キャンプでの料理はメインイベントのひとつです。
しかし、料理の失敗を心配する人や料理のメニュー選びに迷う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの調理器具を使用してキャンプ料理を簡単にする方法と、便利なアイデアなどについてご紹介します。
また、バーベキューコンロで作るスイーツと簡単で豪華な料理についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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キャンプの料理を簡単にするための調理器具4選!
キャンプで焼き網や鉄板を使用するとき、どちらもコゲ付きが悩みのタネです。
はんごうや鍋は、バーベキューコンロでは使用しにくいという点も悩みどころでしょう。
そんなときは、キャンプでの料理を簡単にするために、調理用器具を選ぶことから始めてみましょう。
【極太の焼き網】
バーベキューコンロ付属の焼き網は線が細く劣化も早いため、こまめに交換する必要があります。
耐久性も低いので、重量物を乗せることもできません。
そこで、極太の焼き網に交換することをおすすめします。
耐久性が高く、メンテナンスすれば長期間使用することも可能で、重量物を乗せることができます。
【テフロン加工された直径32cm程度の蓋付きフライパン】
バーベキュー鉄板の代わりに使用すると、料理がコゲ付く心配がなく、焼き網の上で使用することができますのでとても便利です。
ダッジオーブンの代わりとして使用でき、キャンプの定番「焼きそば」も4人前程度でしたら余裕で調理可能です。
頻度に使用されない場合は安価なフライパンでもよいですが、なるべく大きいサイズを使用することをおすすめします。
【オールステンレスのつるし鍋】
キャンプで人数分の鍋料理をするには、たくさんの機材が必要になります。
アウトドアショップで見ると非常に高価なものが多く、キャンプをする頻度が少ない場合は安い買い物とはいえないでしょう。
しかし、底が平らなオールステンレスのつるし鍋があれば、焼き網を極太に交換したバーぺキューコンロの上で使用できます。
取っ手がメラミンや木だと焼け落ちる心配がありますので、取っ手も金属の鍋を選ぶとよいでしょう。
【アルミホイル】
焼き網で野菜などの食材を焼くと、焼ける前にコゲてしまうことがあります。
野菜などのコゲやすい食材はすべてアルミホイルに包んで焼けば、コゲずにむらなく火が通ります。
調理補助具として、厚手のアルミホイルを多めに用意するとよいでしょう。
キャンプでの簡単料理を可能にするバーベキューコンロの活用方法
キャンプ場では裸火(直接地面で薪を燃やすこと)を禁止している所が多くあります。
専用の場所で薪を使用できる場合でも、その場所で食事ができないことがあります。
しかし、参加者が火を囲んで食事を楽しむことはキャンプの重要な醍醐味のひとつではないでしょうか。
そこで、バーベキューコンロを使用してほとんどの調理器具の使用を可能にする方法をご紹介します。
前項でご紹介したとおり、焼き網を極太のものに交換するだけなので簡単です。
焼き網に強度があればフライパンや鍋、飯ごうやコッフェルなどを乗せて簡単にキャンプ料理が楽しめます。
バーベキューコンロを2個用意すれば、片方を調理器具専用にすることができ、バーベキューコンロの燃料を薪にすれば、高火力での調理が可能になります。
キャンプで人気が高いバーベキューのお役立ちアイデア
バーベキューは美味しく楽しい人気のイベントですが、コゲ付きや生焼け、調理器具の汚れなど、家庭では起こらないトラブルがつきものです。
そこで、キャンプで簡単にバーベキュー料理を楽しむためのアイデア5選をご紹介します。
【焼き網には食材を乗せる前に油を塗る】
焼き網を十分加熱した後に油をハケで塗れば、コゲ付きを大幅に防ぐことができます。
【アルミホイルを活用する】
アルミホイルに食材を包めばコゲ付く可能性が減り、ムラなく火が通ります。
また、水分がアルミホイル内に留まるため、塩・コショウ・バターの最強タッグで料理を作ることができます。
【トングは3本以上用意する】
バーベキューでは生肉や魚介類を焼きますので、食材を焼き網に乗せるトングとひっくり返すトング、焼けた食材を取るトングは使い分けしましょう。
生肉をつかんだトングで焼けた食材を取り、食中毒が発生した事例がありますので注意しましょう。
【フライ返しを活用する】
魚などの柔らかい食材はトングでつかむと潰れてしまうことがあります。
フライ返しがあると便利ですので、ひとつは用意するとよいでしょう。
【ワイヤーブラシを使う】
一度食材を焼くと焼き網にはどうしてもコゲ付きが残ります。
次の食材を乗せる前にワイヤーブラシでお掃除し、再度油を塗ると快適に使用できます。
ワイヤーブラシは片付けにも活躍しますので、常備することをおすすめします。
アルミホイルで作るキャンプでの簡単スイーツ料理4選
キャンプ料理にスイーツが登場することは珍しいですが、アルミホイルを使用すると簡単にできますのでお試しください。
いずれのスイーツも、完成後に粉砂糖やシナモンを振りかけると本格的な味わいが楽しめます。
【焼きリンゴ】
作り方は簡単です。
皮をむいて適当な大きさにカットしたリンゴ、はちみつ、バターをアルミホイルで包んで焼くだけです。
皮付きでもよいですが、アップルパイと同じで皮をむいたほうが失敗が少ないです。
【カボチャのスイーツ】
皮をむいて適当な大きさに切ったカボチャ、砂糖、バターをアルミホイルで包んで焼きます。
カボチャの皮は厚く硬いため、食感にムラができてしまいます。
また、カボチャは冷めにくいため皮つきのままですと食べにくいことが考えられます。
皮をむけば、そのまま口に入れることができますので、熱々のカボチャスイーツも手軽に楽しめます。
【フレンチトースト】
1/4に切った厚切り食パン、砂糖、溶き卵、牛乳をアルミホイルで包んで焼きます。
ポイントは、アルミホイルに包み10分程度おいてから焼くことです。
【焼きサバラン】
3cm幅にスライスしたフランスパンにシロップやブランデーを少々かけ、アルミホイルで包んで焼きます。
温める程度に抑え、焼きすぎに注意し、冷めてから食べましょう。
大きなフライパンでキャンプシーンを彩る豪華料理を作ろう!
