【ミニマムキャンプ】必要な装備とソロ・ファミリーで楽しむコツ

最終更新日:2022/02/13

キャンプは荷物が多くて準備が大変だからと、キャンプに出かけることを躊躇している方もいらっしゃるかもしれません。

装備を最小限に抑えたミニマムキャンプなら、荷物が少ないので準備や後片付けもラクラクです。

ここでは最近話題のミニマムキャンプの魅力や、ソロキャンプに必要なミニマム装備・ギア、冬キャンプに必要なミニマム装備などについて解説します。またミニマムキャンプをファミリーで楽しむコツについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

話題のミニマムキャンプの魅力

キャンプといえば荷物がたくさんありすぎて、準備や運搬だけでも一苦労…と感じている方も多いのではないでしょうか?

ミニマムキャンプとは、最低限の装備だけで出かけるキャンプスタイルのことをいいます。木の枝や木そのものを利用してテントを立てたりなど、現地調達可能なものは荷物リストから外すなど、いかにキャンプ道具を減らせるかに重点を置いたキャンプスタイルのことも指します。

ソロキャンプが人気の今、あえて最低限の荷物でサクッと出かけることができるミニマムキャンプが話題になっています。

最低限の道具だけを持っていくため、特にミニマムキャンプでは道具選びがとても重要だと言えます。少ないアイテムだからこそサイト自体もスッキリと見えますし、色を統一するだけでレイアウトを気にしなくてもおしゃれ感が増します。

では以下で具体的なミニマムキャンプの装備についてご紹介します。

ソロキャンプに必要なミニマム装備・ギア

ソロキャンプはテント設営から食事の準備、後片付けまですべて一人で行います。だからこそ荷物はできるだけ減らし、設営や片付けにかかる時間を減らすミニマム装備がおすすめです。
具体的なキャンプ道具選びの基準としては、なんといっても軽量・コンパクトであることと、手軽に使えることが重要です。

テント

ソロキャンプ用のテントなら小さくて軽いものが多いですが、テントをタープにすることでさらに軽量化を目指すことができます。

タープならキャンプ場の木を利用してペグなどで固定するだけで居住スペースが完成します。ただし、木など自然のものを使うのでこちらは上級者や後で出てくるバイクでのツーリングキャンプに向いたスタイルです。また悪天候の場合にも不向きですので、いきなりではなく、まずは軽量コンパクトなテント泊から始めたほうが安心です。

テーブル

調理や食事をするときに欠かせないテーブルも、できるだけ軽くてコンパクトなものがおすすめです。さまざまなアウトドアブランドから、たくさんの種類の商品がラインナップされていますが、天板を開くだけですぐに使えるワンタッチ式、軽くて持ち運びに適したアルミ製のテーブルが良いでしょう。

ランタン

夜のテントサイトを明るく照らしてくれるランタンは、ミニマムキャンプでも必要なアイテムのひとつです。
ランタンにはLED、ガス、ガソリンの3種類がありますが、携帯性に優れたLEDランタンがおすすめです。LEDランタンには薄くて軽いものや折りたたみ可能なものもそろっているので、好みのものを見つけてください。
アウトドアシーンのみならず、災害時にも活躍するコンパクトなランタンはひとつあるだけでとても便利です。

調理器具

調理器具にはさまざまなものがありますが、ミニマムキャンプならメスティンひとつをとことん使い尽くしてみるのはいかがでしょう?
メスティンなら、ご飯を炊くことはもちろん、煮る、焼く、茹でるなどあらゆる調理が可能。しかも、作ったあとはそのまま食器としても使えるのでとても便利です。

メスティンと一緒に使うシングルバーナーも、コンパクトなものが◎。

このほか、コンパクトチェア、マットなどがあれば最低限のギアがそろいます。もちろん、自分にとって欠かせないアイテムは忘れず持っていきましょう。

冬キャンプに必要なミニマム装備

人が少なく、日常の喧騒から離れて静かな時間を満喫できる冬のソロキャンプ。
寒さ対策グッズは必須アイテムのため、どうしてもほかの季節よりも荷物が多くなってしまいますが、ここでは冬キャンプに必要なミニマム装備をご紹介します。

  • 冬向きのテント・防寒マット
  • 冬用のシュラフ
  • 暖房器具
  • 焚き火台

夏ならまったく必要のないアイテムが冬だと必須になります。少しお値段も張るものが多くなってしまいますが、防寒対策はしっかりと行ってください。またテントで暖房器具を使用する際は、一酸化炭素警報器を必ず用意することもお忘れなく。

バイクでのツーリングキャンプこそミニマム化して快適に

バイクでツーリングキャンプを楽しむなら、荷物のミニマム化は絶対条件のひとつです。
バイクの場合、もともと持っていくことのできる荷物には限りがあります。そのため、「ソロキャンプに必要なミニマム装備・ギア」のところでご紹介したアイテムをすでにお使いの方もいらっしゃるでしょう。
荷物の量の目安としては、容量40L~55Lのバックパックにきちんと収まる程度を目指しましょう。随分と手軽に出かけられるようになりますよ。

ミニマムキャンプをファミリーで楽しむコツ

人数が多いファミリーキャンプでも、ミニマムキャンプを楽しむことはできます。今まで持って出かけていたキャンプ道具の中から削れるものを削って荷物を減らしてみましょう。
できるだけ荷物を減らしたいなら、日差しがガンガン差し込む季節以外はタープはなくせるかもしれません。また最近人気のローキャンプなら、マットを敷いてお座敷スタイルで過ごせるので、これまで必須アイテムであったチェアも必ずしも必要ではありません。
またエアマットがなくても厚手のマットがあればなんとかなります。キャンプの時にシュラフを使用していない方も実は多く、蒸し暑い夏キャンプなどではシーツを掛け布団代わりに使うこともできます。

キャンプアイテムはそろえるとキリがありません。アイテムが少ないと多少は不便に感じるかもしれませんが、不便を感じるのもまたキャンプの醍醐味ではないでしょうか。
一度アイテムから外した荷物も、本当に必要に感じれば次回からまた持参すれば良いだけです。本当に必要なものは持っていくので、取り返しがつかないことはほとんどありません。ぜひソロはもちろん、ファミリーでもミニマムキャンプを楽しんでみてはいかがでしょう。