数あるアウトドアブランドの中でも人気の高いコールマン。
コールマンからはテントを始めとする色々なキャンプギアが販売されていますが、今回注目したいのがツーバーナーです。
コールマンのツーバーナーは人気が高く、塗装や改造をしながら長年使い続けている方がいるほど、多くのキャンパーに愛されている商品です。
コールマンのツーバーナーの歴史や選ばれる理由、種類や使い方などご紹介します。
コールマンのツーバーナーの歴史と選ばれる理由
人気のアウトドアブランド「コールマン」。
コールマンのツーバーナーはネット上の口コミを見ても高評価を得ており、中には塗装や改造をしながら長く愛用している方も多いほど支持されています。
コールマンのツーバーナーの歴史
コールマンは1901年アメリカのカンザス州ウイチタで創業し、自家製ランプの製造やランタン、キャンプ用ストーブの販売を経て、1965年コールマンカンパニーが初のテント、寝袋、キャンプチェア製品を発売しました。
そして1990年にLPガス式ツーバーナーを日本市場へ初導入。2021年にコールマン120周年を迎えた現在も、コールマンのツーバーナーは人気を集めています。
選ばれる理由
- 一度に2種類の調理ができる
- メンテンナスが簡単
- 耐久性があり高品質
- デザイン性
- 収納がコンパクト
- 火力が強い
料理スタイルは色々ありますが、ツーバーナーはコンロが2口あるので一度に2種類の調理ができるのは魅力。
ダッチオーブンも乗せられますし、火力も強く火の調節もできるので、キャンプ場でお家で作るような料理ができます。
耐久性もあることから手入れをせずに長年使い続けている強者も。ただしっかりとメンテンナンスすれば何十年も使い続けることができます。
ブリキのような見た目のデザインも人気で、サビやキズも逆に味わいがでておしゃれになると評判です。
バーナーの中に必要な道具を全て収納できるコンパクトさも魅力です。
コールマンのツーバーナーの種類
コールマンのツーバーナーはガス式とガソリン式の2種類あり、それぞれ燃料が違うのはもちろん、使い方も異なります。
ガス式
ガス式のツーバーナーはガス缶をセットするだけなので準備がしやすく、軽量なので楽に持ち運びできます。
ガソリン式よりも燃費が悪く、コールマンの専用OD缶470gで約1.5~3時間ほど使えますが、料理によっては予備のガス缶が必要でしょう。
使い終わったOD缶は自治体のルールに従って捨てる必要があります。
OD缶は寒さに弱く火力が安定しづらいのが難点です。
ガソリン式
ガソリン式はガス缶に比べて火力が強くて火も安定しやすく、ガス式のようにゴミがでません。
燃料も安いのでコスパがいいですが、サイズが大きく、ポンピングや使い終わった後はホワイトガソリンの抜き取り作業など手間がかかります。
また、ガソリンを持ち運ぶ必要があるので、こぼさないよう細心の注意が必要でしょう。
コールマンのツーバーナーの使い方
コールマンのツーバーナーの使い方について、ガス式とガソリン式ぞれぞれの使い方をご紹介します。
ガス式の使い方
- 本体裏のスタンドを立て、ツーバーナーのフタと両サイドの風防を広げて本体に固定する。
- 本体に収納されているグレートを本体の切り込み部分に入れる。
- 本体下部にガス缶を取り付ければセット完了。
ガス式はガス缶をセットするだけなので、組み立てから点火まで数分程度と非常に簡単です。
取り付ける際は緩みがないようしっかり締めましょう。
ガソリン式の使い方
- 燃料タンクを取り出し、中にホワイトガソリンを入れる。
- 100~150回程度ポンピングを行ってから燃料タンクを本体に装着する。
- 点火レバーを上に回せばセット完了。
燃料タンクは奥までしっかりと入れることが大切です。
難しく感じますが慣れると簡単です。
点火する際は燃料バルブを少し開き、柄の長いライターで火をつけましょう。
コールマンのツーバーナーのよくあるトラブルと解決策
よくあるのが火に関するトラブル。
それぞれ原因と解決策があるので、参考にしてみてください。
火がつかない
火がつかない原因の多くがコンロの吹出口の目詰まり。
フタを外してパーツを外して確認してみましょう。
目に見える範囲でゴミを取り除き、念の為バーナーで奥に残っているつまりを焼き切るといいでしょう。
赤い炎にしかならない
赤い炎にしかならない原因は、ポンピング不足もしくは燃料がバーナー部の下に溜まっている可能性があります。
また、燃料を入れすぎると空気層が少なくなって圧力が足りなくなり炎が赤いままになりやすいので、燃料を抜いて対処しましょう。
火力が弱い
火力が前よりも弱くなることがありますが、フィールドチューブやジェネレーターの目詰まりが主な原因なので、まずは掃除してみましょう。
それでも火が弱い場合はジェネレーターの交換をおすすめします。
また、純正ホワイトガソリン以外を使用すると目詰まりの原因になるのでご注意を。
火が消えない
燃料バルブを締めても火が消えないことがありますが、主な原因は燃料バルブの不良です。
燃料バルブ一式のみ交換することもできますが、バルブ一式交換することをおすすめします。
上記の対策をしても解決しない場合は、点検修理を依頼することをおすすめします。
定期的なメンテナンスは必要
いつまでも長く使い続けるためには定期的なメンテナンスが大切です。
説明書に「点検とお手入れのポイント」として詳しく記載されているので使用前に確認しましょう。
クリーニングをしても解決しない場合は、下記の部品を交換してみましょう。
