ソロキャンプのテントマットはどう選ぶ?おすすめ商品をご紹介

最終更新日:2022/01/09

ソロキャンプでぐっすり眠るためには、テントとシュラフだけでは不十分なことをご存じでしょうか。テントマットをプラスすると、より快適なテント泊ができます。ソロキャンプにもぜひ携行したいテントマットですが、種類がいろいろあって選ぶのに迷ってしまうという方も多いかもしれません。
この記事では、キャンプマットの種類別の特徴を解説した上で、選び方のポイントなどをまとめました。翌日に疲れを残さない、快適な寝床作りの参考になれば幸いです。

ソロキャンプでもテントマットは必要?

キャンプスタイルを問わず、快適な睡眠のためにテントマットは必要です。テントマットを敷き、その上にシュラフというのが、テント泊する時の基本スタイルになります。

荷物を少なくしたいソロキャンプでも、その基本は変わりません。すべてを一人で行わなければならないソロキャンプだからこそ、健康な身体が資本です。安眠できなかったために体調を崩したりしては、せっかくのキャンプが台無しでしょう。

ソロキャンプでも、複数人のキャンプでも、ぐっすり眠るためにテントマットは必須アイテムなのです。

テントマットが必要な理由

キャンプで快眠するために、テントマットが必要な理由を解説します。

床冷えしない

テントマットがないとシュラフに入っていても、背中がとても冷たく感じることがあります。
夜間の地面からの冷気は馬鹿にできません。
真夏以外には、床冷えを防ぐためにもテントマットを敷いて眠ることをおすすめします。

身体が痛くない

テントマットがない場合、シュラフに包まれていても想像以上に地面が直に背中に当たる感覚があります。ゴツゴツした石の感覚などもダイレクトに感じ、安眠が妨げられる恐れもあるでしょう。
テント泊では、クッション性のあるマットを敷き、その上にシュラフを利用することで、ぐっすり眠ることができます。

キャンプマットの種類は主に4つ!それぞれの特徴

キャンプマットはいろいろな種類があり、キャンプスタイルやシーン、寝心地の好みやサイズや重量などによって選ぶことができます。
以下に、テントマットの種類について代表的なものとその特徴をご紹介します。

銀マット

銀マットは、柔らかいウレタン素材の上に、表面がアルミシートで覆われているマットです。
軽く断熱性に優れ、価格も安いというメリットがあります。
厚さがいろいろありますが、厚手のものを選ぶとクッション性もあり、保温性も高まります。

ウレタンマット

ウレタンマットは、ウレタン素材でできたマットです。表面に凹凸をつけた製品が多く、クッション性と高い断熱性があります。
セッティングが簡単で、スピーディーに敷くことができますが、エアーマットやインフレーターマットよりも硬い寝心地です。
折りたたみ式やロールタイプなどがありますが、収納サイズが大きくてかさばると感じる方もいるかもしれません。

エアーマット

エアーマットはポンプなどで空気を注入し、ふくらませて使用するマットです。
空気が入っているため、柔らかな寝心地で高いクッション性があります。収納時はコンパクトになりますが、空気を入れるためにポンプも持っていく必要があります。
パンクのリスクがあるため、破けないように注意が必要です。

インフレーターマット(インフレータブルマット)

インフレーターマットは、ウレタン素材がマット内部に溶着されているマットです。このマットの内部に空気を補填して使用することにより、ウレタン素材がマットの中の空気の流れを抑えて高い断熱力を発揮します。
冷気もしっかり遮断する上、ウレタン素材と空気で体を支えるため、快適な寝心地です。

ソロキャンプのテントマットはどう選ぶ?

