【スウェーデントーチの作り方】初心者も簡単にできる方法を紹介

最終更新日:2024/03/22

【スウェーデントーチの作り方】初心者も簡単にできる方法を紹介

人気が急上昇している「スウェーデントーチ」をご存じですか?
丸太をそのまま使ったスウェーデントーチには、いろいろな楽しみ方があります。
この記事ではスウェーデントーチの魅力や作り方についてご紹介します。
上級者だけでなく、初心者にも簡単にできる作り方もお伝えしているので、ぜひスウェーデントーチを使って楽しいキャンプライフをお過ごしください。

スウェーデントーチの魅力

スウェーデントーチは、丸太を垂直に立てて、切れ目を入れて燃やす焚き火の一種です。
発祥はその名の通りスウェーデンで、別名「スウェディッシュトーチ」とも呼ばれます。

スウェーデントーチの魅力は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

手軽に焚き火を楽しむことができる

スウェーデントーチは、焚き火台が不要です。
丸太さえあれば、簡単に作ることができます。
また、コンパクトなので、持ち運びにも便利です。
そのため、キャンプやバーベキューなどのアウトドアレジャーで、手軽に焚き火を楽しみたい人におすすめです。

火が安定して燃えるため、調理にも適している

スウェーデントーチは、切れ目から空気が入って燃えるため、火が安定して燃えます。
調理にも適しており、キャンプ料理を楽しみたい人にもおすすめです。

炎の美しさが楽しめる

スウェーデントーチの炎は、煙突効果によって高く燃え上がります。
また、切れ目によって、炎が揺らめきながら燃えるため、美しい光景を楽しむことができます。

スウェーデントーチは、手軽に焚き火を楽しむことができ、調理にも適している、魅力的な焚き火の一種です。
キャンプなどのアウトドアレジャーで、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

スウェーデントーチの基本の作り方

材料

  • 丸太(直径10cm以上、長さ30cm以上)
  • チェーンソー
  • 着火剤(マッチ、ライター、ガストーチなど)

作り方

  1. 丸太の直径の約1/3の深さで、縦に切れ目を入れます。
    切れ目の間隔は、約10cmが目安です。
  2. 丸太の底に空気穴を開けます。
  3. 空気穴に着火剤を詰めます。
  4. 着火剤に火をつけます。

注意点

  • 切れ目は、丸太の中心ではなく、外側に寄せて入れます。
    そうすることで、火が均一に燃えやすくなります。
  • 空気穴は、丸太の底から約2cm程度の高さに開けます。
  • 着火剤は、マッチ、ライター、ガストーチなど、手軽に着火できるものを使うとよいでしょう。

切れ込みの数は、お好みで大丈夫です。
ただし、あまり多いとその分空気が入り炎が大きくなります。
火力が強すぎて料理がしにくくなってしまったり、思ったよりも燃焼速度が早くなってしまうこともあるので、ご注意ください。
また、作業の際には、保護ゴーグルやグルーブ、作業服などを身に着けるなど安全に配慮して行いましょう。

チェーンソー不要!簡単なスウェーデントーチの作り方

スウェーデントーチは、日本では「丸太ストーブ」や「ウッドキャンドル」と呼ばれることもあります。
このウッドキャンドルであれば、チェーンソーは使わなくても作れます。
丸太を用意するのが難しい場合や初心者の方にもおすすめです。

簡単にできるスウェーデントーチの作り方【その1】

  1. ホームセンターなどで売っている角材に、ノコギリなどで十字に切れ目を入れます。
  2. 木口の中心に2mm程度のドリルで穴をあけます。
    煙突効果を高めれば完成です。

市販の木材はしっかり乾燥しているので、着火しやすいのが魅力です。

簡単にできるスウェーデントーチの作り方【その2】

  1. しっかりと乾燥した、長さのそろった薪を数本用意します。
  2. 薪を針金でぐるぐるに巻き付けます。
    束ねて固定したら完成です。

作り方は以上です。
薪はホームセンターなどもでも購入できます。
もっと手軽にスウェーデントーチを楽しみたいという方には、小枝で代用する「小枝トーチ」も良いでしょう。

簡単にできるスウェーデントーチの作り方【その3】

この作り方なら、キャンプ場に落ちている小枝で作ることができるので、荷物にもなりません。

  1. できるだけ長さのそろった小枝を束ねて、針金で固定します。
  2. 枝と枝のすき間に、さらに小さな枝をすき間ができないように差し込み、再度針金でしっかりと固定します。
  3. 上部分に落ち葉などを敷き詰めて着火剤にしたら完成です。

スウェーデントーチ作りに適した木材とは

ここで、スウェーデントーチを作るの適した丸太についてご紹介します。
太さは15~25cm、高さ30~40cm程度の丸太が、トーチ作りに手頃なサイズ感と言えます。

太さが30cm以上になると、重量もかなりのものになります。
また、大切なポイントである乾燥させるのが難しくなります。
木の種類としては入手しやすく、乾燥が必要な場合も比較的早く乾燥する、ヒノキが良いでしょう。

このほか、スギやマツなどの針葉樹なら乾燥に時間がかからず、どこでも手に入りやすいのでおすすめです。

ネット通販でもトーチに手頃なサイズの丸太が販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。

スウェーデントーチの使い方

スウェーデントーチを使う場合は、まずはキャンプ場が直火使用がOKかどうかを確認しましょう。
直火禁止のキャンプ場で使う場合は、焚き火台の上でスウェーデントーチを楽しむなど、ルールを必ず守ってください。
直火OKな場合は、焚き火台を用意する必要はありません。

火の付け方は、まずトーチの中央に着火剤を置きます。
そこに火をつけるだけなので、とても簡単です。
丸太に火が移り、白い煙が上がってきたら空気を送りましょう。

スウェーデントーチは、消火のやり方も簡単です。
完全に燃え尽きるのを待つことが難しい場合は、上から水をかけてしっかりと消火しましょう。
水を入れた金属のバケツの中に、スウェーデントーチを沈めて消化する方法ならさらに安心です。

まとめ

以上、スウェーデントーチの作り方などについてご紹介しました。

スウェーデントーチを使用して、燃え上がる炎を眺めながら家族や素敵な仲間たちとゆったりとした夜を過ごしてみてはいかがでしょう。

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