【キャンプでハンモック】選び方や木への吊るし方を解説

最終更新日:2023/12/09

【キャンプでハンモック】選び方や木への吊るし方を解説

キャンプをより楽しく寛げる空間へと導いてくれるアイテム「ハンモック」。
「自然を感じながらハンモックに揺られてみたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
・ハンモックの魅力
・キャンプに最適なハンモックの選び方
・ハンモックの木への吊るし方と基本の使い方
・冬キャンプでハンモックを使って寝る方法とポイント
・ランキング上位のおすすめハンモック
の5つの項目に絞ってご紹介します。

キャンプで楽しむハンモック-ハンモックの魅力とは

ハンモックは本来、寝る際に動物や害虫から身を守るために使われた寝具で、普及してからは揺れの激しい船上で重宝されてきました。
現在は吊るして使うだけでなく、2人乗りのものや椅子になるものなど、機能性豊かなハンモックが増え、キャンプ場でもハンモックを愛用している方が増えました。

ハンモックの魅力

  • 地面の影響を受けずに寛げる
  • キャンプサイトがおしゃれになる
  • キャンプだけでなくお家でも使える

キャンプ場でテントを張る際に気になるのが地面の凸凹。その凸凹をなくすためにシートやマットを敷いて寝心地が良くなるよう工夫するのですが、ハンモックは吊るして使うので地面の影響を受けることがありません。また、ハンモックがあるだけでインスタ映えするおしゃれなサイトになります。
キャンプ場だけでなく家でも使えるのは大きな魅力。家でのリラックスタイムに最適で、おしゃれなハンモックもありインテリアにもマッチします。

キャンプに最適なハンモックの選び方

最近は色々な種類のハンモックが販売され、店頭でも見る機会も増えてました。
そこで、キャンプに最適なハンモックの選び方についてご紹介します。

ハンモックの種類

ハンモックには、自立式、非自立式の他、蚊帳付き、ハンモックチェアの4種類あります。それぞれメリット、デメリットがあるので、キャンプスタイルに合ったハンモックを選ぶことが大切です。
購入の際の参考にしてください。

設置場所を選ばない自立式ハンモック

自立式ハンモックのメリットは、場所を選ぶことなく好きなところに設置できること。木や金具やロープなど必要ないので気軽に使用でき、吊り下げる必要がないため室内でも使用できます。ただ自立式は足がついているので、重量があり持ち運びしにくく荷物になります。

コンパクトで持ち運びに便利な非自立式ハンモック

木や柱に吊り下げて使うので、自立式よりも軽量でコンパクトに収納でき持ち運びに便利。より自然を感じながらハンモックを楽しめますが、設置場所が限られ、ロープを結ぶ技術が必要なので、初心者の方は慣れるまで苦労します。

嫌な虫をシャットアウトできる蚊帳付きハンモック

夏キャンプで気になるのが蚊やハエなどの虫。蚊帳付きハンモックなら嫌な虫を寄せ付けず、通気性も保たれたまま使用できるので、お昼寝やハンモック泊の際に虫を気にすることなく快適に眠れます。夏キャンプに最適ですが、他のハンモックよりも価格が高めです。自立式と非自立式があります。

心地よい体制でリラックスできるハンモックチェア

一般的なアウトドアチャアとは異なり、重心のかけ方によって心地よい体制を作れるハンモックチェア。自立式と非自立式があります。注意したいのが耐荷重。子供と一緒に座るなど使うシーンを想定した上で、耐荷重は余裕を持って選ぶと安心して使用できます。

ハンモックの素材

ハンモックを選ぶ際は素材選びも重要なポイント。ハンモックに使わる主な素材は以下の4つ。

  • オーガニックコットン
  • コットン
  • ハマテック
  • パラシュートシルク

オーガニックコットンやコットンは柔らかく肌に優しい素材。お昼寝には最適な素材ですが、雨や汚れに弱いのが弱点。どちらかと言えば室内用として選ぶ際におすすめです。
ハマテックはアウトドア向けに開発された化学繊維の素材で、コットンと比べると肌触りは劣りますが、紫外線に強く、耐久性・速乾性に優れているのでキャンプに最適です。
パラシュートシルクはその名の通りパラシュートのために開発された生地で、軽量・コンパクト、破れにくく通気性に優れているので、ソロキャンプや登山を伴うキャンプに向いています。

