キャンプ飯=キャンプ料理は、キャンプの醍醐味。メインイベントの中の一つですよね。
気の知れた仲間や家族と、自然の中でのんびりと作って、澄んだ空気の中でゆっくり食べることができるので、どんな料理でも美味しく感じることでしょう。
キャンプ初心者にとっては、「屋外で作る料理レシピってどんなものがあるの?」という疑問があったり、料理の失敗やメニュー選びに迷う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、誰でも簡単に美味しく作ることができる、キャンプ料理レシピと、あると便利なキャンプグッズ、キャンプに欠かせないバーベキューについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
キャンプ初心者におすすめな料理道具
キャンプに自然はつきもので、広い自然の中で普段はできない体を使った遊びを満喫することができます。
たくさん体を動かせば、自然とお腹が減りますよね。
キャンプの楽しみの一つに、キャンプ料理があります。
キャンプ料理レシピをご紹介する前に、まずはキャンプ初心者におすすめな料理道具をご紹介します。
●ダッチオーブン
鋳鉄製の鍋であるダッチオーブン。「煮る・焼く・蒸す」と万能で、今やキャンプなどのアウトドア料理に欠かせない料理道具です。
煮込み料理やオーブン料理だけでなく、お米を炊いたりパンも焼ける万能鍋なのです。
蓄熱性や保温性の高い鋳鉄で作られているため、食材にじっくりと火を通すことができます。
重量がある厚い蓋を使用すれば、食材が持つ水分だけで煮込めます。
旨味を逃さないので、ダッチオーブンでしか作り出せない味を楽しむことができます。
ダッチオーブンの人気が高まるにつれて、家庭用コンロでも使えるタイプも販売されています。
●スキレット
鋳鉄製のフライパンであるスキレット。
普段使用しているステンレス製のフライパンと比較すると、鍋肌が厚いので蓄熱性も高く、食材が持つ美味しさを逃さずに料理することができます。
料理後はそのままテーブルに出せるので、見た目にもおしゃれですよ。
●極太の焼き網
バーベキューにおすすめなのが極太の焼き網。
バーベキューコンロ付属の焼き網は線が細く劣化も早いため、こまめに交換する必要があります。
耐久性も低いので、重量物を乗せることもできません。
そこで、極太の焼き網に交換することをおすすめします。
耐久性が高く、メンテナンスすれば長期間使用することも可能で、重量物を乗せることができます。
●テフロン加工された直径32cm程度の蓋付きフライパン
バーベキュー鉄板の代わりに使用すると、料理がコゲ付く心配がなく、焼き網の上で使用することができますのでとても便利です。
前述でおすすめのダッチオーブンの代わりとしても使用でき、キャンプの定番「焼きそば」も4人前程度でしたら余裕で調理可能です。
頻度に使用されない場合は安価なフライパンでもよいですが、なるべく大きいサイズを使用することをおすすめします。
●オールステンレスのつるし鍋●
キャンプで人数分の鍋料理をするには、たくさんの機材が必要になります。
アウトドアショップで見ると非常に高価なものが多く、キャンプをする頻度が少ない場合は安い買い物とはいえないでしょう。
しかし、底が平らなオールステンレスのつるし鍋があれば、焼き網を極太に交換したバーぺキューコンロの上で使用できます。
取っ手がメラミンや木だと焼け落ちる心配がありますので、取っ手も金属の鍋を選ぶとよいでしょう。
●アルミホイル
焼き網で野菜などの食材を焼くと、焼ける前にコゲてしまうことがあります。
野菜などのコゲやすい食材はすべてアルミホイルに包んで焼けば、コゲずにむらなく火が通ります。
調理補助具として、厚手のアルミホイルを多めに用意するとよいでしょう。
キャンプで人気のバーベキューお役立ちアイデア