ソロキャンプ用と、ファミリーキャンプなど複数人向けのテントマットでは、選び方が異なってきます。
以下に、ソロキャンプでのテントマットを選ぶポイントについてご紹介します。

マットの厚さ

テントマットは厚みがあるほうがクッション性と保温性が高まりますが、荷物を極力軽くしたいソロキャンプでは、あまり分厚いタイプもかさばってしまうでしょう。
テントマットの中には8cmくらいのテントマットもありますが、収納が大変と感じる場合もあるようです。厚さが8cmのテントマットは、どちらかというと車中泊に適しています。
とはいえ、厚みが3cmくらいのマットだとクッション性が物足りないと感じる方も多いようなので、ソロキャンプには、5cm前後の厚さのテントマットがおすすめです。

身長に合ったサイズ

テントマットには、ショートやロングなどいろいろなサイズがあります。
長さが120cm前後のショートサイズは、軽くコンパクトですがキャンプ上級者向けの印象です。
ショートサイズのテントマットでは足が出てしまって、慣れた方でないと快適ではないと感じることも多いかもしれません。
さまざまなキャンプスタイルに慣れるまでは、安眠のためにテントマットは慎重に合ったサイズを選ぶことがおすすめです。

携帯性に優れたもの

身軽に過ごしたいソロキャンプでは、テントマットも携帯性に優れたものがおすすめです。
携帯性重視で選ぶなら、銀マットが軽く持ち運びに便利でしょう。
銀マットは中のウレタン素材が保温性を高めますので、なるべく厚みがあるものがおすすめです。

防水加工

キャンプマットで重視したい機能の一つが、防水性です。
特に山などでのキャンプは、平地よりもずっと気温の変動が激しく、天気も変わりやすいもの。
テント内に発生した結露や突然の雨などの時、防水加工されたテントマットだと就寝中に濡れてしまうことがなく安心です。

冬のソロキャンプマットの選び方は?何を見るべき?

冬のソロキャンプは、いかに暖かく過ごすことができるかが鍵となります。
寒さとの闘いとも言って良い、冬のソロキャンプに活用したいテントマットの選び方についてご紹介します。

R値が高いもの

R値とは、断熱効果を表した数値です。キャンプマットではR値が高いものほど断熱効果が高く、地面からの冷えを通しにくいことを表します。
夏などの暖かい季節ではあまり気にする必要はありませんが、春や秋のキャンプのほかに、冬のキャンプでは特に重視したいポイントです。
寒い時期のキャンプでは、R値の高いキャンプマットを選びましょう。
R値には、足し算できるという特徴があります。例えばR値1.5のキャンプマットと、R値2.0のキャンプマットを足すと、R値はおおよそ3.5となります。

R値による使用季節の選び方の一例

  • R値1.0以上 … 春・夏
  • R値2.0以上 … 春・夏・秋
  • R値3.0以上 … 冬
  • R値5.0以上 … 厳冬期

迷った時は秋は3.0以上、冬は4.0以上と、上記のR値よりも高めのものを選ぶと良いでしょう。

重ね使いできるもの

R値は加算できると先述しましたが、キャンプマットは重ね使いすることも可能です。
キャンプマットを重ねて使うことで、R値が4.0以上や5.0以上になり、より断熱性を高めることができるでしょう。
効果的なキャンプマットの重ね方は、銀マットの上にクッション性の高いキャンプマットを敷く方法です。
銀マットのアルミは熱を反射する性質があるので、アルミ面を上に向けて暖かい側に接するように敷きましょう。

ソロキャンプにおすすめのテントマット

春夏秋のソロキャンプには、インフレーターマットがおすすめです。
インフレーターマットは、空気も補填しますが、内部にウレタン素材も入っているため、万一破れても安心です。
ウレタン素材と空気でしっかり体を支えるため、快適な寝心地です。設営や撤収も比較的短時間で完了するので、手軽に扱えるでしょう。
インフレーターマットでは、コールマンやスノーピーク、キャプテンスタッグなどがおすすめメーカーです。

冬のソロキャンプに選びたい人気のテントマット

寒さとの勝負になる冬のソロキャンプでのキャンプマットは、R値4以上のエアーマットがおすすめです。
サーマレストの、アウトドアマットレスネオエアーXサーモは、R値が6.9と真冬の厳寒期にも対応できる製品です。
R値が高いためキャンプマットを重ね使いしなくても、これ1枚で充分な断熱効果を感じることができます。
ふかふかで暖かく寝心地も良いですが、穴を開けないように注意が必要です。
軽くコンパクトに収納できるので、冬の登山にも快適に使用することができます。

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