家族でキャンプをしたいと思っているけど、荷物がどのくらいになるのか想像できない方も多いのではないでしょうか。
テントやタープ、コンロやクーラーボックスなど大きなアイテムがたくさんあるので、車に乗らないのではないかと心配になる方もいると思います。
そこで、この記事ではファミリーキャンプに必要なアイテムや、おすすめな車、セダンでのキャンプやレンタカーで楽しむことについてご紹介します。
おすすめのキャンプ道具の選び方や荷物の乗せ方もご紹介するのでぜひ参考にしてください。
家族4人でキャンプするのに必要なもの
キャンプ初心者の方は、キャンプをするのに荷物がどのくらいの量になるのかが想像できない方も多いと思います。そこで、ファミリーキャンプに必要な持ち物一式をリストでご紹介します。必要なアイテムを確認しましょう。
- テント
- タープ
- ペグ、ペグハンマー
- シェラフ
- フロアマット
- グランドシート
- テーブル
- チェア
- コンロ、焚き火台
- クッカーセット
- 調理器具
- 食器類
- 照明
- クーラーボックス
- タオル
- 洗剤、スポンジ
- ゴミ袋
- ティッシュ、ウェットティッシュ
- 洗面用具&お風呂セット
- 軍手
- 炭、着火剤など
- 着替え
- 防寒着
- 救急セット
その他にも、ラップやキッチンペーパーなどあると便利なアイテムはたくさんあります。キャンプの荷物は、自分がキャンプ場に行って過ごすことを想像しながら考えることがおすすめです。
また、初心者の方が忘れがちなのが防寒着です。標高1000mのキャンプ場では平地と比べると6度低いと言われているので、夏でも涼しく感じます。夜になるとさらに温度が下がるので、夏でも寒さを感じることがあります。思っていた以上に寒いことも考えられるので服装には注意が必要です。防寒着は必ず持っていきましょう。
家族4人でキャンプするのにおすすめな車
家族でキャンプをするときは、ソロキャンプとは違い1つ1つのギアが大きくなりますし、人数分の着替えや食料を持つのでどうしても荷物が多くなります。
そこで心配になるのが車に荷物が乗せられるかどうかではないでしょうか。キャンプをするのにはどのような車がおすすめなのでしょうか。
SUV
SUVはレジャーやスポーツに適した装備を持っているので、アウトドアに一番おすすめする車です。
4WDでタイヤが大きいものが多いので、舗装されていないようなキャンプ場でも快適に走れます。
SUVでおすすめの車種は、ジムニーシエラ、ランドクルーザー、エクストレイル、フォレスター、cx-5などです。
ミニバン
ミニバンはシートが3列あるワゴンタイプの車なので、車内の空間が広くキャンプでも問題なく荷物が乗せられます。
窓も大きいことが多いので、景色を楽しみながら移動できるのもおすすめのポイントです。
ミニバンでおすすめの車種は、シエンタ、セレナ、デリカ、ステップワゴン、ヴォクシー、エルグランド、アルファードなどです。
軽自動車
軽自動車は荷台が狭いので荷物を最小限に減らしたり、テントなどのギアを小さくするなどの調節は必要になりますが、中の空間が広く作られている軽自動車ならファミリーキャンプの道具を積み込むことが可能です。
足元にも荷物を置くなど空いている隙間に荷物を積むことになるので、移動中窮屈に感じることもあります。軽自動車でのキャンプは近場のキャンプ場を選ぶことがおすすめです。
軽自動車でおすすめは、ウェイク、タント、タフト、N-BOX、ハスラー、ジムニーなどです。
また、荷室が大きく作られた軽バンもおすすめです。宅配の車として使われれることが多い車ですが、荷物がたくさん乗るように考えられた車なのでキャンプの道具が乗せやすいです。
セダンでもキャンプはできる
トランクが独立しているセダンは収納スペースに限りがあるので、荷物を減らしたりギアを小さくするなどの調節が必要になりますが、セダンでもキャンプに行けます。
セダンでキャンプに行くメリットは、ゴミなど臭いのするものを車に積んでも座席とトランクが別なので気にならないことです。
また、レヴォーグなどのスポーツタイプの車でも、荷台が大きく作られていれば荷物を積むことができますし、ソリオやクロスビーなどの軽自動車ではないけど、コンパクトなタイプの車でも荷物の調節をすればキャンプに行くことができます。
レンタカーでキャンプを楽しむ
軽自働車など荷物を乗せるスペースがあまりない車だと、持っていけるアイテムに限りがあり、自分が楽しみたいキャンプをすることができないということもあると思います。
荷物が乗らない場合は、車をレンタルしてキャンプに行くこともおすすめです。大きな車を借りれば荷物を気にせずにキャンプに行くことができます。
また、テントなどはかさばり荷物になるのでコテージを借りて楽しむのもおすすめです。
キャンプのために車を買い換えるというのは現実的ではありません。お持ちの車がキャンプに向いていない場合は、車を借りたりコテージを借りたり、キャンプ道具が借りられるキャンプ場に行くなどしてキャンプを楽しみましょう。
おすすめのキャンプ道具の選び方
キャンプ道具はかさばるものが多く場所を取ります。コンパクトな道具は持ち運びが便利なだけでなく、使わないときもコンパクトに収納しておくことができます。
キャンプのスタイルによっては大きなアイテムが良い場合もありますが、下記ではキャンプで必要な主な道具をよりコンパクトに選ぶおすすめの選び方をご紹介します。
テント
