キャンプの楽しいひととき、特にバーベキューはハイライトですよね。
バーベキューのスタイルはいくつかあり、それに合わせてテーブルを選ぶとさらに快適にバーベキューを楽しむことができます。
アウトドア用のテーブルには特徴がありますので、それを知っておくことも大切ですね。
アウトドア用テーブルの特徴や、バーべーキュー用テーブルの種類などをご紹介します。
アウトドア用テーブルは使うシーンで決める
キャンプなどのアウトドアに必要なギアのひとつとして、アウトドア用テーブルがあります。
アウトドア用テーブルは、素材や大きさ、高さなどがさまざまで、それぞれのキャンプスタイルによって必要な性能が異なります。
例えば、登山であれば携行性が重視されますので、軽くて小さくたためるものが良いですよね。
大人数のキャンプであれば大きなサイズのものが必要です。
バーベキューをする場合は、バーベキュー用のテーブルが便利です。
このように、シーンや使用人数によって、アウトドア用テーブルに求められる機能が違います。
また、ハイスタイルかロースタイルかも大切なポイントです。
ハイスタイルは、70cmほどのテーブルでキャンプを行います。
一般的なダイニングテーブルと同様の高さですので、作業などもしやすく食事もしやすいです。
低いイスに座るのが苦手、という人はハイスタイルがおすすめです。
また、犬と一緒にキャンプする場合にも、危険なものを高いところに置いておけます。
一方、ロースタイルは40cmほどの高さのテーブルで過ごすキャンプです。
視界が低いため、よりリラックスして過ごせるのが魅力です。
また、空間が広く感じられ、圧迫感を感じにくいのも良いですね。
調理などはしにくいかもしれませんが、焚き火の近くで過ごせるため、焚き火をしながらバーベキューというときにはおすすめです。
ハイスタイルとロースタイル、どちらにも対応できるように高さが調節できるテーブルもありますので、シーンによって使い分けたいという人は、そのようなテーブルを選ぶと良いでしょう。
アウトドア用テーブルの素材
アウトドア用テーブルに必要な機能として、軽量性があります。
この軽量性は使われている素材に大きく影響されます。
素材から、アウトドア用テーブルを見てみましょう。
■ステンレス
ステンレス製のアウトドア用テーブルは、熱伝導率が低くて耐熱性が高いという特徴があります。
そのため、熱々の鍋などを置くことができ、焚き火の近くで使用することも可能です。
バーベキュー用テーブルにも使われる素材です。
頑丈で耐久性にも優れていますが、重量はそれなりにあります。
■アルミ
軽量性を求めるのであれば、アルミ製のテーブルが良いです。
軽量でありながら熱にも強く、バーベキュー用コンロを置くことも可能な素材です。
コンパクトに収納できるロールタイプのテーブルもあります。
■ウッド(木製)
サイトをナチュラルな雰囲気で統一したいのであれば、ウッドを使ったテーブルがあります。
おしゃれなので、サイトをカフェのような雰囲気にすることができます。
リラックスムードを高めてくれますね。
ただ、ウッドを使ったテーブルは重くなりがちです。
オートキャンプ以外にはあまりおすすめしません。
■布
最軽量といっても良いのが、布製のテーブルです。
コンパクトにたたむこともでき、重量も1キロ以下のものが多いです。
登山など、荷物を軽量にしたいときは最適です。
大人数用には立食スタイルのバーベキュー
キャンプなどのアウトドアではバーベキューや焚き火など、ほとんどの場合火を焚きます。
そのため、バーベキュー用のテーブルなどもあり、それを使えばより快適にバーベキューをすることができます。
バーベキュー用テーブルには大きく4つのパターンがあります。
ひとつひとつ見てみましょう。
■グリルとテーブルが別
バーベキューグリルとアウトドア用テーブルを別々に設置します。
焼く担当の人が必要になり、食べる人は立食など好きなスタイルで食べることになります。
大人数でのバーベキューは、このスタイルが一般的です。
