コールマンは、アウトドアに関する様々な商品を扱っています。
なかでもコンロは、コールマンを代表する商品のうちの一つです。
アウトドアの、様々なシーンで活躍してくれるとの声も多いです。
有効に使うには、もちろん日々のメンテナンスも大切です。
時には修理に出すことも、コールマンのコンロを長く大切に使う秘訣ではないでしょうか。
今回は、コールマンのコンロについてまとめていきます。
コンロが人気のコールマン!ターニングポイントは修理代の負担増!?
まずは、コールマンの歴史について学んでいきましょう。
アメリカのウィリアム・コールマンが、1900年「カーボン・ライトカンパニー」を設立しました。
コールマン前身の販売会社で、ガソリン式ランプの販売を始めました。
ですが、粗悪品のランプが多く出回っていた当初、普及には繋がりませんでした。
「1週間で1ドル」のリース式への切り替え打ち出し、事態の打開をはかりました。
しかし、リースの中に修理の代金も含んでいたことが欠点となり、負担が増え始めます。
苦境の中でヒントを得たコールマンは、耐久性とメンテナンス性の重要さに気づきます。
この事態が、後のコールマン発展のターニングポイントとなるのです。
続いてガソリンランプの販売を経た後、屋外での電球の使用に着目します。
そして、「アークランタン」を1914年に販売しました。
1923年には「キャンプストーブ」の販売が開始され、完成度に高い評価を受けます。
現在は「ツーバーナー」という名で販売されています。
1942年、米軍から依頼を受け調理用のガソリンストーブの製造を開始しました。
しかし、生産工場の決定権が無いのが理由で、現在ガソリンストーブはコールマンでは生産が行われておりません。
また現在は、日本法人のコールマンジャパンで日本向けの商品開発にも力を注いでいます。
コンロなどの調理用商品の他、アウトドアに関する商品を多く生み出しています。
ガスを使うコンロの取り扱いの注意点や修理の重要性
コールマンのコンロには、2つのタイプがあります。
ガスを使うタイプと、チャコールという、いわば炭を使うタイプです。
ここでは、ガスを使うタイプのコンロについてお伝えします。
特に注意したいのが、不完全燃焼の状態です。
酸素不足が原因で、この不完全燃焼は起こります。
換気が難しい部屋など、狭い空間での使用は特に注意してください。
また、使用する際には部品などの点検をするとよいでしょう。
劣化などがみられるときは、早めの修理をおすすめします。
不完全燃焼で最も恐れるのは、一酸化炭素の発生です。
体内に一酸化炭素が入り、血液中のヘモグロビンと結びつきます。
それにより、一酸化中毒を起こすこともあります。
身体に悪い影響を与える前に、まず不完全燃焼を防ぐことが大切です。
不完全燃焼が起こっているかどうかを見分ける方法があります。
それは、ガスの色と臭いによる判別です。
ガスの臭いが絶えず充満しているときは、不完全燃焼が起こっている可能性があります。
また、正常のガスの色は青色です。
オレンジ色になっていたら、注意が必要です。
酸素不足になっている証拠のため、不完全燃焼の疑いが強いです。
炭を使うコンロの取り扱いの注意点や修理の重要性
次に、コールマンの炭を使うタイプのコンロについてみていきましょう。
炭を使うコンロは、料理がおいしく仕上がると人気です。
ですが、ガス同様、取り扱いには注意が必要です。
炭の特徴として、燃焼時に「爆跳」とよばれる現象が起こります。
パチパチと跳ねたり、破裂する状態です。
炭の材料として適している木は、樹齢20年~30年といわれています。
その時期を過ぎると、木の芯の部分に爆跳の原因が出ることがあります。
着火のときに急な加熱をすると起こりやすくなります。
また、炭を継ぎ足すときは火元の近くなどで温めてから行いましょう。
冷えた状態からの急な加熱を防ぐことができます。
また、爆跳の際は火花が弾け飛ぶことがあります。
顔や衣類など、距離を近づけすぎないようにしましょう。
燃えやすい紙やプラスチックなども注意が必要です。
可燃物が近くにないか、よく確認してください。
炭を購入するときは、必要な分だけ買うようにしましょう。
在庫がある場合は、早めに使うのはもちろん、保管の仕方も大切です。
湿度や温度変化の小さい環境で保管しましょう。
また、コンロ自体のメンテナンスも重要です。
不具合を感じたら、修理などの早急な対応が大切です。
コールマンで人気のガスを使うコンロ
ここでは、コールマンで人気のガスを使うタイプのコンロをご紹介します。
【コールマン ロードトリップグリルLXE-JⅡ】
