アウトドアの楽しみと言ったら、バーベキューでしょう。
外で家族や友人とワイワイ言いながら食べる食事は、とても美味しいですよね。
特に、バーベキューコンロを使った炭火でのバーベキューは、また一味違います。
しかし、炭火を起こすのは思っているよりも難しい作業です。
ここで手間をとってしまうと、楽しい食事の時間が台無しです。
今回はバーベキューコンロの種類や炭火のおこし方などご紹介します。
バーベキューコンロの種類
一口にバーベキューコンロといっても様々な種類があります。
使用する状況や人数など、TPOに合わせて選んで購入しましょう。
バーベキューコンロの種類は大きく分けて2種類あります。
炭火を使用するタイプとガソリンやガス缶など炭火以外の燃料を使用するものです。
1つずつ、ご紹介していきます。
まず、炭火を使用するタイプは、燃料に炭を利用します。
非常にシンプルな構造で、お値段も比較的安めです。
また、一人用の小さなものから、ファミリー用の大きなものまで、様々な種類が販売されています。
さらに、蓋つきで温度計までついたバーベキューグリルと言われているコンロは、本場アメリカスタイルの豪快なバーベキューを楽しめます。
しかし、デメリットととして炭火を起こすのが面倒という点があげられます。
初心者がいきなり火おこしを行うのはかなり難しいので、ある程度予行演習をしておくか、後でご紹介する便利グッズなどを利用しましょう。
次に、もう1つの炭火以外の燃料を使用するコンロについてご紹介します。
炭火以外の燃料とは、ガソリンやガス缶などです。
こちらのタイプのコンロのメリットは、火を起こす手間が省けるという点です。
先ほどの炭火タイプは、炭火を起こすのに手間取ってしまいますが、燃料タイプだと使用したいときにすぐに火をつけることができます。
また、火加減の調整も簡単で、商品によっては家庭用のコンロと同じように使用できるものもあります。
デメリットとしては、コンロ自体が少し高めの値段設定となっています。
また、燃料のガソリンやガス缶も、炭に比べたら値段が高くなっています。
さらに、こちらのコンロは定期的にメンテナンスが必要です。
倉庫の奥の方にしまっており、いざ使おうと思ったらどこか故障して使えないということもあり得ます。
それぞれのコンロにメリットデメリットがあるので、お好みに合わせて購入しましょう。
本格派!炭を使用するバーベキューコンロの使い方
2種類のバーベキューコンロについてご紹介しました。
それでは、それぞれのコンロの使い方についてご説明します。
最初にご説明するのが、炭を使用するバーベキューコンロです。
こちらのコンロは、コンロ自体の使い方はいたってシンプルです。
火のついた炭火をコンロの中に入れて、網や鉄板を乗せれば完了です。
特に手入れなども必要ありません。
問題なのが、炭火を起こす点です。
ここがこのコンロの一番のネックです。
炭火のおこし方ですが、まずは燃えやすそうな乾燥した木の枝や棒などを用意してください。
そして、それを格子上に組んでいってください。
隙間を詰めすぎず開けすぎず、空気の通り道を意識して程よく隙間を開けましょう。
そして、その上に炭を置きます。
炭もあまり大きなものでなく、小さめで細長いものがいいでしょう。
これも、木と同じように隙間を意識して組んでいきます。
木と炭の準備ができたら、下の方から着火してください。
初めの火の小さいうちは木に火が燃え移りにくいので、うちわなどで空気を送るといいでしょう。
炭に火が移ったら、火おこしの完了です。
火傷に注意しながらバーベキューを楽しみましょう。
炭を使わないお手軽ガソリンタイプのバーベキューコンロ
続いて、炭を使わないガソリンタイプのバーベキューコンロについてご紹介します。
こちらのコンロの大きなメリットは、家庭用のコンロと同じように使用することができる点です。
商品によっては、バーナーが2つあり、2つの料理を同時進行で調理することができます。
こちらのバーナーの使い方ですが、まずは燃料のガソリンを用意します。
この場合のガソリンとはガソリンスタンドで売られている車用のガソリンではありません。
ホームセンターやキャンピングショップで売られている白ガソリンと言われる種類のガソリンです。
白ガソリンは、車用のガソリンよりも不純物がほとんど含まれていないためススがでにくく、使いやすい燃料です。
しかし、非常に燃えやすいため、使用方法や保存方法などに注意が必要です。
燃料が用意できたら、燃料タンクに入れます。
燃料を入れたら、燃料タンクにポンピングという作業をします。
ポンピングとは燃料タンク内に圧力をかけて、液体の燃料を気化させる作業のことです。
70~80回ほどポンピングを繰り返し、ポンプノズルが固くなってきたら終了です。
着火装置のついているコンロなら、家庭用コンロのように使用できます。
着火装置がついてない場合は、チャッカマンなどを使用して着火しましょう。