立食にすれば大きなテーブルでなくても大人数に対応できるということと、一般的なアウトドア用テーブルで良いので、安価で揃えられることもメリットのひとつです。
焼く担当の人が固定してしまうと、その人だけ食べられなかったり、会話に入れなかったりするデメリットもあります。
バーベキュー用テーブルで焼肉屋さん
■テーブル&グリル一体型
テーブルとグリルが一体になったバーベキュー用テーブルです。
テーブルの中央にバーベキューグリルを置くためのくぼんだスペースがあり、全員で座りながらバーベキューをすることができます。
つまり、焼肉屋さんのスタイルでバーベキューができることになります。
これであれば、誰か一人が焼く担当になる必要がなく、全員で席について楽しくバーベキューをすることができます。
ファミリーやカップル、少人数の仲間などにおすすめです。
全員でグリルを囲んで落ち着いて食事ができるため、距離が縮まります。
テーブルについてバーベキューをすることになるため、大人数でのバーベキューにはあまりおすすめできません。
大きなバーベキュー用テーブルでも、6~7人くらいまでと考えておきましょう。
バーベキューをしないときは中央のくぼみを塞ぐことができるテーブルも多いので、普通のテーブルとして使うこともできますよ。
囲炉裏気分でバーベキューが楽しめるローテーブル
■焚き火を囲むローテーブル
焚き火を囲みながらバーベキューをするスタイルも主流になってきました。
このスタイルのテーブルはバーベキュー用というより焚き火用といえますが、バーベキューも同時に行うことができます。
焚き火台を四角く囲むような形のローテーブルで、焚き火をグリルにして囲炉裏のような雰囲気でバーベキューができます。
目線が低く落ち着いて食事ができますし、子どもにも目が届きやすいのでより安心感があります。
食事のあとはそのまま焚き火を見ながらのリラックスタイムに突入することもできますし、ティータイムにもゆったりとできます。
バーベキューは何かと忙しく、立ったまま食べたり飲んだりすることも多いのですが、これであればゆっくりとキャンプの時間を味わうことができます。
また、子どもがいるご家庭などは焚き火に子どもを近付けたくありませんよね。
焚き火台を囲む形でローテーブルを設置しておけば、火への防護柵の役割も果たしてくれます。
最小限のアイテムでバーベキューができるコンパクトスタイル
■コンパクトテーブル
ソロキャンプの人気が高まっており、一人でキャンプやバーベキューをするという人もいます。
ソロキャンプであれば、大人数に対応できるアウトドア用テーブルやバーベキューグリルを設置するのは、少しオーバースペックと感じますよね。
そんなときのために、ソロ用の焚き火台やバーベキューグリル、コンパクトテーブルがあります。
ソロ用の焚き火台はバーベキューができるようになっているものもありますので、それを使えば最小限の荷物でコンパクトなバーベキューをすることができます。
コンパクトテーブルは軽量で折りたため、収納性や携行性にすぐれています。
軽量かつ焚き火の近くで使用することができるよう、ステンレス製やアルミ製のものが多いです。
ソロ用の焚き火台+ソロ用のコンパクトテーブルという組み合わせは、ソロはもちろん荷物をできるだけ少なくしたいという人にもおすすめです。
デュオや少人数でのキャンプでしたら、これでも十分にバーベキューができます。
いくつか持っておいても使い勝手が良い
必要なシーンに合わせてバーベキュースタイルを使い分けるとバーベキューがさらに楽しめます。
使い分けるためにアウトドア用テーブルをいくつか持っておいても良いかもしれません。
お客様が来たときの追加のテーブルとしても使えますよ。
アウトドア用のテーブルは軽量で折りたためるものが多いので、複数持っていてもあまりかさばらないのもうれしいポイントです。
どれかひとつ、というのであれば、ハイテーブルにもローテーブルにもなるバーベキュー用テーブルが汎用性が高くておすすめです。