焚き火リフレクターのおすすめ5選と効果や選び方のポイント

最終更新日:2023/12/10

焚き火リフレクターのおすすめ7選と効果や選び方のポイント

キャンプで焚き火をした時に、なかなか暖まらない、強風で調理ができないといった経験はありませんか?
こうした悩みを解消してくれるアイテムが、焚き火リフレクターです。
リフレクターがあると、キャンプでの焚き火がより快適になりますよ。

この記事では、焚き火リフレクターの効果や選び方のポイント、おすすめの製品などをご紹介します。

焚き火リフレクターとは

リフレクターとは、英語の「reflect(反射する)」という意味からきている、衝立のような形をしている反射板です。
焚き火を囲むように設置することで、焚き火の熱を反射させ火を長持ちさせたり、風を防いだりすることができます。
風防や焚き火陣幕、ウィンドスクリーンなどとも呼ばれています。

火の周りに使うアイテムなので金属製の板をイメージしがちですが、布などでもリフレクターとしての効果があるので、ハンドメイドでオリジナルリフレクターを作成する方もいるようです。

焚き火リフレクターの効果

キャンプでは、最小限の荷物で最大限の効果を得たいものですよね。
焚き火リフレクターは、炎の熱を無駄なく利用できる、便利な省エネアイテムと考えることもできます。
キャンプでの焚き火をより快適にする、焚き火リフレクターの効果についてご紹介します。

暖かい

焚き火リフレクターを使うと、コンパクトな焚き火でもとても暖かく感じることができます。
それは、熱が正面に集まるからです。
リフレクターがないと周りに拡散されてしまう熱が、焚き火リフレクターの衝立のような形により前方に集まります。
それにより焚き火を大きくしなくても、十分な暖を取る事が可能です。
リフレクターが反射して跳ね返る輻射熱によって、焚き火の暖かさをよりパワーアップして感じることができ、芯から暖まることができるでしょう。

明るい

リフレクターを設置すると、焚き火の輻射熱で暖められると同時に、光も反射して明るさが増幅します。
リフレクターなしで行う普通の焚き火よりも明るくなり、少量の火でも周りを明るく照らすことができるのです。
特に金属製のリフレクターは、布製のものよりも炎を反射して明るくなります。

風を防ぐ

焚き火リフレクターがあると、風を防いでくれるので調理時の火力が安定します。
焚き火の灰が食材に入ることも防いでくれるので、快適な料理や食事を楽しめるでしょう。
そのほか火の粉が飛んだり、煙が周囲に広がるのも防いでくれます。
向かい風もガードしてくれるので、焚き火の煙が自分の方へ流れてくることもなく快適です。

プライベート空間を確保できる

焚き火リフレクターの種類の中には、焚き火の周囲を覆う陣幕タイプがあります。
大きめの陣幕タイプの焚き火リフレクターがあると、簡単にプライベート空間を作ることができます。
自分の空間をしっかりと確保したいソロキャンプなどにも、とてもおすすめです。

焚き火リフレクターの選び方のポイント

焚き火用リフレクターの選び方は、大きさと高さ、素材を考慮することが大切です。
使いやすい大きさと高さについてのポイントや、素材の特徴についてご説明します。

大きさ

焚き火リフレクターの大きさは、素材に関わらず、焚き火台のサイズよりも大きめのものを選ぶことがおすすめです。
焚き火台のサイズよりも大きめのものを選べば、焚き火台を完全に覆うことができ、効率的に熱を反射させることができます。また、風が吹いても火が消えにくくなります。

高さ

焚き火リフレクターに風防としての効果を求める場合は、焚き火台よりも高さがなくてはなりません。
火を確実にキープしたい場合は、焚き火台よりも高さが30cm以上あり、風を防ぐことができるタイプがおすすめです。

焚き火リフレクターを目隠しとして使用したい場合は、焚き火台よりも高さが低いと、目隠しの効果が薄れますので注意しましょう。

素材

焚き火リフレクターの素材には、大きく分けると主に金属と布の2種類があります。
素材により特性が異なりますので、ご自身のキャンプスタイルに合ったものを選びましょう。
それぞれの特徴を、以下にご紹介します。

金属

アルミやステンレスでできている金属製の焚き火リフレクターは、焚き火を囲むように置くだけなので設置方法が簡単です。
金属なので汚れても拭き取りやすく、手入れも楽なので焚き火料理をする時に使うと便利でしょう。

アルミ素材のものは軽量でコンパクトなので、収納性と携帯性に優れます。
ステンレス製のものは丈夫で錆にも強く、手入れも簡単です。

価格重視で安い金額で焚き火リフレクターを用意したい場合は、100均のアイテムを利用しても良いでしょう。100均で販売されているガスコンロ用のアルミパネルなら、焚き火リフレクターの代用品として使用できます。