ポンプカップの交換
ポンピングしても圧力がかかっている感触がないのはポンプカップが劣化している証拠です。
ペンチなどでポンプカップを外して新しいものと交換しましょう。
ジェネレーターの清掃と交換
ジェネレーターは水洗いは厳禁。
ジェネレーターを取り外し中性洗剤を薄めて拭き取りましょう。
ジェネレーターは消耗品なので3〜5年を目処に交換する必要があります。
新しいジェネレーターを用意し、正しい手順に沿って交換しましょう。
コールマンのツーバーナーの修理方法
清掃や部品交換しても解決しない場合は、近くのコールマン取扱店へ直接持ち込むか、もしくは直送修理受付センターへ連絡し郵送しましょう。
修理時間に関しては修理品が届いてから基本1週間〜10日間ですが、繁忙期などは時間がかかりますので、詳しくは預ける前に確認するといいでしょう。
代金も最終的に点火テストを行うまでは正確な金額が提示できないため、修理可能な上限金額を予め伝えておくと安心です。
コールマンのツーバーナーがあれば料理に困らない
焚き火やバーベキューコンロを使った料理もアウトドアらしく楽しめますが、火付けや火加減が難しかったりと、慣れない方にとっては大変な作業です。
コールマンのツーバーナーがあればどんな料理も作れるので、キャンプ場にいながら家で作れる料理を楽しめますし、2種類同時に調理ができるのは時短にもなり楽です。
また、スキレットやダッチオーブンはもちろん、コールマンの413Hパワーハウス(R)ツーバーナーにピッタリサイズの「クラシックアイアン グリドル」を使えば、ステーキ肉や焼きそば、お好み焼きなども作れ料理の幅が広がります。
コールマンのおすすめツーバーナー
これまでコールマンから発売した中からおすすめのツーバーナーを厳選してご紹介します。
中には廃番になっているものもありますが、コールマンのツーバーナーは人気があるのでヤフオクなどで販売されていることもあります。
ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
パワーハウス(R)ツーバーナーストーブ
コールマンを代表するロングセラー商品のガソリンツーバーナー。
メタルキャップ、デカール、火力コントロールノブがアップデートされ、よりクラシカルな印象になりました。
火力 | 最高時約6,400kcal/h |
燃料タンク容量 | 約1.6L |
燃焼時間 | 約2~6時間 |
使用時サイズ | 約67×46×44.8(h)cm |
収納時サイズ | 約56×35×16(h)cm |
重量 | 約5.8kg |
パワーハウスLPツーバーナーストーブⅡ(レッド)
収納時はコンパクトでスリム、キャリーハンドル付きなので持ち運びに便利な高火力LPツーバーナー。
耐風性に優れており、470g缶使用時で約1.5〜3時間燃焼可能です。レッドカラーがキャンプサイトに映えます。
インディゴ、ストロベリーも人気カラーなので、メルカリや楽天市場で探してみてはいかがでしょうか。
火力 | 最高時約7,000kcal/h(約3,500kcal/h×2) (レギュラーガス最大出力時) |
燃焼時間 | 約1.5~3時間(470g缶使用時) |
使用時サイズ | 約64×32.5×52(h)cm |
収納時サイズ | 約54×32.5×7(h)cm |
重量 | 約4.2kg |
機能 | 点火装置 |
413Hパワーハウス(R)ツーバーナー
ホワイトガソリンが燃料のコールマン定番商品。
火力が強く経済性に優れているので、秋冬キャンプに最適です。
ダッチオーブンや鉄板などどんな調理器具も安心して使えるので料理の幅が広がります。
火力 | 最高時約3,650kcal/h(メインバーナー) 約2,750kcal/h(サブバーナー) |
燃料タンク容量 | 約1.6l |
燃焼時間 | 約2~6時間 |
使用時サイズ | 約67×46×44.8(h)cm |
収納時サイズ | 約56×35×16 (h)cm |
重量 | 約5.8kg |
使用ジェネレーター | Model R426-562J |
コールマン120thアニバーサリー413Jパワーハウス(R)ツーバーナーストーブ
2021年に創業120周年を記念して作られた限定品で、スペックは413Hパワーハウスツーバーナーと同じ。
カラーは鮮やかなクラシックコールマンレッドで、デカールや燃料バルブホイールは120周年記念限定モデルだけの専用デザインと特別感満載のツーバーナーです。
ツーバーナーと併用したいおすすめアイテム
ツーバーナースタンド
コールマンのテーブルと連結して使える便利アイテム。
高さも2段階に調節でき、折りたたみ式なので収納もコンパクト。
収納ケース付きです。
ツーバーナーはもちろん、クーラーボックス置きとしても便利です。
クラシックアイアングリドル
413Hパワーハウス(R)ツーバーナーストーブにジャストサイズの鋳鉄製グリドル。
フラットな面と波型エンボス面のリバーシブルなので、料理に合わせて使い分けることができます。
面倒なシーズニングも不要です。
残ガソリン抜き取りポンプ
材質は塩化ビニル樹脂、余ったガソリンを抜き取って缶に戻すのに便利なアイテムです。
ガソリン式ツーバーナーを使用するならぜひとも揃えておきたいアイテムです。
最後に
コールマンのツーバーナーは、見た目や使い勝手の良さから多くのキャンパーに愛されてきた人気商品です。
コールマンのツーバーナーで、ぜひ美味しい料理を作って楽しんでください。