屋内・屋外で活躍するハンモックチェアの魅力と選び方のポイント

最終更新日:2024/01/16

屋内・屋外で活躍するハンモックチェアの魅力と選び方のポイント

ハンモックの様にゆらゆら揺れる感覚と包まれる心地良さを感じられるハンモックチェアは、アウトドアとインドアの両方のシチュエーションで活躍する素晴らしいアイテムです。ハンモックチェアの種類やタイプ、選び方の他、おすすめの商品などを今回の記事では徹底的にご紹介します。家で使う、もしくはキャンプ場で使う場合のおすすめのハンモックチェアをお伝えしますのでぜひご覧ください。

ハンモックチェアとは

ゆらゆらと揺れる感覚、そして包まれるような安心感。
ハンモックはこのような心地良さが人気ですが、同じような揺れ心地を経験できるとしてハンモックチェアも注目を浴びていることをご存じでしょうか。

ハンモックチェアとハンモックの大きな違いはハンモックチェアが「座る」道具、ハンモックが「寝る」道具という点です。
もちろん設置の仕方に工夫をすれば、ハンモックでも座ることは可能ですが、ハンモックチェアは座ることが主な目的なので、寝る道具が椅子になった、まさにハンモックの椅子もしくはコンパクトになったハンモックです。

ハンモックチェアは、メーカーやブランドによってロッキングチェアやハンギングチェアと呼ばれることもありますが、基本は包まれながら揺れる感覚の椅子で共通しています。

最近のリゾートホテルなどでは、部屋やバルコニーにたまご型のハンモックチェアを設置し、よりリゾート感を出したり、リフォームを期にハンモックチェアを導入しているカフェも多く見られ、癒やされたい現代社会にマッチしたアイテムと言えます。

メリット

ハンモックチェアのメリットは、まず包まれるような座り心地、そして大きなタイプのハンモックチェアを使用するとソファの様に使えたり、親子で仲良く座れる椅子として活躍します。

また、冬の室内は暖かい空気が上に溜まり、床が冷たい時がありますが、ハンモックチェアは常に浮いているので、ダイレクトに床の冷たさが伝わりません。

さらに、ゆらゆらと揺れるのでお母さんが赤ちゃんを抱っこしながら寝てしまうなんてこともあり、まさに癒やしの椅子です。

デメリット

ハンモックチェアは確かにその感覚で癒やされることは間違いないのですが、その感覚が故にデメリットもいくつかあります。

まず、ハンモックチェアを買って後悔した方の評価やレビューをのぞいてみると、「ずっと揺れているので酔ってしまった」「ハンモックチェアの包まれる形状がずっと座っていると腰が痛くなった」など、もともとの体質や、腰痛を患っている方にはあまり良い感想がないようです。

ハンモックチェアが使えるシーン

ハンモックチェアはハンモックよりもコンパクトなサイズなので、屋内、屋外を問わず活躍します。

おうちキャンプで使う

キャンプ人気と同じ位に人気が高まりつつあるおうちキャンプ。
天候や人目を気にせずにテントやキャンプギアなど家の中や庭、ベランダなどにキャンプ風レイアウトして楽しめるとして、なかなか外へ出かけられない小さなお子様のいるご家庭や、休みの取れない方からの支持が高いですが、このおうちキャンプでもハンモックチェアは活躍します。
特に木製やマクラメ素材のハンモックチェアは、ご自宅のウッドデッキに設置すると、キャンプやリゾートの雰囲気がとても出ます。

キャンプ場で使う

キャンプなどのアウトドアシーンにおいてもハンモックチェアはのんびりと過ごした時にぴったりのアイテムです。
ただし、1点吊りや2点吊りのハンモックチェアの場合、使いやすい木や柱など、吊るす場所がない場合も多いので、スタンドなどの吊るすアイテムが必要な場合もあります。

インテリアとして使う

素材やデザインを選べば、ハンモックチェアは立派なインテリアとして使えます。
インテリアとしておすすめのシチュエーションは、マンションで1人暮らしの殺風景な部屋のアクセントとして、膝の上にパソコンを置いてのテレワーク用の椅子としてなど、ハンモックチェアを生活の一部として取り込む方法はいろいろとあります。

さらに、念願のマイホームを注文住宅で建てる方などは、リビングの吹き抜け部分にハンモックチェアを設置できるように、設計をお願いしている方もいます。

インテリアとして使う場合の注意点

自立式を除き、吊り下げて使うタイプのハンモックチェアは、天井や梁などに直接金具を取り付けることになるので、賃貸マンションやアパートにお住まいの方は注意が必要です。

ミニサイズのハンモックチェアなら

ハンモックチェアには、子どもや猫などが使える小さめのサイズもあります。
猫がゆらゆら揺れながら寝ている姿は最高に癒やされる、または赤ちゃんの昼寝に使うと、ゆりかごの様な効果があるので、良く寝てくれたという声もあり、小さなお子様やペットのいるご家庭ではミニサイズのハンモックチェアがおすすめです。