テントはキャンプ道具の中でも大きなアイテムです。種類によってはとてもかさばり荷物になるので、よりコンパクトに収納できるタイプのテントを選ぶことがおすすめです。
コンパクトで初心者でも簡単に設営できるおすすめのテントは、ドーム型のテントです。
ドーム型のテントは軽量で携帯性を重視したタイプが多いので、よりコンパクトにしたい場合におすすめです。
また、テントには3、4人用など収容人数の記載がある場合があります。1人分余裕のあるテントを選ぶことでゆったりとしたスペースを持つことができます。
耐久性は落ちますが、ワンタッチで簡単に設営できるテントはキャンプ初心者でも安心です。
タープ
雨や日差しを遮るタープはあると便利なアイテムです。荷物を減らすためにタープをなくそうと考える方も多いと思いますが、強い日差しを浴びながらのキャンプは危険ですし、突然雨にふられた時に困るので、持っていくことがおすすめです。
タープはコンパクトで軽量なものがたくさん販売されています。収納したときの大きさを確認するのはもちろんですが、タープを設営したときの大きさを確認し購入しましょう。
また、タープではなくシェルターなどを設営し、その中に小型のテントを設営するカンガルースタイルというキャンプスタイルも人気があります。
シェルターはタープのような開放感がありながらも、プライベートな空間が作れますし、シェルターの中にテントを設営するのでより寒さを凌ぐことができます。
テーブル
ご飯を作るためだったり、食事をするのに必要なのがテーブルです。テーブルにはいろいろな種類があり、熱いものが乗せられるステンレス製のテーブルや、見た目がおしゃれな木製テーブル、中央が空間になっていてコンロなどが入れられるようになったテーブルなどさまざまな種類があります。
キャンプサイトに置く机はレイアウトを大きく左右します。キャンプをする人数に合った大きさを選ぶことはもちろんですが、選ぶときにはサイズはもちろん高さと収納の仕方を確認しましょう。
高さ
キャンプ用のテーブルは高さによって「ローテーブル」と「ハイテーブル」に分けられます。
ローテーブルは高さが30cmほどの低いタイプで、ロースタイルで過ごす方向けのテーブルです。地面との距離が近いのでより自然を感じやすくゆったりと過ごせます。
ハイテーブルは高さが70cmほどの高さで、ハイスタイルで過ごす方向けのテーブルです。立ったまま調理ができますし、テーブルに合った高いチェアがあると座ったり立ったりの動作が楽です。
テーブルは高さによってスタイルが変わるので、自分のスタイルに合わせて選ぶことがおすすめですが、よりコンパクトにしたい場合はローテーブルを選ぶことがおすすめです。
収納
テーブルの収納方法にも種類があります。組み立てが簡単なのは脚を折りたたんで収納するタイプのテーブルですが、折りたたむだけのタイプなので天板の半分の大きさにしかならずかさばります。
よりコンパクトに収納できるのは、天板をくるくると丸めて収納できるロールテーブルです。
天板と脚を外して収納しますが、組み立てた脚に天板を乗せるだけで設置できるので簡単に組み立てができます。
また、コンパクトなだけでなく、収納したときに天板がむき出しにならないので汚れずに衛生的に使えます。
クーラーボックス
クーラーボックスは食品を保管するのにとても重要なアイテムです。クーラーボックスには、ハードタイプとソフトタイプがあります。
ソフトタイプは収納面に優れていますが、ハードタイプのクーラーボックスのほうが保冷力があるのでおすすめです。
クーラーボックスはあまり小さいものだと食料が入らず困りますし、大きすぎるとかさばり荷物になります。
ファミリー向けなら、30~50Lほどの容量のクーラーボックスを選ぶことがおすすめです。
また、大きなクーラーボックスは乗らないという場合は、いくつかに分けるという手もあります。かさばるアイテムなので自分にあったものを選ぶことが重要です。
クッカー
調理をするには鍋などが必要になりますが、鍋やフライパンなどを別々に持っていくととてもかさばり荷物になることがあります。
そこでおすすめなのが、フライパンや鍋などがセットになったクッカーセットです。
マトリョーシカの様にフライパンや鍋などを重ねることができるので、とてもコンパクトにまとまります。
キャンプ道具の乗せ方
ここまで、キャンプをするのに必要な道具やおすすめの車や、よりコンパクトなアイテムを選ぶ方法などをご紹介してきましたが、最後に車にキャンプ道具を乗せるときのおすすめの乗せ方をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
車に荷物を乗せる前に、まずは乗せる荷物を一式準備します。車に荷物を乗せる時の考え方の基本は、重いものは下に置くことです。
テントやタープを乗せ、チェアを上に乗せます。テーブルはタイプにもよりますが、ロールタイプならチェアと一緒に乗せましょう。折りたたみタイプなら、立てて隙間に乗せましょう。
次にマットを隙間に乗せ、手前にクーラーボックスを積みます。シェラフや洋服などが入ったバッグはクッション代わりにもなるので、車と荷物の隙間を埋めるように乗せるのがおすすめです。
食器や調理器具は衝撃で音が鳴りますし、ランタンなどの照明器具は衝撃で壊れてしまうことが考えられるので、中央に乗せ周りにクッションになるものを乗せ衝撃を抑えましょう。
荷物を乗せるときは隙間を作らないように乗せるのがコツです。タオルや毛布などをうまく使って荷物が動かないように乗せましょう。