アイゼンの付け方と6本爪の特徴や種類を知り冬山を楽しもう

雪山にはアイゼンが必需品です。

アイゼンは欲しいけれど、本格的に登山をするわけではないからと迷っている方は、まずは6本爪から挑戦してみませんか。

アイゼンは凍えるような寒さの中で付けることも少なくありません。

その際に、いかに時間をかけず簡単に、且つしっかりと装着できるかはかなり重要なポイントになってきます。

この記事では、アイゼンの付け方から、「軽アイゼン」と呼ばれる6本爪の特徴、アイゼン装着の歩き方などをお届けします。

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アイゼンを購入する前に知っておこう!爪の数って重要?

雪山や夏山の雪渓で、滑落防止として使用するアイゼンですが、アイゼンは爪の数が多いほど滑り止めとしての能力が高くなります。

また、これによって用途が変わってきます。

「軽アイゼン」と呼ばれる爪数が4~6本のものは、足裏の中心に爪がついていて、どちらかというと低い山で使用するタイプになります。

また、爪数が10~12本のものは、全体を通して爪がついており、本格的な登山に使用します。

つまり、登る山のフィールドによって、アイゼンは使い分ける必要があります。

目安としては、6本爪アイゼンは標高2500メートルより低い山で、12本アイゼンは、それより高い山と考えるとよいでしょう。

もちろん、これは山域によっても変わってきますので、あくまで目安になります。

12本アイゼンは爪の数が多い分安心できますが、重たいというデメリットがあり、使うかどうかわからない冬の山に、万が一に備えて持参する場合はかさばるという部分もあります。

そのため、そこまで本格的な雪山を目指しているわけでなければ、6本爪の軽アイゼンはおすすめです。

そこで、まずは軽アイゼンの基本的な付け方からご説明していきましょう。

6本爪アイゼンの基本的な付け方

軽アイゼンにもさまざまな種類がありますので、付け方もタイプによって変わるところがありますが、共通する基本的な装着の仕方を覚えておきましょう。

①山側を向いて、利き足ではない方の足から装着します。

この時、安全な場所を選ぶようにしてください。

特に注意したいのが、雪崩や落石ですので、斜面の上を確認することを忘れないようにしてください。

また、アイゼンの爪で手を切らないためにも、手袋をした状態で行ってください。

②紐の末端を、外側にくるようセットします。

紐が内側にきていると、踏んだり、引っかけてしまい、転倒する危険があるので気を付けましょう。

③紐が長すぎる場合はカットしましょう。

これは、事前に自宅で確認しておきましょう。

紐が長いと踏んでしまい、転倒する恐れがあるとお話ししましたが、短すぎると、登山靴が変わった時に対応できなくなったり、手袋をした状態だととてもやりにくくなってしまいます。

できれば20センチくらいは余裕を残してカットするのがベストです。

これらは、どのアイゼンを装着するにしても基本的な事項になります。

アイゼンに共通する付け方のポイントをおさえたところで、次章からは6本爪のアイゼンの特徴を知っていきましょう。

6本爪のアイゼンの特徴を知ろう

6本爪は、軽量かつコンパクトなため、持ち運びにも便利で、予備として念のため持参しても邪魔になりません。

しかも、金額もお手頃なので嬉しいですね。

夏山の雪渓や、冬の深い雪上は歩かないという程度の低山ハイクに向いています。

軽アイゼンを持っていれば、一年を通して安全に山を楽しむことができるでしょう。

また、同じく軽アイゼンとしては4本爪というのものもありますが、6本爪と比べると、安定感は低くなります。

そのため、6本爪のほうが安心であるといえます。

しかし、6本爪にも限界があり、つま先に爪がついていないため、傾斜がきつい急斜面や、雪が硬く凍り付いているフィールドでの対応は難しくなります。

そのことを理解したうえで、自分がどの程度の山で使用するのかしっかりと考えて軽アイゼンを購入すことをおすすめします。

また、アイゼンは最初にお話しした通り、寒さの中で装着するため、付け方が手軽である方が実際に使用するには助かるアイテムです。

それでは、付け方にはどのような種類があるのか見ていきましょう。

アイゼンは付け方によって種類が選べる!?

