キャンプの道具はコールマン!と言っても過言でないくらい、コールマンはキャンプの超定番ブランドですよね。
今回は、そんなコールマンのシングルバーナーのストーブ「スポーツスターⅡ 508A」の使い方やメンテナンスの方法についてみていきます。
コールマンのシングルバーナーのストーブ「508A」
コールマンのストーブには、ソロキャンプにおすすめのシングルバーナーのストーブと、大人数向けのツーバーナーのストーブがあります。
キャンプをする人数や、どのくらい本格的な料理を作るか、持ち運びのしやすさなど、自分の使い方によって選ぶストーブは変わります。
シングルバーナーのストーブは、置ける鍋やフライパンは一つに限られてしまいますが、持ち運びがしやすく、ソロキャンプや登山などさまざまな場面で応用させることが出来ます。
ツーバーナーのストーブは持ち運びが少し大変で場所をたくさんとりますが、パスタを茹でながらもう一方でソースを作ったりするなど、家庭のキッチンと変わらないようなかなり本格的な料理をすることが出来ます。
また、ストーブには使う燃料によっても、いくつかのタイプがあります。
初心者でも比較的簡単に扱えるガス式のタイプ、燃料を準備しやすいのがケロシン(灯油)式、強い火力が特徴のガソリン式のストーブなどがあります。
今回みていくコールマンの508Aは、ガソリン式のシングルバーナーのストーブです。
ガソリンタイプは、家庭のコンロと変わらないような強い火力が魅力で、シングルバーナーでも本格的な料理が作れますし、持ち運びしやすいのがポイントです。
コールマンのストーブ508Aの使い方
では、コールマンのストーブ508Aの具体的な使い方の手順をみていきましょう。
まず、用意するものは燃料となるホワイトガソリンです。
特に、不純物が少ない純正のホワイトガソリン「エコクリーン」を使うようにしましょう。
①燃料タンクにホワイトガソリンを入れます。
ストーブの給油口に漏斗を付けるか、ガソリンの缶に別売りのガソリンフィラーを取り付けてガソリンを給油します。
少し傾けたときに、給油口から液面が見えるくらいまでガソリンを入れます。
給油が終わったらしっかりとキャップを閉めましょう。
②ポンピングをして、燃料タンクに圧力をかけます。
ポンピングノブを反時計に2回まわし、ノブを引き出します。
親指でノブの中央の穴をふさぎながら、固くて押し込めなくなるまでポンピングを繰り返します。
空気が入り切ったら、ノブを戻し時計回りに2回まわしてノブを閉めます。
③チャッカマンなどで点火していきます。
チャッカマンなどを火をともした状態で近づけ、レバーを回すと火が点きます。
④追加でポンピングをして火力を安定させます。
気温などにもよりますが、10秒程度しても火が青くならない場合はしっかりポンピングをしてください。
コールマンのストーブはメンテナンス次第で長く使える
コールマンのストーブは、メンテナンスをしっかりと行うことで、長く使用出来る頑丈な設計となっています。
508Aの日頃のメンテナンスは、どんなことをしたら良いのかみていきましょう。
①汚れをしっかりと落とす
濡らした布に中性洗剤をつけて、汚れを拭き取りましょう。
故障の原因になってしまいますので、水洗いはしないように注意してください。
拭いても落ちない汚れや、バーナー部分の汚れはワイヤーブラシを使って磨きましょう。
②ポンプカップに潤滑油を注入する
定期的にポンプカップにオイルを注入することも大切です。
そうすることで、ポンピングがスムーズに行えるようになり、ポンプカップが長く使えるようになります。
コールマン専用の潤滑油「リュブリカント」を、ポンプキャップのオイルの穴に注入しましょう。
③残ったガソリンをガソリン缶に戻す
ストーブを使い終わったら、燃料タンクに残っているガソリンはガソリン缶に戻しておきましょう。
特にしばらく使わないとき抜いておかないと、燃料タンクの中が錆びてしまいます。
また、508Aを使うときは、コールマンのホワイトガソリン「エコクリーン」を使用しましょう。
車のガソリンなどとは違い不純物が少ないので、故障の原因となるジェネレーターの詰りなどが少なくなります。
508Aで遠赤ヒーターアタッチメントを使う
別売りのアタッチメント「遠赤ヒーターアタッチメント」があれば、508Aをより賢く使うことが出来ます。
この遠赤ヒーターアタッチメントを508Aの上に乗せるだけで、508Aを暖房器具として使うことが出来るようになるのです。
遠赤ヒーターアタッチメントは、コールマンの他のストーブでも使用出来るものがあります。
使い方は、ガソリンを入れ、ポンピングを行った後に、このアタッチメントを乗せてから着火するだけです。
アタッチメントが遠赤効果を発揮し、周りに熱を放出します。
大きさにもよりますが、シェルターの中を温める程の威力を発揮します。
さらに、このアタッチメントの上部は平面になっているので、その上にケトルや小さなクッカーなどを乗せることが出来ます。
シェルター内を温めながら、お湯を沸かしたり軽い料理などが出来るので、とてもおすすめのアタッチメントです。
ただし、シェルター内で火気を使用する際には、一酸化中毒に注意が必要です。
定期的に換気を行って、安全にキャンプを行いましょう。
508Aで「ニューウインドスクリーン」を使う
風が強く、508Aが通常の火力を発揮出来ていないときは、風よけのアタッチメント「ニューウインドスクリーン」を使うのがおすすめです。
こちらのアタッチメントも、コールマンの他のストーブでも使用出来るものがあります。
クラシックタイプの五徳のストーブには使えませんので、注意してください。
ニューウインドスクリーンは、アルスター鋼板で出来ていて、ジョイントを外すことで4つのパーツに分かれ、折りたたんで収納が出来るので持ち運びが簡単です。
本体に取り付けないタイプの風よけはいろいろありますが、本体に取り付けて使えることで、スタイリッシュさを損なわずに火力を維持することが出来ますね。
軽くて、お手頃の価格なので、こちらもおすすめのアタッチメントです。
コールマンのストーブ「508」はツーレバー
ここまで、コールマンのストーブ「508A」をご紹介してきました。
現在は販売されていませんが、508Aの前には「508」というモデルがありました。
使い方は508Aとほぼ同じですが、508は火力調節のレバーが2つあるタイプで、とろ火など弱い火の調節が得意なモデルです。
508Aにも付いている赤いレバーは燃料の開閉の役割をし、508にしかない黒いレバーで火力の調節をします。
黒いレバーを調節することで、絶妙な火加減を作ることが出来ます。
また、508は五徳の頑丈さやフォルムが508Aとは少し異なっているところが、コールマン好きにはたまらないポイントのようです。
現在、新品の販売はありませんが、508に興味のある方はネットやアウトドア用品店で探してみてはいかがでしょうか。
508Aはコールマンの超定番ストーブ
508Aはコールマンの中でも、定番のシングルバーナータイプのストーブです。
ガソリンのストーブは、ガスタイプのストーブよりは扱いが少し難しいので、ある程度キャンプの慣れている方におすすめです。
ガスタイプのストーブよりも頑丈に出来ているので、長く愛用することが出来ます。
道具にこだわって、より楽しいキャンプにしていきましょう。