夏のキャンプといえば、シーズン真っ最中、どこのキャンプサイトも賑わう時期です。
下界の暑さから逃れるために、多くの方が涼を求めてキャンプに出掛けることでしょう。
そこで、この記事では、夏の暑さを乗り切るキャンプ料理をご紹介します。
また、夏は暑い時期だけに、衛生面で気を付ける点についてもご紹介しますので、ぜひ安全で楽しいキャンプ料理の参考にしてください。
夏の暑さを乗り切るキャンプ料理とは
夏のキャンプは、避暑地とはいえ汗をかきやすいシーズンであることから、水分補給は必須です。
また、キャンプ料理ではさっぱりとした物が好まれやすいのではないでしょうか。
そこで、夏の暑さを乗り切る食事としておすすめなのが、そうめんです。
そうめんは、つるりと喉越し良く食べることができ、暑さで食欲を感じない時でも食べやすい料理です。
ネットやホームセンターなどで、流しそうめん機が販売されているので、こういったアイテムを使って楽しく食べるのもおすすめです。
そうめんだけでなく、ミニトマトや一口ゼリーなどを流しても盛り上がるでしょう。
また、夏野菜のサラダパスタなども良いでしょう。
麺を茹でるだけで、あとは夏野菜とお好みのドレッシングをかけて出来上がる簡単な料理です。
このように、さっぱりと食べられて腹持ちの良い料理を心がけることをおすすめします。
夏は、思った以上に汗で水分を奪われているため、野外活動は熱中症になる恐れもあります。
しっかりと食事をとることを忘れないようにしましょう。
夏のキャンプで楽しむおつまみのおすすめ!
キャンプに出掛けて、運転手がいる場合はお酒を飲むという方もいるでしょう。
その時に、美味しいおつまみがあったら嬉しいですよね。
しかし、夏のキャンプは炎天下で料理をすることもあり、できるだけ時短でささっと作れることが大切です。
それを踏まえたうえで、大人だけでなく、お子様も一緒に楽しめるような美味しいおつまみをご紹介します。
●ちくわのマヨチーズ焼き
【材料】
・ちくわ 10本
・マヨネーズ 適量
・粉チーズ 適量
・にんにくチューブ 適量
【作り方】
①ちくわを適当な大きさに切って竹串に刺す
②調味料を合わせたものを塗り、焼いて完成
たったこれだけの作業ですが、とても美味しいおつまみの一品になります。
ちくわは火を通さなくても食べられるものなので、手間がかかりません。
●クリームチーズのカナッペ
【材料】
・クラッカー 適量
・クリームチーズ 適量
・塩コショウ 適量
・オリーブオイル 適量
・クッラカーにのせるお好みの食材 適量
【作り方】
①クリームチーズ、塩コショウ、オリーブオイルを混ぜる
②クラッカーに塗り、上にお好みの食材をのせて完成
上にのせる食材は、その時に余った夏野菜やお肉など、なんでも対応できます。
大人も子どもも喜ぶおつまみになることでしょう。
夏ならではの冷たいデザートを作ろう
夏のキャンプ料理を楽しんだ後は、デザートも欲しいところです。
定番の果物のデザートといえば、すいかですね。
すいかは夏の風物詩ですので、キャンプに持って行く人も多いのではないでしょうか。
また、近くに川があれば、川の水で食べる直前まで冷やすことができるので、冷たく美味しく頂くことができます。
すいか割りをしてみるのも盛り上がるでしょう。
楽しくおやつを食べられるのもキャンプならではですよね。
あとは、食後にすっきりと、フルーツポンチも夏のキャンプの人気デザートになります。
こちらは、お好みのフルーツを容器に入れて、サイダーを注ぐだけです。
透明のガラスやメイソンジャーなどに入れると、SNS映えするようなとても可愛いデザートになります。
夏だからこそ気をつけよう!キャンプ料理の注意点
ここからは夏のキャンプ料理で気を付けなければならない衛生面についてお話ししていきます。
夏は避暑地でも、気温が30度を超えているようなことが珍しくありません。
キャンプには冷蔵庫はないので、持参した食材をどれだけ鮮度を保っておけるかは、とても重要なことになります。
そのため、買い物はなるべくキャンプ場の近くで済ませましょう。
そして、買った食材は必ずクーラーボックスで保冷してください。
手や調理器具は清潔に努め、肉を触った手で野菜を触らないように気を付けましょう。
そして、炎天下で調理する際、できる限り時間をかけないことや、火をきちんと通すことが大切です。
これらの衛生面に関しての注意は、キャンプを楽しむうえで非常に大切なポイントになります。
これらの注意を怠り、食中毒を引き起こしてしまったら、キャンプの思い出が台無しになってしまいます。
次章では、夏に起きやすい食虫毒の予防について、もう少し掘り下げてみていきましょう。
知っておくと得!食虫毒の予防
食中毒というのは、時には命にもかかわることがあります。
しかし、これは自分の心がけや意識によって防げるものでもあります。
先程お話したように、夏のキャンプ場は昼間は30度近くある地域もあります。
食中毒を引き起こす菌が繁殖しやすい温度環境は、30度~35度であると言われています。
また、夏場の食中毒の多くが、カンピロバクターやサルモネラといった細菌によるものです。
これらは下痢、嘔吐、発熱を引き起こします。
予防法として一番なのは、料理をする人が手洗いをしっかりすること、また調理器具の洗浄を怠らないことがあげられます。
キャンプということもあり、自宅でいつも洗うようにはいかないまでも、熱湯消毒を行うことは有効です。
大きな鍋でお湯を沸かし、まずは使用する前に調理道具をお湯の中に入れて煮沸消毒をしましょう。
まな板や包丁など、これをするだけで非常に衛生面で効果を期待できます。
そして、生肉はしっかりと火を通すことです。
これらをしっかりと守ることで、夏のキャンプを快適に過ごすことができます。
夏のキャンプ料理のための衛生グッズ
それでは、夏のキャンプ料理の食材を守ってくれるクーラーボックスについてみていきましょう。
このクーラーボックスこそが、食材の鮮度を保つ命綱となりますので、自身のキャンプスタイルに合うようなタイプを使用すると良いでしょう。
●発砲ウレタン
ほとんどのクーラーボックスがこの素材を使っています。
発砲スチロールより保冷効果に優れていて、値段も手頃なうえ頑丈です。
●アルミ蒸着+ポリエチレン
折りたためるソフトクーラーで、短時間の保冷やクーラーボックス内の小分けに便利ですが、保冷能力はそれなりです。
●発砲スチロール
文字通り、発砲スチロールがそのままの状態でクーラーボックスになったタイプです。
とても軽く持ち運びしやすい一方で、衝撃や力などには弱い一面があり、野外で使うには注意が必要になります。
●真空断熱パネル
高機能な保冷効果が期待できるので、連泊のキャンプなどに適していますが、金額は能力相応なので、他のクーラーボックスに比べて高めになっています。
これら、さまざまな素材を使用したクーラーボックスが市場に出回っているので、ご自身のキャンプスタイルに合うものを見つけてみてはいかがでしょうか。
夏のキャンプは食材の鮮度に気を付け美味しい料理を楽しもう
夏のキャンプは、他の季節に比べて、特に衛生面において食事を作る際には、気を付けなければいけないことがわかりました。
そのためには、手洗いや、調理用具をしっかりと清潔に保つことや、生の食材にはしっかりと火を通すことが大切です。
夏は、夏野菜や果物など旬の美味しい食材がたくさんあります。
ぜひ、食材の鮮度に気を付けながら、夏キャンプを楽しんでください。