ただし、軽量なので倒れやすいのでしっかり固定することが必要です。

布製のものは金属特有の反射による眩しさがなく、アウトドアシーンにもよく合うおしゃれでナチュラルな風合いが魅力です。
ただし帆布など燃えにくい素材でも、焚き火に近づけると燃えたり穴が開いたりすることがあります。
心配な場合は、高価ですが綿100%のものやグラスファイバーなど、より燃えにくい素材を選ぶと安心です。

また、布製の焚き火リフレクターは、広い範囲を覆うことができるので目隠しとして使うことができます。
設営にはペグダウンが必要なため、金属のものに比べると少し手間がかかるでしょう。
柔らかい素材なので、薪などを包んでバッグのように持ち運んで使うこともできますよ。

木製焚き火リフレクターの自作方法

先に焚き火リフレクターの素材は大きく分けて金属と布があるとご説明しましたが、そのほかに自然素材を利用して自作できることをご存じでしょうか。

野性味あふれるブッシュクラフトスタイルのキャンプなら、木の枝や石で焚き火リフレクターを自作することができます。
キャンプサイトの見栄えも格段にアップして、とても格好いいですよ。
ここでは、木製の焚き火リフレクターの作り方をご紹介します。

材料

  • 木の枝(直径3~5cm程度)
  • 石(焚き火台の重さを支える用)

作り方

  1. 焚き火台のサイズに合わせて、4本の枝を杭として細長い長方形になるように縦に刺し込む。
  2. 杭と杭の間に隙間がなくなるように、横に真っ直ぐで細い枝を重ねる(これで一面分のリフレクターができる)。
  3. 強風の時は、複数枚作成して三角形状に配置したり、正面や両サイドも囲んで風防効果を増す。

ポイント

  • 杭は、焚き火台の重さを支えられるだけの太さのものを用意する。
  • 横に重ねる枝は、焚き火台のサイズに合わせて、隙間なく重ねる。
  • 強風の時は、複数枚作成して、焚き火台を囲むように配置する。

焚き火リフレクターの使い方

焚き火リフレクターの使い方は、とてもシンプルです。
特に金属製のものは、焚き火を囲むだけで完成します。

布製のものは、製品によって設置方法は異なりますが、リフレクター本体である幕にポールを通してペグダウンします。
サイズの大きなものを焚き火台よりも少し高めの位置になるように設置すると、周囲を囲むことができるので目隠しにもなりますよ。

おすすめの焚き火リフレクター

ここからは、使いやすいおすすめの焚き火リフレクターをご紹介します。

ロゴス TAKIBI de JINMAKU

シリコンコーティングされたファイバーグラス繊維でできた、耐熱性に優れた布製の焚き火リフレクターです。
高さがあるので、大型の焚き火台にも対応できます。
台形の形状をしているので焚き火の両サイドを囲むことができ、防風性にも優れています。6箇所のペグダウンが必要です。

【サイズ】幅90×奥行90×高さ101cm,幕帯:(約)幅90×奥行86×高さ90cm
【総重量】約2kg

キャプテンスタッグ 2way ウィンド スクリーン S

風防としても灰受けとしても使える、1台2役の2way仕様の焚き火リフレクターです。
素材は雨でも腐食しにくく、強度の高いステンレスを採用しています。
使い方も両側のロックをペグとして地面に刺すだけなので簡単です。
持ち運びしやすい収納バッグが付いています。

【サイズ】幅40×奥行24×厚さ0.5cm
【収納サイズ】26×10×厚さ2.3cm(バッグ収納時)
【総重量】約450g

クイックキャンプ 焚火陣幕 焔 -homura-

綿100%の焚き火陣幕です。
クイックキャンプの焚き火陣幕の大きな特徴は、アイアンフレームが付いていることでしょう。
このアイアンフレームを利用して、ランタンや調理道具などを吊るして自由にキャンプサイトをアレンジすることができます。

【展開サイズ】幅240(上部140)cm×高さ70cm
【収納サイズ】90cm×φ10cm
【総重量】約6.2kg

BUNDOK(バンドック) 焚火リフレクター BD-523

バンドッグの綿100%の陣幕型焚き火リフレクターです。
台形の形状なので両サイドも囲むことができるため、防風性に優れています。
採用されている綿は、火の粉に触れても広がらず、穴が開きにくい素材です。
幕サイズは高さが約70cmで、目隠しや風防としても使えます。
高さがあるので風の影響を受けやすいですが、ペグダウンとガイロープで自立します。

【幕サイズ】200(60・80・60)×7cm
【収納サイズ】430×7.5×7.5cm
【総重量】700g

ナフコ ファイアスクリーン ラージ

ナフコはホームセンターですが、キャンプギアも扱っています。
リーズナブルな焚き火リフレクターをお探しの方に、ナフコの綿製焚き火陣幕、「ファイアスクリーン」がおすすめです。

【展開サイズ】W240×H90cm
【収納サイズ】W53×D13×H13cm

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