キャンプ料理は見栄えも大切ですが、簡単に調理できることも重要です。
そこで、大きなフライパンを使って簡単にできる豪華料理を二つご紹介します。
【鉄板ローストビーフ】
〈材料〉
ローストビーフ用の牛もも肉かたまり 500g程度・スライス玉ねぎ・プチトマト・下ゆでしたブロッコリーとにんじん お好きなだけ・塩・コショウ・パウダーガーリック・白ワイン・おろし醤油系ドレッシング
〈作り方〉
①牛肉に塩、コショウ、パウダーガーリックを振りかけ表面全体を焼き色が付くまで焼く。
②牛肉をアルミホイルで包んで転がしながら更に5分焼く。
③アルミホイルを外して牛肉をフライパンに移し、白ワインを振りかけ蓋をして時々転がしながら10分程度蒸し焼きにする。
④牛肉を取り出し、荒熱が取れたら5mm程度にスライスしてフライパンに戻し、周囲に野菜類をトッピングしてドレッシングをかけ2~3分加熱して完成。
調理時間は牛肉かたまりの大きさや厚さで変わりますので、断面が赤すぎたら少し焼き網であぶるとよいでしょう。
ローストビーフはキャンプ場で作らなくても、事前に作っておいたものを使用するのも時間短縮になりおすすめです。
また、ローストビーフ自体をスーパーなどで購入すれば、手間もかからず、時間短縮もでき初心者の方にはおすすめです。
【フライパンで作るビックピザ】
32cm程度の大きいフライパンで作るピザです。
その見た目は豪快で、ピザ1枚でキャンプサイトを彩ってくれます。
ポイントは生地の厚さと火加減で、弱火での調理を心がけましょう。
〈材料〉
ピザミックス粉3枚分程度・とろけるチーズ・ピザソース・お好きなトッピング
〈作り方〉
①ピザミックス粉を袋に表示されたとおりの水加減でこね、バターを塗ったフライパンいっぱいになるように延ばす。
②竹串などでつついて生地に穴を空ける。
③フライパンに蓋をして、弱火で全体が焼けるまで加熱する。
④ピザソースを塗り、お好きなトッピングとチーズを乗せ、蓋をしてチーズが溶けるまで焼けば完成。
トッピングにトマトを使うときは、水っぽくなるので乗せすぎに注意しましょう。
オーブンと異なり上からの加熱がありませんので、魚介類や生肉類は事前に加熱したものを使用するとよいでしょう。
山形名物「芋煮(いもこじる)」を作ってみよう
オールステンレスのつるし鍋を使用すれば、鍋料理も簡単に作れます。
山形県の一部地方では、みんなで河原に集まり「芋煮」を作って「芋煮会」というアウトドアイベントをしています。
大人数キャンプでの簡単料理メニューとして挑戦してみてはいかがでしょうか。
〈材料〉
冷凍里芋と麺つゆ・お好きなキノコ・スライスした牛肉と長ねぎ・結びこんにゃく・大根やにんじんなどの根菜
〈作り方〉
①水にうどんのかけつゆ程度の濃さになるよう麺つゆを加え、冷凍里芋と根菜を入れて加熱する。
②沸騰したら牛肉を入れあくを取る。
③3cm程度のぶつ切りにした長ねぎとキノコ、結びこんにゃくをを入れ里芋がやわらかくなるまで煮れば完成。
ポイントは、根菜以外の野菜は長ねぎだけにすることと、牛肉は脂身が多いものを使用することです。
キャンプ料理は調理器具を上手に使い簡単で見栄えのよいものを!
キャンプでの料理は、調理器具を選び調理方法を覚えれば、どんどん楽しくなります。
キャンプではなじみの薄いスイーツも簡単にできますし、見栄えのよい豪華料理も調理器具を選べば簡単に作ることができます。
キャンプでの調理に不慣れな方もこの記事を参考にして、簡単で見栄えのよい料理を作りましょう!