの選び方や、リュックの中身についてお話をしてきました。

最後は、ハイキングの服装についてご紹介していきましょう。

ハイキングや登山をする場合の服装は、重ね着が基本となります。

なぜかというと、山は麓と山頂での気温が違うのはもちろん、急な天候の変化も考えられるからです。

もちろん、寒い冬場などでも山を登っていれば汗をかきます。

かいた汗をそのままの状態にしておいた場合、外気の寒さで蒸発することで体温が奪われてしまいます。

結果、低体温症に陥る危険性もあるのです。

そのようなことがないよう、汗をかいてきたら早めに薄着になる、寒いときは重ね着をするということを意識することが大切です。

冬場はもちろん、夏場でも基本となることなので覚えておきましょう。

重ね着をする際には、肌着・中間着・アウターを脱いだり着たりします。

それぞれ、季節に合わせて違ったものをチョイスしましょう。

また、帽子をしっかりと被ることも忘れずにしてください。

その他に、健康保険証も必ずリュックに入れておくべきものです。

万が一、ケガをしてしまった場合など、医療機関を受診する際にあると後日の再提出の手間を省くことができるでしょう。

しっかりとした装備でハイキングを楽しもう!

今回は、初心者向けに日帰りハイキングで使用するリュックの選び方・持っていくべきもの・服装などをご紹介しました。

日帰りのハイキングでも、自然の中で行うものなので、決して甘くみてはいけません。

しっかりとした装備で、楽しいハイキングにしましょう。

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