バーベキューで失敗しない野菜のおすすめの焼き方をご紹介!

最終更新日:2019/12/06

バーベキューで、肉に夢中で野菜は気がつくと、焦げてしまって食べれない経験がある方も多いと聞きます。

「バーベキューで焼いた野菜は、なんだかパサパサしていて美味しくない。」という方もいるのではないでしょうか。

せっかくなら、野菜も焦がさずに、美味しく楽しめたら良いですよね。

そこで今回は、野菜を美味しく焼ける方法をご紹介していきます。

もっとバーベキューが楽しくなる野菜の焼き方を知りたい方は要チェックです!

バーベキューの野菜を焼くために炭火の仕組みを理解しよう!

バーベキューでは、ちょっと目を離した隙に、野菜が丸焦げになってしまった経験はありませんか?

いつもなら肉が主役の横で、脇をかためる野菜たちに、今回はスポットをあてます。

では、野菜の焼き方の前にバーベキューの『炭火』は、なぜ美味しく焼けるかご存知でしょうか。

炭火には、食材を美味しくしてくれる他にはない特徴があります。

・遠赤外線と近赤外線
・水分を含まない

炭火が、ガスとは違う大きな要素が遠赤外線と近赤外線の2つの力です。

この遠赤外線は食材の表面をパリッと香ばしく焼き上げてくれます。

近赤外線は、食材の内部まで熱を加えるはたらきがあります。

この2つの赤外線が、食材にすばやく効率的に火を通すことで、炭火特有の焼き上がりになるのです。

ガスの炎は風の影響を受けやすいのに対し、炭火の場合は、赤外線を放射する形で熱するので風の影響を受けません。

このことから自然環境で行うバーベキューにおいても、炭火が適していることがわかりますね。

炭火が美味しく食材を焼き上がられるのが、おわかりいただけましたか。

バーベキューで、炭火を使うなら野菜も美味しくなるはずです。

しかし、もう1つの炭火の特徴『水分を含まない』ことが、野菜を焼く際の失敗の原因になっているのです。

この情報をしっかり押さえておけば、野菜を焼くことが楽しくなりますよ。

バーベキューの野菜の焼き方を失敗する理由はコレだった!

ここから、炭火の『水分を含まない』という特徴が野菜を焼き方に対しての注意する点になっていきます。

炭火は、水分を含まないおかげで、表面をパリッと仕上げてくれます。

その一方で、野菜をそのまま焼き続けるとパサパサにしてしまう原因の1つとなっているのです。

炭火の上で焼きすぎてしまった野菜は、表面は焦げて水分が抜けてしまい美味しくなくなるわけです。

要するに、野菜を炭火のバーベキューで焼くには『下準備』と『焼き方』も重要になります。

これを知るだけで、黒焦げになってしまう野菜たちを減らせるどころか、野菜の味にも感動できます。

次からは、おすすめな焼き野菜をご紹介します。

焼き方や調理法など詳しく解説するので、ご参考になさってください。

野菜の焼き方を知れば知るほど、バーベキューで野菜を食べるのが好きになるでしょう。

野菜の丸ごと焼きに挑戦!あの苦い野菜はタネごと食べる?

