丸太に火をつけて焚き火を楽しむスウェーデントーチ。普通の焚き火とは違い見た目もおしゃれなのでやってみたいという方も多いと思います。
そこでこの記事では、スウェーデントーチとは何なのかや、材料、使い方についてをご紹介します。
スウェーデントーチが燃える時間やスウェーデントーチを使った料理もご紹介するのでぜひ参考にしてください。
スウェーデントーチとは
スウェーデントーチは、丸太に切り込みを入れて火をつけた焚き火のことで、英語でスウェディッシュトーチなどとも呼ばれています。
一度火が付くと消えることなく燃え続けます。
この原理はスウェーデントーチの仕組みにあります。
スウェーデントーチは熱が中に閉じ込められますが、切れ目から空気が入るので燃えるのに必要な条件がうまく働き火が消えることがないのです。
大きな丸太に火をつけるので、薪をくべることなく長時間焚き火が楽しめます。
切り込みから炎が見え丸太が燃え上がる様子はおしゃれですし、薪で焚き火をするのとは違った盛り上がりができます。
スウェーデントーチの材料
スウェーデントーチで焚き火をするのに必要な材料をご紹介します。
- スウェーデントーチ、丸太
乾燥している丸太を用意しましょう。
スギやヒノキ、マツなどが燃えやすく加工しやすいのでおすすめです。
- 着火剤など
着火剤や小枝、新聞などを用意しましょう。
- ライターなど
火を付けるためにライターやマッチ、チャッカマンなどを用意しましょう。
- 焚き火台
直火が禁止されているキャンプ場が多いので、焚き火台の上で焚き火を楽しみましょう。
- チェーンソー
最初から切り込みが入っているスウェーデントーチを用意する場合はいりませんが、切込みが入っていない丸太を用意する場合はチェーンソーで切り込みを入れましょう。
切り込みをいれるときは、木口からまっすぐ下に10cmほど2~4本切り込みをいれましょう。
スウェーデントーチの使い方
スウェーデントーチで焚き火をするときに必要なものを上で紹介しましたが、焚き火をするのにはどうしたらよいのでしょうか。
下記で火の付け方や消し方をご紹介します。
これが正しいというやり方はありませんが安全な方法で火をつけましょう。
火の付け方
スウェーデントーチを焚き火台の上に置きます。
スウェーデントーチの太さによっては不安定なこともあると思います。
倒れそうな場合は倒れないように、周りに薪を入れて安定させるのがおすすめです。
切れ目に着火剤や小枝などを入れてライターで火をつけます。空気が入る場所を塞がないようにし、火をつければ簡単にスウェーデントーチに火が付きます。
消し方
スウェーデントーチの火の消し方は3つあります。
1つ目は燃え尽きて消えるまで待つ方法です。
ただ火が消えるまで待つだけなので、簡単ではありますが燃焼が進むにつれてスウェーデントーチが崩れる心配があります。地面に落ちたり危険がないよう見張っている必要があります。
2つ目は水をかける方法です。
燃えているスウェーデントーチの上から水をかけて火を消しましょう。
ただし、焚き火台が急に冷やされることで傷んでしまうこともあるので注意が必要です。
心配な場合はバケツなどに水を入れてその中で消火するのもおすすめです。
3つ目は火消し壷を使う方法です。
空気を遮断し消火するので再利用ができ便利です。
消火した後は施設のルールに従って廃棄したり持ち帰りましょう。
スウェーデントーチが燃える時間を考えよう
木の種類やサイズなどによって燃える時間は異なりますが、スウェーデントーチが燃え尽きるまでには3~5時間かかります。
燃え尽きるまで焚き火をしようと考えている場合は、時間を逆算して火をつける時間を決める必要があります。
また、思っているよりも長い時間楽しめるので消火の時間が決まっているキャンプ場でスウェーデントーチを楽しむなら消火方法も考えておきましょう。
燃える時間を短くしたい場合は、切り込みを多く入れておくのもおすすめです。
スウェーデントーチで焚き火をするときは、時間に余裕を持って楽しみましょう。
スウェーデントーチを使った料理
ここまで、スウェーデントーチに火を付ける方法や消し方などをご紹介してきましたが、最後にスウェーデントーチで料理をする方法をご紹介します。
スウェーデントーチは上が平になっているので、スキレットやダッチオーブン、鉄板などキャンプの料理に使うほとんどの調理器具をそのまま置いて使うことができます。
ただし、スウェーデントーチによっては傾いてしまうものもあるので、使う器具を置いて傾かないかを確認しましょう。
スウェーデントーチの上にそのまま調理器具を置いて調理するので、火力は強めです。
いろいろな料理が作れますが、スキレットを使ってステーキを焼くなどの料理がおすすめです。
火がしっかりついてから1時間くらいが火が安定しています。時間が立つと火が安定しなくなってきますし、スウェーデントーチが崩れてくることもあるので、料理をするならこの時間にしましょう。