スウェーデントーチとは?作り方や使い方、販売場所などを紹介

最終更新日:2024/04/29

スウェーデントーチとは?作り方や使い方、販売場所などを紹介

切れ込みが入った丸太をそのまま燃やして焚き火をする「スウェーデントーチ」は、最近人気が急上昇しています。

この記事ではスウェーデントーチの基本の作り方と簡単な作り方をはじめ、着火の仕方や料理での使い方、火の消し方についてご紹介します。
また、あまりお店で見かけることのないスウェーデントーチの販売場所についてもお伝えしているので、ぜひスウェーデントーチを使用して燃え上がる炎を眺めながら家族や仲間たちとゆったりとした夜を過ごしてみてはいかがでしょう。

スウェーデントーチとは

スウェーデントーチとは切り込みを入れた丸太に直接火を付けて楽しむ焚き火のことで、「スウェディッシュトーチ」や「スウェディッシュファイヤー」、「ウッドキャンドル」とも呼ばれます。
その名の通りスウェーデンをはじめとする北欧の国々で古くから親しまれている焚き火で、一度着火すると薪をくべる必要がなく最後まで燃え続けます。

見た目もおしゃれなスウェーデントーチには一般的な焚き火と同じように眺めたり暖や明かりをとったり料理をしたり多くの楽しみ方があります。

スウェーデントーチの作り方

スウェーデントーチの作り方には、チェーンソーを使った本格的な作り方をはじめ、チェーンソーがなくても簡単に作ることができる方法もあります。
ここでは基本の作り方と簡単な作り方の両方をご紹介します。

基本の作り方

  1. しっかりと乾燥した丸太をチェーンソーの刃が入ってもぐらつかないように地面に埋めるなどしてしっかり固定します。
  2. 丸太を固定したらチェーンソーを木口から地上約10cmくらいまで真っ直ぐ下へとおろし切り込みを入れます。
  3. 1本切れ目が入ったら、丸太を90度回転させて「十」の文字になるようにまた下まで真っ直ぐとチェーンソーを下ろして切り込みを入れます。
  4. 最後に切れ込み部分に着火剤やおがくずなどを入れたら完成です。

切れ込みの数は2カ所の4分割だけでなく、3か所入れて6分割にしてもOKですが、あまり多くしてしまうとその分空気が入り炎が大きくなるので、火力が強すぎて料理がしにくくなってしまったり、思ったよりも燃焼速度が早くなってしまうこともあるので注意が必要です。また作業の際には、保護ゴーグルやグルーブ、作業服などを身に着けるなど安全に配慮して行いましょう。

簡単な作り方

  1. できるだけ長さのそろった小枝を束ねて針金で固定します。
  2. 枝と枝のすき間に、さらに小さな枝をすき間ができないように差し込み、再度針金でしっかりと固定します。
  3. 上部分に落ち葉などを敷き詰めて着火剤にしたら完成です。

これならキャンプ場に落ちている小枝で作ることができるので、荷物にもならず手軽です。このほか薪を針金でぐるぐるに巻き付けて束ねて固定する方法、市販の角材にノコギリなどで十字に切れ目を入て作る方法もあります。

スウェーデントーチの使い方

スウェーデントーチを使う場合は、キャンプ場が直火使用が大丈夫かどうかを事前に確認しておきましょう。
直火禁止のキャンプ場の場合は焚き火台の上でスウェーデントーチを楽しむなど、ルールを必ず守ってください。
直火OKな場合は焚き火台を用意する必要はありません。

焚き火初心者の方も扱いやすいスウェーデントーチの着火方法は、トーチの中央に着火剤を置いてそこに火をつけるだけ。丸太に火が移り白い煙が上がってきたら空気を送りましょう。

スウェーデントーチで料理をする場合には、鉄板やフライパンをはじめダッチオーブンやスキレットなどを直接乗せて使うことができます。ただし、火力は強めで調整が効かないため肉を焼くなどのシンプルな料理に向いています。

スウェーデントーチの消し方

スウェーデントーチの消化方法は簡単で、消し方は3つあります。

  • 燃え尽きるまで待つ
  • 水をかける
  • 火消し壺を使う

完全に燃え尽きるまで使い切るのが理想ですが、燃え尽くすことが難しい場合は上から中心に向かって少しずつ水をかけてしっかりと消火しましょう。
水を入れた金属のバケツの中にスウェーデントーチを沈めて消火する方法ならさらに安心です。

なお、使い切れなかったスウェーデントーチはしっかり乾燥させることや、水を使わず火消し壺を使って消化することで再利用することが可能です。

スウェーデントーチの販売場所

スウェーデントーチを販売しているのはネット通販サイトをはじめ、季節によってはアウトドア専門店やホームセンターでも購入できることがあるようです。

アマゾンや楽天でも手に入れることができるので、確実に購入するなら通販サイトを利用することをおすすめします。気になるお値段はサイズや木材の種類によって異なり、ひとつ1,000円台から4,000円台のものがそろっています。おしゃれなロゴ入りや何本かセットになったお得なものもあるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょう。

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