バーベキューの定番食材といえば肉ですが、その肉に勝るとも劣らない存在が魚介です。
魚、貝、エビ、カニ、イカなどの様々な魚介がバーベキューで大活躍してくれます。
そのまま焼くだけでも十分満足させてくれる魚介ですが、それにひと手間加えて料理にしてみたら、さらに魚介のおいしさを引き出せます。
この記事では、そんなバーベキューでの魚介を使った料理のレシピをいくつかご紹介していきます。
バーベキューで人気の魚介の種類
まずは、バーベキューで大活躍してくれる人気の魚介をご紹介していきます。
〇ヘルシーでおいしい魚
・サケ
生、焼き、スモークなど、どの料理方法でもおいしく食べられる万能な魚です。
もちろんバーベキューでも人気で、大人から子供までみんなで楽しめます。
・アジ、サバ
アジやサバなどの青物もバーベキューで人気の魚です。
中には、釣りで釣れたものをそのままバーベキューにされる方もおられます。
〇食感が人気な貝
・ホタテ
バーベキューで殻付きのまま焼いて、パカッと開く瞬間は、見ている人の目も楽しませてくれます。
もちろん味も絶品で大人気です。
・カキ
夏や冬のおいしい味覚カキもバーベキューにピッタリな貝です。
生でもおいしいカキですが、炭火で焼くとより一層おいしさがアップします。
〇みんなが大好きなエビ
・ブラックタイガー
食卓でもお馴染みのリーズナブルなエビで、味も良いので人気があります。
大きさも調度よく、バーベキューにもピッタリです。
・伊勢エビ
高級食材の伊勢エビもバーベキューでさらにおいしくなります。
大型なので、みんなでシェアしながら食べられるのも楽しいですね。
〇多才な才能の持ち主イカ
・スルメイカ
食卓でも最も馴染み深いイカです。
焼き物に最適なイカなので、バーベキューに最適で人気があります。
・ケンサキイカ
スルメイカよりも価格が高くなりますが、甘みとうまみが強く、バーベキューにオススメです。
バーベキューにオススメの魚介には以上のようなものがあります。
次からは、それぞれの下ごしらえの方法や、オススメレシピをご紹介していきます。
バーベキューで使う魚介の下ごしらえ方法
レシピをご紹介する前に、バーベキューで使うそれぞれの魚介の下ごしらえの方法をご紹介します。
〇魚
・1匹丸ごと使う場合
魚を1匹丸ごと使う場合は、まずお腹を切り開き内臓を取り除いておきます。
また、大型の魚を使う時はウロコも取っておくと料理をする時に便利です。
・切り身を使う場合
切り身の場合は、内臓やウロコを取る作業は必要なく、料理によって必要な大きさに切っておくくらいで大丈夫です。
〇貝
貝は特別な下ごしらえはなく、殻を洗って汚れを落としておくくらいです。
食中毒などを防止するために、前日から用意される場合は、鮮度が落ちないようにしっかりと保冷しておくようにして下さい。
〇エビ
殻が不要な場合は、殻を取って剥き身にしておきます。
また、背わたを取り除いておくと食感を損なうことなく食べられます。
殻ごと使う場合は、洗って汚れを落としておき、しっかりと保冷しておいて下さい。
〇イカ
イカも魚同様内蔵を取り除いておきます。
また、料理に使う場合は使う大きさに切っておくと便利です。
以上が、バーベキューに使う魚介の下ごしらえの方法です。
次からは、それぞれの魚介を使ったレシピをご紹介していきます。
ヘルシーでおいしい魚介「魚」を使ったレシピ
まずは、バーベキューで使う魚介の中から、魚を使ったレシピをご紹介していきます。
〇塩焼き
一番簡単にバーベキューで魚をおいしく味わえる方法です。
・使う魚
サケ、アジ、サバ、サンマ、タイ、マグロ(カマ)など
・調理方法
①使う魚の内臓やウロコなどを取り除いて、魚全体に塩をまぶします。
②炭火などで焦げに注意しながら片面ずつ焼いていきます。
③中まで火が通ったら完成です。
〇アクアパッツァ
最近人気になってきている魚を使ったイタリア料理です。
・使う魚
タイ、カサゴ、メバル、スズキなどの白身魚
・調理方法
①アルミホイルを折って筒状にし、中に魚や具材を入れられるようにします。
②下ごしらえをした魚の表面に切り目を入れて、塩コショウで味付けをして下さい。
③白ワイン、アンチョビ、ニンニクなどを混ぜ合わせます。
④アルミホイルに魚、プチトマト、アサリ、オリーブの身と③で作ったスープを入れて下さい。
⑤アルミホイルの口を閉じて、炭火などで約15分ほど焼いていきます。
⑥アルミホイルが膨らんで焼き上がったら、蒸気に注意しながらアルミホイルを切り、レモンやパセリなどを添えたら完成です。
魚を使ったレシピは他にもたくさんあります。
