フィルソンのバッグはアウトドア派に人気!お手入れ方法紹介

最終更新日:2019/01/15

アウトドア好きの皆さんには、お気に入りの道具というものがあるのではないでしょうか。

雨の日のキャンプで便利な道具、自分にぴったりと合った登山靴や、長年大切にしている愛用品。

それらを大事に使いこなしてこそ、さらにアウトドアの楽しみが増えて、一層大切な素晴らしい時間になるのではないでしょうか。

今回は、長年愛用することができる信頼のフィルソン社のバッグとお手入れ方法をご紹介します。

フィルソンのバッグをアウトドアで使いこなす方法とお手入れの意味

フィルソンのバッグは布製です。

「布製のバッグをアウトドアで使うの?」と驚かれるかもしれません。

フィルソンのバッグの魅力は、オイルフィニッシュなどの特殊加工がしてあったり、タフなアウトドアでの用途に耐える素材と作りで、長年アウトドア製品として信頼されてきたことにあります。

布製でありながら、アウトドアでの用途を追求されてきた逸品なのです。

フィルソン社のバッグは、1897年の発売当時から絶大な人気と信頼を得てきました。

釣り人やハンターからはもちろん、軍隊で採用されるなど、実績を見るだけでもその信頼の大きさをうかがえます。

デザインはシンプルかつ機能的で、アウトドアにぴったりの雰囲気をもっています。

フィルソンのバッグは、使いこなし方によって、ひとりひとりのオリジナルバッグへと変化していきます。

キズや汚れ、シワまでもが光る存在となれるようお手入れをすれば、ありとあらゆるアウトドアシーンで注目されることは間違いありません。

フィルソンのバッグがオリジナルバッグへ変化していく様を「エイジング」と呼びます。

歴史が刻まれるように、バッグにも特別な思い出が反映されるのです。

もちろん丁寧にお手入れをしないと、エイジングは生かされていきません。

「お手入れをする」という意味は、思い出を大切にすることと同じなのです。

フィルソン社とは?

