キャンプに行く際は、気を付けなければならないことがあります。
キャンプは様々な事態が想定されるため、当日の体調やキャンプする場所についてなどは重要なことです。
そして、もう1つの大事なことは忘れ物をしないことです。
忘れ物をしてしまうと、せっかくキャンプ場に来たのにトンボ帰りになってしまったり、代用品を探すために奔走したりしなければなりません。
今回は、キャンプで忘れ物をしないための「持ち物チェックリスト」を作る方法や、キャンプに出発する前の確認事項についてお話しします。
持ち物確認をする前に体調チェックをしよう!
キャンプに行くなら、持ち物チェックの前に体調を万全の状態に整えてから行きたいものです。
キャンプは家庭の環境とは違い、野外にテントを張ってシュラフで眠るので、体が環境に慣れるまで少し時間がかかることが多いです。
人によっては、キャンプを始めたての夜は寝つきが悪いというようなこともあるでしょう。
また、キャンプ時の環境に合ったテントやシュラフを選んでいないと、就寝時に寒さや暑さを感じるため不快感を感じやすいものです。
そんな時、体調が万全なら多少の寒さや暑さがあっても、体力でカバーすることができます。
しかし、そもそも体調が万全でなかった場合は、多少の寒さや暑さでも体調を崩す原因となるでしょう。
キャンプを計画したら、その当日まで体調に十分配慮し、出かける寸前も自分の体調を確認してから出かけるようにしましょう。
また、大人は基礎体力があるため、少しの自己管理で体調を整えることが可能でも、小さい子供はそうはいきません。
ファミリーキャンプで自分以外の家族を連れて行く場合は、より一層の気遣いが必要となります。
小さい子供の場合は、キャンプ当日までは元気でも急変する可能性があることを忘れてはいけません。
また、ファミリーキャンプの場合の寝具用ギア選びは、大きさや寒暖差を多少調整できる物が便利ですよ。
キャンプをする時は体調や準備を万全にして、全力で楽しみましょう。
キャンプ場所や周辺の環境をチェックしよう!
キャンプを計画する際は、キャンプする場所もきちんとチェックしておきましょう。
キャンプといっても様々なシチュエーションがあり、その環境次第で楽しめることや持ち物が違ってきます。
例えば、湖のほとりでのキャンプでは湖水浴や釣りが楽しめるため、水着や釣り道具を用意して行けば、泳いで遊んだり釣りをすることができます。
また、最近では、自然環境下に直火で焚火をすることを禁止している場所が多いため、焚火をしたい場合は「焚火台」を持参するといいですね。
それに加えて、水場でのキャンプは自然と虫が多くなるため、テントに蚊帳を取り付けるなどの工夫も必要になるでしょう。
また、山や森などのフィールドでキャンプする時は、都会の喧騒から離れ、静かに星空や満月を眺めるなどの楽しみがあります。
しかし、山や森は街灯や人工的な明かりがない場合もあるので、そうなると「作業をしたいのに暗くて手元が見えない…」というようなことになりかねません。
他にも、山や森にはアブやヘビなどの毒を持った生物がいる可能性も十分にあります。
そのため、手元を照らすネックライトや毒を吸い出す「ポイズンリムーバー」などを持って行くといいでしょう。
このように、キャンプする場所や環境によって持ち物は変動するため、キャンプを計画する前にキャンプする場所の環境をチェックすると、パッキングもスムーズに行えそうですね。
キャンプで注意すべき忘れ物を防ぐチェックリストを作ろう!
キャンプに向かう際はどんな形のキャンプであれ、自分でテントなどのギアや寝具を持って行きます。
そのため、キャンプ場に向かう前に家で持ち物をパッキングする必要があります。
もちろん、持って行く荷物は、パッキングの際に忘れ物をしないようにチェックをしてから行くことでしょう。
しかし、たくさんある持ち物を頭の中だけで管理していると、忘れ物をする時もあります。
その忘れ物が替えのきく物であったり、キャンプ場へ向かう途中で入手可能であったりすれば問題はありません。
問題は、替えのきかない物を忘れた場合です。
キャンプをする時に重要な役割を果たすギアを忘れると、キャンプ自体が計画倒れになってしまいます。
そんな事態を防ぐには、キャンプでの持ち物をチェックするリストを作成し、チェックリストを参照しながらパッキングをしましょう。
チェックリストは、簡単に紙に書くだけでかまいません。
重要なギアから順に箇条書きにし、持ち物をパッキングする時にパッキングしたギアにチェックを入れていくだけですが、人によっては少し面倒だと感じるかもしれません。
しかし、「替えのきかない物」だけでもチェックリストを作っておきましょう。
キャンプで持って行くと便利なギアとは?