魚をおいしくいただくために、様々な料理に挑戦してみて下さい。
バーベキューにうまみをプラスしてくれる「貝」のレシピ
次に、バーベキューにうまみをプラスしてくれる魚介の、貝を使ったレシピをご紹介していきます。
〇網焼き
貝のうまみを一番シンプルに味わえる方法です。
・使う貝
ホタテ、サザエ、カキ、ハマグリなど
・調理方法
①殻の汚れを洗い落として、殻付きのまま網の上に並べます。
②ホタテやカキ、ハマグリなどの二枚貝の場合は、殻が開いたらバターやしょう油などで味付けをして完成です。
③サザエの場合は、入り口部分に中からフツフツと水分が出てくるので、そこにしょう油などを足らせば完成します。
〇ダッチオーブンdeパエリア
人気のスペイン料理パエリアは、ダッチオーブンという調理器具を使ってバーベキューでも作れます。
・使う貝
アサリ、ムール貝など
・調理方法
①ダッチオーブンにオリーブオイルを入れ、ニンニクのみじん切りとタマネギのみじん切りを入れて、香りが出るまで炒めます。
②お米を入れてお米が透明になるまで炒め、お米と同じ量の水を入れ、ワイン、コンソメ、ターメリックを入れて下さい。
③イカやアサリの剥き身などを入れて煮込み、水分がなくなってお米が見えてきたら火を止めます。
④火を通したムール貝やエビを並べ、フタをして中火で煮込み、湯気が出てきたら弱火にしてさらに5分ほど煮ます。
⑤火を止めてパプリカやアスパラなどを入れ、15分ほど蒸らして完成です。
貝は様々な料理に使えるので、他にもたくさんのレシピがあります。
様々な料理に使える魚介「エビ」を使ったレシピ
食卓でも人気の魚介、エビを使ったバーベキューのレシピをご紹介します。
〇エビのアヒージョ
オシャレな料理アヒージョもバーベキューで作れてしまいます。
・使うエビ
ブラックタイガー、クルマエビなど
・調理方法
①オリーブオイルを鉄鍋に入れます。
②ニンニク、ホタテ、殻付きエビの順に鉄鍋に入れて下さい。
③具材の上にアルミホイルを置き、エビの殻が赤くなるまで加熱します。
④お好みでバジルなどをかけて完成です。
〇伊勢エビの豪快焼き
伊勢エビなどの大型のエビは、素材の味を生かすために、豪快に焼くのが一番です。
・使うエビ
伊勢エビ、ロブスターなどの大型のエビ
・調理方法
①エビを縦半分に切ります。
殻が硬いので、ケガをしないように注意しながら慎重に切って下さい。
②切り口を上にして網の上に置き、炭火などでじっくりと焼いていきます。
③殻が赤くなってきたら完成です。
お好みで塩やレモンをかけて食べて下さい。
みんなが大好きなエビも、バーベキューでさらにおいしくいただけます。
「イカ」も様々なバーベキュー料理で活躍!
最後に、万能な魚介のイカを使ったバーベキューのレシピをご紹介します。
〇イカのお祭り焼き
お祭りの屋台でも人気のイカ焼きを、バーベキューで楽しめます。
・使うイカ
スルメイカ、ケンサキイカなど
・調理方法
①下ごしらえをしたイカの胴の部分を縦に切って広げ、表面に切れ目を入れます。
②しょう油、みりん、酒などで作ったタレに30分ほど漬け込んで下さい。
③炭火などで焦げないように注意しながら、焼いていきます。
④時々表面にタレを塗りながら焼いていき、全体に火が通ったら完成です。
イカは熱を加えると丸まってしまうので、それを防止するために、串などを刺して固定しておくとキレイに仕上がります。
〇一夜干しの炙り
イカの旨みが凝縮されたイカの一夜干しも、自分で作れます。
ビールのおつまみとしてもピッタリです。
・使うイカ
スルメイカ、ケンサキイカなど
・調理方法
①下ごしらえをしたイカの胴の部分を縦に切って開きます。
②3%から5%ほどの濃度の塩水を作り、そこにイカを20分ほど漬けておいて下さい。
③イカが丸まらないように竹串などを十字状に刺して、ザルやネットに並べて風通しの良いところで一晩干します。
④表面が乾いていたら完成です。
あとはバーベキューの時に、炭火などで軽く炙ってから食べて下さい。
イカは料理にもなりますし、酒のおつまみにもピッタリな魚介です。
バーベキューの魚介を使ったレシピでおいしい一時を!
バーベキューにオススメの魚介には、魚、貝、エビ、イカなどがありました。
普段食べられない伊勢エビなどの大型のエビは、素材の味を生かすために、豪快に焼くのがオススメです。
貝は様々な料理に使え、イカは主食としてだけでなく、お酒のおつまみにもピッタリな魚介です。
今回ご紹介したレシピは、バーベキューだからこそ楽しめる料理ばかりですので、ぜひ挑戦してみましょう。