バーベキューは美味しく楽しい人気のイベントですが、コゲ付きや生焼け、調理器具の汚れなど、家庭では起こらないトラブルがつきものです。
そこで、キャンプで簡単にバーベキュー料理を楽しむためのアイデア5選をご紹介します。
【焼き網には食材を乗せる前に油を塗る】
焼き網を十分加熱した後に油をハケで塗れば、コゲ付きを大幅に防ぐことができます。
【アルミホイルを活用する】
アルミホイルに食材を包めばコゲ付く可能性が減り、ムラなく火が通ります。
また、水分がアルミホイル内に留まるため、塩・コショウ・バターの最強タッグで料理を作ることができます。
【トングは3本以上用意する】
バーベキューでは生肉や魚介類を焼きますので、食材を焼き網に乗せるトングとひっくり返すトング、焼けた食材を取るトングは使い分けしましょう。
生肉をつかんだトングで焼けた食材を取り、食中毒が発生した事例がありますので注意しましょう。
【フライ返しを活用する】
魚などの柔らかい食材はトングでつかむと潰れてしまうことがあります。
フライ返しがあると便利ですので、ひとつは用意するとよいでしょう。
【ワイヤーブラシを使う】
一度食材を焼くと焼き網にはどうしてもコゲ付きが残ります。
次の食材を乗せる前にワイヤーブラシでお掃除し、再度油を塗ると快適に使用できます。
ワイヤーブラシは片付けにも活躍しますので、常備することをおすすめします。
キャンプでの簡単料理を可能にするバーベキューコンロの活用方法
キャンプ場では裸火(直接地面で薪を燃やすこと)を禁止している所が多くあります。
専用の場所で薪を使用できる場合でも、その場所で食事ができないことがあります。
しかし、参加者が火を囲んで食事を楽しむことはキャンプの重要な醍醐味のひとつではないでしょうか。
そこで、バーベキューコンロを使用してほとんどの調理器具の使用を可能にする方法をご紹介します。
前項でご紹介したとおり、焼き網を極太のものに交換するだけなので簡単です。
焼き網に強度があればフライパンや鍋、飯ごうやコッフェルなどを乗せて簡単にキャンプ料理が楽しめます。
バーベキューコンロを2個用意すれば、片方を調理器具専用にすることができ、バーベキューコンロの燃料を薪にすれば、高火力での調理が可能になります。
キャンプ料理レシピを時短で作るためのポイント
いよいよレシピのご紹介です。
お腹が空いていると、ご飯が待ち遠しいですよね。
ここでは、キャンプ料理レシピを時短で作るためのポイントをご紹介します。
キャンプ初心者はこのポイントを事前に押さえておくことで、スムーズに料理を進めることができますよ。
まず、現地で食材を切る作業をなるべく少なくしましょう。
例えば、トマトはミニトマトを用意することで、切らずにそのまま料理に添えることができます。
椎茸やいも類も切らずに、アルミホイルに包んでバーベキューコンロに放り込んでおけます。
お肉やチーズなどは、最初からカットされているものを準備しましょう。
どうしても切らないといけない食材は、あらかじめ自宅で切って持参しましょう。
また、キャンプ料理においては火の通りやすさも重要です。
●火が通りやすい野菜
・玉ねぎ
・長ねぎ
・キャベツ
・ピーマン
・ナス
・椎茸
●下ごしらえが必要な火が通りにくい野菜
・かぼちゃ
・さつまいも
・じゃがいも
・にんじん
火が通りにくい野菜を下ごしらえしないまま焼いてしまうと、表面だけ焦げてしまって、中は生焼けということもありえます。
それでは美味しく食べることはできませんよね。
食材を無駄にすることにもなるので勿体無いです。
やはり、事前に電子レンジなどで一度火を通しておいたものを持参するのが賢明です。
キャンプで簡単にできる料理【野菜】
まずは簡単に、野菜を丸ごと豪快に蒸し焼きしましょう。
●とうもろこし
とうもろこしは、皮つきのままなら生でオーブンやグリルの上に乗せるだけです。
あまくて、ふっくらジューシーですよ。
●じゃがいも・さつまいも
濡らした新聞紙につつんでから、アルミホイルでくるみ、炭の中で時々ひっくり返しながら火を通しましょう。
