【焚き火の基本】必要な物やあると便利な物、焚き火のやり方

最終更新日:2024/04/30

【焚き火の基本】必要な物やあると便利な物、焚き火のやり方

燃える炎を見て楽しんだり料理をして楽しめる焚き火をキャンプで楽しみたいと思う方は多くいらっしゃると思います。

ですが、焚き火をしたことがない方はわからないことがたくさんあると思います。

そこでこの記事では、焚き火を楽しむことについてや焚き火をするなら焚き火台が必要なこと、怪我防止に手袋が必要なことをご紹介します。

あると便利なリフレクターとチェアや焚き火で使えるタープやテント、焚き火の火の付け方、消し方、後始末についてもご紹介します。これを読めば焚き火の基本がわかります。ぜひ最後までご覧ください。

焚き火を楽しもう

キャンプと言えば焚き火と言われるほど焚き火は魅力がたくさんあります。焚き火にはどのような魅力があるのでしょうか。

癒やされる

ゆらゆらと揺れる炎やパチパチと燃える音は、ゆらぎ1/fという癒やし効果があるので、見たり聞いたりするだけで癒やされリラックスできます。

盛り上がる

仲間と焚き火の周りを囲んでワイワイ騒いで盛り上がれます。

料理ができる

焚き火の火を使って焚き火料理が楽しめます。串に刺したマシュマロを焼くなど焚き火ならではの楽しみ方もあります。

暖をとれる

寒い時期は体を温めることができます。

その他、薪をくべたり、火をつけたりする事を楽しむこともできます。魅力たっぷりの焚き火をキャンプで楽しみましょう。

キャンプ場で焚き火をするなら焚き火台が必要

多くのキャンプ場では直火での焚き火は禁止されています。なので、キャンプ場で焚き火をするなら焚き火台が必要です。

焚き火台に薪を乗せれば火をつけても草木を燃やすことはないですし、地面への影響がないので自然を守りながら焚き火が楽しめます。

焚き火台はいろいろなメーカーで作られているので種類が豊富にあります。中でもおすすめなのが、コールマンの「ファイアーディスク」です。3本の脚を広げるだけで設置できとても簡単な作りなので、お手入れも簡単にできます。

また、コールマンでは「ステンレスファイアープレイスⅢ」もおすすめです。こちらは井げた式の作りで空気の流れができやすく、料理が楽しみやすいです。

別売りの「ファイアープレイススタンド」を一緒に使えば、鍋などを吊るして料理ができます。料理の幅が広がりいろいろな楽しみ方ができます。

耐熱手袋で怪我を防止

焚き火は火をつけるときだけでなく、火を保つために薪をくべたりするので、火の近くで作業をすることになります。

素手で作業をしているとやけどしてしまいますし、薪のトゲが刺さる心配もあります。けがをしないために耐熱手袋を用意することがおすすめです。

耐熱手袋の素材には、「アラミド繊維」と「牛革」が使われることが多く、アラミド繊維は耐熱温度が非常に高い素材で、牛革はアラミド繊維ほどの耐熱性はありませんが見た目がおしゃれです。

また、腕まで守るロングタイプと、作業しやすいショートタイプがあります。

耐熱手袋もいろいろな種類が販売されているので自分の手に合ったサイズを選ぶようにしましょう。

焚き火であると便利なチェアとリフレクター

焚き火をするのには、焚き火台、薪、着火剤、火ばさみ、ライターなどは必ず必要なものです。ですが、その他にあると便利な道具もあります。

チェア

チェアがあると座ってゆったりくつろぎながら火を眺めたり、薪をくべたりの作業ができます。焚き火をしながら快適に過ごすためにあると便利なアイテムです。

リフレクター

リフレクターは焚き火台の近くに設置することで、風が焚き火台に当たるのを防いでくれます。火の粉や煙があちこち飛ぶのを防いだり、風が当たらないことで火力が安定します。また、輻射熱を反射するので効率的に暖が取れます。

焚き火で使えるタープやテント

テントの近くで焚き火がしたい、タープの下で焚き火がしたいという方もいらっしゃると思います。

テントやタープの近くで焚き火がしたいなら、テントやタープの素材をチェックすることが大切です。

一般的に使われる素材は持ち運びが便利なように軽量なポリエステルやナイロンが使われることが多いですが、この素材は火の粉が飛ぶと穴が空いたり燃え広がる恐れがあります。

火の粉に強い素材は「TC素材」「コットン」「ポリコットン」などです。焚き火の近くでテントやタープが使いたいなら、必ず難燃性の高い素材が使われているかを確認しましょう。

また、火の粉に強い素材でも燃えないわけではありません。ある程度距離をとって安全に焚き火を楽しみましょう。

焚き火の火起こしのやり方

焚き火の火起こしのやり方は、着火剤を使用する方法と使用しない方法があります。初心者の方は火がつけやすい着火剤を使用する方法がおすすめです。簡単な火起こしのやり方をご紹介します。

  1. 着火剤と薪の準備
    着火剤を焚き火台の中心に置き、細い薪から順に薪を組んでいきます。間を詰めると空気が通らなくなるので、組み方には注意が必要です。空気が通ることを意識しながら徐々に薪が太くなるように組みましょう。
  2. 火を付ける
    ライターやチャッカマンなどを使って着火剤に火をつけます。薪に火が付くまではいじらないようにしましょう。
  3. 薪を足す
    少し太い薪に火がついたら太い薪を追加し、火を移し火を大きく育てましょう。

焚き火の消し方

焚き火の火の消し方でおすすめなのは、火消し壷を使う方法です。火のついた薪を火消し壺の中に入れて蓋をすれば、酸素の供給が止まり火が消える仕組みです。火を消したいときにとても簡単に火が消せるのでおすすめです。

また、燃え尽きるまで待つという方法もありますが、こちらは時間を考える必要がありますし、薪が小さくなってくると風で飛んでしまうこともあるので注意が必要です。燃え尽きるまで待つ場合は、完全に火が消えるまで目を離さないようにしましょう。

水をかければいいのではと思う方もいらっしゃると思いますが、焚き火に直接水をかけると高温の蒸気が舞い上がり危険ですし、煙が出て周りの迷惑になることもあります。また、焚き火台が急に冷やされ変形してしまうこともあります。

水を使う場合は、大きめな鉄のバケツなどに水を入れて1本ずつ時間をかけて火を消しましょう。

薪の周りの火が消えていても、中は火がくすぶっていることもあるので完全に火が消えるまで時間をかけることが大切です。

焚き火の後始末

最後に後始末です。焚き火が終わったあとの薪や灰をそのまま放置してはいけません。特に灰は、そこらへんに撒いてしまえばいいのではと思われがちですが、灰もその場に捨ててはいけません。

キャンプ場に捨て場がある場合は、完全に火が消えていることを確認し、ルールに従って捨てましょう。

捨て場がない場合は、持ち帰り住んでいる自治体のルールに従ってゴミに出しましょう。

火消し壷を使って火を消した薪は再度使用することが可能です。炭だけ処理して使える薪は取り出して次のキャンプで使いましょう。

大きな薪なら簡単に集められても細かな灰を集めるのは大変です。ブラシや刷毛などがあると簡単に集められて便利です。後始末用に準備しておくことがおすすめです。

焚き火を楽しむときは最後までマナーを守って楽しみましょう。

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