キャンプ靴選びで失敗しないコツ大特集【レディースシューズ】

最終更新日:2021/12/12

自然ならではのアウトドアの環境を楽しめるキャンプですが、キャンプにはタウンシーンにはないワイルドな条件があふれています。そのような環境の中、キャンプで履く靴は、どのようなものが最適なのでしょうか。
この記事では、選び方や試し履きのポイントなどを解説した上で、快適に安全に過ごせるキャンプ靴をレディース向けに解説します。

キャンプ靴の選び方・3つのポイント

キャンプシーンでは日常生活とは違い、整備された道を歩くことは稀かもしれません。
滑りやすい岩場や草道、大小の石がゴロゴロしている砂利道などを歩く場合、普段履いている靴では怪我をしてしまう危険性があります。
楽しいキャンプも、怪我をしてしまっては台無しです。キャンプでトラブルを避けて安全に過ごすためにも、以下のポイントをおさえてキャンプ用の靴を選ぶことをおすすめします。

その1 履き口(カット)の高さで選ぶ

キャンプなどアウトドアで履く靴には、履き口の高さにより3種類に分けられています。
それぞれ特徴が違いますので、自分のキャンプスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。

  • ローカット

履き口がくるぶしの下あたりにくるローカットシューズは、履き口が短い分軽いことが特徴です。足首の動きにも柔軟に対応できて脱ぎ履きも楽なので、普段履く靴と同じような感覚で履くことができるでしょう。
高低差の少ない平地や、荷物の少ない時に歩きやすいタイプです。
足首がしっかりと固定されていないため、足場の悪い泥道や登山などの不整地を歩くのには適していません。

  • ミドルカット

くるぶしまでカバーできるミドルカットシューズは、適度に足首をサポートしてくれるタイプです。ハイカットシューズよりも足首が固定されないため、アウトドアビギナーにも履きやすく、幅広いシーンで活用することができます。
本格的なキャンプや、足場の良くない山道などにおすすめです。

  • ハイカット

履き口が高いものほど足首を支える力が強くなるので、ハイカットシューズは不整地などを長時間歩いても疲れにくい靴です。足首を痛めることを防ぐことができ、小石が靴の中に入ってしまうこともありません。険しい道を歩くのに適しているため、重い荷物を持っての移動や、登山もコースに入っているキャンプを楽しみたい方におすすめです。
一方で、脱ぎ履きがしにくく、平地では歩きにくいという特徴もあります。

その2 機能性で選ぶ

キャンプ中の天候は、いつも快晴というわけではありません。急な雨や、泥道などを歩くこともあるでしょう。また、川を渡ったりや水辺で濡れることもあるかもしれません。キャンプで履く靴は、さまざまなシーンを想定して機能性の高い靴を選ぶと安心です。
以下のようなポイントをおさえて、キャンプ用の靴を選ぶと良いでしょう。

  • 防水性

靴に水が染み込むのは不快なものですが、体温も奪われてしまうことがあります。
キャンプで使用する靴は、オールシーズンを通して防水性に優れたものを選ぶことがおすすめです。

  • 通気性・速乾性

足は思っている以上に汗をかくもの。キャンプで気持ち良く過ごすためにも、通気性や速乾性に優れたものを選ぶと足が蒸れることなく快適に歩くことができます。

  • 防寒性・保温性

気温が低い季節のキャンプには、足元の暖かさが快適なキャンプの鍵になってきます。ブーツタイプのような防寒性と保温性に優れたものを選ぶことがおすすめです。

その3 キャンプ場の状態で選ぶ

事前にキャンプ場の状態がわかる場合は、その環境に最適なキャンプ用の靴を選ぶことがおすすめです。
キャンプ場の環境により適切な靴の特徴が異なりますので、以下に状態別にご紹介します。