しっとりほくほくで食べ過ぎに注意が必要です。
次は、調味料を加えた野菜料理です。
●エリンギ
エリンギは丸ごと焼いてもおいしいのですが、包丁でななめに薄切りして焼くとアワビのようになります。
わさび醤油につけて食べるのがおすすめです。
●たまねぎ
皮をむいた玉ねぎを包丁で十字に切り、真ん中にバターをのせてアルミホイルを二重にして蒸し焼きします。
特に新玉ねぎなら甘さをたっぷりと感じられます。
野菜は、生で食べられるものなら、特別手間がかかりませんからキャンプには助かります。
レタスやサンチュなどはお肉に巻いて食べるのもいいですね。
キャンプで簡単にできる料理【肉】
それではさっそく、おすすめのキャンプ料理レシピをご紹介していきます。
まず最初に、牛肉を使ったレシピです。
キャンプ料理と言えば、やはり王道のお肉ですよね。
●牛肉のローストビーフ
まずは定番のローストビーフをご紹介します。
【材料】
・牛肉(モモのかたまり) 300g
・塩コショウ 適量
・燻製塩(粗塩) 適量
【用意するもの】
・スキレットかダッチオーブン
・アルミホイル
・タオル
【作り方】
①牛肉に塩コショウをしてなじまる
②スキレットかダッチオーブンで表面に焦げ目をつける
③熱いうちにアルミホイルで二重にしっかりとつつみ、タオルをまく
④30分程置き、タオルとアルミホイルを取る
⑤薄切りにして燻製塩をふりかけて完成
焼いて巻いて待つだけなので、キャンプでも手間なく簡単に作れる一品です。
●牛モモ肉のビール煮
お肉と相性抜群なのがビールです。
飲むだけでなく、ビールを料理に使ってみましょう。
【材料 4人分】
・牛もも肉 500g
・玉ねぎ 1個
・コンソメキューブ 2個
・塩、胡椒、小麦粉 適量
・ビール 300cc程度
【作り方】
①玉ねぎはできるだけ薄くカットします。
②ダッチオーブンに入れて、玉ねぎがキツネ色になるまで、オリーブオイルで炒めてください。
③一旦ダッチオーブンから取り出したら、小麦粉をはたいた牛もも肉を入れて、軽く焼き色をつけましょう。
④玉ねぎを戻したら、最後は材料が浸るまでビールを入れて、コンソメキューブや塩胡椒で調味します。
⑤ゆっくり煮込めばやわらかく仕上がりますよ。
続きまして、魚料理をご紹介します。
キャンプで簡単にできる料理【シーフード】
次に、海の幸を使ったキャンプ料理レシピをご紹介します。
こちらはお米を使っているので、主食として楽しめますね。
●シーフードパエリア
【材料 4人分】
・お米 2合
・鶏もも肉 150g
・殻つきエビ 8尾
・あさり 200g
・イカ 1パイ
・みじん切り玉ねぎ 1/2個
・パプリカ 1個
・カットトマト缶 200g
・にんにく 2片
・サフラン 一つまみ
・コンソメ 2個
・お湯 300cc
・白ワイン 100cc
・パセリ 適量
・レモン 1/2個
・塩 適量
【作り方】
①お湯にコンソメを入れて溶かしておきましょう。
②オリーブオイルを入れたら、にんにく、玉ねぎ、サフラン、パプリカ、鶏肉を入れて炒めます。
パプリカは少しだけ炒めたら、途中で一旦取り出しておきましょう。
③次に、お米を入れたら透明になるまで炒めてください。
④そこに、カットトマト缶、白ワイン、コンソメスープを入れて2分くらい煮詰めてください。
⑤今度はイカ、エビ、塩を加えて強火で5分煮ます。
⑥あさりを加え、蓋をして弱火で約15分炊いたら完成です。
⑦パプリカやパセリ、レモンで色鮮やかに飾りつけると見栄えもよくなるので、味覚だけでなく視覚からも楽しめますよ。
●白身魚のアクアパッツァ
【材料】
・白身魚(タイ、タラなど) 1匹
・貝(あさり、ムール貝など) 200g
・お好みの野菜(たまねぎ、パプリカ、トマトなど) 適量
・ハーブ 適量
・にんにく 1かけ
・オリーブオイル 適量
・白ワイン 80cc
・塩コショウ 適量
・バケット 適量
【用意するもの】
