暑い夏に食べたくなる冷たい料理。キャンプでBBQも良いけれど、冷たい料理が食べたくなった時は、手間がかからず、簡単に少ない材料で楽しめるレシピがおすすめです。
そこで、今回の記事では、キャンプ場で短時間でできる簡単な冷たい料理の他に、急な寒さがやって来た時に役立つ温かいお助けレシピをご紹介します。
難しい材料、調理法の必要のない、キャンプでできるレシピばかりを集めましたので、ぜひご覧ください。
夏のキャンプは冷たい料理で楽しもう
気温の高い夏のキャンプでは、炭火を使った豪快なBBQや、たき火を使ってじっくりと煮込む料理などは、「暑くてイヤ」と思う方も多いと思います。
特に、夏バテ気味で食欲がない、もしくは暑すぎて料理をしたくない。
このような時は、冷たい料理で少しでも体力を回復したり、気持ちをすっきりさせて思い切りキャンプを楽しみましょう。
夏バテの症状は、主に「食欲の低下」や「体がだるい」など人それぞれです。
このような時には「食べられるもの」をとにかく口にすることで回復する場合があります。
特に夏のキャンプでは、暑さのあまり冷たい飲み物ばかりを選んでしまいがちですが、この冷たい飲み物を取りすぎも夏バテの一因となる場合も考えられます。
そこで、今回ご紹介するレシピは、夏バテ気味の体でも、簡単に、そしてできるだけ少ない材料で調理できるレシピを厳選しました。
家族で役割分担をしながら、楽しく冷たい料理を楽しんでください。
夏のキャンプにぴったりの冷たい料理用食材
夏のキャンプでおすすめの冷たい料理は、火を通さない、もしくはそのまま食べられる食材を使うと簡単に調理ができます。
火を通さない料理の代表的な食材は「野菜」です。
さまざまな栄養素を含む野菜は、彩りが鮮やかなものを選ぶことで、食欲を高めます。
特に冷たい料理におすすめの野菜は
・トマト
・きゅうり
・パプリカ
・にんじん
など、サラダでそのまま食べられる野菜です。
火を通す必要のある野菜でも、自然解凍が可能な冷凍食品を使うことで、簡単に冷たい料理に取り入れられます。
中でも、ブロッコリーやとうもろこし、アスパラ、オクラなどは、彩りも良く冷たい料理に取り入れる野菜としておすすめです。
野菜以外の食材では、豆腐や梅干、チーズやかまぼこ、生ハムなどが便利です。
このような食材はそのまま食べられる食材として、冷たい料理にぜひ取り入れてほしい食材です。
暑い中での調理が面倒な場合は
できるだけキャンプ場で火を使わずに調理をして冷たい料理を楽しむには、ある程度の下準備を自宅で行っておくこともポイントです。
そのためには、あらかじめ食材に火を通しておく、食材を切っておく、味付けまでを完成させておくなど、暑い中でのキャンプ料理を楽にするポイントをおさえることが大切です。
自宅で下準備、または調理しておくと便利なメニューは、メインとしてもおつまみとしても活用できるローストビーフや鶏ハムなどです。
その理由は、ローストビーフや鶏ハムは、前日に作って置くことで、キャンプ場では切り分けるだけですぐに食べることができるからです。
また、サラダなどのトッピングとしても使えるので、時間がある時はぜひこのような下準備をしておくことをおすすめします。
暑い夏のキャンプにおすすめ・冷たい料理のレシピ
それでは、夏のキャンプにおすすめの冷たい料理をご紹介します。
とても簡単なレシピなので、家族で分担して作ることで、素早く完成します。
【とりあえずの色とりどり中華風サラダ】
サラダはドレッシングを工夫することでアレンジが無限大で、BBQの箸休めにもおすすめです。
材料
- トマト
- きゅうり
- アボカド
- レタス
- わかめ
- ごま油
- しょうゆ
- 酢
- 砂糖
- こしょう
- ごま
作り方
- トマトときゅうり、アボカドを一口大に切り、わかめと混ぜ合わせておきます
- レタスを適当な大きさにちぎってお皿に敷き、①を盛り付けます
- ボウルにしょうゆと酢、ごま油、砂糖、ごまを入れて混ぜ合わせます
- 味を確認しながらこしょうで味を調えます
ドレッシングの調味料の割合はお好みでOKですが、しょうゆと酢が大さじ2、砂糖とごま油は大さじ1がおすすめの分量です。
また、にんにくチューブや、ツナ缶などを加えると違う味わいのドレッシングに変身します。
このドレッシングは、サラダの他に、冷奴にも合います。
【冷や汁ごはんで栄養補給】
宮崎県の郷土料理「冷や汁」にごはんをプラスしたレシピです。
キャンプで作る冷や汁は、火を使わずに、便利な缶詰を使って簡単に冷たい料理を楽しみましょう。
材料
- ごはん
- サバのみそ煮(缶詰)
- きゅうり
- みょうが
- 青しそ
- 豆腐
- 白ゴマ
作り方
- ごはんを器に盛り付けおきます
- きゅうりとみょうがは薄い輪切りに、青しそは細切りしておきます
- サバのみそ煮缶をフォークなどでつぶし、汁ごとごはんにかけます
- 手でちぎった豆腐をその上に乗せ、ごまを散らして完成です
- 味が足りない場合はしょうゆや塩で調節しましょう
- おろししょうがやわさび、一味とうがらしなどを加えると大人の味に変身します
ごはんは、焼きおにぎりなどを代用してもOKです。
【自由なトッピングで楽しむざるうどん】