  • 草地

芝生など、草地の場合は防水性の高いの靴が良いでしょう。靴に草の色がついてしまうことがあるので、気になる方には濃い色の靴がおすすめです。

地面が土の場合は、森林地など不整地のことが多いので、ミドルカットなどの足首をしっかりサポートしてくれる靴が安全です。

  • 水辺

水辺は、地面がぬかるんでいたり、滑りやすい岩場があることが多いため、防水性に加え、滑りにくい靴底のものを選びましょう。

春夏のキャンプに快適なおすすめのレディースシューズ

キャンプする時期に合わせて靴を変えると、より快適にキャンプを楽しむことができます。
春夏におすすめなのは、汗蒸れを防ぐ通気性が良いものや、水辺で濡れてもすぐ乾く速乾性に優れた靴です。

キーン

シューズを中心にアウトドア用品を展開しているキーン(KEEN)の靴は、キャンプシーンでもタウンシーンでも幅広く対応できるおしゃれなデザイン性が魅力です。
特に汎用性が高く、おしゃれな上に機能面でも女性にも人気なのが、「ターギー」シリーズ。
シューズの甲部分、アッパーには通気性に優れた丈夫な素材を、ソール部分にはクッション性に優れた素材を使用し、ドライで快適な履き心地が人気です。
春夏はローカットタイプで軽やかに、秋冬はミドルカットのブーツタイプで暖かく過ごせます。

秋冬キャンプに人気のレディースブーツ

秋冬のキャンプを快適に過ごすには、足元を暖かく保つことが重要になってきます。
防水性に加え、防寒性と保温性に優れた靴がおすすめです。

ワークマン

手頃な安い価格がアウトドア女子にも人気のワークマン。
ワークマンでは、高価になりがちな秋冬のブーツもリーズナブルに入手できるでしょう。
ワークマンの防寒ブーツ、「ケベック」はその高い防寒性から多くのキャンパーに支持されています。
防水性が高い上、撥水加工もされているので真冬のキャンプにもおすすめです。

失敗しないサイズの選び方

せっかく気に入ったデザインで高機能な靴を選んでも、サイズが合わなければ台無しです。
以下に、アウトドアシーンで活躍するキャンプに適した靴を選ぶ時のポイントについてご紹介します。

つま先に余裕があるかチェック

靴を快適に履くには、つま先に適度な余裕があるものを選ぶことが大切です。
靴を履いた時につま先をトントンと床につけて、つま先を靴の先端に近づけてみましょう。
この時かかと部分に指一本くらいの余裕があるものが、履いた時につま先に余裕のある靴になります。

少し大きめのサイズを選ぶ

キャンプでは厚手の靴下を履くことが多いので、キャンプ用の靴はそれに合わせて適度なゆとりのあるものを選びましょう。
自分の足の実寸よりも、1〜1.5cm程度余裕のあるものが良いと言われています。

試し履きする際のポイント

キャンプ用の靴を購入する際は、必ず試し履きすることをおすすめします。
履き心地を確かめず商品を選んでしまった場合、靴ずれを起こしたりタコや魚の目ができたり、怪我などのトラブルも引き起こしかねません。
たとえ同じサイズでもあっても、甲の幅やソールの固さなどは靴によって違います。
キャンプ用の靴は事前に試し履きをして、フィット感やクッション性などをチェックすることが大切です。

厚手の靴下を履いて試し履きする

試し履きする際には、普段履いている靴下ではなく、キャンプで履く予定の厚手の靴下を用意して履きましょう。

店内を歩いて履き心地を確認する

キャンプで履く予定の靴下を履いたら、店内を歩いて履き心地を確かめましょう。
傾斜台などもあったら、そこも歩いてチェックします。
店内や傾斜台を歩いて実際に確かめてみることで、フィット感やクッション性、歩きやすさなどを確かめることができるでしょう。

最後に

足は時間帯によってもサイズが変化することをご存じでしょうか。
夜はむくみなどにより、足のサイズが大きくなることがあります。
靴を試し履きする時間は午後3時くらいが良いと言われていますので、朝や夜よりもこの時間に試し履きすることがおすすめです。

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