キャンプはイベントや料理、自然の雰囲気を満喫しながら参加者が語り合うところが楽しみですよね。
アルコールをたしなむことも、イベントのひとつと考えて違和感はないでしょう。
アルコールに付きものの「おつまみ」は市販のものでよいと考える人もいるかもしれません。
しかし、キャンプだからこそ手作りおつまみに挑戦してみてはいかがでしょうか。
キャンプ料理の前にお酒を飲みたい!火を使わない美味しいおつまみの作り方!
キャンプでは夕食をつくるのに長い時間がかかります。
夕食前からアルコールをたしなみたい人は、夕食づくりの邪魔にならないようにするとよいでしょう。
そこで、火を使わずにできる簡単おつまみ「カナッペもどき」をご紹介します。
【材料】
・クラッカー:薄くて四角いタイプ
・トッピング:レーズンバター、サラミソーセージ、スライスチーズ、プチトマト、ジャム各種など
・調味料:マヨネーズ
【作り方】
・クラッカーにトッピングを乗せ、お好みでマヨネーズをかければ完成です。
前日にトッピングをひとつのタッパーに詰めておけば、当日はトッピングを乗せて食べるだけなので簡単ですよね。
キャンプ料理と呼ぶにはあまりに簡単なおつまみですが、いろいろな味を楽しめるおすすめの一品です。
お子様には、ジャムなどの甘いトッピングを塗ってあげれば喜ばれるでしょう。
お子様も大喜び!ポテトチップスで作るフレーバーポテト
ポテトチップスをキャンプでのおつまみに変身させるアイデア料理です。
カナッペもどきと同様に、火を使わない簡単料理ですので、ぜひお試しください。
【材料】
・ポテトチップス 厚切りのうす塩味
・フレーバー カレー粉、コショウ、粉わさび、粉末のコンソメ、砂糖、シナモンなどご家庭にある調味料
【作り方】
・ポリ袋に材料とフレーバーを入れて混ぜるだけで完成です。
ポテトチップスは元々味が付いていますので、うす塩味を使用し、フレーバーの量は少なめにするとよいでしょう。
また、ポテトチップスはしけるのが早いので、厚切りタイプを使用しましょう。
お好みでマヨネーズと唐辛子、練り梅(梅干しをちぎったものでもよい)などを乗せても楽しいですよね。
材料のフレーバーは、小さなチャック付きビニール袋に入れ、タッパーにひとまとめにしておくと使いやすいです。
おつまみで余興ができる?買ってきたお総菜でパフォーマンスをしよう!
キャンプでは、派手なパフォーマンスも楽しいイベントになりますよね。
おつまみを作るのに「パフォーマンス?」と思った人もいるかもしれません。
キャンプで食べるおつまみは、出来合いの料理やお惣菜をそのまま食べても充分美味しいですが、手を加えるとさらに美味しくできます。
しかし、お惣菜に手を加える動作とともに、キャンプメンバーを楽しませることもできてしまいます。
いくつかパフォーマンス例をご紹介しますので、場を盛り上げるのが好きな方はぜひ参考にしてみてください。
【ぶったたききゅうり】
・材料:一本漬けのきゅうりの浅漬け、木の棒
〈パフォーマンス例〉
きゅうりの浅漬けが入っている袋の水を捨てます。
スイカ割の要領で袋の上から木の棒でたたくパフォーマンスを披露してください。
コントのような言葉を事前に考えておくと良いでしょう。
浅漬けのきゅうりは、ビールや日本酒と相性がいいですので、パフォーマンス後はおいしくいただきましょう。
ゆず味噌などきゅうりに付ける材料を用意しておくと、おつまみとしての完成度が上がります。
【ロシアンルーレットシュークリーム】
・材料:プチシュークリームとチューブのわさび
【作り方】
プチシュークリームには、カスタードクリームやチョコレートクリームを入れた穴が空いています。
この穴から数個のシュークリームにわさびを入れ、「当たり」のシュークリームを作れば完成です。
【パフォーマンス例】
キャンプメンバーにシュークリームを選んでもらった後に、ロシアンルーレットというネタをばらします。
「まず作った私が食べてみます」と宣言し、わさび入りの「当たり」を食べ、辛くて苦しむパフォーマンスを披露しましょう。
プチシュークリームは、ハイボールやブランデー系カクテルと相性がよいです。
くれぐれも、お子様にわさび入りのシュークリームを食べさせないようご注意ください。
キャンプ用バーベキューコンロでおつまみを作ろう!