・スキレットかダッチオーブン
【作り方】
①白身魚はうろこと内臓と取り除き洗う
②腹に用意した半分のハーブを詰め、全体的に塩コショウをする
③野菜を適当な大きさにカットし、にんにくはスライスしておく
④ダッチオーブンを熱し、オリーブオイルとにんにくを入れて香りがでたら白身魚を入れる
⑤白身魚をひっくり返したら貝と野菜を入れ、白身魚をいじらないように注意しながら炒める
⑥塩コショウをして残りのハーブを入れてから白ワインを回しかけたら蓋をして待つ
⑦貝がひらき、野菜にも火が通ったら完成
アクアパッツァも、切って炒めて待つだけと簡単に作ることができます。
魚介からでるスープをパンなどにひたして食べるのがおすすめです。
キャンプで簡単にできる料理【スープ】
キャンプのメインイベントは、バーベキューと言っても過言ではないですよね。
しかし、バーベキューなどのキャンプ料理はお肉がメインになる場合が多くて、栄養が偏りがちではありませんか。
その問題を解決してくれるのが、スープです。
スープの材料に数種類の野菜を使うことで、お肉だけでは不足している栄養も補えますし、温かいスープを飲むことで体も心もほっこりできます。
寒いシーズンのキャンプはもちろんですが、肌寒くなりがちな夏の夜にもぴったりです。
心も体も温まるスープもキャンプ料理にプラスしていただきたい人気のスープレシピをご紹介します。
みんなでワイワイ楽しく料理してみましょう。
●ミネストローネ
【材料 4人分】
・じゃがいも 1個
・にんじん 1/2本
・玉ねぎ 1/2個
・キャベツ 2枚
・にんにくチューブ 少々
・ホールトマト缶 200g
・A 水 4・1/2カップ
・A 固形コンソメ 3個
・塩・胡椒 少々
・オリーブオイル 少々
・パセリのみじん切り 適量
【作り方】
①約1cm角にじゃがいも、にんじん、玉ねぎ、キャベツを切ります。
②ダッチオーブンなどの鍋に、にんにく、オリーブオイルを入れて炒めます。
③にんにくの香りが出たら、①を加え入れて炒めましょう。
④野菜がしんなりしてきたら、ホールトマトをつぶしながら加えます。
そして、そこにAを入れて煮立てましょう。
⑤中火で約10分くらい煮たら、塩胡椒で調味し、仕上げにパセリを散らしてください。
キャンプで簡単にできる料理【デザート・スイーツ】
主食となるキャンプ料理を食べた後は、甘いスイーツが食べたくなりませんか。
「甘い物は別腹」と言われているように、お腹いっぱいであっても、甘いスイーツが食べたくなる人は多いでしょう。
それは女子に限ったことではなく、今や「スイーツ男子」という言葉もあるくらいスイーツは、性別や年齢を問わず愛されています。
キャンプならではの遊びをたくさんして、小腹が空いた時のおやつとしてもおすすめできる、美味しいスイーツのレシピをご紹介します。
美味しいスイーツを、キャンプ料理の締めにいかがですか。
●焼きリンゴ
【材料】
・リンゴ 1個
・バター 適量
・シナモン 適量
・アイス(お好みで)
・砂糖 または ハチミツ(お好みで)
【用意するもの】
・アルミホイル
・軍手
・キッチンバサミ
【作り方】
①リンゴをアルミホイルでつつむ(気になる場合は芯をくりぬいても大丈夫です。)
②炭のそばに置いて火が通るのを待つ
③軍手をつけてかたさを確かめて柔らかくなったら取りだす
④アルミホイルをひらき、キッチンバサミでリンゴを食べやすい大きさにカットする
⑤バターとシナモン、お好みでアイスや砂糖やハチミツをトッピングして完成
炭でリンゴを焼けるのはキャンプならではですね。
皮をむいて適当な大きさにカットしたリンゴ、砂糖やはちみつ、バターをアルミホイルで包んで焼くだけです。
皮付きでもよいですが、アップルパイと同じで皮をむいたほうが失敗は少ないようです。
りんごをカボチャに変えて、皮を向いたカボチャを、焼きカボチャにするのもおすすめです。
また、炭を使うのであれば、焼きマシュマロも簡単!