何度かキャンプを経験して慣れてくると、キャンプでの持ち物の中で「絶対に持って行くべきギア」が分かってきます。
そのギアとは、キャンプ場で宿泊する際に必要になるテントや寝具・調理をするための道具などです。
実は、それとは別にキャンプで持参すると「とても使い勝手のいいギア」という物もあるため、チェックしておきましょう。
キャンプに行くと、こまごまとしたツールが必要なシチュエーションになることがあります。
例えば、「バーベキュー用の炭を用意したが荷ヒモがほどけない」「缶詰を持ってきたが缶切りがない」などの場合です。
そんな時に便利なギアが「多機能ナイフ」です。
多機能ナイフは、使用するツールの種類によって様々なタイプがあります。
物によっては、ナイフ・缶切りだけではなく、小さなノコギリが付いている物もあります。
多機能ナイフ自体がコンパクトで持ち運びも簡単になっているため、ぜひ1つは持っておきたいですね。
次に、キャンプでの調理の際に便利なギアとして知られている物は「アルミホイル」です。
アルミホイルは、バーベキューコンロの炭を置く場所に敷き詰めておくと後片付けが便利になる上、ホイル焼きをしたい時にとても役に立ってくれます。
最後に、モバイル機器の充電に役立ってくれる「ソーラーチャージャー」も、とても便利なギアです。
基本的に、キャンプ場がオートキャンプ形式ではない限り、キャンプをしている間は電気関係の物は自分で用意しなければ供給は望めません。
しかし、モバイルチャージャーは、1~2回の充電でチャージャー自体のバッテリーが切れてしまいます。
そんな時に、太陽光で充電することができるソーラーチャージャーは、とても強い味方になってくれるでしょう。
意外と重要な持ち物の重量
キャンプでは「何が必要になるか分からないから」といって、手あたり次第に何でも持って行くことは現実的ではありません。
何故ならキャンプに行く際は徒歩での移動が多く、リュックに入れる持ち物を際限なく増やしてしまうと、非常に重たいからです。
もちろん、オートキャンプ場など、テントを張る場所の隣まで車を入れることができるキャンプ場なら話は別です。
しかし、登山やアウトドアアクティビティを意識したキャンプでは、自分の荷物を背負って徒歩で移動するというケースが多いです。
そのため、持参する持ち物は最小限で軽量であることが望ましいでしょう。
キャンプで使用するギアの重量は、キャンプに行く際の重要なチェックポイントといえますね。
なお、キャンプギアで重量のある持ち物は、テントや寝具類です。
ギアの重量をきちんとチェックして、当日の持ち物の最終的な重量はしっかり確認しておくといいですね。
また、登山などでは、食料も携帯しなければならない状況になることもありますが、その場合にはフリーズドライ製品が大活躍します。
最近のフリーズドライ製品は、白いご飯だけではなく、丼物やカレーなど様々なラインナップを取り揃えています。
フリーズドライ製品を使えば、通常の食料を持つよりも持ち物の重量をかなり軽くすることができます。
持ち物が軽くなれば、それに伴う疲労も軽減できるため、なるべく持ち物は軽量化しましょう。
持ち物の中に食料を入れる時の注意
前章でも記述した通り、キャンプの際に食料を持参する時は軽量である物が望ましいです。
しかし、1泊のみのキャンプやバーベキューなどを計画している時は、通常の食料を持参することもあるでしょう。
そんな時は、以下の3つの注意点をしっかりチェックして持って行くことをおすすめします。
・食料を入れる容器はしっかり密閉できる物であるか
・季節や気温を考慮し、食材の傷みには十分配慮する
・リュックの中で潰されるような所に入っていないか
1番めの密閉できる容器は、リュックなどに入っている時に傾くと汁漏れする可能性があるため、逆さにしても漏れない物を用意しましょう。
2番めの食材の傷みに関してですが、例えば、真夏であればそのままリュックに入れて運ぶのではなく、クーラーボックスなどに保冷材と共に入れて運ぶなどの配慮です。
キャンプに向かう時に限らず、食材は気温が高い時はもちろん、常温でも傷んでしまう可能性があります。
野外での食事は、衛生面の配慮は大切なことなので、気を付けましょう。
3番めについてですが、リュックの中に他の持ち物と一緒に食材を入れることもあるかと思いますが、その際に、食材をできるだけ上部に入れると潰れたり傷んだりしてしまうのを防げます。
丈夫な容器だとしても、荷物でプレッシャーをかけ続けると汁漏れする恐れがあるため、基本的に食材はリュックの中の上部に入れましょう。
持ち物チェックリストと重量確認で快適なキャンプにしよう!
キャンプでは、自分の家のように全ての物が揃っている訳ではなく、必要な物は自分で持って行かなければなりません。
そして、キャンプで必要な持ち物は頭の中だけで考えて用意すると、忘れ物をする可能性もあります。
意気揚々とキャンプに出かけたものの、忘れ物を取りに行くというような事態を招かないよう、持ち物チェックリストはしっかり作りましょう。
また、携帯する持ち物を軽くできれば、体力のセーブが可能となるため快適なキャンプができるかもしれませんね。