丸ごと野菜を焼いた時に一番美味しい野菜といえば、苦味も甘みも兼ね備えている『ピーマン』です。

バーベキューで、丸ごと野菜を焼いて食べたことがない方は、まずピーマンから試してみましょう。

特に、ピーマンは格別です。

繰り返しになりますが、炭火焼は赤外線の効果により食材の中まで火が通ります。

ピーマンは円形になっており、丸ごと焼くことで、水分が中で蒸発せず近赤外線のおかげでタネまでしんなりと火が通ります。

丸ごと置くと手抜きのように思われるかも知れませんが、食べたあと納得の味わいが待っているので心配いりません。

ピーマンの苦さが苦手でも、この焼き方のピーマンなら食べられるというお子様も多いようです。

もちろん火の入れすぎは注意しないといけません。

ピーマンの周りの皮が少し焦げて全体の皮が少し剥けてきたら食べごろです。

そのまま、丸ごとのピーマンを焼いても十分美味しいですが、さらに美味しく焼く方法があります。

焼く前にオリーブオイルを薄くピーマンに塗ります。

表面がオリーブオイルでコーティングされて、さらに水分の蒸発をふせぎ旨味を閉じ込めてくれるのです。

焼肉のタレにつけずに、まずは丸ごとのピーマンを味わいを体感してください。

一口食べてみればわかる、誰かに教えたくなる美味しさです。

野菜の下準備も忘れずに!皮ごと食べて栄養満点な焼き方

次にバーベキューで、焼き方をご紹介する野菜は『にんじん』です。

バーベキューで焼いたにんじんは、水分が飛んでしまいパサパサになってしまう時もありますよね。

ここで、ご提案するのは、にんじんの皮をむかずにアルミホイルで包む焼き方です。

にんじんの皮には、β(ベータ)-カロテンの量が豊富です。

β(ベータ)-カロテンとは、風邪など細菌の感染を予防も期待できる嬉しい栄養素です。

皮を剥かないことで、いつもよりも人参の栄養素を体内に吸収できる特典付きです。

さらに、にんじん皮のゴミが出ないというメリットもありますね。

バーベキューでゴミを減らすことは、スマートなキャンパーの心得です。

さっそく、にんじんの焼き方を紹介していきます。

【材料】

・にんじん
・オリーブオイル
・塩コショウ
・アルミホイル

【焼き方】

① にんじんはよく洗い、皮をむかずにスティック状に切ります。

② アルミホイルに、にんじんを入れオリーブオイルと塩コショウをかけます。

③ アルミホイルで、にんじんを包み、網の上でじっくり火を通していきます。

④ 5~10分で、中身を確認して、にんじんがやわらかくなったら完成です。

にんじんの、ほんわかと口に広がる甘みを堪能できます。

お肉の箸休めにもなりそうな、にんじんレシピをバーベキューの一品に試してみてはいかがでしょうか。

バーベキューでは色々焼いてみよう!焼き野菜の変わり種!

バーベキューでよく焼かれる野菜をご紹介してきましたが、ここでは変わった野菜をご紹介していきます。

普段バーベキュー食材で焼くことがほとんどない『トマト』も焼き野菜として試してみましょう。

【材料】

・トマト
・アルミホイル

【焼き方】

① トマトを洗い、ヘタを取っておきます。

② トマトにお好みで、切り込みを入れておきます。

③ トマトをアルミホイルで包みます。

④ 網の上の火の弱いところに置いて、10分ほど焼いたら完成です。

もともと柔らかく、火が通らなくても食べられるトマトですので、焼きすぎには注意しましょう。

お好みで、チーズを入れたり、オリーブオイルやハーブソルトをかけたりしても相性抜群です。

トマトは水分が多いので、まるでスープを食べているかのような味わいを楽しめます。

バーベキューならでは調理方法!野菜の皮を利用した焼き方

「玉ねぎは輪切りにするけど、焦がしたり、網の中に落ちてしまったりする失敗も多い。」という声をよく聞きます

バーベキューではおなじみな『玉ねぎ』は、輪切りや焼きそばの具として焼かれることが多いですよね。

玉ねぎには、これといった栄養成分がないのですが、他の野菜よりも糖分が高めなのが特徴です。

しかしこの糖分が、バーベキューでは絶品の美味しさにさせてくれるのです。

玉ねぎの丸焼きの手順を説明します。

【材料】

・玉ねぎ
・アルミホイル

【焼き方】

① 玉ねぎは切らずに、皮つきのまま用意します。

② 皮のついた玉ねぎを、アルミホイルで包みます。

③ 網の上ではなく、炭の中に入れましょう。

④ アルミホイルの上から、トングなどでつかんだ時に柔らかさを感じたら食べごろサインです。

玉ねぎは高温になっていますので、取り出す際やアルミホイルを開くときは注意しましょう。

味付けは、オリーブオイルやハーブソルトなどをかけてシンプルに味わってもいいですね。

かつおぶしやしょう油をかけて、和風の味付けもあいそうです。

皮のおかげで、水分がとどまりギュッと玉ねぎの旨味を凝縮してトロッとジューシーに仕上がります。

この皮ごと焼いた玉ねぎの美味しさはくせになりそうですね。

野菜の焼き方を知ればもっとバーベキューが楽しくなる

まだ、試したことのない野菜の焼き方はありましたか?

焼き方を知っているだけで、野菜の味が大きく左右されることがお分かりいただけたと思います。

今までの野菜の焼き方に一手間加えるだけで、また食べたくなる味わいに変えることができるはずです。

ご紹介した焼き方を参考にして、バーベキューで野菜を美味しくいただきましょう。

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