キャンプ料理といえば何を思い浮かべますか?バーベキューが定番ではありますが、バーベキューだけでは飽きてしまう方もいることでしょう。
そこでおすすめなのが、簡単につまめる料理を作ることです。つまみがあれば、ゆっくりのんびり過ごす時間や、仲間と楽しむ時間もつまみを楽しみながら過ごすことができます。
おしゃれなつまみがあれば、キャンプサイトの雰囲気も変わります。この記事では、キャンプでつまみを楽しむポイントや、手軽に作れるアイデア、おすすめのレシピをご紹介します。
おしゃれで美味しいつまみを作ってより快適に楽しく過ごしましょう。
キャンプのつまみをより楽しむポイント
キャンプでは、バーベキューなどメインになるものを楽しむと思いますが、副菜としてつまみを作ることで、飽きることなく料理を楽しむことができます。
メニューをいくつか作ることで、いろいろな料理が楽しめるだけでなく、キャンプサイトが華やかになり見映えがよくなります。
つまみをより楽しむためには、キャンプの人数によってもポイントが変わります。下記でソロとファミリーのポイントをご説明します。
ソロキャンプなら手軽さを
ソロキャンプの場合は、食べるのが自分だけなので、手軽に作れるものを用意するのがおすすめです。
コンビニエンスストアなどで売られている総菜に少し手を加えて作るなどし、あまり手の凝ったものは作らず、メインの料理に時間を注ぐことがおすすめです。
ファミリーなら盛り上がる見映えを
ファミリーキャンプの場合は、家族や仲間など多くの人が食べるので見映えのよい華やかなつまみがおすすめです。
見た目を華やかにすることで、場の雰囲気が明るくなり盛り上がるので、食べて美味しいだけでなく目で見ても楽しめます。
つまみ料理をより楽に・手軽にするアイデア
キャンプではメインになる料理も作らなくてはいけませんし、準備をしたり遊んだりする時間もあるので、つまみを作るのにあまり時間をかけてはいられません。
できるだけ簡単に手軽に作りたいと思う方が多いと思います。楽に手軽に作るためには、どうしたらよいのでしょうか。
下記で、つまみ料理を楽に手軽に作る方法についてご紹介します。
缶詰や市販のおつまみをアレンジする
缶詰や市販のものを使えば、できているものを使うのでとても簡単につまみを作ることができます。
缶詰であれば、缶詰の中の水気を抜き、追加したい具材や味を足して、そのままコンロの上で温めれば手軽に料理が完成します。
前日に仕込む
前日につまみ料理を仕込んでおくことでキャンプ場での手間が少なくなります。
切ったりつけたり煮込んだり、先にできることを自宅で済ませておけば、キャンプ場で焼くだけであったり、出すだけ並べるだけで簡単につまみが作れます。
ホットサンドメーカーをうまく活用する
パンに具材を挟み、サンドすることでホットサンドを作ることができるホットサンドメーカーですが、上手に活用することで時短アイテムになります。
例えば、ハンバーグを焼く場合、両面を焼く必要があるので途中でひっくり返す必要があります。1つずつひっくり返すのは手間ですが、ホットサンドメーカーに挟んで焼けば、ホットサンドメーカーをひっくり返すだけで、焼いているものすべてひっくり返すことができるので簡単に両面を焼くことができます。
また、挟んで焼くのでふたをする必要もなく、ふっくら美味しく焼き上がります。
手軽&簡単に作れるキャンプのおすすめつまみレシピ
ここからは、キャンプで手軽に簡単にできるおすすめのつまみレシピをご紹介します。
最初に紹介するのは、お好みの具材を入れて作るアヒージョです。
<材料>
- オリーブオイル
- ニンニク
- 塩
- 鷹の爪(お好みで)
- お好きな具材
<作り方>