●焼きマシュマロ
【材料】
・マシュマロ 1袋
・チョコレートシロップ(お好みで)
・クッキー(お好みで)
【用意するもの】
・串
・軍手
【作り方】
①串に何個かマシュマロを差して、炭に焦げ目がつくまで焼く
②お好みでチョコレートシロップやクッキーに挟めば完成
素早く簡単にできるのでお子様にも大人気です。
外はかりっと、中はとろりとしますよ。
●ベリーワッフル
【材料】
・A 薄力粉 100g
・A ベーキングパウダー 6g
・A 砂糖 大さじ2と1/2
・A 塩 一つまみ
・卵 1個
・牛乳 100cc
・はちみつ 小さじ2
・バター 30g
・サラダ油 少量
・ブルーベリー 1パック
・ラズベリー 1パック
・ミント 適量
・粉糖 適量
【作り方】
①Aをふるったところに卵、はちみつ、牛乳を入れて、泡立て器でなめらかになるまで混ぜましょう。
②常温において溶かしておいたバターを加え、更に混ぜてください。
③ワッフルメーカーにサラダ油を塗ります。
そこに生地を流し入れたら、約5分焼きます。
④焼きあがったらブルーベリーやラズベリーをのせて、粉糖をふりましょう。
●フレンチトースト
【材料】
1/4に切った厚切り食パン
砂糖
溶き卵
牛乳
【作り方】
材料をアルミホイルで包んで10分程度おきます。
あとはアルミホイルごと焼くだけです。
●焼きサバラン
【材料】
3cm幅にスライスしたフランスパン
シロップやブランデー 少々
【作り方】
材料をアルミホイルで包んで焼くだけです。
温める程度に抑え、焼きすぎに注意し、冷めてから食べましょう。
キャンプで簡単にできる料理【朝食】
キャンプの朝は、より簡単に作れるものがいいでしょう。
特に人気が高いキャンプの朝食をご紹介します。
●ホットサンド
【材料】
・8枚切り食パン 2枚で1セット
・お好みではさむ具材(ハム、チーズなど) 適量
【用意するもの】
・ホットサンドメーカー
【作り方】
①ホットサンドのプレートに食パンを1枚のせる
②お好みの具材をのせて2枚目の食パンをかぶせる
③ホットサンドメーカーをセットして1、2分ごとに両面を焼く
④お好みの焼き加減になったら完成
ホットサンドは、自分好みの具材をはさめるのがいいところです。
●スープスパゲッティ
【材料】
・水 500cc
・スパゲッティ 80g
・粉タイプのスープの素 2袋
【用意するもの】
・ダッチオーブンか鍋
・菜箸かトング
【作り方】
①スパゲッティは半分に折って沸騰したダッチオーブンに入れる
②ゆで時間を基本にお好みのかたさになるまでゆでる
③火を止めて、スープの素を入れて菜箸かトングでしっかりと混ぜて完成
スープスパゲッティであれば、湯切りが必要ないため手間が省けるうえに、スープなのでキャンプの寒い朝でも体が温まります。
朝は忙しく、手込んだ料理は難しい場合もあります。
簡単に手早く朝食を作りたいときには、ぜひホットサンドやスープスパゲッティを試してくださいね。
大きなフライパンでキャンプシーンを彩る豪華料理を作ろう!
