キャンプでは、温かい飲み物を飲む時やインスタントラーメンを作る時などにお湯を沸かすこともあると思います。
そんなときにあると便利なのがケトルです。ケトルにもいろいろな種類があるので選ぶのに迷う方も多いと思います。
そこでこの記事では、ケトルの必要性や選び方について詳しくご説明します。また、おすすめのケトルもご紹介するのでぜひ参考にしてください。
そもそもキャンプにケトルは必要?
ケトルはキャンプに必ず必要なアイテムではないので、購入するかためらう方も多いと思います。
必ず必要なアイテムではありませんが、アウトドアのシーンでケトルがあるととても便利です。
お湯を沸かすのはクッカーなどでもできますが、注ぎ口が形成されていないのでこぼれたり使いにくいものです。
ケトルは注ぎ口があるのでコップなどに注ぎやすく使いやすいです。また、直火対応ケトルを使って焚き火でお湯を沸かしているシーンはおしゃれに見えます。
便利なだけでなく、おしゃれアイテムとしても活躍できるのでケトルは人気があります。
キャンプケトルのおすすめのシーン別選び方
キャンプケトルにはいろいろな種類があり、形が違ったり素材が違ったりなど、それぞれ特徴が異なります。
どんなケトルが使いやすいかは、自分のキャンプスタイルによって変わってくるので、それぞれの特徴を知り、より自分が求めるものに近いものを選ぶことがおすすめです。
選ぶ時のポイントは「種類/形状」「素材/材質」「容量/人数」です。下記で、選び方について詳しくご説明します。
種類/形状
キャンプ用のケトルを調べるといろいろな形のケトルが売られています。キャンプ用のケトルは大きく分けて「やかんタイプ」「縦長タイプ」「寸胴タイプ」の3種類があります。
どれもお湯を沸かすことができるというのは同じですが形が違うことによって、メリット・デメリットが異なります。特徴を知って自分のキャンプのスタイルに合うケトルの形を選びましょう。
下記で、「やかんタイプ」「縦長タイプ」「寸胴タイプ」の3種類の特徴をご説明します。
初心者におすすめのやかんタイプ
やかんタイプのケトルはコンパクトなものが多いので、ソロキャンプや人数の少ないキャンプにおすすめです。
容量が少ないのでお湯が沸くのが早く、コンパクトでかさばらず持ち運ぶのも便利です。
ガス専用のものが多くたくさんお湯を沸かせないのはデメリットですが、少人数のコーヒ-ケトルなどとして十分使うことができます。
また、やかんは家で使っている方も多いと思うので、使いやすく感じる方が多いと思います。そのため、初心者の方はやかんタイプを選ぶのもおすすめです。
ファミリーキャンプなら縦長タイプ
縦長タイプのケトルは、横に取っ手があるので注ぎやすく見た目もおしゃれで人気があります。
容量の大きいものが多いのでファミリーなど人数の多いキャンプにおすすめです。
直火対応のものも多く見た目もキャンプらしいケトルですが、大きさがある分かさばるのがデメリットになります。
料理にも使える寸胴タイプ
寸胴タイプのケトルは、ケトルとしてもクッカーとしても使える便利なタイプです。
お湯を沸かすことも調理することもできるので、荷物は減らしたいけどケトルもクッカーも持っていきたいという方におすすめです。
大きさは大きいものも小さいものもあるので、少人数のキャンプでもファミリーなど人数の多いキャンプにもおすすめですが、1つのアイテムで2つの役割をするので、料理しているときにお湯を沸かせないなど、同時に使うことができないデメリットがあります。
素材/材質
キャンプ用ケトルを選ぶときに欠かせないポイントが素材の違いです。素材が違うことによって、耐久性や重さ、熱伝導率などが変わったりするので使いやすさが変わります。
キャンプ用ケトルに使われる素材で多いのが、「ステンレス」「アルミ」「ホーロー」「銅」です。それぞれにどんな特徴があるのかを下記でご説明します。
耐久性ならステンレス
ステンレス製のケトルは耐久性に優れていて、熱にも強いので焚き火に直接かけることもできます。
サビにも強くお手入れもしやすいですし、直火にかけることで黒くなり見た目の変化も楽しめ長期間使用できます。
ステンレスは少し重たいものが多いので、長時間持ち歩くような場合には向きませんが扱いやすい素材です。
持ち運びしやすいアルミ
