寝室とリビングが一体化したツールームテント。使い勝手がよくキャンプ初心者の方にも人気のテントですが、リビングスペースとなる全室のレイアウトに悩む方が多い印象です。
そこで今回は、ツールームテントのレイアウトについてご紹介します。
他にも、ツールームテントとタープを使ったレイアウト、冬キャンプ、グループキャンプでのツールームテントのレイアウトについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
キャンプのレイアウトで悩まないツールームの魅力
寝室とリビングの2つのスペースを確保できるツールームテント。
寝室となるメインテントとは別に広く開放的なリビングスペースを確保できるため、食事スペースや荷物置き場として活用できる他、タープの必要がなくレイアウトに悩まないことから、キャンプ初心者からベテランの方まで幅広い層に支持されています。
ツールームテントの6つの魅力
- 設営しやすくレイアウトに悩まない
ツールームテントはテントとタープを個別で張るよりもレイアウトに悩まないので設置や撤収が楽に行えます。
- 部屋のように使える
寝室スペースとリビングスペースが一体化しているので、生活動線が広々として使い勝手がよく、部屋のように使えて大変便利です。
- スペースを無駄にせずコンパクトに設置できる
区画サイトの場合、テントとタープが別だとある程度スペースが必要ですが、ツールームテントの場合スペースを無駄にせずコンパクトに設置できます。
- 天候が悪化しても安心して過ごせる
ツールームテントはフルクローズできるので、天候が悪化しても雨風を心配することなく快適に過ごすことができます。
- テントとタープ別で買うより安い
テントとタープを別で買うより安いツールームテントも多いため、キャンプ初心者の方は初期費用を抑えることができます。
- テントの中で荷物を保管できる
テントの中で荷物を保管できるため、荷物を管理しやすく、野生動物に食材を荒らされる心配もありません。
ツールームテントはレイアウトに悩まないのでキャンプ初心者の方におすすめですが、サイズが大きく、ポールやペグなどの道具も多いので、慣れるまでは設営が大変です。説明書をよく読んで手順を確認しながら設営していきましょう。
キャンプを快適にするツールームテント内のレイアウトのコツ
ツールームテントはレイアウトに悩まない反面、自由にレイアウトができないという欠点があります。特にリビングスペースは導線を考えてレイアウトしないと使い勝手が悪く不便です。
そこで、すっきり快適な空間にするためのレイアウトのコツをご紹介します。
全室・リビングスペースのレイアウトのコツ
コツは、中心にテーブルや椅子を置いてリビングエリアにし、幕内に沿ってクーラーボックスやテーブルなどのキャンプギアを置くこと。どんな形のテントでも応用でき、空間が広々と使えスッキリします。
テントが小さく荷物も少ない場合は、片方の幕内に沿ってキャンプギアを置き、もう片方にテーブルや椅子を配置してもOK。導線が確保できスッキリします。小さなお子様がいたり、キャンプギアがロースタイルの場合は、リビングスペースにシートやラグを敷いてお座敷スタイルにするのもおすすめです。
ツールームテントとタープを使ったレイアウト
ツールームテントとタープを使用する場合、この2つをどう張るかレイアウトを考える必要があります。
ポイントになるのがサイト全体の広さ。
フリーサイトであればレイアウトが自由ですが、オートサイトなど区画分けされたサイトの場合はスペースが限られているため、予めレイアウトを考えなければタープを張るスペースがなくなるなど失敗します。
おすすめレイアウト2例
一番スタンダードなレイアウトは、縦長のツールームを活かしてサイトに対して縦向きに張る方法。タープをキッチンの屋根代わりとして活用できます。
また、横幅に余裕があるサイトや、トンネル型のカマボコテントのようにコンパクトなツールームテントなら、サイト奥に横向きに張り、テントのキャノピードアを通路にしてタープを張る方法もおすすめ。BBQや焚き火をするスペースが作りやすくなります。
いずれにしてもテントとタープを張る場合、サイト内にあるシンク・電気・植樹の配置を確認することが大切でしょう。
冬キャンプならではのツールームテントのレイアウト
ツールームテントはオールシーズン使えますが、実は一番活躍するのが冬キャンプです。
焚き火は外でしかできなく、焚き火の近くにいても寒さに耐えられないことが多いですが、ツールームテントならストーブでテント内を暖めることもでき、寒さをしのぎながら食事ができます。暖房器具を活用することで暖まりながら快適に過ごすことができるので、寒さ対策を前提としたレイアウトを考えましょう。
冬キャンプにおすすめのテント内レイアウト
冬キャンプは防寒対策が必須。そこでおすすめしたいのがお座敷スタイルです。
全室のリビングスペースは、換気のためのベンチレーション以外はフルクローズで。シートやラグ、ホットカーペットなどを使って地面からの冷気をシャットアウトしましょう。
お座敷スタイルなので、ローチェアやコットをベンチ代わりに置くか、もしくはチェアを置かなくてもOK。インナーテントの入り口付近を寛ぎスペースとして確保し、空いたスペースにテーブルを設置すればみんなで鍋を囲んで食事を楽しめます。
全室にストーブを置くことでテント内が暖まりますが、テント内でストーブを使用する場合は設置場所など十分な注意が必要です。
グループキャンプにおすすめのツールームテントのレイアウト
一番広々使えるのが、ツールームテント同士を連結させるレイアウト。
横幅を取るので長さが必要になりますが、各家族の寝室を挟んで、中央にキッチン・リビングなどの共通スペース2室を設けることができるので使い勝手がよく、テント内で行き来しやすく大変便利です。
また、ツールームテント同士を連結させと広々としたスペースを確保できるため、連結させた全室の中にコンパクトテントを入れて、秘密基地のような子供が遊ぶスペースを設けるのもおすすめです。