フィルソン社は1897年にアメリカのワシントン州シアトルで創設されました。

アメリカのゴールドラッシュに沸く人々が次々と集まり、金の採掘に夢中になっていた時代でした。

金の採掘は、岩山を掘ったり川に入ったりと、とても過酷な環境で行います。

「過酷な環境にも耐えられるようなウェアを」という人々の声のもとに、頑丈なウェアや道具がフィルトン社によって製作されました。

最高の天然素材や考え抜かれた縫製やデザインで、フィルソン社の名前は、またたくまに働く男たちにとってアウトドア製品の代名詞になるほど、人気を呼びました。

その信頼はアメリカ軍の目にも留まり、軍隊で使う製品として採用もされています。

現在でもそのポリシーは守られていて、製品購入後にはアフターサービスも充実していて、日々のお手入れも安心できます。

万が一修理が必要になったときは、正規取扱店へ連絡をすれば有償で修理をしてくれますし、バッグの部品もアメリカから取り寄せてくれますので安心です。

フィルソンのバッグの特徴と魅力

フィルソンのバッグは、過酷なアウトドアを前提に作られた製品なので、とても頑丈です。

重いものを運ぶこともできる、丈夫な革製のストラップもついています。

さらに、大きな特徴としては、生地に施された加工です。

オイルフィニッシュされたものと、ドライフィニッシュされたものがあり、両方とも撥水加工されていて、さらに汚れ防止加工がされています。

オイルフィニッシュは、撥水加工、汚れ防止加工のほかに、パラフィンワックスを生地に染みこませてあります。

パラフィンワックスのおかげで撥水効果は抜群なので、悪天候のアウトドアでも安心です。

ドライフィニッシュは、オイルフィニッシュと同じように、撥水加工と汚れ防止加工が施されているのですが、パラフィンワックスは使用されていません。

そのため、オイルフィニッシュの生地に比べて柔らかい手触りになっています。

布の重さの比較は、ドライフィニッシュが約326グラム、オイルフィニッシュが約425グラムと、ドライフィニッシュのほうが軽いです。

バッグの魅力としては、丈夫なことはもちろん、飽きのこないシンプルなデザインなので、アウトドア以外でもタウンユースとして使うことができます。

さらにお手入れをしてエイジングされると、自分らしさがプラスされて、いわゆるアメリカの良き時代を思わせるような、味のある魅力的なバッグになります。

アウトドアでもタウンユースでも、注目されること間違いなしです。

フィルソンのバッグのお手入れ方法

フィルソンのバッグの基本的なお手入れ方法は、2つです。

「ブラシを使って、ほこりや汚れなどを払い落とす」

「冷たい水で濡らしたタオルを固く絞って、バッグの汚れを拭き取る」

日常的なお手入れ方法はこれで充分です。

この他にご紹介したいのは、オイル加工のお手入れ方法です。

生地には、撥水加工や汚れ防止加工がされていますが、長年愛用し使いこなしていると、だんだんと撥水加工が弱くなってきてしまいます。

そこで必要になるのは「オイルフィニッシュワックス」という、フィルソン社製のオリジナルのワックスです。

このワックスを生地に塗り込んでいけば、撥水加工はある程度元に戻ります。

ワックスは温度によって硬さが変わるので、冬の寒い時期によっては、オイルが固くて均等に塗れないこともあるかもしれません。

そんなときは、ヘアドライヤーを使ったり、湯煎して温めるとオイルが柔らかくなり、塗りやすくなるのでおすすめです。

では、さっそくお手入れ方法をご紹介します。

1)まず、ブラシや水で湿らしたタオルなどを用意し、バッグの表面のほこりや汚れを取り除いてください。

そのときに、お湯や洗剤を使わないように注意してください。

元のワックスが部分的に剥がれたりして仕上がりが汚くなってしまいます。

2)次に、布や指を使って、ワックスを直に生地に塗り込んでいきます。

3)塗ったワックスを、均等にしっかりと馴染ませるために、ヘアドライヤーを当てて塗り込んだワックスを温めます。

日光に当てるとより味のある仕上がりになるので、試してみてはいかがでしょうか?

4)1日から3日ほど干します。

べたつきがなくなったら、完成です。

フィルソンのバッグをエイジング!お手入れ方法

フィルソンのバッグを愛用することの最大の楽しみは、何といっても「エイジング」です。

フィルソンのバッグをエイジングするということは、使う人の最高の時間や思い出を、バッグに大切に刻みこんでいくということです。

一般的には「エイジング」という言葉は「年を取る」という意味合いがあり、ネガティブにとらえがちです。

しかし、フィルソンのバッグをエイジングするということは、キズや汚れ、シワのもつストーリーを大切に活かしていく、ということなのです。

それはあなたの人生と同じように、尊くて大切なものになるはずです。

フィルソンのバッグのエイジングを成功させるには、まず大切に扱うことが前提です。

といっても、アウトドアで使う場合はどうしてもラフになりがちです。

大切という意味は、例えば「バッグを乱暴になげない」というように、乱雑に扱わず、愛着をもって扱う、ということです。

使い続ければ、気を付けていても汚れなどは、どうしてもついてしまいます。

しかし、汚れも思い出の印です。

お手入れを日常的にすることで、少しずつ汚れが味になることができます。

完全に汚れを落としてしまうのは、思い出も落としてしまうようでもったいないので、「ある程度まできれいになれば良し」とする勇気を持ちましょう。

シワやくたくた感も、フィルソンのバッグを魅力的にする要素の一つです。

新品のバッグが、だんだんとこなれていく様子を楽しんでみましょう。

愛着が沸いてきて、日常的なお手入れも楽しくなってくるはずです。

エイジングを楽しみながら、世界に一つしかない、あなただけのオリジナルバッグを作り上げてください。

フィルソンのバッグをアウトドアで使いこなそう

フィルソンのバッグの使い方は、様々です。

様々な形のバッグが揃っているので、用途によって使い分けても良いでしょう。

ダッフルバッグは容量が大きいので、旅行やキャンプの際の衣類入れや、食材入れにぴったりです。

トートバッグは持ち手が少し長めなので、上着を着こんでいても楽に肩にかけることができます。

メッセンジャーバッグは体に沿うので、貴重品を持ち運ぶのにも便利です。

ブリーフケースは、本来はビジネスマン向けの製品かもしれませんが、形がスマートなので、コンパクトに物を収納することができます。

さらに、悪天候でも撥水効果があるので、コンピューターなどを入れるのも安心です。

どのバッグも使い方は自由です。

食べ物を入れたり、丈夫なので重いものも入れて運ぶことができます。

アウトドアに限らず、かさばりがちな工具なども入れることができますし、お手入れもしやすいのでマルチユースとしても大活躍間違いなしです。

ちなみにハリウッドセレブ達も愛用しているバッグですので、アウトドアでエイジングしたバッグをタウンユースとしても使ってみても良いですね。

フィルソンのバッグは一押し商品!

ステキなアウトドアライフをさらに魅力あるものにしてくれるのが、フィルソンのバッグです。

思い出や経験を愛用品に刻み込んでいけば、さらにアウトドアが楽しく、そして意味のあるものになるに違いありません。

バッグと共に、人生を味わいのあるものにしてみませんか? 

こちらも合わせてご覧ください。