アルミ製のケトルの特徴は軽量なことです。軽いので持ち運ぶことが多い方におすすめの素材で、熱伝導率が高いのでお湯が沸くのも早いです。
アルミは、ステンレスや銅に比べると耐久性には優れていないので、コンロなどで使うことがおすすめではありますが、軽量で使いやすい素材なので、ソロキャンプの方などにおすすめです。
おしゃれなホーロー
ホーロー製のケトルの特徴は、レトロな雰囲気でおしゃれなものが多いところです。赤や白などカラフルな色合いを楽しめ、キャンプの雰囲気を変えてくれます。
また、ホーローはおしゃれなだけでなく、保温力に優れているので一度温めると冷めにくい特徴もあります。
汚れが目立ちやすいので焚き火で使うのにはおすすめできませんが、おしゃれなキャンプを楽しみたい方におすすめの素材です。
玄人向けの銅
銅製のケトルは、熱伝導率が最も優れているのでお湯を沸かすのが早いです。購入したばかりのころは銅の光沢で美しい見た目ですが、使うと灰などで黒くなっていき見た目の変化も楽しめます。
銅製のケトルは価格が高い点がデメリットではありますが、耐久性もあり長い期間使うことができるので、長期間キャンプを楽しむ方におすすめの素材です。
容量/人数
選ぶときの最後のポイントはケトルの大きさです。ソロキャンプなのかファミリーキャンプなのかで大きさが変わるように、ケトルを使うシーンを想像して、どのくらいの大きさのものがよいかを選ぶことが大切です。
大きさの目安としては、ソロキャンプでは500mlほどの小型のもの、少人数キャンプなら1L未満のケトル、ファミリーキャンプなら1L以上のケトルを選ぶことがおすすめです。
お湯を何に使うのかにもよりますが、コップ1杯が約200mlとして考え、キャンプに行く人数を考えればどのくらいの大きさがベストかが考えられるのではないでしょうか。
お湯が足りないということがないように、少し大きめのケトルを購入するのもおすすめですが、必要以上に大きなケトルを購入すると、お湯を沸かすのに時間がかかるなどデメリットになることもあるので気をつけましょう。
キャンプ初心者におすすめの焚き火用ケトル
キャンプ初心者の方におすすめの焚き火用ケトルは、キャプテンスタッグの「アルミキャンピングケットル」です。
アルミキャンピングケットルは、熱伝導率が優れたアルミ製なので、お湯を沸かすのが早いです。また、硬質アルマイトでコーティングされているので、さびにくく長持ちします。
キャプテンスタッグはアウトドア、レジャー用品を取り扱うブランドで、安い価格で高品質なものを取り扱うのでコスパがよく人気があります。アルミキャンピングケットル以外にもいろいろな種類のケトルを取り扱っているので公式サイトで確認してみることがおすすめです。
ファミリーキャンプに人気の大容量おすすめケトル
ファミリーキャンプにおすすめな大容量のケトルは、コールマンの「ファイアープレイスケトル」です。
ステンレス製で丈夫なので、焚き火や直火などの高火力でも安心して使うことができます。また、水圧で注ぎ口が開く仕組みなので、焚き火の灰などが入りにくいです。容量は約1.6Lです。
コールマンは初心者向けのリーズナブルなものから、上級者向けの本格的なものまで幅広いアウトドア商品を取り扱っているブランドです。魅力的なアイテムが多くそろっているので公式サイトでいろいろなアイテムを確認してみると良いでしょう。
デザイン重視のおしゃれなおすすめキャンプケトル
デザイン重視でケトルを選ぶならペトロマックスの「ニューパーコマックス」がおすすめです。
エナメルスチール製で容量が1.5Lあるので、大人数のキャンプで使うのに向いています。
黒と白の2色があり、丸みがありかわいい見た目でキャンプの空間をおしゃれに変えてくれます。
ニューパーコマックスを使ってお湯を沸かしているシーンは写真映えするので、ブログなどに写真を載せたりする方におすすめです。
コーヒー好きに欠かせないおすすめのドリップケトル
コーヒーを飲むためにケトルがほしい方には、注ぎ口が細口になったドロップケトルがおすすめです。
ドロップケトルでおすすめは、カリタの「SSケトル」です。ステンレス製のケトルなので扱いやすいですし、焚き火で使うことで渋みのある色へと変化していくので見た目も楽しめます。
容量は700mlで耐久性もあり、お手入れも簡単なので使いやすくおすすめです。