キャンプ、海水浴、バーベキューなど、近年アウトドアが大人気となっています。
そこで必需品となっているのが、クーラーボックスです。
みなさんはどのような方法で使用していますか?
季節によっては保温として使用できたらいいですよね。
しかし、クーラーボックスの保温方法を知っている方は意外と少ないのです。
今回は、クーラーボックスで安全に保温する方法をご紹介していきます。
クーラーボックスの機能性
皆さんは、クーラーボックスと聞くと保冷をイメージすることと思います。
近年アウトドアやレジャーが人気となっており、年間と通して楽しむ方が増えています。
クーラーボックスとは温度を一定に保つことができる機能を持っています。
それはクーラーボックスの周りに断熱材が張り巡らされており、高額な商品になると蓋にも断熱材が使用されているものもあります。
断熱材が温度を一定に保ってくれるため、保冷、保温に効果があります。
クーラーボックスの使用方法として保冷方法はよく知られていることでしょう。
それでは、保温方法について皆さんはご存知でしょうか。
「保温方法は知らない」という方が多いのではないでしょうか。
次項からは、クーラーボックスの保温について解説していきます。
クーラーボックスは保温に向いているの?
一般的にクーラーボックスは保冷目的として使用する方が多いでしょう。
しかし、アウトドアやレジャーが人気の近年、オールシーズンで楽しめる場所が増えたことから、夏は保冷、冬は保温を目的として使用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでクーラーボックスは保温に向いているのか、保温するにはどんな方法があるのかという疑問が出てくると思います。
ほとんどのクーラーボックスは保冷を目的としているため、本来は熱には対応していないのです。
熱いお湯や熱した物を入れるとクーラーボックスの内装材や断熱材が溶けてしまうことがあるようです。
また蓋の密閉具合によっても保冷・保温力は変わってきてしまいます。
しかし、クーラーボックスにはそれぞれ耐熱温度が設定されています。
その為、全く保温ができないわけではありません。
次項では実際の保温方法についてご紹介していきます。
クーラーボックスで保温する方法
クーラーボックスで保温したい場合の方法についてご紹介していきます。
まず熱湯や加熱したばかりの物を入れるのは避けましょう。
クーラーボックスの容器や断熱材が溶けたり、変形する可能性があります。
クーラーボックスの保温方法としては、次のような方法があります。
・温かい飲み物用のペットボトルにお湯を入れタオルでくるむ
・カイロをハンカチで巻く
・カイロケースに入れてクーラーボックスの中に入れる
などのように使用する方法があります。
ここで気を付けなければならないのが、ボックス内に直接当たらないようにすることです。
クーラーボックスの開閉回数により保温状態は変わりますが、これらの方法でクーラーボックスでも保温することができます。
温かいペットボトルを入れておけば、保温が終わった後に飲料として飲むこともできるのでおすすめです。
クーラーボックスの素材と安全に保温する方法
クーラーボックスの素材は、現在4種類に分けられます。
発泡スチロール、発泡ウレタン、アルミ蒸着&ポリエチレン、真空断熱パネルがあります。
価格の安さでは発泡スチロール製が一番リーズナブルと言えます。
少しでも性能の良い発泡ウレタン、折り畳みができるアルミ蒸着&ポリエチレン、強度も機能性も十分ですが価格は高めの真空断熱パネル、というようにそれぞれの特徴があります。
クーラーボックスは価格や持ち運びやすさ、機能性など、使用目的に合った項目を重視して選ぶことをおすすめします。
しかし、これらのクーラーボックスの素材では、どれも保温機能は兼ね備えていないため、それぞれのクーラーボックスの耐熱温度を確認する必要があります。
温かいものを直接クーラーボックスに入れても十分な温かさを保つことができるのは約30分とされています。
先ほどご紹介した保温方法を行っても約1時間程度しか温かさを保つことができません。
その為安全に、クーラーボックスで保温として使用する方法を先ほどご紹介したように、クーラーボックス本体には直接触れないよう布類で包んで使用することをおすすめします。
度を越えた使用方法、耐熱温度を超えての使用はとても危険ですので注意しましょう。
また、クーラーボックスの蓋にも注目してみましょう。
留め具で閉めて密閉できるタイプ、被せるだけのタイプなど、クーラーボックスの蓋の種類によっても保温時間に差が出てきます。
保温目的でクーラーボックスを使用するなら、なるべく密閉できる蓋のものを選ぶと良いでしょう。
クーラーボックスでも保温できる!おすすめの商品は?
クーラーボックスには保冷目的のものが多いですが、アウトドア用品の中には、保冷・保温兼用のクーラーボックスも販売されています。
兼用のクーラーボックスであれば、耐熱温度もしっかりと設定されているため、安心して使用することができます。
保冷・保温兼用のクーラーボックスさえあれば、保温方法を気にしなくても済みますね。
以下に保温におすすめなクーラーボックスをご紹介します。
【コールマン:ステンレススチールクーラー-54QT】
希望小売価格:26,784円(税込み)
容量:51L
2Lのペットボトルが縦に収納でき、厚さ3cmの発泡ウレタン、ステンレススチール製のため、保冷保温機能抜群です。
価格は高めですが、アウトドア用品で有名なコールマンから販売されており、丈夫で長持ちするためおすすめです。
【SHINWA:レジャークーラーストリームクーラー550】
参考価格:9,989円(税込み)
容量:55L
キャスターとハンドル付きのため移動も楽にできます。
1.5Lのペットボトルが約18本収納可能です。
本体はポリプロピレンでできており、保冷保温共に安心して使用できます。
55Lと容量も大きいため、温かい物を布で包む等の保温方法に向いています。
価格も安い商品から高い商品までクーラーボックスは幅広く種類も豊富です。
少し値段が高くてもしっかり保冷、保温ができるのであればお得かもしれませんね。
保温方法がしっかりと行えるクーラーボックスを購入すると、買い替えもせずに長く使用することができるメリットがあります。
クーラーボックスの保温時間を少しでも長くする方法とは?
クーラーボックスの保温時間が少しでも長くなるとさらに使用しやすくなるでしょう。
先ほど説明した通り、クーラーボックスの保温時間は約30分~1時間とされています。
蓋の開閉を繰り返すことにより、熱が外に逃げやすくなってしまいます。
開閉時間を短くすることで保温効果が失われにくくなります。
開閉時間を短くするには、クーラーボックス内の整理、物の位置をしっかり覚えておくことで、蓋を開けてから探すという時間を短縮することができます。
その他に、クーラーボックス内の保温のために使用した物を、温度状態を見ながら交換するというのも、保温時間を長くする方法の一つです。
また、寒い季節で地面に直接クーラーボックスを置いて使用する場合も、保温効果が失われてしまう原因になります。
クーラーボックスを台の上に置く、断熱シートの上に置くなど、直接冷たい場所にクーラーボックスが接しないようにする工夫が必要です。
なるべく保温状態を保てるような方法を取り入れ、熱を逃がさないようにしましょう。
正しい保温方法をしてクーラーボックスをオールシーズン使おう!
保冷目的で使用する場合が多いクーラーボックスですが、寒い季節に保温もできたらとても嬉しいですよね。
しかし、クーラーボックスで保温する際は、正しい方法で保温する必要があります。
保冷・保温兼用のクーラーボックスも販売されていますので、用途に合わせたクーラーボックスを選びましょう。