簡単に調理できるキャンプ料理も素敵ですが、見栄えのする料理もトライしてみたいもの。
そこで、大きなフライパンを使って簡単にできる豪華料理を二つご紹介します。
●鉄板ローストビーフ
【材料】
ローストビーフ用の牛もも肉かたまり 500g程度
スライス玉ねぎ
プチトマト
下ゆでしたブロッコリーとにんじん お好きなだけ
塩・コショウ・パウダーガーリック・白ワイン・おろし醤油系ドレッシング
【作り方】
①牛肉に塩、コショウ、パウダーガーリックを振りかけ表面全体を焼き色が付くまで焼く。
②牛肉をアルミホイルで包んで転がしながら更に5分焼く。
③アルミホイルを外して牛肉をフライパンに移し、白ワインを振りかけ蓋をして時々転がしながら10分程度蒸し焼きにする。
④牛肉を取り出し、荒熱が取れたら5mm程度にスライスしてフライパンに戻し、周囲に野菜類をトッピングしてドレッシングをかけ2~3分加熱して完成。
調理時間は牛肉かたまりの大きさや厚さで変わりますので、断面が赤すぎたら少し焼き網であぶるとよいでしょう。
ローストビーフはキャンプ場で作らなくても、事前に作っておいたものを使用するのも時間短縮になりおすすめです。
また、ローストビーフ自体をスーパーなどで購入すれば、手間もかからず、時間短縮もでき初心者の方にはおすすめです。
●フライパンで作るビックピザ
32cm程度の大きいフライパンで作るピザです。
その見た目は豪快で、ピザ1枚でキャンプサイトを彩ってくれます。
ポイントは生地の厚さと火加減で、弱火での調理を心がけましょう。
【材料】
ピザミックス粉3枚分程度
とろけるチーズ
ピザソース
お好きなトッピング
【作り方】
①ピザミックス粉を袋に表示されたとおりの水加減でこね、バターを塗ったフライパンいっぱいになるように延ばす。
②竹串などでつついて生地に穴を空ける。
③フライパンに蓋をして、弱火で全体が焼けるまで加熱する。
④ピザソースを塗り、お好きなトッピングとチーズを乗せ、蓋をしてチーズが溶けるまで焼けば完成。
トッピングにトマトを使うときは、水っぽくなるので乗せすぎに注意しましょう。
オーブンと異なり上からの加熱がありませんので、魚介類や生肉類は事前に加熱したものを使用するとよいでしょう。
●山形名物「芋煮(いもこじる)」
オールステンレスのつるし鍋を使用すれば、鍋料理も簡単に作れます。
山形県の一部地方では、みんなで河原に集まり「芋煮」を作って「芋煮会」というアウトドアイベントをしています。
大人数キャンプでの簡単料理メニューとして挑戦してみてはいかがでしょうか。
【材料】
冷凍里芋
麺つゆ
お好きなキノコ
スライスした牛肉
長ねぎ
結びこんにゃく
大根やにんじんなどの根菜
【作り方】
①水にうどんのかけつゆ程度の濃さになるよう麺つゆを加え、冷凍里芋と根菜を入れて加熱する。
②沸騰したら牛肉を入れあくを取る。
③3cm程度のぶつ切りにした長ねぎとキノコ、結びこんにゃくをを入れ里芋がやわらかくなるまで煮れば完成。
ポイントは、根菜以外の野菜は長ねぎだけにすることと、牛肉は脂身が多いものを使用することです。
キャンプの料理は後片づけも簡単に
料理の後片づけも簡単に済ませたいと思う方は多いでしょう。
キャンプの料理にまつわる後片づけを楽にするためには、少しのポイントをおさえるだけなのです。
そのポイントさえおさえておくことで、料理を始める前から後片づけが楽になるような準備をすることができます。
料理をする前から後片づけの段取りも考えておくとより手際のよいキャンプとなるでしょう。
●後片づけのポイント
①ごみの分別は、料理を始める前に段取りしておく
キャンプ場の利用ルールは場所によりさまざまです。
ごみの分別や、持ち帰り、そのときに合わせて対応できるようにごみ袋の準備を忘れないようにしましょう。
②バーベキューコンロはアルミホイルを敷く
バーベキューコンロは汚れを落とすのがかなりの手間になります。
そこで、コンロ部分にあらかじめ熱に強いアルミホイルを敷いておくことで、炭と灰を丸めて捨てるだけなので、後始末がとても楽になります。
③食器類は家で洗う
使用した食器類は、キッチンペーパーなどで汚れを拭き取る程度にして、あとは家に帰ってからゆっくり洗いましょう。
キャンプ場の炊事場は混み合うこともしばしばあり、特に冬であればキャンプ場の冷たい水で洗うことも避けられるので、家に持ち帰った後にしっかり洗うことをおすすめします。
キャンプ料理は簡単!気軽にチャンレンジして美味しく作ろう!
屋外で食べる料理は、それだけで美味しく感じるものですよね。
まして、自然の中ならばなおさらです。
キャンプ初心者からすると、キャンプ料理は一見難しいイメージがあったと思いますが、材料や調理器具、調理方法を覚えれば、どんどん楽しくなります。
誰でも簡単に作れるレシピからチャレンジして、少しなれてきたらワンランク上の料理にもチャレンジしてみましょう!
大自然の中で、少しの手間をかけて作る料理は味も格別です。
みんなで楽しく作って、キャンプの良い思い出を作ってくださいね。