アイゼンの付け方にはどのような種類があるのでしょうか。

アイゼンの付け方にはいくつかのパターンがありますが、6本爪のアイゼンの場合はほとんどが、バンド式かラチェット式になります。

バンド式は、自分で紐を足の甲や足首の周りに巻き、靴と固定する方式です。

紐なので、収納する際にはとてもコンパクトに折り畳むことができます。

しかし、夏用の登山靴に着けた場合、甲が柔らかいため、血流障害を招くことがあるので注意が必要です。

ラチェット式は、ラチェット式のバックルがついたベルトで固定する方式です。

自分で紐を足首に巻き付けるような手間がないので、とにかく操作がしやすく簡単に着脱できるメリットがあります。

ただ、少々かさばりやすいという部分があります。

どちらのタイプにするかは、金額や収納する時の手軽さなどを考慮して決めましょう。

なお、6本爪のアイゼンの場合、本格的な冬用登山靴のモデルには対応できないタイプもありますので、気を付けてください。

付け方によって種類もさまざまな6本爪アイゼンのおすすめ

6本爪のアイゼンも、さまざまなアウトドアブランドからラインナップされています。

購入を検討している方は、付け方や付け心地、素材や価格など、どれを重視するか考えましょう。

ここではおすすめの6本爪のアイゼンをご紹介します。

●カンプ:フロスト(参考価格 税込9,180円))

ラチェットタイプなので簡単に装着できるところが嬉しいモデルです。

着脱が簡単であり、固定感もしっかりと感じられるということもあって、アイゼン初心者には特におすすめです。

しかし、収納面では、多少のかさばりがあります。

●マウンテンダックス:HG120(参考価格 税込7,128円)

非常にコンパクトにまとまるので、持ち歩く際かさばらせたくない人におすすめです。

両サイドにワイヤーとチェーンを使用しているため、幅調整は不要です。

ベルトをしっかりと装着するのに時間がかかる場合もあるため、事前に練習することをおすすめします。

●エバニュー:EBY014(参考価格 6,696円)

足裏のスノープレートが雪をはねのけ、足裏が雪団子になることがなく歩きやすいモデルです。

また、装着もとても簡単です。

ただし、使用後は錆びやすいため、お手入れをしっかりとする必要があります。

このように、6本爪のアイゼンには、装着に手間のかからないものから、コンパクトに持ち運びできるもの、メーカーによって、力を入れている部分がさまざまであるため、自分の経験値や技術に合わせたものを選ぶのがよいでしょう。

アイゼンの歩き方を習得しよう

アイゼンの付け方に問題がないかしっかりと確認できたら、歩き方をマスターしましょう。

アイゼンで歩くことは、慣れるまでは少し大変かもしれません。

コツは、普段よりも少しガニマタ気味に歩くことです。

そして、足裏全体が斜面に着くように足を置きます。

ズボンの裾やスパッツに引っかかって転倒することのないよう、足と足の間を広くとるように、最初は足元を意識して歩いてください。

また、スノープレートがついていないアイゼンだと足裏に雪が付き、団子状に固まってしまうので、ストックなどで落としながら歩きましょう。

特に注意するのが、下山時です。

腰を引いてしまうとアイゼンの爪が雪に入り込まず、スリップしてしまうことがあるので、しっかりと踵側から力強く足を落とすイメージで歩いてください。

その時、6本爪が雪に後方から入り込むのを意識します。

また、万が一転倒しスリップした際はお腹を下にして必ず足を上げ、足が雪につかないようにします。

アイゼンの爪でブレーキをかけようとするのは危険なのでやめましょう。

ブレーキがかかるどころか、大きな事故に繋がることがあります。

6本爪のアイゼンに慣れて冬山を楽しもう

登山初心者でも、6本爪のアイゼンに慣れ親しめれば、ハイキング程度の冬山や夏山の雪渓も楽しめることがわかりました。

そして、軽アイゼンは手軽さだけでなく、十分なスペックを兼ね揃えていることもわかりました。

ぜひ、自分に合ったアイゼンに出会って更なる登山の幅を広げてください。