ハンモックチェアの重要なポイントと選び方

ハンモックチェアを購入する時は以下のポイントをチェックしましょう。

  • 耐荷重
  • サイズ

この2点は体重、そして部屋や収納スペースの広さに関係するので、後悔をしないためにも必ず確認をしましょう。
それでは、ハンモックチェアの選び方を見ていきましょう。

タイプで選ぶ

ハンモックチェアは主に2種類のタイプがありす。

自立式

スタンドを支柱として吊り下げて使うタイプのハンモックチェアです。
本体設置に天井や梁に金具を取り付ける作業がなく、簡単に持ち運べるので、賃貸住宅や、家の中と外で使いたい方に便利です。
また、折りたたみ式のスタンドならお好きな時だけ使えます。自立式には2wayタイプや3wayタイプがあり、座る、寝る、そしてスタンドのみを物干しやハンガーラックとして使えるタイプが人気です。

吊り下げ式

吊り下げ式は、天井や梁に金具やフック、ロープを固定して使うタイプのハンモックチェアです。
1度天井吊りにすると場所は変えられないので、場所選びは慎重にしましょう。

サイズで選ぶ

ハンモックチェアは1人用や2人用などさまざまなサイズが展開しています。
家族構成や使う頻度などを考えて、高さや幅を決めましょう。
大きいサイズのハンモックチェアなら、家族で使えるソファとしても活躍します。

持ち運びやすさで選ぶ

先ほどご紹介した自立式でスタンドが折りたたみのできるタイプなら、コンパクトな持ち運びが可能です。
また、フレームを軽量のものを選べばさらに便利です。
吊り下げ式は、ハンモックチェアの座面の布と、金具、ロープ、棒など、使う道具が少ないので、軽量で持ち運びがしやすいです。

素材で選ぶ

ハンモックチェアには、コットンやナイロン、メッシュ(ネット)素材などが使われています。
また黒いレザー製のものや白色が爽やかなマクラメ編み、北欧風の布を使ったおしゃれなタイプのものもあり、ご自宅や、キャンプギアに合わせた素材など選び方はさまざまです。
特にマクラメ編みのタイプは、編み方によって印象が変わります。

便利な機能付きのものを選ぶ

ハンモックチェアは、高さが調節できるタイプ、または足が伸ばせるフットレストが付属しているタイプや、飲み物を置くのに便利なテーブル付きのタイプもあります。
また、頭の部分にクッションが付いているタイプは首を休めるのに便利です。

ハンモックチェアの洗い方

ハンモックチェアの洗濯方法は、お使いの素材により異なります。
洗濯機が使えるタイプなら、金具を外し、洗濯ネットを使って洗いましょう。
それ以外の素材は、購入されたメーカーの洗濯方法に従って洗いましょう。

屋内外でおすすめのハンモックチェア

それでは、ハンモックチェアの人気商品をランキングの高いものや、口コミ、評判の良いものの中から厳選し、一覧でご紹介します。
人気のあるハンモックチェアの中には、有名なアウトドアメーカーなどから販売されている商品もありますので、ご参考までにご覧ください。

おしゃれなタイプのハンモックチェア

ラシエスタ:「ハンモックチェア」

1点吊りタイプのハンモックです。
サイズがコンパクトベーシック、コンフォート、キングの3展開から選べます。

すさび:「クラシコ」

すさびはシンプルながらも生活にマッチするデザインが人気のハンモック専門店です。
クラシコは高さのあるスタンドから1点で吊り下げる自立式のハンモックチェアです。
自宅の天井や梁、柱など吊り下げる場所があるなら、スタンドなし(ロープ別売り)の単品での購入も可能です。

コンフォルタ:「自立式ハンモック レザー」

高級感の溢れるレザー素材のハンモックチェアです。
世界一の座り心地とも言われるコンフォルタのハンモックチェアは、部屋の雰囲気をがらりと変えるほどのデザイン性やこだわりが人気です。

アデペシュ:「自立式3wayハンモックチェアー」

アデペシュのハンモックチェアは、メッシュ素材のハンモックと、コットン素材のハンモックチェア、ハンガーラックとしても使えるしっかりとしたフレームとハンガー用ポール、二つ折りのクッション、収納バッグ付きのセットで、家の中でもアウトドアでも活躍します。
コットン素材のハンモックチェアは安定感があると人気です。

fionana:「マクラメ編みハンギングチェア」

1点吊り下げ式のハンモックチェアです。
マクラメで編まれたネットがしっかりとした座り心地で、マクラメの特徴でもあるオフホワイトカラーがお部屋の雰囲気にマッチします。

niko and…:「TOY MOCK(トイモック)」 

アパレルブランドで人気のニコアンドのハンモックチェアは、生地やフレームにニコアンドのロゴが入った予約で大人気の商品です。
大きな特徴は、お好みに合わせて高さが調節できるところで、ハンモックモード、チェアモードの2WAYの使用が可能です。