炭火を起こすのに比べたら、非常に簡単に火をつけることができます。
おすすめバーベキューコンロをご紹介
ここからはおすすめのバーベキューコンロについてご紹介します。
最初にご紹介するコンロは、「クールスパイダープロ」です。
こちらは老舗アウトドアブランドのコールマンが販売している炭を使用するタイプのコンロです。
この商品は炭を入れる部分が引き出しタイプとなっており、わざわざ上の網をどけなくても継ぎ足しが可能です。
また、ボディはメッシュの網状タイプとなっており、通気性がよく炭の燃焼効率が高くなっています。
さらに、焼き網の高さが4段階調整可能で、好みの火力に調整できます。
炭火の火力が強すぎて食材が真っ黒こげになる心配もありません。
次のおすすめの商品は、「ロゴスの焚火台 バーベキューコンロ ピラミッドグリル EVO-L」です。
こちらの商品も炭火を使うバーベキューコンロです。
こちらの商品は、バーベキューだけでなく、焚火とダッチオーブンを使用した料理をすることもできます。
また、こちらの商品は折りたたむことが可能です。
普通のバーベキューコンロなら箱の形そのままで、持ち運びにスペースをとります。
しかし、このコンロなら分解してばらせば重ねることができるので、非常に省スペースです。
組み立てるのもとても簡単で、たった10秒で組み立てることができます。
荷物をなるべく少なく軽くしたいという方におすすめです。
簡単に炭火を起こそう!バーベキュー便利グッズ
前にも述べましたが、炭火おこしは初心者にとってかなりの難関です。
先ほどご紹介した、炭火のおこし方を実践していただければいいのですが、それでも条件によってはうまくつかない場合があります。
そんなときに、簡単に炭火を起こすことができる便利グッズがいくつかあるのでご紹介します。
最初にご紹介するのが、着火剤です。
燃料が混ざっているジェル状の液体で、チューブに入ってよく売られています。
使い方は非常に簡単です。
使用する炭に直接かけて、着火するだけです。
細かい木を組んだりする必要はありません。
着火剤がしばらく燃え続けるので、自然と炭に火が移ってきます。
注意点としては、着火剤の量が少ないからと言って、燃えている炭の中に直接継ぎ足さないでください。
火が燃え移り、チューブごと燃えてしまう可能性があります。
取り扱いには十分注意してください。
次にご紹介する便利グッズは、火おこし器です。
こちらは鉄板を筒状にしたような形状で、煙突効果を利用して簡単に炭に火をつけることができる商品です。
使い方は、こちらもとても簡単です。
先に述べた炭火のおこし方の要領で、筒の中に木と炭を組んでいきます。
下から着火すれば、放置しているだけでものの10分から15分程度で、真っ赤に燃えた炭火の完成です。
後は、焼けた炭をバーベキューコンロに設置して完了です。
普通に炭を起こすよりは、かなりの時短になります。
折りたたんでコンパクトに収納することができるので、非常におすすめです。
お手軽絶品!バーベキューレシピ
最後にバーベキューコンロを利用した絶品お手軽バーベキューレシピをご紹介します。
始めにご紹介する料理は「ローストビーフ」です。
用意する食材は、お肉・塩コショウ・ニンニク・オリーブ油です。
それでは、レシピをご紹介します。
まずは、お肉を常温に戻します。
常温に戻したお肉に塩コショウをふり、おろしにんにくを刷り込んでください。
刷り込み終わったら、最後にオリーブ油を薄く塗ります。
それでは、焼いていきましょう。
初めは強火で表面に焼き色を付けるようにしてください。
全体的に焼き色が付いたら、弱火で15分ほど焼きましょう。
15分経ったら、そこからアルミホイルに包み粗熱が取れるまで30分ほど寝かせます。
30分経過したら完成です。
そのまま素材の味を楽しむもよし、お好みでソースをかけるのもいいでしょう。
次にご紹介する料理は、「スペアリブ」です。
用意する食材は、骨付き肉・焼き肉のたれ・はちみつ・ニンニク・ショウガ・塩コショウです。
こちらの料理は前日からの仕込みが必要です。
まずスペアリブの付けダレを作ります。
ジップロックに焼き肉のたれ・はちみつ・ニンニク・ショウガ・塩コショウを入れます。
そこにお肉をいれてタレがなじむようによく揉み込み、冷蔵庫の中で一晩寝かせ味をしみ込ませます。
後は当日、焼くだけで完成です。
たれに付け込んだ分、焦げやすくなっているので炭の火加減に注意しながら焼いてください。
炭火を使って美味しく楽しくバーベキューをしよう
バーベキューコンロはたくさんの種類が販売されてますので、自分の好みに合ったものを購入しましょう。
しかし、バーベキューの醍醐味と言えば炭火です。
簡単なガソリンタイプのコンロもいいですが、ぜひとも便利アイテムを利用して、炭火にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。