また、ハンモックにはデザイン性が高くおしゃれなクロスタイプと、寝心地が良くフィット感に優れたネットタイプの2種類あるので、素材と照らし合わせて選ぶとより好みのハンモックを選ぶことができるでしょう。

ハンモックの木への吊るし方と基本の使い方

自立式ハンモックは引っ掛ける場所がなくても広げるだけで設置できるので簡単ですが、非自立式と言われる吊り下げ式のハンモックは2本の木の間に吊るすか、もしくは片側にスタンドを使って吊るすしか方法がありません。
そこで、非自立式ハンモックの木への吊るし方と使い方についてご紹介します。

ロープを用いて木への吊るす方法

  1. ロープを半分に折って二重にし、輪っか側を木に回します。
  2. 通したロープを引っ張ってしっかり締めます。
  3. 二つ折りしたロープの端をハンモックの後ろ側から輪の中に通す。
  4. 手前に出たロープを後ろ側へ回し、ハンモックの輪に通したロープの下に入れて引っ張り、ロープを締めて完成。

高さ2m以上、2本の木が3m~6m位離れているものがベスト。ぶら下がったりして木がハンモックを吊るしても耐えられるかの確認をしましょう。紐を結びつける際は木を保護するためにタオルなどを巻くことが大切です。同様の方法で片側にスタンドや車を使っても吊るすことができます。

基本の使い方

  1. ハンモックの生地を両手を使って広げます。
  2. 中心に腰を下ろし、上体を倒してから足を上げて伸ばせば完成です。

後は体勢を変えながら寝心地が良いポジションを探せばOK。少し斜め方向に寝転ぶと背筋を伸ばすことができます。大型のハンモックなら横向きで寝ることもできるでしょう。
木に取り付ける場合は少し高めを意識すると気持ちよく乗れます。

冬キャンプでハンモックを使って寝る方法とポイント

夏キャンプで使うことが多いハンモックですが、冬キャンプでも「ハンモック泊」を楽しめます。
まずはハンモックを設置する場所ですが、ハンモックは下から冷気を奪われやすいので、冷気が溜まりやすい低地は避け、少し高くなっている場所を選ぶようにしましょう。
ハンモック泊ならテントではなく大型のタープでOK。形状なら六角形のヘキサがおすすめ。

冬キャンプはとにかく寒いので、ダウンなどの中綿が入ったキルトでハンモック下部もしくは全体を包み込むと、冷えやすい背中部分を保温することができます。それでも心配な場合は、寝袋の中にエアーマットなどを入れると安心です。
ちなみに寝袋は、筒型よりもマミー型の方がハンモックの形状にマッチするのでおすすめです。

ランキング上位のおすすめハンモック

次にランキング上位にあるおすすめのハンモックを厳選してご紹介します。

ロゴス 3WAY スタンドハンモック 73178008

ハンモック・ハンモックチェア・ハンガーラックの3つの使い方ができる3wayハンモック。価格は高めですが質が良く、キャンプ場はもちろん室内使いにもおすすめです。接地面に合わせて先端部が可動する脚フレームで、座面はコットン生地で肌触りは抜群。収納バッグ付きで持ち運びにも便利です。
【総重量】約10.7kg
【耐荷重目安】約100kg

コールマン パラシュートハンモック

非自立型吊り下げ式の縦横両方で使えるワイドサイズのハンモック。軽量・強度があるパラシュートクロスを採用。別売りでハンモックスタンドがあります。
【総重量】約800g
【耐荷重目安】約180kg

キャプテンスタッグ ホリディ モスキートハンモック

非自立式蚊帳付きの、ファミリー層や初心者の方にも楽しめるハンモック。裏返して使えば普通のハンモックとしても使え、収納袋付きなのでコンパクトに収納でき持ち運びも便利です。自立式ハンモックスタンドがあるので組み合わせて利用するのもおすすめです。
【総重量】500g
【耐荷重目安】約80kg

キャンプ場で非自立式ハンモックを使用する際の注意点

  • 林間のキャンプ場を選ぶこと
  • 木を保護すること
  • 慣れないうちは低い位置に設置すること
  • 乗る前にロープがしっかり結ばれているか確認すること

ハンモックを吊るすことを禁止しているキャンプ場もあるので事前に確認を。
また、全国にはハンモックスタンド付きのキャンプサイトや、ハンモック本体をレンタルするキャンプ場もあるので、初心者の方はそうしたキャンプ場を利用するのもおすすめです。

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