キャンプのときに誕生日を祝ったり、祝ってもらったという経験をお持ちの方は少ないかもしれません。
しかし、そもそも特別感のあるキャンプだからこそ、誕生日ケーキを用意してお祝いをしてもらったら楽しい思い出のひとつになることは間違いありません。
ここでは、キャンプ場でケーキを作るコツや、キャンプでも簡単に作ることができるケーキレシピをはじめ、市販のケーキを持っていくためのアイディアもご紹介しています。キャンプでケーキを楽しむための参考にしてください。
キャンプでも特別なお祝いを！誕生日ケーキを簡単に手作りしよう
一年に一度の誕生日は子供にとっても大人にとっても特別な一日ですよね。最近はSNSなどでも、キャンプ場で子供や家族、友人の誕生日をお祝いする「バースデーキャンプ」が話題です。
特に子供の誕生日なら、一緒にケーキを手作りして思い出に残る一日にしたいもの。もちろんキャンプ場ですので、おうちで作るような本格的なケーキを作ることは難しいですが、キャンプでも簡単に作ることができるケーキレシピもたくさんあります。
キャンプで手作りケーキを楽しむには、とにかく手軽に作れることが大切です。まず以下ではキャンプでケーキを作るコツをご紹介します。
キャンプでケーキを作るコツ
できるだけ荷物を少なくしたいキャンプでは、ケーキ作りはできるだけ簡単に、見栄え良く仕上げることがポイントです。
ケーキ作りが得意な方なら、前日のうちにスポンジケーキを焼いて持っていくのもありですが、何かと忙しいキャンプ前日ですので、スポンジは市販のものを購入しておくことをおすすめします。
また、コンビニなどでも買うことができる市販のロールケーキやプチシューなどをスポンジの代用として、映える誕生日ケーキを作ることができます。
後述しますが、ホットケーキミックスを使えば、キャンプ場でもお手軽にスポンジを焼くことができるので、どんなケーキを作るのかあらかじめイメージしておきましょう。
ホイップクリームも絞るだけで使えるタイプのものを用意しておくと便利です。また飾りつけに使うクッキーやチョコレート、フルーツなどの準備もお忘れなく。
キャンプでできるお手軽ケーキレシピ・作り方
市販のスポンジケーキに絞るだけのホイップクリームがあれば、より手軽にケーキを作ることができます。
クリームを絞るのは、子供にも簡単にできるので一緒に楽しむのも◎。
また、個包装されたミニサイズのチョコレートを袋のままカップに入れ、お湯をそそいで湯せんしチョコレートを柔らかくして、包装の端っこを小さくカットすれば、クッキーやビスケットに名前や文字を書くチョコペンに早変わり。
「お誕生日おめでとう」や名前などのメッセージがあれば、誕生日がより一層盛り上がります。
フルーツで飾り付けてキャンドルを飾れば完成です。
この他にもおすすめの簡単ケーキの作り方をご紹介します。
超簡単！カップインショートケーキ
市販のスポンジケーキと絞るだけのホイップクリームを使った、超簡単なのに映えるケーキです。とても簡単に作れますので、キャンプでのパーティーにも最適です。
材料
- 市販のスポンジケーキ
- 市販の絞るだけのホイップクリーム
- イチゴ、ブドウなどのフルーツ
- あればミントの葉
必要な道具
- 透明な使い捨てのコップ
作り方
- スポンジケーキを2㎝角に切って、透明なカップに入れておきます。
- スポンジケーキの上にクリームとフルーツを乗せて、2段目のスポンジケーキをまた乗せます。
- 2段目のスポンジケーキの上にクリームとフルーツを乗せて、デコレーションしたら完成です。
ミントの葉があればアクセントとして乗せるとさらに見た目良く仕上がります。またスポンジケーキはカステラなどに代用可能です。
ホットケーキミックスを使ったスポンジケーキ
手軽にキャンプ場でスポンジケーキを焼くなら、ホットケーキミックスを賢く使いましょう。