サイズ 約118×46×112.5㎝
材質 スチール他
火力 最高時:約5000kcal(約250kcal) ※スーパーガス最大出力時
燃焼時間 約2~4時間(470g缶×2本使用時)
仕様 メッキパーツ類、アルミボード付きサイドテーブル
使用燃料 ガス
本格的なBBQが楽しめるのはもちろん、オーブン調理も可能です。
ピザやグラタンなども作ることができます。
オプションパーツを使えば、鉄板料理や煮込み料理もでき、料理の幅が広がります。
【コールマン F-1パワーストーブ】
サイズ 約7×11×9㎝
最高火力 約3700kcal/h ※スーパーガス最大出力時
燃焼時間 約1.5~3時間(470g缶)
仕様燃料 ガス
付属品 収納ポーチ
こちらは、トレッキング向けの高火力シングルバーナーです。
本体はコンパクトで軽量ですが、頑丈なゴトクで安定性も抜群です。
炒め物料理やお湯を沸かすときなどにおすすめです。
ただ、廃盤商品のため売り切れにご注意ください。
これらを参考に、自分の用途に合ったコンロを選んでアウトドアを楽しんでください。
ですが先述したとおり不具合の際は、修理などのメンテナンスも視野に入れておいてください。
ガスもいいけど炭もおすすめ!コールマンで人気の炭を使うコンロ
つぎに、炭を使うタイプのコンロをご紹介します。
【コールマン クールスパイダーステンレスグリルグランデ】
サイズ 約80×52×40/70㎝
カラー レッド、シルバー
材質 ステンレス他
付属品 鉄板、焼網×2
特徴 引き出し式ロストル(炭床)
コールマンのスタンダードなモデルのBBQグリルです。
付属の鉄板を使って、焼きそばなどの鉄板料理も可能です。
ロストル(炭床)が引き出し式のため、炭の追加も楽に行えます。
軽量で持ち運びにも便利です。
また、専用のキャリーケースを使うとより一層便利との声もあります。
【コールマン クールステージ2ウェイグリル】
サイズ 約51×35×16.5/43/70㎝
カラー レッド、グリーン
材質 スチール他
付属品 焼網
機能 2段階の高さ調節が可能
足を外してテーブルトップ(卓上)グリルにもなります。
本体からロストル(炭床)が外せるのも大きなポイントです。
お手入れが楽にでき、うれしいですね。
炭の伝導熱も高く、少ない量の炭で料理をすることが可能です。
炭の遠赤外線の効果で、より料理がおいしくなるのが炭を使うコンロの魅力の一つです。
美味しい料理を楽しむためにも、炭を使うコンロも日々のメンテナンスが大切です。
ガス同様炭を使うコンロも、場合により修理などの対応をとりましょう。
コールマンのコンロを使ってアウトドア料理を楽しもう!
コールマンのコンロを使った簡単なレシピをご紹介します。
●鮭ともやしのホイル焼き
【材料 2人分】
・塩鮭(切り身) 2切れ
・もやし 1袋
・キャベツ 3枚
・細ネギ (小口切り) 適量
A味噌 大さじ3
Aみりん 大さじ1/2
A水 大さじ1
A砂糖 大さじ1
Aすり胡麻 大さじ1/2
【作り方】
①Aの調味料を混ぜ合わせてタレを作ります。
②アルミホイルを広げて、もやし、ザク切りしたキャベツ、鮭の順番でのせていきます。
③その上に細ネギをちらしましょう。
④そして先ほど作ったタレをかけたら、アルミホイルで包み、しっかりと留めます。
⑤フライパンに1カップほどのお湯を沸かしてください。
そこに、先ほどアルミホイルで包んだものを入れたら蓋をし、5分ほど蒸したら完成です。
●ソーセージドッグ
【材料 10~15個分】
・ソーセージ 5本
・ホットケーキミックス 200g
・卵 1個
・牛乳 130~50㏄
・揚げ油 適量
【作り方】
①ソーセージを約3㎝の長さに切り、爪楊枝で刺してください。
②ホットケーキミックスに、卵と牛乳を入れてよく混ぜ、生地を作ります。
③先ほど準備したソーセージを、この生地に付けて揚げたら完成です。
160℃程度の温度で、じっくり揚げましょう。
調理中であっても、なにか不具合を感じたらコンロの使用を控えましょう。
修理に出すなどすれば、使用中の事故などの予防にもなります。
コールマンのコンロでアウトドアをより楽しもう!
コールマンには長い歴史があり、現在の発展は目覚ましいものがあります。
コールマンのコンロについても、様々な観点からお伝えしました。
ガスと炭を使うものに分かれ、自分の用途に合わせて選ぶことが大切ですね。
また、コンロは火を扱うアイテムのため、取り扱いには十分に注意しましょう。
それでもなにか不具合を感じたら、修理など早急な対応が肝心です。
コールマンのを使ってアウトドアを楽しむためには、日々のメンテナンスが大切ですね。