キッチンアイテムやトング、火ばさみなどのキャンプ用品をスマートに吊るして収納しておけるハンガーラックに今注目が集まっています。
キッチンやテーブル周りがすっきりするだけでなく、火の近くで使えるものもあり、すぐに必要なものをパッと取り出せてとて便利なうえ、見た目もとてもおしゃれです。
そんなハンガーラックの魅力やメリットをはじめ、活用法や種類などについて徹底解説しています。
また、キャンプサイトをより使いやすく見栄えも良くしてくれる、おすすめのキャンプ用ハンガーラックやDIYについてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
キャンパーが注目するあると便利なハンガーラックとは?
絶対に必要というわけではないものの、使ってみるととても便利ということで、新たなキャンプ道具として最近注目のハンガーラック。
ハンガーラックがあれば、ゴチャゴチャしがちなキャンプアイテムを付属のフックに吊るすことで棚代わりとしてすっきり整理することができます。
専用の収納袋が付いているアイテムが多く、使わない時はコンパクトにまとめられて持ち運びも簡単。
キッチンやテーブルまわりがすっきりするので、より快適なアウトドアライフを目指しているという方は購入を検討してみてはいかがでしょう。
キャンプで使うハンガーラックの魅力とメリット
ここでは実際にどんなことが便利になるのか、具体的なハンガーラックの魅力とメリットについてご紹介します。
キャンプギアの魅せる収納ができる
キャンプに慣れてきたら、サイトのレイアウトにもこだわりたくなるものですよね。
さまざまなキャンプアイテムを吊るして整理できるハンガーラックなら、置き場に頭を悩ませることの多いランタンを吊るすだけでも小慣れた雰囲気になり、おしゃれに見せる収納ができます。
イスに座りながらギアを手に取れる
ハンガーラックの高さについては後述しますが、イスに座ったままでもフックから必要なアイテムを簡単に手に取ることができるのもハンガーラックのメリットです。
ラックなどもキャンプサイトをおしゃれに見せる収納アイテムとして人気ですが、座ったままでも、ほかの作業をしながらでも欲しいものをすぐに取れるハンガーラックならさらに実用的です。
焚き火時間をより楽しめる
火ばさみや点火用ライターなど焚き火に必要なアイテムをまとめて吊るして、焚き火とイスの近くに置いておけば、何度も立ち上がることなく、じっくりゆっくりと焚き火時間を楽しめます。
ただし、ハンガーラックの素材によっては火の近くに設置するのがNGなものもあるので注意が必要です。
キャンプでのハンガーラックの使い方活用術
ハンガーラックは幅広いキャンプシーンで活用することができます。
先ほどと重複するものもありますが、以下で詳しくお伝えします。
焚き火ギアを掛ける
先ほども書きましたが、火ばさみや点火用ライターなど焚き火に必要なアイテムをまとめて吊るしておけば、何度も立ち上がることなく焚き火時間を楽しめます。
使用頻度が高いのに、食事をするテーブルには置きたくないトングや耐熱グローブなどの置き場所として活躍してくれる心強いアイテムです。
キッチンギアを掛ける
トングやフライ返し、鍋や食器類などのキッチンアイテムを掛けるとすっきりスマートに収納できます。
使いたいときにパッと取り出せて便利なのはもちろん、使った後にもまた吊り下げておくことができるので、テーブルや食器を汚しません。
洋服やシュラフを掛ける
ハンガーラックはその名の通りハンガーをかけるラックなので、当然洋服を掛けておくことができます。
キャンプでは服を濡らしてしまったり、天候により上着を着たり、脱いだりというシーンも多いもの。
さっとハンガーを掛けられてパッと取ることができるハンガーラックがあれば、着替えなどの洋服をわざわざ荷物の中から探すという手間が省けます。
また使用後の湿ったシュラフなどを掛けて乾かしたりするのにも役立ちます。
キャンプ用ハンガーラックの選び方
ではキャンプ用のハンガーラックにはどのようなものがあるのでしょう?