材料
- ホットケーキミックス 100g
- 牛乳 100ml
- 卵 1個
必要な道具
- クッキングシート
- メスティン
作り方
- 材料をすべてボウルなどに入れて混ぜ、クッキングシートを敷いたメスティンに入れます。
- クッキングシートで覆ったふたを乗せて、はみ出したシートをカットし弱火で約10～15分焼いていきます。
- メスティンをひっくり返してさらに3分ほど焼いて、竹串を刺し中の材料がつかなければ完成です。
りんごケーキ
こちらはスキレットで焼くことができるリンゴを使ったケーキです。
材料
- リンゴ 1個
- ホットケーキミックス 100g
- 卵 1個（黄身と白身を分けておいてください）
- 生クリーム 75㏄（牛乳でもOK）
- バター 24g
- グラニュー糖 60g
必要な道具
- スキレット
作り方
- リンゴを3～5mm程度に薄くスライスしておきます。
- 卵黄と生クリームとよく混ぜたところに、角が立つまで泡立てた卵白とホットケーキミックスをを加えて、やさしくさっくりと混ぜます。
- スキレットにバターとグラニュー糖を入れて茶色になってきたらスライスしたリンゴを並べて約8分ふたをして焼きます。
- リンゴの上に【2】の生地を入れ、ふたをして弱火で10～15分焼いたら完成です。
キャンプでケーキ作りするときに役立つギア
上記したレシピにも登場したのがキャンプでのお役立ちアイテム、メスティンとスキレットです。
ケーキなどのスイーツを作ることもでき、用途が広がるメスティン、スキレットのそれぞれの特徴は以下になります。
メスティン
お弁当箱のような見た目で、軽くて持ち運びにも適しているアルミ製の四角いクッカー「メスティン」。
キャンプでの炊飯に大活躍のメスティンは、最近では、ダイソーからも発売されキャンパーたちに大人気です。
ケーキ作りに使用の際にはクッキングシートを敷き詰めて使いましょう。
スキレット
料理写真が映えるとあって、もはや定番のキャンプギアの一つともなっているスキレットは、鋳鉄製の厚手のフライパンで、蓄熱性が高く料理の温度をしっかり保ってくれるという特徴があります。
使いはじめにシーズニングという油を馴染ませる作業が必要で重量もありますが、直火でガンガン使えるのが魅力です。
誕生日だけじゃないキャンプケーキの楽しみ方
キャンプでケーキを作ったり、サプライズで登場すると、非日常の中にさらに非日常が生まれ、忘れられない思い出となるでしょう。
誕生日以外にも、クリスマスなどでもケーキがあると盛り上がること間違いありません。甘いものを食べることでみんなが笑顔になることができます。
また最近ではキャンプ好きのカップルが「アウトドアウェディング」として、キャンプ場やガーデンやテラス付きのレストラン・ホテルなどの屋外で結婚式を挙げるのも人気です。その際にもやはりケーキは外せませんよね。
簡単なケーキの作り方を覚えて、さらに特別な日を盛り上げてみてはいかがでしょう。
キャンプにケーキを持っていくのはあり？ケーキの持参方法も
ここまでは、キャンプ場でケーキを作るコツや簡単レシピをご紹介してきましたが、ケーキ屋さんで注文した誕生日ケーキをキャンプに持っていくことは可能でしょうか？
サイズにもよりますが誕生日ケーキは箱に入っており場所も取りますし、持ち運びには細心の注意が必要なものです。
せっかくのバースデーケーキが崩れてぐちゃぐちゃになってしまうと、かなり切ない気持ちになってしまいます。
それでも市販のケーキを持参したいという場合には、通販サイトなどで購入できる冷凍状態のケーキを利用してみるのも手です。冷凍ケーキなら、形が崩れてしまうリスクを減らすことができますし、食べる時間に合わせて上手に解凍できればサプライズのプレゼントとしても最適です。