つるっとしたのど越しのざるうどんは、トッピングをちょい足しするだけで、楽しくて冷たい料理としてキャンプを盛り上げます。
キャンプでうどんを使うのなら、一番のおすすめは冷凍うどんです。
冷凍うどんは茹で時間が比較的短く、クーラーボックス内での保冷剤の役割も果たす優れものです。
材料
- 冷凍うどん(人数分)
- めんつゆ
作り方
- めんつゆはお好みの濃さに水で調整します
- 冷凍うどんはパッケージに記載されている方法で茹でて、冷水でしめます
おすすめのトッピング
- 梅干とみつば
- 大根おろしと揚げ玉
- 温泉卵とわかめ
- 明太子とマヨネーズ
- 生卵と納豆
- 揚げナスとごま
このようなトッピングに、小口ねぎやおろししょうがを加えるだけでおいしいざるうどんが完成します。
めんつゆ以外にも、ぶたしゃぶなどをトッピングするなら、ごまだれや、ぽん酢しょうゆなどもおすすめです。
めんつゆに、ごま油やカレー粉などを合わせると、風味の違うざるうどんも楽しめます。
また、うどんの他にも短時間で茹で上がるそうめんのトッピングとしても活躍します。
さらに、お子様に人気のカニかまや卵焼きなども食欲をそそるトッピングとして利用するのも良いでしょう。
【おつまみにも便利なアレンジ冷奴】
冷奴は豆腐を切って、好きなトッピングで楽しめる究極の簡単で冷たい料理です。
冷奴におすすめのトッピング
- 刻みしょうがとごまドレッシング
- 食べるラー油と小口ねぎ
- なめ茸と刻み青しそ
- キムチと韓国海苔
- 塩こんぶとごま油
冷奴の定番と言えば、刻みねぎにすりおろししょうが、そしてしょうゆですが、キャンプで冷奴を楽しむなら、ちょっとだけアレンジをしたトッピングを試してみませんか?
冷たい料理ばかりで体が冷えてしまったら
冷たい料理や冷たい飲み物ばかりで体が冷えてしまった時は、ふと温かい料理が食べたくなるものです。
暑い夏のキャンプでも、天気によって気温が低かったり、朝晩は冷え込む場合もあります。
このような時には、温かい料理で体をぽかぽかにしましょう。
また、先ほどご紹介した、冷や汁ごはんや、冷凍うどんなどは、温めて調理をすることで、寒い日のキャンプ料理に代用できます。
それでは夏のキャンプにおすすめの温かい料理をご紹介します。
【インスタントラーメンでサンラータン麺】
食材を下準備をしたり、お湯を沸かす時間を加えても10分程度で完成するインスタントラーメンは、寒い夏の日のキャンプの最高の味方です。
材料
- インスタントラーメン(しょうゆ味・塩味)
- もやし
- 溶き卵
- 酢
- ラー油
- かたくり粉
- 小口ねぎ
作り方
- パッケージに記載されている水を鍋で沸かし、インスタント麺を入れ、表示よりも1分程度短く茹でます
- 鍋に付属のスープともやし、酢をいれてよく混ぜます
- 溶き卵を加えて、火を止め、水溶き片栗粉をくわえてとろみを出します
- 最後にラー油と小口ねぎをかけて完成です
- 白ゴマやしゃぶしゃぶ用の肉などを加えてもおいしく仕上がります
- 酢の量はお好みの加減でOKです
【暑い夏こそスタミナ抜群の餃子鍋】
冬に活躍する鍋ですが、暑い夏の夜に食べる辛い鍋は、汗をかきながら笑顔になれる魔法の料理です。
材料
- 坦々ごま鍋の素(もしくはキムチ鍋の素)
- 餃子(チルドOR冷凍)
- にら
- もやし
- きゃべつ
- 豆腐
- 冷凍うどん(もしくはインスタントラーメン)
- 一味とうがらしやラー油などのお好みの辛味調味料
作り方
- 野菜と豆腐を一口大に切ります
- 鍋に坦々ごま鍋の素を入れ火にかけます
- 鍋の素が沸騰したら冷凍うどん以外の具材を入れて煮込みます
- すべての具材に火が通ったら完成です
- お好みで一味唐辛子やラー油をトッピングすると辛さが増します
- 残りの汁に冷凍うどんを入れて〆を楽しみましょう
鍋に入れる具材は、好きな野菜でOKです。
キャンプ場近くにある農産物の直売所や、道の駅などで旬の野菜などを使う方法もおすすめです。
冷たい料理の後は冷たいデザートがキャンプの定番
冷たい料理を食べても、まだまだ暑い時には、手軽に作れる冷たいデザートが1番です。
しかし、手間のかかるデザートは作りたくない。そのような方におすすめのデザートは「フルーツポンチ」です。
好きな果物をスプーンでくり抜く、もしくはカットしてサイダーなどに漬け込むだけで簡単に完成します。
果物の甘さとサイダーのしゅわしゅわが夏のキャンプを盛り上げます。
残った果物などは、ワインなどに入れると簡単なサングリアが出来上がります。
キャンプで冷たい料理を作る時の注意点
キャンプで冷たい料理を食べたいと思う時期は、人によって違いますが、夏のキャンプでは、とにかく気温が高いことが多く、気を付けるべき注意点はいろいろとあります。
夏のキャンプで一番気をつけるポイント、それは「食材の保冷」です。
冷たい料理を作る時は、食材をクーラーボックスで調理の直前まで冷やしておく、そしてクーラーボックスを含め、調理器具などの衛生面を気をつけるようにしましょう。
また、冷たい料理や冷たい飲み物のとり過ぎは、胃腸に負担がかかる可能性があります。
適度に温かいものを取り入れて、暑い夏のキャンプを楽しく過ごしましょう。