- ニンニクを刻み香りをつける
- 具材を煮る
- 味を整える
ニンニクをみじん切りにして、オリーブオイルに鷹の爪と一緒に入れて弱火にかけ香りをつけます。
ニンニクに少し色が付いたら具材を入れ煮ます。具材はお好みですが、魚介類や旬の野菜などがおすすめです。
具材に火が通ったら塩を加えて味を整えましょう。
エビやタコ、トマトやズッキーニなど色とりどりな具材をいれることで華やかになりおしゃれに作れます。
また、スキレットを使って作ればそのままテーブルに出すことができSNS映えするようなおしゃれなつまみになります。
キャンプをおしゃれに盛り上げるこだわりのつまみレシピ
おしゃれに盛り上げるつまみを作りたいならピンチョスがおすすめです。ピンチョスはスペイン語で串という意味を持っており、本場スペインではワインとともにつまむ風習もあるそうです。
ピンチョスは食べやすい大きさに切った具材をいくつか重ねて、ピンでさして固定して盛り付けます。
作り方に決まりはありませんが、パンやチーズなどを土台にし肉、きゅうり、トマトなどを順に乗せてピンでさしたら出来上がりです。
具材をそのまま並べれば完成しますが、お好みで具材を焼いて焼き色をつけてから並べるのもおしゃれな仕上がりになります。
いろいろな組み合わせを作り、色とりどりなピンチョスをお皿に並べればとても華やかなつまみになります。
おすすめの具材を10個ご紹介します。
- チーズ
- ズッキーニ
- きゅうり
- アボカド
- ミニトマト
- ベーコン
- 生ハム
- うずらの卵
- ホタテ
- バケット
前日に作り置きするだけ!すぐ食べられる人気レシピ
前日に仕込みをしておけば、キャンプ場ですぐに食べられるので簡単につまみを準備できます。
前日に作り置きをしておくのにおすすめはナムルです。ナムルは冷凍保存できるものもあるので、時間があるときに作り置きしておくのもおすすめです。
おすすめの作り方をご紹介します。
<材料>
- ほうれん草(1束)
- ささみ(2~3本)
- いりごま(大さじ1)
- 鶏ガラスープの素(小さじ1)
- 醤油(大さじ1)
- ニンニクチューブ(小さじ1)
- ごま油(大さじ2分の1)
- 料理酒(少量)
<作り方>
- ほうれん草を茹でる
- ほうれん草を切る
- ささみを加熱
- ささみをさく
- すべてを混ぜる
ほうれん草を洗って7cmほどの大きさに切り、根本から先に入れて1分ほど茹でます。
茹で終わったら、水気を絞って2~3cmほどの大きさに切ります。
ささみを耐熱皿にのせて料理酒を少量かけふんわりラップをして、レンジで加熱します。600wで3分ほどが目安ですが、火が通るまで加熱しましょう。
粗熱が取れたらささみを手でさきます。
いりごま、鶏ガラスープの素、醤油、ニンニクチューブ、ごま油をすべて混ぜ、そこにほうれん草とささみをいれてあえたら完成です。
春夏秋冬で楽しむ旬の素材を使ったつまみレシピ
自然を感じながら過ごすキャンプでは、旬の食材を使うことでより季節を感じながら過ごすことができます。
メインの料理ではないので簡単に作りたいつまみですが、少しでもキャンプが楽しめるようにと考える方は季節の食材を使うのもおすすめです。
最後に季節別のおすすめレシピをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
春
春におすすめのレシピはあさりの酒蒸しです。あさりは春と秋が旬の時期でこの時期のあさりは、繁殖を迎え身が大きく一番栄養があり美味しいと言われています。
<材料>
- あさり(250g)
- 日本酒(大さじ2)
- 醤油(小さじ1)
- サラダ油(小さじ1)
- しょうが(1片)
- にんにく(2分の1片)
