バーベキューにはコンロや鉄板が欠かせませんよね。
バーベキューのために、マイコンロや鉄板を持っている方も多いと思います。
しかし、いざバーベキューをしようと思ってコンロや鉄板を出してみると、錆びついていたり油でギトギトだったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
バーベキューセットはきちんとしたケアをすることが大切ですよ。
ここでは、バーベキュー用品の選び方や取り扱い方についてお伝えしていきます。
バーベキューにおすすめのコンロの選び方
バーベキューに欠かせないのが、コンロや金網、鉄板などのバーベキュー用品です。
購入した後で持て余さないように、選び方を押さえておくことが肝心ですよ。
そこで、この項ではコンロや鉄板の選び方をご紹介します。
まずはコンロです。
コンロを選ぶ時に重要なのは以下の要素です。
・人数に合わせた適切なサイズであるか
やはり重要なのはコンロの対応人数です。
人数に対して小さすぎるとみんなで楽しむことはできませんし、大きすぎると邪魔であったり無駄に燃料を使うことになります。
・高さはスタイルに合っているか
近頃はロースタイルのアウトドアが流行しています。
もしコンロの脚が長い場合、ロースタイルとはマッチしません。
逆に、脚が短いとスタンディングでのバーベキューでは辛いことになります。
・材質は適切か
コンロは大まかに分けてスチール製のものとステンレス製のものがあります。
スチール製は安価ですが、錆びやすく耐久性が低いです。
一方、ステンレスは錆びにくく強度がありますが、高価です。
バーベキューをする頻度に合わせて適切な材質を選択しましょう。
バーベキューにおすすめの鉄板や網の選び方
先程の項ではコンロの選び方をご紹介しましたので、こちらでは鉄板と網の選び方をご紹介します。
次に鉄板です。
厚い鉄板は保温力がバッチリで過熱しても反りにくいので、バーベキューや焼き肉に向いており、専門店のような焼き上がりになります。
高温に熱した鉄板で肉の表面にサッと火を通せば、肉汁があふれるレアのステーキも焼けますよ。
ただし、鉄板は厚いほど重くなります。
カジュアルなバーベキューを楽しむのであれば、極厚アルミホイルを鉄板代わりに使うのがおすすめです。
もし焦げ付いたとしても簡単に捨てられるので、片付けが楽ですよ。
最後に網です。
網は100均でも買えますが、アウトドアメーカーから販売されている網と質を比べると一目瞭然な違いがあります。
しっかりしたもののほうが末永く使えますよ。
逆に、使い捨てを考えているのであれば、百均のもので十分と言えます。
ただし強度がないため、小鍋などを乗せる用途には向きません。
バーベキュー後のコンロや鉄板の処理!焦げ付きは炭化させてから落とす!
バーベキューで大変なのが、食材が焦げ付いてしまった網や鉄板、油や灰で汚れたコンロの掃除です。
大切に使っているバーベキュー用品だとしても、使用後の状態を見ると掃除が嫌になってしまいますよね。
そこで、バーベキューを終えてから行う、用具の掃除方法のコツについてお伝えします。
重要となるのが、焦げ付きは炭化させて落とすというポイントです。
こびりついてしまった肉や野菜は落とすのに一苦労するものですが、そこからさらに熱を加えて炭化させることで、掃除が少し楽になります。
炭化の方法ですが、鉄板は焼き面が直火に当たるように裏返して、網はアルミホイルを被せて蒸し焼きにします。
こうして焦げ付きを焼き切ったら、たわしなどでこすり洗いをして処理しましょう。
コンロについた汚れも同様に、たわしなどでこすり洗いをして落としましょう。
頑固な油汚れはアルコールや重曹水で拭き取ると落としやすいです。
特に「セスキ炭酸ソーダ」というものが便利なので、用意しておきましょう。
セスキ炭酸ソーダは重曹のような粉末です。
これを水で溶いてから汚れに吹き付けて数分放置するだけで、しつこい油汚れも浮き上がってきれいに落とせます。
コンロや鉄板を片づける時の裏技
バーベキューでつらい思いをする片付けですが、楽にするためのポイントがあります。
まず、どうしても焦げ付いてしまいやすい網や鉄板ですが、焦げ付かないようにするための対策方法はあるのでしょうか。
実は、網にあらかじめ酢や油を塗っておくことで焦げ付きを軽減させることができます。
また、食材を焼き始める前に、十分に網を過熱しておくと焦げ付きにくいです。
これらのポイントを押さえれば、食後にも網や鉄板を比較的綺麗なままにしておけますよ。
次に、コンロの片付けを楽にするコツです。
コンロの炭受けには、あらかじめアルミホイルを敷いておくと楽に片付けができます。
この時、コンロに開いている空気穴を塞がないように気をつけてください。
穴を塞ぐと酸素の供給が不足してしまうため、燃焼の勢いが弱まってしまいます。
コンロや鉄板の保存方法
バーベキューで使用した後のコンロや網、鉄板はどう保存すればいいのでしょうか。
管理がおざなりになってしまうと、いざ使おうというときに錆びついてしまっているというアクシデントに見舞われてしまうかもしれません。
後々の自分のためにも、しっかりと手順を踏んで保存しておきたいですね。
まず、鉄板やコンロ本体は表面の油や灰の汚れをしっかりと拭き取っておきましょう。
そして、長期間保存している間に金属製品は錆びる恐れがあるので、鉄板には油を塗って空気と遮断した状態で、コンロ本体は錆びそうなところに油を薄く塗ってあげてから収納しましょう。
コンロの塗装が剥げていたら、塗料を塗り重ねておくことも効果的です。
塗料は錆止めも兼ねているものなのです。
錆びているところからコンロは弱くなっていきますので、放置しておくと最終的に穴が空いてしまうことも考えられます。
こうして長期保存に耐えられる準備が終わったら、新聞紙などに包んでから、湿気のない風通しのいいところに保管しておきましょう。
炭火の処理もきちんとしよう
バーベキューを終えて、コンロや鉄板の片付けができてもまだ終わりではありません。
バーベキューの後で最も処理に困るのは、コンロに残った炭と灰ではないでしょうか。
これらをどう処分すればいいのか悩んで、バーベキューをしたところに捨ててきてしまう人もいるかも知れません。
一見、炭や灰は自然に還りそうですから、自然の中に捨てても問題なさそうだと思ってしまいやすいです。
しかし、その場に捨てることは絶対に避けてください。
なぜなら炭は炭素の塊なので、土には還らないのです。
また、もし万が一完全に消火できていなかったら、火事になってしまう可能性があります。
バーベキューをした者の責任として、きちんと最後まで火の気の始末をつけましょう。
炭や灰の処理に便利なのが、火消し壺です。
火消し壺は炭や灰を入れて密閉できる容器で、酸素を遮断することで完全に火を消すことができる道具です。
燃え残った炭は、火消し壷で消火しましょう。
火が消えた炭や灰は家に持ち帰って、可燃ごみの日に出しましょう。
ただし、集積方法は自治体によって違うので事前に確認してください。
また、火消し壷で火を消した炭は再利用も可能です。
間違っても地面に埋めたり、川に流すようなことはしないでください。
バーベキュー用品を大切に使おう!
この記事ではバーベキューに使うコンロや鉄板を購入する時の選び方や、片付けを楽にする方法、大切に保管する方法についてご紹介してきました。
様々な場面での扱い方を知っておくことで、購入したバーベキュー用品を大切に使うことができますよ。
せっかくのバーベキュー用品を錆びさせてしまったり油まみれのまま保管してしまわないように、ポイントを押さえておきましょう。