バーベキューは、大人数でワイワイと楽しめるのが魅力です。
参加人数が多くなるほど、バーベキューコンロも大型のものを使用したくなるのではないでしょうか。
しかし、焼き網と鉄板の両方を1台のコンロで同時使用するのは困難です。
どちらか片方しか使えないと、調理の効率が下がってしまいます。
そこで、小型のコンロを複数台使用する方法をおすすめします。
小型のバーベキューコンロを複数台使用する利点
バーベキューの調理器具は、焼き網・鉄板・フライパン・鍋・コッフェルなどがあります。
バーベキューコンロの熱源は、薪・炭・ガスがあり、調理器具との相性も考えなくてはなりません。
1台のコンロしか使えない状況では、調理器具やメニューを制限する必要が生じてしまいます。
そこで、おすすめするのは小型コンロの複数台使用です。
大人数でのバーベキューも、コンロの数と種類を増やせば十分に対応することができます。
【小型コンロを複数台使用する利点】
・同時に複数のメニューを作ることができる。
・調理器具に適した熱源を選べる。
・炭起こししている間にガスコンロで調理すれば、バーベキューを早く始めることができる。
・時間のかかる煮込み料理は、専用の小型コンロを使用すれば効率的。
・網焼き専用を2台使用すれば、作り手が増えて短時間に大量の調理が可能になる。
・大型コンロと比較して、後片付けが簡単になる。
以上のとおり、小型コンロの複数台使用は、かなり実用的です。
小型バーベキューコンロは何台準備すれば良い?
小型コンロでバーベキューをする場合、何台用意すれば良いのかが悩ましいですよね。
参加人数とメニューでも変わることでしょう。
そこで、バーベキューのシチュエーションで判断してはいかがでしょうか。
一定の条件を決めると、コンロの台数も決めやすくなります。
【参加人数で考える】
・小型コンロで調理可能な人数の目安は、4人程度です。
・4人で網焼きと鉄板料理を同時に行う場合、小型コンロが2台必要になります。
・網焼き用の燃料は炭、鉄板料理用の燃料はガスとすれば、炭用コンロとガス用コンロ各1台が必要なことが判ります。
・人数が増える場合には、4人換算で台数を増やすと良いでしょう。
【メニューから考える】
・炊飯予定やシチューなどの煮込み料理がある場合、専用の小型コンロを用意すると良いでしょう。
・スキレット料理やパエリヤなどのメニューも、専用の小型コンロがあると便利です。
・燻製にチャレンジする場合にも、専用の小型コンロが必要になります。
【トータルで考える】
・最低でも、炭用コンロとガス用コンロ各1台は必要です。
・快適なバーベキューのためには、炭用コンロ1台とガス用コンロ2台を使用するのが理想的です。
・調理に長時間が必要なメニューには、専用コンロを用意すると良いでしょう。
・人数に応じて使用台数を増やしますが、最大でも小型コンロが5台あれば足りることでしょう。
焼き網用のバーベキューコンロは大型よりも小型複数台が便利!
バーベキューのメインとなる網焼き用のコンロは、人数によって大きさを選ぶことが多いのではないでしょうか。
大型コンロは一度に大量の調理が可能なのですが、難点もあります。
調理する人数は1台に一人のことが多く、肉を焼くときに手が回らなくなる恐れがあります。
一人で対応可能な限界を超えると、食材を焦がす原因になります。
また、炭を補充して火力が下がると、火力が戻るまで調理することができません。
小型コンロを複数台使用する場合、それぞれのコンロで火力を変えることが可能です。
炭を補充するタイミングをずらせば、使用できない時間をなくすことも可能です。
小型である分、調理する人の負担も減りますので、上手に焼けることが期待できます。
調理の効率が上がるため、同じメニューを短時間で作ることができるでしょう。
以上のことから、大型コンロを使用するよりも、小型コンロを複数台使用する方が便利なことが分かります。
炭用コンロの後片付けやお手入れは、大変な作業です。
大型コンロは所有者のみに負担が集中しますが、小型コンロを持ち寄れば負担を分散させることができます。
小型ガスコンロが2台あれば色々なことができる
バーベキュー用ではなくても、小型ガスコンロは汎用性が高く、煮込み料理や鉄板料理に適しています。
面倒な炭起こしも、ガスコンロで火起こし器を使用すれば簡単にできます。
薪や炭のコンロは調理開始までに時間が必要ですが、ガスコンロはすぐに調理を開始できる点が魅力ですよね。
そこで、小型のガスコンロを2台使用することをおすすめします。
1台で鉄板やフライパン料理を開始し、もう1台で炭起こしをすれば、時間の無駄がなくなります。
炭起こしが完了した1台で、燻製料理や煮込み料理にチャレンジすることも可能になります。
ただし、ガスコンロには弱点もあります。
風に弱く、長時間使用するとガスボンベの温度が下がり、火が消えてしまうことです。
風の問題は防風の工夫で、ガスボンベの温度低下は頻繁に交換することで、弱点を補うと良いでしょう。
アウトドア用のガス2バーナーコンロは優れものですが、家庭用のカセットガスコンロでも十分に使用できます。
強火力が必要でなければ、家庭用カセットコンロの方が小型で、後片付けや保管が簡単な分、使いやすいかも知れません。
長時間煮込む料理や炊飯には薪用の小型コンロが便利!
薪の炎に魅力を感じるという方は、小型の薪用コンロを使用してはいかがでしょうか。
炊飯をする場合は、強火力と中火、弱火が必要になりますので、薪での調理が似合います。
長時間煮込む料理の火加減も、薪のコンロをを使えば簡単です。
薪のコンロを使いこなすには経験が必要なのですが、上手にできれば満足感も大きくなることでしょう。
薪で火起こししてから、その火種を使って炭起こしをすることも可能です。
反対に、火のついた炭が数個あれば、新たな薪の火起こしも簡単です。
薪でバーベキューをする場合は、炎が上がりすぎないよう注意する必要がありますが、試してみる価値は十分にあります。
魚を刺した串を遠火で炙るという使い方もできるため、バーベキューが豪華になることでしょう。
みんなで調理するバーベキュースタイルは楽しい!
小型コンロを複数使用すれば、意外な効果も期待できます。
バーベキューの参加者の中には、準備から片付けまで取り仕切ってくれる「バーベキュー奉行」が、一人はいることでしょう。
大型コンロなどの道具を持参したり、進んで作り手になってくれたりするため、他の参加者は助かります。
しかし、特定の方に作業の負担を強いるのは、気が引けますよね。
そこで、小型コンロが活躍します。
小型コンロが複数ある状況では、一人ですべてのコンロを管理することはできません。
コンロ自体も、参加者が各々持ち寄る必要があります。
参加者が手分けしてコンロの管理をすることで、バーベキューへのモチベーションも上がることでしょう。
「バーベキュー奉行」が増えれば、協力体制が築けますので、より楽しく豪華なバーベキューを楽しみましょう。
小型のコンロを複数台使用するとバーベキューが楽しくなる!
大人数でのバーベキューには大型コンロを使用したくなりますが、小型コンロを複数台使用することもおすすめです。
複数の料理を同時に調理でき、準備の時間も節約できるため、バーベキューの効率も上がります。
また、特定の方に調理を任せられない分、参加者のバーベキューレベルアップが期待できることでしょう。
コンロの後片付けや、手入れの手間も分散できます。
バーベキューで、小型のコンロを複数台使用することにはたくさんのメリットがありますので、ぜひお試しください。