ここでは、バーベキューコンロでガーリックトーストを作る方法をご紹介していきます。
使用するパンは、フランス料理やイタリア料理で欠かせない「バゲット」ですので、ガーリックトーストのようなおつまみだけでなく、ジャムなどを塗ればデザートとしても楽しめます。
【材料】
・バゲット(好きな分だけ用意)
・バターと粉末ガーリック
・ママレードやイチゴジャム
【作り方】
・スライスしたフランスパンにバターを塗り、粉末ガーリックを振りかけます。
・バーベキューコンロの焼き網で、バターを塗った面を上にして焼けば完成です。
・ママレードやイチゴジャムを塗るときは、バターを塗りません。
持参するフランスパンは、キャンプに行く前に1.5cm程度にスライスしておいたほうが作業の手間も省けますし、パンの水分が飛び早く調理することができます。
調理のポイントは、フランスパンを焦がさないようにゆっくりと焼くことです。
ママレードやジャムを塗ったものは「ラスク」のようになり、お子様のおやつにもなります。
キャンプといえば肉!ジビエ料理をおつまみにしよう
最近は、通販でいのししや鹿といったジビエ肉が入手しやすくなりました。
キャンプ料理やおつまみに合う簡単なジビエ料理をご紹介します。
味付けが濃く、高価なジビエ肉は、キャンプメンバーで少量ずつ楽しんでみてはいかがでしょうか。
キャンプ前日に仕込み、当日は焼くだけですので調理は簡単です。
【材料】
・ジビエ肉のかたまり(種類は問わない)
・調味料:醤油、調理酒、砂糖を2:2:1で混ぜたつけ汁
・スパイス:パウダーガーリックと一味唐辛子
【作り方】
・ジビエ肉を厚さ0.5cm長さ5cm程度のそぎ切り(まな板で切らず包丁でかたまりからはがす切り方)にします。
・チャック付きビニール袋に肉を入れ、つけ汁とスパイスを振りかけて冷蔵庫で一晩寝かせます。
・バーベキューコンロの焼き網で、焦がさないよう遠火で焼くと完成です。
調理のポイントは、ゆっくりと焦げないように時間をかけて焼くことです。
出来上がりは「真っ黒なビーフジャーキー」というイメージです。
鹿肉を使用したときは、肉が少し赤くても問題ありませんが、いのししは豚肉と同じですので赤みが残らないようによく焼きましょう。
キャンプ料理は大胆に!キャベツ丸ごとおつまみごま塩キャベツ
ごま塩キャベツはキャベツの鮮度が命でです。
そのため、アルコールと一緒に食べたい方は、出来るだけ直前に調理することをおすすめします。
しかし、火を使わずにできるうえに作り方はとても簡単です。
【材料】
・きゃべつ(鮮度が落ちるためかたまりのままで用意)、ごま油、塩
【作り方】
・食べる直前にキャベツの葉を数枚はがして洗います。
・芯を手で取り除き、5cm角以上の大きさになるように手でちぎります。
・キャベツの水分を切り(キッチンペーパーですと拭きやすい)大きなポリ袋に入れます。
・ごま油を多めに振りかけたら袋の口をとじ、揉むようにしてかき混ぜます。
・お皿やトレーにキャベツを取り出し、塩をお好みの量振りかければ完成です。
調理のポイントは、キャベツは大胆に手でちぎることです。
包丁を使うと切り口から鮮度が落ち、うま味も損なうので包丁は使わないようにしましょう。
また、ごま油に塩が付きやすいため、塩の使い過ぎに注意しましょう。
キャンプ料理は肉類に偏りがちですので、このような野菜のおつまみも作ることもおすすめします。
キャンプでのおつまみはみんなが楽しめるメニューを選ぼう
キャンプでのおつまみは、手作りするとみんなで楽しめる料理イベントになります。
おつまみの種類は、手軽に作れるものから前日に仕込みが必要なものまでご紹介しましたが、いずれも簡単に作ることができます。
お子様が喜ぶ要素と取り入れたり、ジビエ肉などの普段食べられないものをおつまみにしたりして、手作りおつまみに挑戦してみましょう。