- 刻みネギ(適量)
- バター(お好みで)
<作り方>
- あさりの砂抜きをする
- あさりを蒸す
- 味を整える
あさりを塩水に漬けてホイルなどをかぶせ、冷暗所などで30分以上置いて砂を抜き、よく洗います。
鍋にサラダ油と、刻んだしょうがとにんにくを入れ香りがでたら、あさりと日本酒をいれふたをして蒸します。
あさりの殻が開いたら、醤油とネギをいれて味を整えれば完成です。お好みでバターを加えることでコクがでて味が変わります。
夏
暑い夏におすすめのレシピは、マグロと豆腐を使ったサラダです。さっぱりと食べられるので暑い時期でも美味しくいただけます。
<材料>
- マグロ(150g)
- 豆腐(150g)
- トマト(1個)
- レタス(2~3枚)
- ポン酢(大さじ1~2)
- サラダ油(大さじ1~2)
- わさび(小さじ1)
<作り方>
- 材料を切る
- 調味料をかける
マグロ、豆腐、トマト、レタスを食べやすい大きさに切りお皿に盛ります。
ポン酢、サラダ油、わさびを混ぜ合わせて、盛り付けた野菜にかければ完成です。
秋
秋におすすめのレシピは、さつまいものジャーマンポテトです。ホクホクのさつまいもが美味しく食べられます。
<材料>
- さつまいも(300g)
- 玉ねぎ(2分の1)
- しめじ(1房)
- ベーコンかたまり(150g)
- にんにく(1片)
- 塩(小さじ2分の1)
- バター(15g)
- オリーブオイル
- こしょう(適量)
- パセリ(適量)
<作り方>
- さつまいもを切って火を通す
- 他の食材を切る
- 香りをつける
- 玉ねぎとしめじを炒める
- ベーコンとさつまいもを炒める
- 全部混ぜる
- 盛り付ける
さつまいもは食べやすい大きさに乱切りにして、アルミホイルでくるんで火力があまり強くないコンロの上などで、串が通るまで焼きます。(この工程は時間がかかるので、面倒な場合は自宅でレンジを使い加熱しておきましょう)
玉ねぎは繊維を切るように5mmほどの太さで切り、ベーコンは厚切りにしましょう。
にんにくはスライスし、しめじは石づきを取ってばらばらにしておきます。
オリーブオイル小さじ2をフライパンに入れ、スライスしたニンニクを入れて弱火にかけ香りをつけます。
ニンニクが少し色づいたら玉ねぎと塩を入れて中火で炒めます。玉ねぎがしんなりしてきたら、しめじを入れてさらに炒めて水気を飛ばします。
水気が飛んだらバターを加えて炒めて一度お皿に取っておきます。
フライパンにオリーブオイル小さじ1を入れてベーコンを炒めます。全体に焼き色が付いたら、さつまいもを加え水分を飛ばすように炒めます。
水分が飛んだら、④で取っておいた玉ねぎとしめじを戻し、こしょうを入れて絡めるように炒めます。全体が混ざったら味を確認し、塩気が足りない場合は追加しましょう。
味が整ったらお皿に盛り付けて最後にパセリを飾れば出来上がりです。
冬
冬におすすめのレシピはおでんです。寒い冬は鍋を使った温かい料理がおすすめです。
<材料>
- 大根(2分の1)
- ちくわ(2~4本)
- こんにゃく(1枚)
- ゆで卵(3~5個)
- はんぺん(1枚)
- 塩(小さじ2分の1)
- 水10カップ
- 醤油(大さじ1~2)
- みりん(大さじ2)
- 和風だし
おすすめの具材を記載しましたが、お好みのものを入れましょう。
<作り方>
- 下準備
- 残りの材料を切る
- 鍋に入れて煮込む
大根は2cmほどの厚さに輪切りにして、柔らかくなるまで茹でます。卵は茹でて殻をむいてゆで卵を作っておきます。
こんにゃく、はんぺんは三角になるように切り、ちくわは半分に切りましょう。
鍋にすべての具材と調味料を入れて煮込めば完成です。