本橋テープ:「拵ハンモックチェア」

日本製の手作りにこだわったハンモックチェアで、テープを織ったデザインは、落ち着いた雰囲気のシーンで活躍します。

東谷(azumaya):「ハンモックチェアRKC-538」

上部の鎖(チェーン)で高さ調節が可能な自立式のハンモックチェアです。
ハンモックの生地が首元まで包む構造なので、すっぽりと包まれる感覚がやみつきになります。
スタンドの足は広げるだけで設置できるところも魅力です。

キャンプにぴったりのハンモックチェア

キャプテンスタッグ:「パームクッションチェアモックホワイト)」

座面と背面がしっかりとした通常の椅子のように座れるハンモックチェアです。
別売りの「スチールポールチェアモック用スタンド」に取り付けるだけですぐに設置ができます。
また、「スチールポールチェアモック用シェード(別売り)」を使うと、外での強い日ざしを遮る屋根付きの椅子に変身します。

ロゴス:「ゆらゆらハンモックチェア」

キャンプ用の椅子のような形状のハンモックチェアです。
ベルトで角度の調節ができるリクライニング機能のほか、ヘッドレスト、ドリンクホルダーが装備されいます。

コールマン:「ソファチェア」

ハンモックチェアではないのですが、座った時に体が包み込まれるような感覚で、ハンモックのような座り心地の椅子です。フレームがアルミ素材なので、軽量でコンパクトな持ち運びができます。

モンベル:「フィールドハンモック」

ハンモックチェアではないのですが、木や支柱に取り付けるツリーストラップの位置を変えたり、別売りのスタンドを使う事で、ハンモックチェアとしても使えます。
ハンモックの側面にドリンクホルダーが付いています。

ラフマ:「ポップアップXL」

ハンモックチェアの様にゆらゆらと揺れませんが、包容力のある座り心地がハンモックチェアを感じる人気のアウトドアチェアです。
バタフライ型のチェアで、赤や黄色などのポップなカラーがキャンプ場で映えます。

eno(イーノ):「Lounger DL Chair」

世界的なハンモックブランドのハンモックチェアはハンモックのようでハンモックじゃない極上の座り心地が体験できると言われています。
形状はロースタイルチェアに似ていて、ヘッドレストとアームレストの付いた便利なチェアです。
側面にポケットが付いているので、読書中の本やスマホが収納できます。

UN+USUAL(アニュージュアル):「ハンモックチェア」

フレームとチェアを広げ、フックにかけるだけで完成する設置のしやすいハンモックチェアは、チェア部分が丸いフォルムで体を包み込む安心感のあるデザインです。

FREAK’S STORE(フリークストア):「ハンモックチェア」

ガイロープを編みこんだ座面は強度が高く、おしゃれに演出したいアウトドアシーンにぴったりです。
折りたたみサイズが非常にコンパクトなので、ソロキャンプやツーリングキャンプの他、椅子の数が多くなってしまいがちなファミリーキャンプにもおすすめです。

UJack(ユージャック):「リクライニングハンモックチェア」

リクライニング機能がお昼寝に便利な組み立て式のハンモックチェアです。
座面の素材は通気性が良く、雨や汚れに強い6000オックスフォード生地が採用されているので、アウトドアには最適のチェアです。
取り外しが可能なヘッドレストも装備されています。

ハンモックチェアを自作してみる

自宅にしっかりとした梁や柱など、ハンモックチェアがセットできる条件がそろっているなら、しっかりとした生地を用意し、耐荷重を確認してロープやチェーン、カラビナなどを器具で固定するだけでハンモックチェアは完成します。
また、ハンモックメーカーやアウトドアメーカーでは、スタンドのみ、もしくは当て布、ネットのみの単品販売をしているお店もあるので、好きなアイテムを組みあせて手作りする方法もおすすめです。
ロープの結び方や、作り方の手順はハンモックチェアを自作した方のブログやYouTubeなどをチェックすると詳しく説明しています。

ハンモックチェアのレイアウトと組み立て方に困ったら

ハンモックチェアを、おうちキャンプや、キャンプ場のサイトでの設置、もしくは自宅でインテリアとして配置する場合は、実際のイメージ写真を見る方法が一番です。

SNS系のサイトの他、キャンパーのブログでは、部屋の雰囲気や使ったアイテム、ハンモックチェアの設置方法などいろいろな情報がわかります。

また、インテリアとハンモックチェアとのレイアウト例など、参考になる写真が多数掲載されていますので、お時間のある時にでもご覧になってはいかがでしょうか。

こちらも合わせてご覧ください。