ここではサイズや高さ、素材の種類や機能性について解説するので、比較検討の材料にしてください。
サイズで選ぶ
キャンプ用ハンガーラックのサイズは主に2種類あります。
Lサイズ(100cm程度)
高さ100㎝程度のLサイズは、洋服やシュラフを掛けておくのに便利です。
夏キャンプで水遊びをした後に濡れた水着や洋服、タオルを干しておくのにもちょうどいい高さです。
Mサイズ(70cm程度)
高さ70㎝程度のMサイズは座ったままでもちょうど手が届くので、キッチン周りのアイテムや、焚き火関連のアイテムなどを吊るすのにぴったりです。
外ではもちろん、テント内でも使い勝手が良く活躍してくれるサイズでソロキャンプにもおすすめです。
素材の種類
キャンプにおすすめのハンガーラックにはさまざまな素材・デザインのものがあります。
ここでは、素材ごとの特徴についてご紹介します。
選ぶ素材により適切な用途が変わってくるので、あなたに合ったものを探してみましょう。
アルミ製
アルミ製なら軽量で折りたたみ可能なので持ち運びも楽々。
汚れなども簡単に拭き取ることができ、使い勝手が良いので初めてハンガーラックを買うという方にもおすすめです。
ただし、アルミハンガーラックは耐荷重が小さいため、あまり重いものを掛けるのには向いていないこと、また熱に弱いので焚き火のすぐそばに置くことは避けるよう注意してください。
後述しますが、特殊なアルミを使った強度の高いものもあります。
スチール・アイアン製
熱に強く焚き火の近くに置いても安心なスチール・アイアン素材は、キッチン周りに設置するととても便利です。
重量はあるものの耐荷重も大きいため、タフに使いたいならこちらがおすすめです。
木製
ナチュラルでおしゃれな木製は、温かみがありアウトドアシーンとの相性抜群。
アルミに比べ重量はありますが、写真映えするおしゃれなアイテムが欲しいという方にぴったりです。
こちらは焚き火の近くに置くのはNGです。
軽量・コンパクトなもの
軽量・コンパクトにこだわってハンガーラックを探すなら、アルミ素材の一択です。
アルミなら重さ1㎏以下のものが多く、とにかく軽いのが嬉しいですね。
さらに折りたたみ式なので設置も簡単!片付けもあっという間に終わりコンパクトに収納できます。
強度が高いもの
先述の通り、スチール・アイアン製は強度も高さも魅力です。
また、「FIELDOOR(フィールドア)」からは、アルミの軽さを持ちつつ高い耐久性を持つ、航空機用アルミニウム合金A7075を使った頑丈な製品も販売されています。
重量約1.3kgと軽いのに耐荷重20kg!気になる方はぜひチェックしてみてください。
伸縮できるものも
ハンガーラックには主にMとLサイズがあるということをお伝えしましたが、高さと幅の調節が可能なタイプのものもあります。
「シナノワークス」の【ハンガーラック SNIPE HANGER】は高さを730mm、950mm、1300mmの3段階に調節でき、1台でM、L、XLサイズのハンガーラックとして使用可能。
幅も標準の68cmから最大99cmまでのお好みの幅にできるという優れものです。
サイトをワンランク上げるおすすめのキャンプ用ハンガーラック
ここでは大手ショッピングサイト楽天市場やamazonの人気ランキングの上位にも入るおすすめのキャンプ用ハンガーラックをご紹介します。
ミニマルワークス
韓国発のガレージブランド「ミニマルワークス」の【インディアンハンガー】。
M、Lの定番サイズのほか高さ44㎝のSサイズ、143㎝のXLサイズもあり、用途や使用環境に合わせて選ぶことができます。
テントと同じ結束式のアルミニウムポールをつなぐだけで素早く設置でき、使わない時はコンパクトに折り畳んで専用ポーチに収納できます。Sサイズ以外で使えるフックは別売りです。
ネイチャーハイク
2005年に中国で設立されたキャンプメーカー「ネイチャーハイク」。
軽くて強度の高いアルミニウム製の【トライアングルハンギングラック】は重量500gのMサイズと790gのLサイズの2種類を展開。
M、Lともに耐荷重は8㎏で専用のフック4つと収納バッグ付き。専用フックは追加購入も可能なので、必要なだけそろえられるのが嬉しいです。
ハイランダー
マルチに使えると評判の「ハイランダー」の【アルミハンガーラック】は、重量1.57kgで耐荷重が20kgもあるので、キャンプ用品を吊るしたり、服をかけたりはもちろん、ちょっとした洗濯物を干すなどにも便利に使えます。
こちらもフック、収納袋付きです。
尾上製作所
重量感はあるものの、丈夫でワイルドな印象でとにかくタフに使いこなすことができる「尾上製作所(ONOE)」の【マルチハンガー】もキャンプ上級者たちに話題のアイテムです。
こちらは、4本の脚パーツと長いハンガー1本、短いハンガー2本が1セットになっており、組み合わせ方により、ギアハンガーをはじめ焚き火スタンド、ランタンハンガーなど幅広く使える鉄製のハンガーです。
付属のSカンを含めパーツはすべて鉄製なので、焚き火の熱を気にせずに使えるのが嬉しいです。
キャンプ用ハンガーラックを自作するDIYもおすすめ
DIYが得意な方なら、100均の安いアイテムなどを組み合わせてキャンプ用ハンガーラックを手作りするのも一つの手です。
「キャンプ ハンガーラック DIY」、「キャンプ ハンガーラック 自作」などで検索すると、さまざまな作り方や作品が出てくるのでチェックしてみましょう。
ハンガーラックの下のスペースを有効活用する、あると便利な天板を棚代わりに設置すれば簡易テーブルとしても使えてさらに便利です。
ぜひあなたも挑戦してみてはいかがでしょう。